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トマセロ「コミュニケーションの起源を探る」によると、身ぶりが言語に先行するという。その身ぶりは、指さしとものまねが特徴で、その基盤として共同志向、共同注意と協力への動機づけがある。指さしは言語で言えば名指しに対応し、ものまねは述語を現実世界に結びつけるものと考えられる。こうした主張は、幼児の発達や類人猿の研究成果を解釈することによって得ている。そうして人間の傑出したコミュニケーション能力を説明する。でもコミュニケーションは人間に特別なものではない。菌根菌と樹木とは化学物質を媒介としてコミュ
1年前の2025年1月28日に書いたブログを再度載せました。粘菌アメーバを飼育していると、新しい飼育容器に移し替えて餌を与えれば永遠に生き続けるのではないかと思ったりします。若手粘菌研究者の増井真那さんが中学生の時に書いた論文「野生種の変形体の長期人工培養と継代培養」(変形菌32号;57-69、2016)によると、「飼育している中では、アカモジホコリのトトロ2009が60ヶ月(2014年6月現在)生きていて、一番長生きしている。普通は2~3年を過ぎると弱ってくるものが多い。そういう時は、小さ
旅日記SP84~和歌山県の水族館を2つっ!!~本編の前に我が家のプチネタ。今日のお題は「ももた、お出かけのとき家に置いて行かれまいとして戦々恐々1」とオマケ。とにかく一人で家でお留守番してるのがイヤなももた。ちょっとしたお買い物なんかでも、微妙にお出かけの気配を感じ取って。油断なくこちらの動きに神経をとがらせますっ!!落ち着きなくこちらの出方をうかがうももた一応続きます。オマケ(に、なるかなぁ)。12月22日早朝に
昨年10月23日のブログ「動くカビ?粘菌の不思議」を再度載せます。これは飼育していた変形菌(シロジクキモジホコリ)のアメーバが環境条件の変化で子実体に変化したところです。子実体の中には直径1/100ミリメートル位の丸い胞子がいっぱい入っています。次に自宅前の芝生をハサミで切って鍋に入れ、水道水(浄水器を通した水)を加えて、約30分間煮ます。その煮汁に粉末寒天を加えて再度加熱して溶かして、シャーレに注ぎます。固まったら、浅い窪みを作って、そこに先ほどの変形菌の子実体を入れて、水(ミネラルウォ
11月26日発売三弥井書店刊志村真幸編著『南方熊楠と蛇の博物』最後の『物語の中の南方熊楠』コーナーで唐澤太輔先生に『粘菌ロンと楠公少年』(原作:片岡祥三/作画:つるんづマリー/2019年リクロ舎)を紹介して頂きました。この漫画が発売されたすぐ後にコロナ禍となりました。唐澤先生が仰るようにコロナ前に発刊されたことが今思えば凄く不思議です!
【菌の誕生】太古のむかし、とおいとおいむかしのこと。地球《ガイア》には、菌という存在がいなかった。寿命の尽きた木は倒れるばかりで、山や森は、倒れた木でいっぱいだった。倒れた木で埋め尽くされると新しい木の芽は大きくなるのがむつかしくなって来てしまった。このままでは、木が育たなくなって地球上に木がなくなってしまう。その頃、一つの天体《ほし》が地球《ガイア》に向かっていた。その天体《ほし》の名前を、仮にアトラスと名付けることとしよう。アトラスは、太陽系の外から遠い長い旅をして
観察時期:9-11月基物:針葉樹の朽ち木Comment:秋に大量に発生する。子嚢が真っ白な未熟子実体(2025年9月)大きな群生が見られる子嚢が洋梨型のタイプ構造色が美しい成熟子実体(2025年10月)子嚢が卵型のタイプ細毛体は網目状(対物40倍)胞子はイボ型で直径13µm程度(対物100倍)2025年10月構造色が明るい青系のタイプ
観察時期:10-11月基物:立ち枯れた広葉樹Comment:エノキタケが発生したヤナギの枯木にみられる。立ち枯れたヤナギの木に発生した成熟子実体(2024年10月)変形体(子実体の形成初期)黄色い未熟子実体(エノキタケに密着して発生)黄色い未熟子実体細い紐のような柄が特徴傾いた枯木から垂れ下がっている。
観察時期:8-10月基物:針葉樹の朽ち木(朽ち木上のコケに発生することが多い。朽ち木上のリターに発生することもある。)Comment:亜高山で比較的よく見られる。未熟で白い子実体は見つけやすい。朽ち木の上のコケに発生した未熟子実体(2025年8月)黄色い首輪が特徴的朽ち木の上の落枝に発生したもの4時間後にはチョコレート色になった。成熟子実体(2025年9月)構造色が美しい。構造色が紫系のタイプ(2025年9月)
観察時期:6月基物:リター、コケ鮮やかな黄色の未熟子実体(2025年6月)ペンキをぶちまけたかのよう。落枝とコケに広がっている。未熟子実体の近くの変形体
観察時期:9-10月基物:リター、生草、苔Comment:変形体と未熟子実体が鮮やかな橙色で目立つ。落枝上の変形体(未熟子実体)(2024年10月)草を這い上る変形体生草に付いた変形体落葉に発生した未熟子実体。変形膜は白い(2025年9月)。成熟子実体子嚢壁が割れると橙色の石灰節が見える。胞子直径は11μm程度。表面に不均一な突起が見られる。
観察時期:9月基物:朽ち木朽ち木から垂れ下がった巨大なタレウツボホコリ(2025年9月)全体の長さは6cmを超える。個々の子実体の長さはせいぜい1cm程度だが、杯状体から離れた細毛体が絡まり合う。横方向にも広がっていた。同じ朽ち木の別の場所細毛体が伸びはじめた状態細毛体には多数のトゲがみられる(対物100倍)。胞子の直径は7μm程度
観察時期:8月基物:朽ち木細かい朽ち木片の散らばった地上を這う灰青色の変形体(2025年8月)この朽ち木片を持ち帰って観察翌日(2日目)の夜22時過ぎ、変形体の一部で子実体の形成が始まった。3日目の朝。未熟子実体(淡青色から茶色へ変化中)と変形体。この時点で、変形体の5%程度が子実体となり、残りは変形体のままだった。3日目の日中。変形体はタッパーの中で活発に動いていた。成熟したばかりの子実体暗褐色の杯状体があり、壁網の節がくっきりと目立つ。3日目
観察時期:10月発生基物:針葉樹の朽ち木白い未熟子実体。柄はひょろ長く曲がる(2025年10月)約10時間後。灰茶色になった。8日後。細毛体が杯状体から離れて長くのびていた。胞子は直径9μm程度細毛体には明確な環状紋柄の内部には胞子状細胞(spore-likebodies)細毛体の形態、胞子と胞子状細胞の大きさがSpiromyxaslocanensisと酷似する。
観察時期:9月発生基物:朽ち木半透明なゼラチン質に包まれた黄色い未熟子実体(2025年9月)子嚢は白っぽく、ゼラチン質は黄色味を帯びている。ゼラチン質が少ない子実体
観察時期:7月基物:朽ち木と周辺の生木・リターComment:梅雨の時期に美しい未熟子実体が見られた。以前はサカズキホコリ属だったが現在はジクホコリ属未熟子実体(朽ち木に発生)。2025年7月子嚢は洋梨型でレモン色、柄は淡褐色。ややステージが進み、子嚢は色が暗めで球形に近くなり、柄は赤褐色。変形体も少し残っているように見える。朽ち木の周りの生木に発生(2025年7月)未熟子実体(朽ち木周りの落葉に発生、2025年7月)未熟子実体は黄色から黒へ変わる(朽ち木)。2
観察時期:10-11月発生基物:ヤナギの生木と朽ち木Comment:2024年と2025年に別の場所で見つけた(別の谷で4.5kmほど離れている)。八ヶ岳ではそれほどレアではないかもしれない。変形体(ヤナギの生木に発生)2025年10月白い未熟子実体(2025年10月)成熟子実体(2025年10月)変形膜は白い。ブレフェルトホコリが発生したヤナギの生木(葉を付けた枝と枯れて葉のない枝が見られた)子実体の場所4ヵ所を矢印で示す。上部2ヵ所(高さ60cm程度)と左下
観察時期:6-7月基物:生草、生木生木の葉に形成された子実体(2025年7月)紫色の構造色が見られる。同じ生木。汚れたように見える場所はすべて子実体笹の葉の付け根に形成された子実体(2025年6月)
観察時期:7-8月基物:朽ち木Comment:子嚢がとても小さいが(直径0.1-0.2mm)、白い未熟子実体は見つけやすい。白い未熟子実体と褐色の成熟子実体(2025年7月)柄の球状の膨らみが特徴アカマツの朽ち木に大量に発生(2025年8月)
観察時期:10月発生基物:朽ち木青い未熟子実体(2025年10月)左側に灰青色の変形体成熟子実体(2025年10月)胞子直径は8μm程度
観察時期:8-10月基物:朽ち木、コケComment:変形体と未熟子実体が鮮やかな橙色で目立つ。朽ち木を這う変形体(2024年9月)子実体の形成初期(地上に生えたコケに発生、2024年10月)まだ柄が太く、柄と子嚢の境界がはっきりしていない。変形体の一部が残っている。未熟子実体(朽ち木上のコケに発生、2024年9月)柄は細く、子嚢は半球形成熟子実体(2024年9月)
観察時期:10月基物:朽ち木倒木の切断面に発生した赤褐色の子実体(2025年10月)細毛体は分岐し、膨らみが見られる(対物40倍)。胞子は直径8μm程度細毛体にはらせん紋がある(対物100倍)ウツボホコリ属で細毛体にらせん紋のある種は少なく、同定のポイントになる。
観察時期:9月基物:コケ、朽ち木Comment:子実体の形態はタマジクホコリに似るが、胞子が全く違う。2024年に中国で新種として発表されたDiacheamacroverrucosaの可能性がある(macroverrucosaは巨大なイボの意)。倒木上の苔に鈴なりに発生した子実体(2025年9月)子嚢は0.5mm程度で丸く、構造色が見られ、柄は白い。タマジクホコリよりも柄がやや短く、子実体が密集する。胞子の直径は9マイクロメートル程度(対物40倍)ごつごつした大き
観察時期:6-9月発生基物:リター、苔、生草Comment:比較的高頻度に見られ、変形体や未熟子実体の鮮やかな橙色が目を引く。子実体の成熟過程で姿が激変する。生草の上の変形体(2025年7月)子実体の形成初期。まだ柄は確認できない(2025年7月)。岩の上の苔に発生した未熟子実体(2025年7月)落葉の上の未熟子実体(2025年7月)成熟した子実体(2025年7月)石灰結晶が白いタイプ(2025年7月)黒い子嚢の上に大きなごつごつした石灰結晶が付く。
観察時期:6-8月基物:リター、生木、コケComment:梅雨の時期に大量に見られる。色や形態に多様性が見られるようだ。モミジの生木を這いあがる変形体(2025年7月)3日後、同じ場所に形成された子実体落葉の上の典型的な黄色い子実体(2025年7月)変形膜は白い若い子実体は黄緑色になることがある(2025年7月)ウラジロモミの生木を這いあがる変形体(2025年7月)上部に子実体も散在している。3日後の同じ場所。ヨリソイフクロホコリの未熟子実体。コ
観察時期:6-9月基物:リター、コケ、落下したクリの雄花穂Comment:夏に高頻度に見られるリター生のモジホコリ丸い子嚢が一列に並ぶと可愛らしい(2025年6月)変形体から子実体が形成されている(2025年6月)未熟子実体は光沢のある鮮やかな黄色(2024年8月)落下したヤマグリの雄花穂に発生(2024年9月)岩に生えたわずかなコケに群がるように子実体が形成されている(2025年7月)落枝に大量に発生(2025年6月)成熟して子嚢壁が割れた状態(202
観察時期:6-8月基物:リターComment:梅雨の時期に緑や黄色のクラカタホコリが見られるが、別種の可能性もある。薄い黄土色の未熟な子実体(2025年6月)より白い未熟子実体(ササの茎に発生、2025年6月)やや暗い色の成熟子実体(2025年6月)黄色い子嚢(2025年6月)緑色の子嚢(2025年6月)青緑色の子嚢(2025年6月)紫色の子嚢(2025年7月)。黄色い子実体はヨリソイフクロホコリ
観察時期:8月基物:生木生木に巻き付いたツルの周りに発生(2024年8月)胞子を確認していないので、ムレミウリホコリの可能性もある。
観察時期:8-10月基物:朽ち木、落下した樹皮小さな朽ち木片に発生(2025年8月)苔むした朽ち木に発生した未熟子実体(2025年10月)未熟状態から3日後子嚢壁が割れ、石灰節が見える。子嚢下部は少し紫色がかっている。胞子は小さく、直径5.5-6μm程度トゲの集合部がある。
観察時期:7-10月基物:朽ち木、落葉Comment:着合胞子が特徴。ウリホコリと区別するために顕微鏡で胞子を観察する。朽ち木に発生(2025年7月)変形膜が延長して柄になる。変形体(上の写真と同じ場所で6日前に撮影)倒木に発生(2025年10月)2つ以上の胞子がくっ付いた着合胞子(対物40倍)胞子が2-3個着合したものから10個以上着合したものまで見られる。表面にはイボらしいものがあり、直径は13μm前後(対物100倍)