ブログ記事64件
セミナーのまとめ記事に自分の感想を入れると、大変読み辛いということに気づいた去年。ということで今回まとめだけを出してみたら、思わぬところからあれこれお褒めの言葉をいただいて、なかなか励まされている。今回のセミナーは、代表の方のブログで告知があった通り、質問がとってもとっても多くて、コロナ禍故なのか、患者さん達も納得いく受診もし難いのかなと、そんな背景を想像した。そしてやっぱりというか、粘膜の人、多い感じだったね…。セミナーの最初の講義だけど、「今、初めてこれを聞く人、つまり新規患者
ようやくタイミングが合って、昨夜、夫に縫った傷のところを撮影してもらった。一体どこから滲出液が出ているのか把握したかったというのもあるし、なんかヂクヂク痛いのだ…。赤い筋が。あ、こりゃあ痛いわけだ。全体的に滲出液が出る気満々な状態。でも軟膏出てないし…洗えば治るって…ううう。もうちょい様子見って感じかなあ。最後に抜糸されてからまだ一週間たってないしね。傷のそばに黄色いカスみたいな何かが複数。なんだこれは…。素人の哀しさ。なんだかともかく、全っ然わかりません(笑)。そもそもこの赤い筋
5:30起床。夜中に1度目覚めたけど、まあまあ眠れたかな。マット硬くて身体痛いけど…。7:00看護師。珍しく早い。血圧と体温チェック。ナプキンは浸出液を吸収しにくいのではないかという話をする。ナプキンは血液に特化してるのかも?分子構造が違うんでしょうかねーと。実際どうなんだろうか。7:35ジョイさん。いつもにもましてアンニュイ。お疲れの模様。気合いを入れる為か、アイシャドウが濃いめ。ゴールド系のラメがお似合い。この切れ長のお目々には、ちょっとピンクを乗せてみたい気がする…リッ
忘れないうちにあれこれと書いておこうと思う。手術後、病室に戻って来た時。「なんだか、T先生、今日はやけに若かったぞ?」←(笑)ちなみにT医師は年下だ。と、夫が、術後の面談の様子を話してくれた。別人かと思うレベルで(すみません)、ピッカピカつやっつやだったらしい(笑)。ジョイさんと共に満面の笑みで「綺麗に取れましたよ!」と、画像を見せてくれたという。「本当に綺麗でさ、俺、思わずすげえって呟いたよ」と。T医師、最高のアドレナリンがドバドバ放出されてたんだろうなあ。いや、お見事です。
前夜21時20分頃に早寝。翌1時過ぎに目覚めてしまい、あとはもうウトウトな浅い眠りの繰り返し。途中、寝る前に飲んだ下剤の腹痛が来た…が、まだ出る気配無し。またウトウト。イタタタ。5:55水分摂取が6時までなので、NCCウォーターを一気飲み。6:15頃出た。お腹を壊していない様でホッとした。読書したりお絵描きしたりで時間つぶし。セルフ検温。7:00前起床。今日はお天気悪いなあ。洗顔。7:20頃T医師登場。術前に下の方をよく洗っといてねと。トイレに捨てられるデリケー
(現実の時系列と日付に沿って記事を出しています)11:15やっとのことで入室。NCC(国立がんセンター)に到着してから1時間近くたっていた。ふー。月曜日だからかな。激混みだ。血圧・体温・採血・薬剤師面接。いつもの姉さん。点眼薬や軟膏やお薬手帳を渡す。12:00お昼ご飯。カレーライス、ブロッコリーとカリフラワーとミックスベジタブルのサラダ、オレンジ2切れ。ご飯を150gにしてくださいと入室後に伝えたことがそのまま反映された。素早い対応に感動。今日の担当看護師は、オプジーボ初日のめっ
最近、別の病気の方のブログで、静岡県立がんセンターの中身を知る機会があった。病棟最上階に大浴場って、なんですかそれは!(笑)。しかも、差額ベッド代の出ない標準の病室が2人部屋。トイレと洗面台は2部屋につき一つずつ。病棟フロアにキッチンも完備。食事は主食、メイン、副菜、デザートまで、それぞれ事前に画面でチョイス出来る仕組み。夜はロビーでクラシックのコンサートが頻繁に。築地のそれは、次は一体いつなのでしょうか…。あと、枕元のテレビ画面で、自分の診察スケジュールや検査結果まで閲覧出来る仕組みになっ
何度か書いているが、私の局所の診察は、診察台に仰向けになって足をひし形に広げる格好。いかにも不安定なので、手術はどんな格好でするんだろうか、というのがずっと疑問であり心配でもあった。「先生、手術の時ですけど」「うん?」「私は、どんな手術台に乗るんでしょうか」「(笑)初めて聞かれた!(笑笑)」外陰部手術を受ける他のみなさんは、気にならないのかしら…。そこで説明を受けたのが『砕石位(さいせきい)』である。婦人科の診察室の椅子に座った格好になるための、専用の器具があるのだって。あまりにヘン
話は前後するが、これは前回、手術の軽い説明を受けた際。「cbeyさんは、他に何か病気ありましたっけ?」「他には、緑内障予防ということで、点眼しています」そう、私はもともと視神経が少々細いらしく、視野も微小に欠けているところがある(無自覚)。このままだと早々に緑内障を発症してしまうので、現在正常値なのにさらに眼圧を下げる点眼をしているのだ。余談だが、この点眼薬はまつげの密度が濃くなる副作用付き。美容に意識が高い女性達が、一時期注目してたとかなんとか(笑)。もうひとつ、私にはまだ現れていな
”ほんのり”副作用とか天下のオプジーボ様をなめていたせいなのか、今朝、いきなりの指の関節痛で叩き起こされた。左手の親指の根元がうずくうずく。びびった。対症療法で湿布を貼ったら、今、だんだん楽になってきた…。実は昨日は、関節痛は副作用という話から。「言いそびれていたのですが、去年の暮れくらいからちょっと指がこわばって…。副作用なんでしょうか」「あ~、それはあるかも」他の患者さんにもそういう人がいるんだそうな。ダメ元で言ってみたらビンゴだった。いろいろな反省を踏まえ、最初から”副作用”
さすがにおせち料理を作る気にならなかった今年の正月。『梅の花』というお店の2人前おせち。13000円弱。悪くはなかった。でもやっぱり、少しは作らないとお正月気分は盛り上がらないな。結婚してから、一番手抜きの正月だった。これもがんの印籠か(笑)。去年最終日、最上階レストランでヨーグルトと紅茶。カフェインレスコーヒーは期間限定だったみたい…。シクシク。デカフェ、そろそろ市民権を得てもいいと思うのだが。その日のランチ。とてもじゃないけど築地場外付近には近づけないほどの人だかり。その周辺もぎ
今日の病院は、特別混むこともなくスムーズな流れだった。日常。採血センターもサクサクと進み、30分ほどしてから皮膚科前に行ったが、看護師の人手が足りないのか、事前の体調聞き取りは無かった。だんだん慣れると、待合の様子を伺う余裕も出てくる。半年に一度の経過観察の人、化学療法の人、診察の人、そして新患。希望や疲弊や不安がミックスされた独特の空気。初めて見る、若い夫婦らしきカップル。平均年齢の高い患者層の、ここの雰囲気にまったくそぐわない。なんということだろう…。「年末、体調どうでした?」「
さて、私のデキモノちゃんの今。T医師により、”敵の大将の首”と命名されたデキモノちゃん。T医師の、「今、何人か外陰の患者さんを診ている」という発言についてちょっと考えてみる。総務省の統計によると、去年の9月時点で、日本人の人口は、約1億2500万人。メラノーマ患者は10万人に1~2人なので、約2000人。そのうち外陰原発の割合は約2%だという。これが年平均だとして。かなりざっくりで、日本において私と似たような患者は粘膜にかかっていることを考慮しつつ多く見積もっても毎年20人くらい×○
よかったね、で、いいね!おもしろい、で、いいね!がんばって、で、いいね!かわいそう、で、いいね!へいきだよ、で、いいね!ありがとう、で、いいね!だいじょうぶだから、いいね!たのしいから、いいね!わかるから、いいね!うれしいから、いいね!はげまされて、いいね!はげましたいから、いいね!泣いちゃったから、いいね!なみだをふいて、いいね!あなたの、わたしの、みんなの、いいね!いいね!は、ことばいいね!は、きもちいいね!でつながるいいね!のせかい
やっぱり前回、研究用の採血を忘れたらしく、イレギュラーに今日、外来で採血となった。試験管で8本。実は私は左腕は血管が出難いらしいのだが、10日前すっ転んで二の腕にまだ痣があるので、と右腕NGの事情説明。看護師、顎を見て、「あー!」と。いや、これでも随分回復したなと思っていたが、初見ではまだびっくりレベルらしい(笑)。左腕、難しそうだ。何度も何度も慎重に静脈を探して、でも一発でぷっすりと。おー!素晴らしい!最上階レストランでヨーグルトと紅茶を頂いて、時間潰し。1時間後に皮膚科待合に降
しょっぱなからアレだけど、帯下は随分と落ち着いた。本当に嬉しい。ロリエFはもう夜だけ。ロリエシリーズのピーターラビットの絵のついてる19cmのやつ。帯下だけを見れば、薬が効いていると言えなくもない…。今日は1ヶ月に1度の研究用の採血のはずだが、オーダーが出てなかったようで、採血センターにて。なんと、失敗されたあ。猿が木から落ちた。いや、血管が細くなってきてしまったのかしら…。老化?ちょっと検索してみたら、筋肉をつけるといいと書いてあったので、試しにこれから2週間、腕の筋トレをしてみよう
オプジーボとヤーボイ。初めて耳にした時、どう考えても脳内で何も引っかかりを見つけることが出来ないネーミングに違和感を覚えたものだ。ゲーム世代だとゲームキャラが思い浮かんだり。それぞれ販売名だけど、薬もドラッグストアで売られているような商品だと、わかりやすくキャッチーなものが多いね。小林製薬とか、もう楽しんでるとしか思えないような。で、ずっと疑問に思っていたそれぞれの名前の由来を調べてみたら、あっさりと判明した。オプジーボ(ニボルマブ)はこちらから(ちなみにこの薬品のインタビューフォー
浮上。夏の終わり、大学病院婦人科待合の椅子で、夫と共に長い長い待ち時間を過ごしながら、読書する気にもならず、「まったく、希望が持てないね」「うん…」と、ぽつりと会話したことを思い出す。夫に見られないように顔を背けながら無理やり口の端を上にあげて、ネガティブな考えを追い出そうとしていたっけな。その後、免疫チェックポイント阻害剤を知り、調べるほどに希望が出てきて、がんセンターで全力でがんと闘っている医療者達と出会い、今に至る。身体は治療の真っ最中、だのに心はなぜか遥か後方にあり、そこから
今日の採血は、なかなか素晴らしかった。すっと針が入った。皮膚の目?みたいなところに上手に。看護師に、ほんのり脱毛と、口腔内の水玉と反対側の頬の口内炎の話をしておいたので、まずそこから。今日は50分ほどで呼ばれたので、標準的な混み方か。「cbeyさん、口内炎て、普段からそんな感じ?」「いいえ、噛んだりすればそこが、というのが通常です。何もしてないのに勝手に複数出来るというのはあんまり…」「なるほど」アーンして診てもらった。「うーん(笑)。まあ、大丈夫でしょう!」「えっ、じゃあこれは
オプジーボの新しい副作用。頬の内側に水玉模様が。出現しては消えていく口内炎をチェックしていたら、偶然に発見したのだ。左上奥歯の下あたりに、4個くらい並んでちんまりと白い水玉。可愛い。違和感などは一切無い。反対側の頬内側にも1つぽつんと。こちらも痛くないけど、舌で触るとその部分の粘膜が変化してるのがわかる。ていうか、これって白斑?白斑は皮膚の症状だけど、ここは粘膜。じゃあこれは一体…。でも、メラニン色素が抜ければ、理論上は白斑てことでいいのかな?白斑を待ち望んでいるから、ついつい贔屓目にな
がんセンターでの、治療方針相談日のこと。最上階レストランで夫と2人でお茶をしていたら、突然、「イーアール!!イーアール!!○階○○室にて、イーアール!!」という館内放送が。まじビビった。総合病院なんかでは年に1、2回あるというER案件だった。がんセンターは、どのくらいの頻度なのだろう。手の空いている内科系や、やる気のあるレジデント等が駆けつけるらしい。でもがんセンターの医師達は、精神科以外は全員ERをやれそうな気もする。私は20代の頃、高熱が続き過ぎてたまらず、早朝の時間外に
今日もまた、2回目同様に採血は皮膚科外来で。1ヶ月に1度、研究用にちょっと多めに採血をするのだ。ちなみに今日は試験官で8本。うち3本くらい小さいやつだった。「新薬の研究に役立ててもらえば…」「そう言ってもらえると…今、医学は日進月歩ですからね」「自分に還ってくるかなあと」「まさにそうですよー」採血しつつ、看護師とおしゃべり。心底、それを願っている。10時前に採血で、呼ばれたのは11時10分くらい。あー、今日は病院が混んでるんだな。前回も前々回も50分くらいだったのに。ところで、10
とっても優しい婦人科医に言われたのは、私の帯下はメラノーマから来ているのかもしれない、ということ。どういう意味なんだろう?…病気のせいか、更年期なのかよくわからないと言われたことも不思議なままなので、ちょっと調べてみた。花王ロリエのサイトから勝手に拝借。あちこちから出ているぞ…うわあ…。以下は妊娠関連サイトから勝手に引用。おりものは体内の分泌液です。子宮や卵管・膣・バルトリン腺(ばるとりんせん)からの分泌液に、尿道の左右にあるスキネ腺、外陰部付近の汗腺(かんせん)や皮脂腺(ひし
質問タイム。「私の腫瘍は痛くも痒くもないんですが、それはなぜなんでしょうか」「…どういう意味ですか?何が疑問なのかわかりません」もう、この言い方ったら(笑)。「えっと、腫瘍なのに何も感じないというのが不思議で」「神経が通っていなければ何も感じないですよ!がんだからと言って全部痛いわけじゃないです。現に(と、手で首とか腕とかに盛り上がりを作りつつ)こんな風でも全然痛くないって人、けっこういるんですよ」へええええ。素人にはそんなことすら驚きなのだ。「軟膏ですけど」唐突に。まさかず
さて、本日は3回目のオプジーボで2回目の外来点滴。約1ヶ月ぶりの主治医の診察。私は前日までに質問事項をまとめ、体調の変化も簡潔に書き直し、脳内で数パターンの想定問答を準備し、気合い充分で臨んだのだった。「オプジーボ、効いてますね」の一言を、ラララ科学の子(註・医師)から引き出すために…!採血後、約45分程で診察室へ呼ばれた。「cbeyさん、この前電話くれたアレですけど」そこからですか!デキモノちゃんの様子が変わったことと、黒いツブツブの件。「黒胡麻みたいって言ってたアレね、実は最
ちょっと小話を。がんセンター初診時、医師側にとって、私が今後どういうことを望んでいるのかがまだ不明瞭だった時。私は問われるままに大学病院での様子を詳細に語っていたが、そこから私の意思を読み取ろうと、医師達が非常に注意深く話を聞いてくれていたのを思い出す。話はそれるが、がんセンターという病院は特殊だ。だって名称がすでに告知(笑)。初診であっても大半の患者は、自分ががんであるという確信(もしくは濃厚な疑い)を持っていて、その事への様々な思いを抱いている。その思いの全てを聞いている余裕は医師
私の心を占めるニクいやつ…それはもちろん悪性黒色腫。寝ても覚めても、24時間私の頭の中はやつでいっぱい。ちょっとドキドキしたりして、まるで恋(ポジティブシンキング)。ホルモンが出て若返るかしら、などと考えていたら、「いつでも考えてるって、なんだか仕事みたいだよなー」と夫が水を差した(笑)。でも、考えようによっちゃ、人生最大の危機なんだから、それで頭がいっぱいでもいいのでは。いっぱいなのを前提として、その中身の質をコントロールすればいいのだ。あくまでも私は、支配されるより、する側にいたい
これは、通常の皮膚科診療ではあまり関係ないことだが、私の様な疾患だと非常に重要な問題である。たびたび記してきたが、皮膚科には産婦人科にある診療椅子が無い。ソコを見つめる医師とベッドに横たわる私、ガチンコ勝負になる。なので、天井を見つめる様にしている。そして私は毎度、婦人科の椅子の間にあるカーテンを考案した人はノーベル賞に値すると思っている…皮膚科のベッドの上で(笑)。何しろ、服をどっさり抜いで横たわる患者がデフォルトでない故か、まず、脱いだ服を入れておくカゴが無い(私が現在お世話にな
今日の流れは、採血室で採血→結果をもとに診察→GOサインが出たら点滴投与、というもの。その一発目の採血室でさっそくつまずく。なぜか皮膚科で採血をするように言われる。そういうオーダーが出ていたらしい。今日の診察はレジデント。ボスは学会のため不在なのだ。私が研究協力に同意をしているから、採血の研究分を別に取り扱いたいということなのかも。そりゃ同意しますって…こんな希少な症例。がんセンターは病院だけど、研究機関の色合いも濃い場所だもの。たまに献血だってしていたし、血の100や200…ってそんな