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2024年2月半ば。私は歯磨きの後、毎回歯の表面を舌でなぞって、ちゃんとツルツルしているかどうかを確認する癖がある。2月のたぶん、15日頃だったと思う。ふと、左上の歯をなぞっていると、やや?と違和感があった。左上の歯にあたっている部分の粘膜がおかしい?右と比べてみると、右は正常、いつもと変わらない。下、ほっぺ、両側、全部正常。また左上に戻るとやっぱり変。痛くも痒くも無いし、何もしみたりしないけど、ぶよぶよというかざらざらというか、ピン!とした感触が無い。やけ
2024年2月初め。主治医である市民病院耳鼻科での定期診察へ。最近主治医が変わり、今回が初めての腫瘍の診察及び今後のフォローアップについてのお話であった。年末、前任の主治医による最後の診察では、Dr.:「術後1年の全身CTも問題無いですので、今後は毎月ではなく、3ヶ月毎の診察に切り替えます。画像検査に関しては、新しい先生のポリシーによりますが、私の場合は半年毎の全身CTですね。でも、どんな風になるかは新しい先生からお話があると思います。」私:「3ヶ月!?(当初、毎月の診察
2024年2月1日。前回のブログからかなりの日数が経過してしまった。気がつけば新年を通り越して2月。もやは備忘録としても機能していないのではないかと思うけれど、書き続けよう。11月の終わりに突如始まった黄色い鼻水と嗅覚障害は、残念なことに現在もまだ治っていない。幸い、かかりつけ耳鼻科(腫瘍にかんしては市民病院)は家の近所なので、仕事の合間や閉院時間寸前に飛び込んで、鼻水吸引とネブライザーを週2,3回続けている。陽子線治療で私の鼻腔、副鼻腔周辺が「生涯に渡る弱点」となっ
2023年12月20日。約3週間前に、突如嗅覚と味覚が無くなり、耳鼻科(開業医)へ。抗生剤やらいただいて、症状が軽減したかと思いきや、そうでもない・・・を繰り返している。私が知っている鼻詰まりではないような詰まりで常に右の鼻が詰まっている。左右から相変わらず黄色い鼻水が出る。そしてこんな鼻声では無かった・・・朝起きるとにおいが分からない。朝ご飯はカンに頼って、記憶にある味を思い起こしながら食べる。これがどういう理由か、1時間ほどするとだんだん嗅覚が戻って来る。
2023年12月6日。1週間前に、風邪をもらった。うつした本人はとっとと回復し、私だけが長引く黄色い鼻水と鼻づまりに苦しんだ・・・苦しんでいる。それが少し前に突如、全くにおいを感じられなくなり、何を食べても鼻をつまんだかの如く、味がしない。なんとなく、塩気、酸っぱい、刺激物かな、くらいが分かる程度・・・これは困る。食べ物が腐ってても分からない。ガスが漏れても分からない。隣の空き家が燃えてても分からない。うんこ踏んでも・・・心中で半泣きになりながら寝た。翌
2023年11月21日。術後1年の全身CT単純&造影検査を受けた。造影剤でCTを受けるのは、去年の10月、市民病院に初めて行った日以来。陽子線センターでは何度もCTを受けたけれども、造影剤は使っていなかった。それに全身検査は2022年12月の告知後、初めてである・・・CTは絶食ありのため、朝ご飯を早く食べて備えた。造影剤の排出が早まるということで、直前までお茶を飲み続けてお腹からちゃぷちゃぷ音がした。検査着に着替えると思いきや、さっさと台に寝かされ、上からブランケッ
2,3週間前だろうか、顔を見る度に何かおかしいような・・・顔を洗う度に、やっぱり何かおかしいような・・・何がおかしいかというと、左眉の内側(鼻側)が再び抜け始めている。この場所には陽子線が強くあてられため、28回の照射後、1㎠くらいの範囲の脱毛が起きた。最終的にはつるつるになり、そこから再生してくれた眉毛だった。それがここ3日くらいは触ると2,3本ハラハラと抜け落ちる始末。一体何が起きているというのだ・・・もしかして、と思い、google検索。「眉毛生え
2023年11月6日。市民病院耳鼻科にて毎月の経過観察へ。昨年の11月28日に入院し、翌日に手術を受けた。この日からがカウントが開始されるため、だいたい術後11ヶ月ということになる。今回も、鼻からスコープで目視出来る範囲には明かな再発の兆候は見られなかった。術後1年となる今月末には、全身のCT検査を予約してある。ここで問題が無ければ、次の段階へ進むようだ。術後ここまでは毎月1回市民病院へ通い、診察を受けてきた。それ以外には昨年12月初め、私の場合は術後
前回の続き。全ての開業医、検診医に対して、過去1年の間に何があったかを説明しなくてはいけない状況が私はとても苦手であるということが良くわかった。最初は歯医者さんだった。正しくは、陽子線治療を受ける前に自主的に歯のクリーニングへ行き、全てを話した。私:「・・・・・という訳で、悪性腫瘍と言われたのです。」Dentist:「あらら。」私:「陽子線治療を受けた後も、こちらに来続けても良いでしょうか?」Dentist:「もちろん。」驚きながらも、目の前にい
11月末で、手術から1年。去年は診察、手術、告知後のPETCT・・・と怒濤の検査が続いたため、毎年10月頃に入れる人間ドックが今年の1月までずれてしまっていた。その後も今年は4月末から6月初めに陽子線治療、それからしばらくは顔真っ赤、鼻血が出ているし、検診の類いからは足が遠のいた。夏の終わりに入ってようやく、かかりつけのドクターに少しずつ予約を入れる気持ちが戻って来た感じ。私の場合、人間ドックで行うのは諸々のベーシック検査に、腹部エコーと胃カメラをオプションで付ける。絶対
2023年10月はじめ。陽子線治療後から早くも4ヶ月。主治医である市民病院耳鼻科へ。毎月の経過観察であるが、私の心は全く慣れる気配が無い。数日前までは強気、前向き、そんなことよりさ~とか言って元気でいるんだが、予約前48時間を切るとそこら中に不調を感じる。まずお腹を壊す。今回もきっちり診察当日朝に壊れた。そしてとにかく全てにおいて怖くて不安で不安で仕方無くなる。今回もありがたいことに問題無く診察は終わった。ファイバースコープのおかげで篩骨洞まで目視出来るのだ
2023年9月25日。最近の出来事。陽子線治療後、約15週間にあたる頃、陽子線センターへ治療後2回目の診察へ。前回診察から3ヶ月、今回は8月に市民病院で撮ったMRI画像を持って来院。久しぶりに入る陽子線センタ-は相変わらずピカピカと新しく、以前と同じように大体同じくらいの人数の患者さんたちがロビーで待っていらっしゃった。そうか、ここに28回通ったんだ。顔の赤みが取れた頃から、自分が陽子線治療を受けたことを忘れる日もあるくらい、現状に慣れきっている時もある・・・
2023年9月19日。陽子線治療が終わってからだいたい3ヶ月半。今月の最終週には陽子線センターでの治療後診察予約が入っている。現在の状態はこんな感じ。1)鼻の中。先月のコロナ感染以来、なんとなくまだ鼻水が多いような気もするが、気のせいとも言える程度。鼻毛は無事生えたまま定着してくれたようで、一見なんの問題も無いようだが、左右差は残っている。照射した左側の鼻毛は、少なくは無いが、やや短い。鼻洗浄は夜1回。カスの生産はほぼ無しと言ってもいいくらいなので、鼻洗浄したとて
2023年9月5日。気がついたら9月。8月終わりから9月初めにかけて、手術後9ヶ月のMRI検査と、毎月の診察があった。結果は、「左篩骨洞に明らかな局所再発は無し」、ということで一安心。画像診断のドクターによる所見はあと2行くらい続いており、「左顎洞の肥厚が見られる。」「左篩骨洞にも粘膜の肥厚・・・」モニターを凝視しながら主治医に質問。私:「これはどういった状態で?」Dr.:「上顎洞の下の部分が造影剤を取り込みやすい状態になっているということです。しかし骨に沿
2023年8月7日。本日は主治医である市民病院耳鼻科にて毎月の診察の日。雨が降ったり止んだり、急に晴れたりする中、早めに到着。しばし待つ・・・40分待つ。私:「こんにちは。お願いします。」Dr.:「こんにちは。その後どうですか?」私:「眉毛も鼻毛も生えました。」Dr.:「眉毛も抜けてたんですか?気がつかなかった・・・」左鼻からスコープを入れて診察。Dr.:「目で見える所見はありません。鼻の中もだいぶ治ってますね。」私:「毎晩鼻洗浄をしてます
2023年7月29日。暑い。我が県は毎日晴天の高温。陽子線治療を受けた顔面の肌には厳しい・・・テレワークで助かったよ。前回、「化粧をしてみたら肌が荒れました」ということを書いたが、化粧よりも有害なのは紫外線であるようだ。訳あって標高1,000mの他県に出かけたところ、えらいことになった。帽子を深く被り、マスクで顔を覆い、これなら大丈夫だろうと考えていたが、高地の紫外線はそんな甘いものでは無かった。唯一露出している部分、眉間と鼻の上の方がしっかり赤くなった上、荒れた。
2023年7月20日。陽子線治療終了から6週間と2日。皮下組織、粘膜、肌の再生には2,3ヶ月かかります、と言われたので、そろそろ変化が表れても良い頃・・・いやむしろここで再生が見られなかったらこの先希望はあるんだろうか?と毎朝毎晩、鏡に張り付いて顔面と鼻の中を観察していたところ、ついに変化が!1)眉毛がどんどん生えだした!強い線量を当てた左眉、鼻側が治療後2,3週間でごっそり脱毛していた。ここにばかり気を取られていたが、実際は左眉全体も薄くなっており、右眉も鼻側は若干
2023年7月13日。陽子線治療を終えてから5週間と2日。ここ2週間くらいは、全体的にゆっくりゆっくり回復しているのかな?という感じ。しかしびっくりすような変化はある。顔面の皮膚。たぶん、もう赤くない・・・と言える。鼻をモゴモゴ動かすと、陽子線によるダメージを受けた皮下組織の鈍痛もだいぶ減った。まだ指で押さえたりすると、内側から痛みがあるのが分かるけど、良くなっている!鼻の中。7月3日の市民病院診察の頃よりも、少しだけだけどカスも減って呼吸が更に楽になった。
2023年7月5日。治療後約1ヶ月が過ぎた。日常生活はほぼ元通り。唯一まだまだ終わらないのは鼻洗浄。鼻毛さんが再生する気配無し。気になって気になって、毎日何回も鼻の中を灯で照らして観察しているけれど、ツルリとしたままである。プレッシャーを与えすぎているのだろうか・・・同じく眉毛は、抜けるべき毛は抜け切ったようだ。ホヨホヨとした産毛を数本観察出来るのみで、1㎠の空白が埋まるようには見えない。今でも化粧をせず、日焼け止めも塗らずに生活しているが、この眉毛は相手も気に
2023年7月3日。今日は陽子線治療終了後、初めての市民病院診察。前回診察は陽子線治療最後から2日目であったため顔は真っ赤で、診察後陽子線センターへ直行したため慌ただしかった。今回の診察は手術後7ヶ月目となる。3,4日前から私の心はなんだか落ち着かなかった。先週の月曜日、6月26日に陽子線センターでスコープを使った診察を受け、目視では何も問題無いと言われていたのにも関わらず、全く平静でいられなかった。ついに昨晩はほぼ寝られなかった。市民病院の主治医の元には毎月通
2023年7月1日。2023年も半分終わりました。スッキリしない気分で迎えたお正月から、2月のセカンドオピニオン、3月~4月にかけてようやく陽子線治療を受けることが決まり、4月末から6月6日までの陽子線治療。仕事もあるし、家族のあれこれも毎日追いかけてくるし、とにかく慌ただしい前半でした。さて最終の治療から24日経って、本日の具合は・・・まずは顔、肌の症状。ぱっと見たところ、もう赤くは無い。しかし経験者の方々のブログを拝見すると、治療後1ヶ月は「よく見るとまだ赤い」とい
2023年6月26日。陽子線治療後20日目、陽子線センターにて初めての診察があった。治療が終わってからこの建物に入るのは初めてか・・・いろいろ不安もある20日間だったなあ。と思ったが、先週初めに保険関係の診断書類を受け取りに来てたわ。治療最終日以来、ドクターにお会いするのは初めてだったので、経過を手短に伝える。治療後に症状のピークが来るということは無かったこと。肌の回復は毎日どんどん改善するという感じだが、鼻腔内は劇的に良くはなっていないこと。口蓋はもう正常
2023年6月25日。毎日忙しいが、嬉しい出来事もたくさんある。そんな中の回復状況について。顔面:赤みはかなーり消えた。でも黄色っぽいライトの下では赤の色が強調されるのか、眉間がうっすら赤いのが遠目でも分かる。これはゆくゆくもっとキレイに治るんだろうか。気になる。眉毛:最大の関心事である眉毛は、まだ生えてくる様子は無いけれど、残った数本が頑張ってアウトラインを決めてくれているので、そこまで違和感は無いような・・・いや、あるな。顔全体の産毛を観察してみると、やは
2023年6月22日。陽子線治療後から16日。残念ながら2日前にブログに書いた内容から、さほど進展は無い・・・顔面の赤みはだいぶ引いたが、メガネのノーズパッドの跡がなんとなく残ったまま。これは消えるんだろうか?例えばこの後もう一回脱皮して、下から新しい綺麗な皮膚が出てきてくれれば良いんだけれども、そう上手く行くだろうか。それがダメなら化粧でごまかすしか無い。ハト化はいやだ。鼻腔内は相変わらず乾ききっている。カスがペロペロ動くとくしゃみが出る。その後、大量の鼻水
2023年6月20日。最後の照射から今日でちょうど2週間経った。決してあっという間では無いが、ここ数日は行動範囲も広がり、開き直った感もある。顔面の皮膚は、かなり回復した。眉間から鼻にかけての赤い炎症部分が目に見えて減ったのはここ2日ほど。化粧は出来ないものの、人に会う気持ちになれたし、会っても特に何も聞かれない。(いや、正確には「顔、赤くない?」とちらっと言われたことがあったな・・・)口蓋のザラザラはもうほとんど無くなった。元々口の中はさほど荒れず、痛みも無く終える
2023年6月14日。最後の照射は先週火曜日。8日間が経過した本日までの回復状況について。顔面の皮膚は、以前ほどのスピードは見られないものの着実に元に戻りつつある。特に眉間の真っ赤な感じは無くなり、マスクで隠れない部分の異常事態が治まってくれたのはありがたい。鼻筋の辺りの皮膚が突っ張った感じはまだ残っているが、手で触れると以前よりも感覚がある。鼻の中は、カスは減ったものの、鼻毛は生えてこない・・・そのため乾燥は相変わらず酷く、細かいカスがダイレクトに鼻腔内で揺れるた
2023年6月11日。陽子線治療最終日から5日目。今日は久しぶりに朝まで寝ることが出来た。夜間、鼻づまりで呼吸が出来ずに起きてしまったり、または口呼吸が苦しくて目が覚めるようになってから10日くらい経つが、昨晩から今朝にかけて本当にぐっすりと寝られた。雨の音で目覚めるまで起きなかった。ここで睡眠の大切さを痛感。なにせ一日機嫌が良い。鼻水も激減し、コントロール不能に鼻から垂れてくることは無くなった。そしてカスも減った。特にあの親玉のようなでっかいカスが出な
2023年6月9日。6月6日、全28回最後の陽子線治療を受けた。そこから丸3日が経過した本日までの回復状況について。これまでも、金曜午前中に照射を受け、翌週月曜までの3日間は治療休み、というインターバルは繰り返して来た。その度に週末の2日間で予想以上のリカバリーを見せ、月曜には元気を取り戻していた。特に最終週金曜日は肌の炎症が強く出ていたが、やはり3晩寝た後はかなり赤みもマシになり、「なんとかなるだろう」というテンションで翌週の治療を迎えることが出来た。ドクターからは
2023年6月7日。5月24日、19回目の陽子線治療の後に系列病院の口腔外科を受診したのだが、その際に「治療が終わったらもう一度来て下さい」と、今日の予約を取った。病院は朝イチに限る。家を早めに出たはずなのに、この町の人口はいつの間に増えたんやと言いたくなるような渋滞。心の中で謝りながら、若干の遅刻で口腔外科へ。すぐに番号を呼ばれ、診察室へ入る。Dr.:「治療が終わったんですね。」私:「昨日無事に28回目が終わりました。」Dr.:「口の中の状況
2023年6月6日。陽子線治療、最後の日。全28回の照射が無事終わりました。一番心配だったのは、マシーンの故障や天候ではなく、私自身が風邪や初発熱で休まなければならないようなことがあるのではないかということ。しかし幸いにもそんなことは無く、顔は赤いものの元気に毎日通うことができました。ProtonBeamThearpyの表示がある部屋に入るのも今日で終わりか・・・と、いつもよりも念入りにマシーンの様子や音に耳を澄ませていたはずが、寝る。照射後、マウスピースはセンタ