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こんにちは、暖淡堂です。暖淡堂書房から「管子四篇」のペーパーバック版の発売を開始しました。より多くの方のお手元に届くといいなと思っております。引き続きどうぞご贔屓に管子四篇Amazon(アマゾン)1,320〜3,980円
こんにちは、暖淡堂です。Kindleで電子出版していた書籍のPaperbackが作成できるようになりました。で、早速「管子四篇」でチャレンジしました。本文はすべてテキストファイルにして読み込んで、枠幅やページ、行間などの設定をします。時間がかかりましたが、マニュアル通りに対応して、出来上がりをチェックして。それでも、最終的には自動調整機能のようなものを使いました。難しかったのが「表紙」。電子出版で使っていたものは、そのままでは使えませんでした。表と裏の全体を覆って、そ
こんにちは、暖淡堂です。まだ店番していました。時々、気になってテレビを観たりもしていました。お客さん、ボチボチなので、暇な時も結構ありまして…日向の部屋ともども、どうぞご贔屓に管子四篇(暖淡堂書房)Amazon(アマゾン)800円現代訳管子四篇:黄老思想の源流(暖淡堂書房)Amazon(アマゾン)600円覇王の佐:宰相管仲(暖淡堂書房)Amazon(アマゾン)600円にほんブログ村
こんにちは、暖淡堂です。時々ニュース記事などで中国の古典からの引用を目にします。最近では、次の言葉が時々現れるようです。「君、君たらざれば、則ち臣、臣たらず」この意味を、皆さんと共有したいと思います。君と臣続く文章戦前は…管子四篇(暖淡堂書房)Amazon(アマゾン)800円君と臣君とは君主のこと。現代では国家元首、統治者などともいわれます。日本は国民主権ですが、リーダーという意味で首相などを意味すると考えられるかもしれません。この君ですが、書物「管
こんにちは、暖淡堂です。スピノザのエチカから戻ってきました。久々に読んで、学び直したものがたくさん。心術・白心・内業の読みにも影響を及ぼすかと思います。引き続きよろしくお願いします。社会の中で暮らしていると、いろいろなものと関係が生じます。で、関係によっては、対応を間違うとややこしくなるものもありますよね。心術には義と礼について説明があります。古臭く感じる言葉ですね。2000年以上前の書物ですからご容赦ください。義:この世に生じたものが、それぞれあるべ
こんにちは、暖淡堂です。色々なことが起こり多くのことが話され日々、様々な目に遭ってあちらに押しつけられこちらに引き込まれそんな状況が続くとへとへとになってしまいますね。自分はどうしたかったのかどのようにいたかったのか見失ってしまいます。自分自身を取り戻すために自分の心の中から出てくるものを見つめることができればいいのですが。それを実践するためにはそれなりの術の習得が必要かもしれません。そこで、心術。心術は、まず心の中の欲を取り
こんにちは、暖淡堂です。世の中、右往左往していて、落ち着きませんね。もっと、安定した、言葉通りの「安心安全」な状態が得られないものでしょうか。(「安心安全」な状態を実現するという言い方自体に、変な不安感を引き起こす何かがありそうな気がします…)管子四篇の白心に次の文章があります。漢文の読み下し文にしておきます。解釈はその次に書きますね。「しかればすなわち、天は一物のためにその時をまげず。名君聖人はまた一人のためにその法をまげず」天やこの自然の動きは、何か一
こんにちは、暖淡堂です。社会でのステータスを得て経済的な豊かさを求める。競争社会で勝ち組に入る。そんなことを求め続けると、そのうちに疲弊して、燃えカスのようになってしまうこともあるのでは。勝ち組に入った人も、それに失敗した人もいつか深い徒労感に襲われます。管子心術に次の言葉があります。いくつかの解釈が可能なので、漢文読み下し文で書いておきます。「物に先だって動くことなかれ、以ってその則を見よ。動けばすなわちその位を失い、静かなればすなわ
こんにちは、暖淡堂です。世の中で様々なことが起こるので置いてけぼりにされないか仲間外れにされていないかなんて不安になったり自分だけ損をしていないかなんて想像して不満を感じたりついついそんな思いを心に溜めて過ごしたりしていませんか。でも、これらの不安や不満もしかしたら、自分以外のものから知らず知らずのうちに持たされてしまっているものかもしれません。自分自身の内側から溢れるのはもっと自由なもの。管子内業に以下の文章があります。「心が安らぐた
こんにちは、暖淡堂です。ひろっぷさまに内業の「精」の説明を取り上げていただきました。普段の研究者的な視点で理解を試みられていて、とても緊張し、また勉強にもなりました。リブログいたします。歴史に関する学識や取り組みの姿勢など、共感できる部分大です。皆様も是非、ひろっぷさんのブログをご訪問ください。→ひろっぷさまブログの更新楽しみにしています
こんにちは、暖淡堂です。管子四篇の白心に次の文章があります。「人々が、自分たちのなすべきことと言い出さなければ、人々を、その方向に導いて一緒に行動することはできない」どんなに厳しく命令しても、自分のなすべきことと思えない状況では、その方向には進まないものです。英語にニュアンスの似た文章があります。"Theregomypeople.ImustfindoutwheretheyaregoingsoIcanleadthem"-A
こんにちは、暖淡堂です。管子心術では、社会や組織を人間の身体に見立て、人間の身体の器官が調和して働くように、人々もそれぞれの役割を果たすことで社会や組織があるべきあり方に落ち着く、といいます。「馬の代わりに走るようなことはするな。馬には馬の力を出し尽くさせるのだ。鳥に代って飛ぼうとするな。鳥にはその羽の力を出し尽くさせるのだ」本来の役割、それ自体が持つ機能を最大限に発揮させることが大切なのかもしれません。本来の役割から外れたことを無理にさせると、いいことはありませ
こんにちは、暖淡堂です。管子四篇のうちの内業のはじめの方に次の文章があります。「人々の間にある精気は、明るく輝き、天に昇って行くかのようであり、暗く深い淵に沈んで行くかのようであり、ぬかるんでいて海の底にあるかのようであり、しかし、結局は自分の中にあるかのようである」このように、精気Spiritは捉えどころのないものではあります。これを身体の中に落ち着かせるには、「徳を身につけ、敬い守ること」と内業は続きます。徳とは、簡単に言ってしまうと・時宜
こんにちは、暖淡堂です。管子四篇の白心は次のように始まります。「まさに立てるべきものを建てるとは静かなものを物事の大本とし時に適っていることを大切なこととし正直であることをもって人々の手本とすることである」立てるべきものを建てる。ここがまず、難しいですね。暖淡堂は、例えば人々が安心して頼りにできるものを大地にしっかりと立てる、みたいな感じで理解しています。そして、前回も引用した次のような文章にもつながります。「利になるようなものであっても手本とするべ
こんにちは、暖淡堂です。管子心術上のはじめの方に、次のような文章があります。「心が道に従うあり方をしていれば、身体の器官は本来の理に従って働く。心が、見たい、聞きたい、という欲望で満たされてしまえば、目は物事をあるがままには見ず、耳は言葉をそのままには聞かなくなってしまう。」心が欲望で満たされ、本来あるべきあり方から外れたときには、身体の器官はそれぞれ本来の機能を果たさず、世の中の動きも、あるがままには受け取れない。身体の器官を正しく働かせるためには、心から
こんにちは、暖淡堂です。体調のどこが特に悪いということもないのですが、たまらなく身体が怠い時があります。足が重たくなって、気分も塞いでしまって。そんな時は、思い切って休むことにしています。もう、無理に身体を動かさないといけないということもないし、頑張って仕事をしても、それなりの処遇を超えることはまずないしでも、健康には気をつかっています。テレワークが多いのですが、できるだけ立ってPC作業をするようにしています。朝とお昼には散歩もしようと心がけています。そのおか
こんにちは、暖淡堂です。「君、君たらざれば…」(管子巻第一形勢第二)戦前の日本の軍部などの指導者は、この形勢篇が好きだったようです。しかし、この「君、君たらざれば…」は、無視したとか無視できない状況になると、別の解釈をしていた人もいるみたいでここの部分だけを無視するのが苦しくなった時、「君主が君主としての力を発揮できないのは、臣下が臣下としてふさわしい振る舞いをしていないからだ」という解釈をしたとか。まあ、そう読めないこともないのかもしれませんが。あまりに
こんにちは、暖淡堂です。この歳になっても、まだまだ落ち着きません。歳をとったら、年齢なりに落ち着いて、いろいろなことがわかっていて、暮しの中で出会う困難なことにも、それなりに解答が出せるものと、なんとなく思っていたのですが。定年を前に、戸惑うことばかりです。無事、60歳を超えることができるのか…少なくとも、健康には気をつけていようと思います。管子四篇の一つ、白心は「静かなことをもって物事の手本とし時に適っていることを大切なこととし正直であることをもって人
こんにちは、暖淡堂です。「君、君たらざれば…」(管子巻第一形勢第二)この言葉の少し前のところに、次のような文章があります。「優れた人を妬んで謗ったり良からぬことをする人に迎合したりする、そんな人物に大任を与えてはいけない」上でいう「君」とは、国家の君主のこと、国のリーダーのこと。日本は選挙でリーダーを選べますが、しかるべき人に大任を与えられているのでしょうか。選挙の投票には必ず行っています。思ったような結果が出なくても、自分の意思表示はしようと思っています。
こんにちは、暖淡堂です。定年まで後数年。この年齢まで生きてきましたが、まだまだ世の中のことに心が乱されてしまいます。それで、たくさん本を読んだり、情報に触れるようにして、いろいろな考え方を身につけようと心がけています。何歳になっても、初めて出会うものはまだまだありますね。10年位前に出会ったのが「管子」。少しずつ読み進め、特にその中の「管子四篇」と呼ばれているいくつかの章に心惹かれました。「管子四篇」の中の「心術上・下」の二篇は、思い切って簡単に説明すると、国や会社などの
こんにちは、暖淡堂です。気になって、アマゾンで入手できる「管子」関連の書籍を調べてみました。「君、君たらざれば、臣、臣たらず…」の「管子」です。以下になります。読みやすそうなものを暖淡堂が若干絞りました。暖淡堂書房の本も下に入れてあります。中国の思想(8)管子(改訂版)(徳間文庫)Amazon(アマゾン)1,980円管子の説く覇道(漢字漢文ブックス)Amazon(アマゾン)4,785〜15,003円管子(中国古典新書)Amazon(アマゾン
こんにちは暖淡堂です。暖淡堂書房として活動を始めて最初に作ったのがこの一冊です和綴じ本で、管子四篇の原文白文、読み下し、現代文を印刷したものを製本しました。記念すべき一冊です。管子四篇(暖淡堂書房)Amazon(アマゾン)800円現代訳管子四篇:黄老思想の源流(暖淡堂書房)Amazon(アマゾン)600円覇王の佐:宰相管仲(暖淡堂書房)Amazon(アマゾン)600円古典を読む易(暖淡堂書房)Amazon(