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こんばんは。今回は、前回の①で考察した降水域について、今度は図5(上)の500hPa面の渦度移流および図5(下)の700hPa面の鉛直p速度について、それぞれ正・負のいずれの領域に対応しているかを枠内の記号で解答する問題について一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1(3)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。24日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1(1)の下線部(イ)の「東海地方から関東地方にかけては降水エコーが現れている。」ということで図4の左上、初期時刻の2日21時のレーダーエコー合成図を見てみますと、東海地方から関東地方、また伊豆諸島付近に降水域が観測されていることが分かります。この降水域について図1の地上天気図にも着目して、日本の東の高気圧および日本の南の低気圧の両方に関連付けて述べなさい、ということです。一見しますと、日本
こんばんは。今回は(1)の本文の下線部(イ)の「東海地方から関東地方にかけては降水エコーが現れている。」という部分についての問題です。図4左上にあるその降水域が地上天気図にある日本の南の低気圧と日本の東の高気圧と関連してどういう位置にあるのかを解答するというものです。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。22日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1図3の気象衛星赤外画像のうち、初期時刻についてですので、左上の2日21時に着目します。さらに図1の日本の南の低気圧の中心位置(北緯27°東経138°)付近に着目して「雲頂高度に言及」の点で見たときの閉塞過程の特徴と「寒冷前線に言及」の点で見たときの閉塞過程の特徴に分けて考えてみることにします。まず、「雲頂高度に言及」の点で見てみますと、低気圧の中心付近では、発達期のような明るい雲域が見られ
こんばんは。今回は、(1)で考察した、本文の第一段落の下線部(ア)で日本の南の低気圧について、閉塞過程であることを示唆する雲分布の特徴を解答せよ、という問題です。これだけですと何をどう書けばいいかわからりませんが、雲頂高度と寒冷前線に言及して述べなさい、ということですが次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。20日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2まずは、図1と図5(下)を参照しながら、本文の第一段落から読んでいくことにしましょう。①は日本の南にある低気圧についての中心気圧ですので、そのまま数値を読み取って1008hPa、速度15ノットで、②の進行方向は16方位で答えよとの指示ですので、きっちり読み取って東北東ということになります。(気象庁HP「国際式の天気記号と記入方式」より)次に、左下の「父島の実況」を見てみます。父島ではこの低気圧
こんばんは。お待たせいたしました。今回から、実技2の問題に入ります。(気象庁HP「日々の天気図」より)今回の問題の初期時刻は2014年4月2日21時ということですが、チリで起きた津波が観測された、ということがあったんですね。問題では天気について、どういう展開になっていくんでしょうか。まずは初期時刻の現況についての穴埋め問題を一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問5(気象庁HP気象等の注意報の種類と内容より)現在、気象庁で発表されている気象などの注意報16種類を載せてみました。フェーン現象の発生が予想されるときに発表される可能性が高い注意報はこの中の2つということになります。まず、図13と(2)の考察より、空気塊が山越えをすることによって、気温が上がって、露点温度が下がっていることから、空気が乾燥していることがわかりますので、乾燥注意報が予想され
こんばんは。今回は、実技1の最後の問題となります。最後は、(1)で解答した「フェーン現象」の発生が予想されるときに発表される可能性の高い注意報を2つ答えよ、という問題です。気象に関する注意報は16種類あり、市町村ごとに区分した(東京特別区は区ごと)に区分した二次細分区域ごとに発表されています。ここで、注意報にはどんな種類があるか、振り返りながら一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問5※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センター
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問5①図14のエマグラムを用いて、富山で露点温度が最低を示す時刻の空気塊が、山岳の影響によりどの高度まで上昇した後下降したか、2時の気温に着目して50hPa刻みで答えなさい、ということです。問題文では、2時の気温に着目とありますが、図13では露点温度と風速の情報しかありません。しかし、(2)の冒頭で、「気温と露点温度は、山越えする前は図13の2時の富山の観測値と同じものとする」とありますので、2時
こんばんは。今回は図13のエマグラムを使った問題です。①はエマグラムを用いて2時の気温と露点温度が最低の時刻に着目して、空気塊が山越えをした高度を50hPa刻みで解答する問題ですが、解答にはあるキーワードが重要となります。②は①と同じ時刻の空気塊の地上における気温を推定されるために必要な3本の線を解答図に記入するロいう問題。③は(1)で解答したフェーン現象により想定される最高気温を1℃刻みで解答するという問題です。今回は①~③まで、まとめて一緒に考えてみたいと思
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1富山では、1時から2時にかけ湿度が100%だったが、3時以降南西風の強まりと露点温度の下降とともに日中にかけ気温が急激に上昇した、ということですが、図13の露点温度と平均風速の各気象要素について2日0時以降を追って見てみます。露点温度については、2時以降の21℃から急激に下がり始め、初期時刻の9時には約18℃まで約3℃下がっていることがわかります。平均風速についてはこれも2時を境に1m/sから急
こんばんは。今回は、図13、富山の露点温度・風速の時系列図から何らかの現象が起きたと読み取れるのですが、それは何か、とういう問題です。一般知識の大気の熱力学で学習する内容を振り返りながら、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。考察編は12日23時更新予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問4問題では、950hPaの空気塊を凝結が発生する880hPaの高さまで上昇させた場合のその後の鉛直方向の動きはどうなるのか、ということで図12のエマグラム上で確かめてみたいと思います。まず、元の空気塊の位置は、太い実線で示されている実際の気温と950hPaとの交点にあります。ここから、880hPaまで空気塊を持ち上げるのですが、凝結するまで持ち上げるのですから、この間は乾燥断熱線、すなわちエ
こんばんは。今回は、エマグラムを使った問題です。松江のおける950hPaにある空気塊を山岳の影響で880hPaまで強制的に上昇させて凝結が発生した場合、その後の空気塊は鉛直方向にどういう動きを取るのか、エマグラム上で動かしてみて問題文の下の枠内から選んで解答せよ、ということです。さて、どういう動きを取るのでしょうか。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問4※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問4図11の可視・赤外の両画像に示されている領域P、Qそれぞれのおいて、雲頂高度の高低および雲の種類として適切なものを枠内から選んで解答し、その根拠をそれぞれ述べなさい、という問題です。赤外画像は、地表面や雲から放射された地球放射をとらえて画像化したものです。一般知識の「大気における放射」で学習したことを振り返りますと、「ある物体が黒体であるとき、その放射量は物体の絶対温度によって決まる。」という、ステ
こんばんは。今回は、気象衛星画像を使って、赤外・可視の両画像の中に示されている2つの領域P、Qについて、判読して得られる雲頂高度の高低、および該当する十種雲形を枠内から選んで解答し、またそれぞれの解答した根拠を解答する、という問題です。可視画像と赤外画像からどういう情報が読み取れるのか、ここでもう一度専門知識で学習した内容を振り返りながら、次回一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問4※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1問題は図10、松江の時系列図の気象要素のうち、風向と気温に着目して、明瞭な前線が通過した日時と、根拠を解答せよ、というものです。ここで「時系列図において前線が通過したとされる最初の日時」とはどういうことかといいますと、風向と気温が前線の通過によって変化をする直前ではなくて、大きく変化した直後の日時ということになります。風向と気温において、前線が通過するときの特徴として、風向では急変がみられ、気温では、急上昇
こんばんは。今回は、図1に示されている松江における、風向・風速、気温、露点温度、前1時間降水量の各気象要素の時系列図についての問題です。問題ではこれらのうちの、気温と風向の2つの気象要素に着目して前線が通過した時刻と、それがわかる根拠を述べなさいということです。前線通過時にある大きな変化がみられるのですがどういう変化によって前線が通過したと判断されるのでしょうか。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問3k図9の300hPa高度・風24時間予想図を(1)の地上前線の閉塞点と300hPaの強風軸との位置関係を300hPaの等高度線の値を示して述べなさい、ということです。まず、図9においての強風軸を検討してみます。等高度線が60mごとに引かれていることに留意しますと、高度9480m~9540mに沿ったところで100ノットの矢羽が多く見られることから、この付近に強風軸が東西に延びていると考えられます。(赤い
こんばんは。今回は、前回に解析した前線における閉塞点について、図9の300hPaの高度・風の予想図から強風軸を見つけ出し、地上の閉塞点と300hPaの強風軸とどういう位置関係になっているでしょうか、という問題です。「等高度線の値を示して」という指示を見落とさないと同時にヒントにもなりそうです。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。4日分の考察編は次回更新
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1通常、前線解析では、850hPaの等相当温位集中帯の暖気側の縁や風向シアーに着目したのち、前線面が高度とともに寒気側に傾いていることを考慮に入れて温暖前線では緯度2度程度、寒冷前線では緯度1度程度、暖気側にずらして解析を行うのですが、今回の問題では「地上前線は850hPa前線とほぼ同じ位置とする。」という指示を見落とさないようにして解析を行います。温暖前線は。閉塞点から等相当温位線集中帯の暖気側、
こんばんは。今回は初期時刻に日本海にある低気圧について、24時間後に予想される前線解析の問題を図5と図8に基づいてどのように描かれるか一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1解答用紙は、気象業務支援センターHP過去の試験問題・平成30年度第1回(50)からダウンロードできます。※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。2日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問2(3)③図5のA'・B・'C'の位置を図4に重ねてみました。まず、移動方向から考えていきます。重ねてみた結果、Aは北東、Bは東北東、Cは東と読み取ることができます。次の距離から考えていきます。僕が印刷した図で緯度10°を図上4.5cmとし、A-A'間、B-B'間、C-C'間のそれぞれの図上の距離をデバイダーまたはコンパスも使って測ります。その結果、A-A'間は0.8cm、B-B'間は1.
こんばんは。今回は前回の(3)の続きです。③は図4の予想時刻前12時間降水量の極大A・B・Cが24時間後ではどの方向に移動する予想なのかを解答する問題、④は図5のB'について、Bにおける予想降水量との差を求めて、その変化量をもたらす降水あるいは降水域の時間的・空間的変化について解答する問題です。④については、時間的変化、空間的変化って何だろうと悩ましくなるところですがどういうことでしょうか。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問2(3)※記事中の問題
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問2(3)①図4の12時間予想図において、Aの予想時刻前12時間降水量が75mm/12hで示されている極大の位置と低気圧の中心との位置関係、また、図5の24時間予想図においてA‘の予想時刻前12時間降水量が66mm/12hで示されている極大の位置と低気圧の中心との位置関係をそれぞれ8方位で答えなさいということです。低気圧の中心との位置関係ですので、低気圧の中心に対して極大の位置がどの方位にあるのかを解答す
こんばんは。今回は図4の予想時刻前12時間降水量の極大のA・B・C、および図5のA'B'C'についての問題を、①②を前半、③④を後半に分けて一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。28日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問2前回の問2(1)で作図した解答を参考にしながら低気圧の移動と盛衰について空欄を穴埋めしていきます。初期時刻に日本海にある低気圧は12時間後には北東に進む予想ですので①は16方位での解答の指示がありますので(北東)ということになります。(気象庁HP「全般気象情報などに用いる日本付近の地名・海域名」より)24時間後ではさらに北東に進んで北海道付近にかなり接近していることがわかりますが
こんばんは。今回は、前回の作図の答案と地上天気図の初期時刻から48時間後の予想を基に低気圧の移動と盛衰についての問題です。穴埋めの問題ですので、作図ができていて、かつ各図を慌てず読み取って確実に得点しておきたいところです。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。26日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1低気圧の中心の24・36・48時間後に予想される位置と予想時間を、すでにプロットされている、12時間後の位置の記入例にならって記入し、直線で結びなさいということです。Lマークのどこを中心の位置に×印をプロットすればいいか、記入例をトレーシングペーパーに写して図4に重ねてみますと、この位置に落とされていることがわかります。あとはこれにならって転写し、直線で結んでいき、予想時間も忘れずに記入しますと、