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こんばんは。こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問3まず、強雨域Aの移動方向と速さから求めていきます。移動方向につきましては、4日1時の中心位置と4日3時の中心位置を結び、この移動方向を16方位で読み取りますと、北北東であることがわかります。次に、移動の速さについて求めますと、緯度1°が図上4.2cmで、これが実際の距離では111kmとなります。強雨域が4日1時から4日3時までの2時間で移動した距離は図上で5.8cmですので、実際の移動
こんばんは。今回で、第50回試験・実技2の最後の問題になります。最後は、4日1時に見られる強雨域Aが2時間後の4日3時に霞ヶ浦の北にある位置まで移動していることが分かっていて、その移動方向と強雨域Aの速さについて。さらに、4日3時において、新たに発生した強雨域Bにおいて、強雨域Aとは移動方向と速さが同じであるとして1時間後の4日4時に予想される強雨域の中心の位置の緯度経度を求める問題です。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問3※
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問3降水強度が24mm/h以上の相対的に強い部分とはここでは黄色から赤で示されている部分を指しますが、これが(3)の問題で作図したシアーラインとどういう位置関係になっているか、ということで、作図を基にその特徴を解答することになります。この降水強度が24mm/h以上の相対的に強い部分は、シアーラインに沿っていて、かつその西側に位置していることがわかります。このことを35字程度でまとめますと、
こんばんは。今回は、前回の作図で描いた4日3時のシアーラインについて、降水強度が24mm/h以上の相対的に強い部分との位置関係はどのようになっているか、という問題です。次回一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。考察編は21日23時の更新予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問3図10の上(4日1時)の図からもわかりますように、シアーラインとは、風向・風速が急に変化している所に延びている線ですので、これに倣って4日3時について特に風向において、南よりの風と北よりの風の境界に矛盾がないように描きますと、ほぼ気象業務支援センター解答例と同じシアーラインが描けると思います。今回の問題では、それほど注意することはありませんが、アメダスのデータに基づいてシアーラインを描く
こんばんは。今回は、図10のアメダスの実況及びレーダーエコー合成図において、上の4日1時の図に記入されているシアーラインに倣って、下の4日3時のシアーラインを記入するという作図の問題について次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問3(解答図→気象業務支援センターHP「過去の試験問題」でダウンロードできます。)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。19日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問3今回の問題は赤外画像による雲型の判別ということで、簡単に判別の方法を振り返ってみます。(気象衛星センター1999「気象衛星画像の解析と利用」p15図2-3-1雲型判別ダイアグラムに加筆)赤外画像について、図では縦軸方向に見て、雲域が下層になるにつれ暗く、逆に上層になるにつれ明るく写ることが示されています。すなわち、雲頂温度が高く、雲頂高度が低い雲ほど暗く写り、逆に雲頂温度が低く
こんばんは。今回は、気象衛星画像の問題です。初期時刻に関東付近にみられた降水域について、降水をもたらす雲域が3日9時と3日21時とでは異なる雲域の特徴が見られるというのですが、雲域を構成する雲の種類や厚みに着目して、どんな点が異なるのでしょうか、というものです。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。17日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2(図6左下)(図7左下)①図4左上の2日21時の関東付近の降水域のその後の予想について、図6左下(3日9時)と図7左下(3日21時)の地上気圧・降水量・風の各予想図を見比べてみますと、降水域は3日9時から3日21時にかけて、ほぼ停滞か、やや西進する予想であることがわかります。したがって
こんばんは。今回は、図4のレーダーエコー合成図と地上気圧・降水量・風の各予想図を用いて、初期時刻以降の日本の南の低気圧に伴う降水域の推移について穴埋めをしながら、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。15日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(2)(図9右下より、6℃の等温線に沿って解析した前線)図9の4日21時に予想される低気圧の中心位置を基に850hPaの前線を6℃の等温線および風向も参考にしながら解析してみました。次に問題文にあります通り、北海道付近の走向に着目しますと、前線は、16方位でほぼ南‐北の走向となっていることがわかります。よって、走向は南‐北(北‐南)ということになります。では。
こんばんは。今回は、引き続き、初期時刻に日本海西部にある低気圧についての問題です。2日21時~4日21時にかけて、この低気圧に伴う前線に対応する850hPaの気温に着目して、4日21時における北海道付近の走向を解答するというものです。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(2)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。13日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2初期時刻の2日21時から4日9時にかけての日本海西部の低気圧とトラフTの動きを、低気圧中心は青の×、トラフTを赤の線で示してみました。この4枚の図を追跡ながら見てみますと、トラフTは、2日21時には、低気圧から北西に離れていたところ、時間が経過するにつれて次第に南下しながら4日9時には低気圧のすぐ西側に接近していることがわかります。したがって、今回の問題は、トラフ
こんばんは。今回は、初期時刻の2日21時に日本海にある低気圧についての問題です。初期時刻の2日21時から36時間後の4日9時にかけて、この日本海の低気圧と問2(1)③での500hPaトラフの解析のときのトラフTとの位置関係の変化について、次回一緒に考えてみたいと思います。なお、予め、解答欄の書き出しに、「トラフTは、2日21時には」とありますので、それに続けて解答する形になっています。第50回試験・実技2・問2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(1)まず、4日21時に予想される低気圧に伴う寒冷前線に対応する等温線ついて考えてみます。前線の解析には、等温線集中帯に暖気側(南縁)に着目して決めることが重要な要素の一つになっています。そこで、図9(右下)の図を見てみますと、等温線が3℃ごとに引かれていることに留意して、特に東経140°付近では9℃の等温線の北西側は等温線が相対的に混み合っているのに対して、9℃と12℃の等温線の間隔は広いことから
こんばんは。今回は、図9の4日21時における低気圧に伴う寒冷前線が、問1(1)④で考察した、つまり初期時刻における850hPa面の9℃の等温線に対応している寒冷前線の北側に新たに形成されると解釈されることについて、4日21時の寒冷前線に対応する850hPa面の等温線の値及び寒冷前線が新たに形成されることを示す特徴を図9(右下)の図から等温線と鉛直流に着目して答えなさい、という問題です。前回の④と同様、一見、理由・根拠を解答するのかな、と思いましたが最後まで読みますと今回も特徴を述
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・問2・(1)(1)③の考察で初期時刻の2日21時と3日21時の500hPaトラフの解析をしたときにお分りになった方もいらっしゃるかと思いますが、もう少し詳しく3日9時と4日9時についても500hPaトラフも解析してみました。まず、初期時刻の2日21時の低気圧と500hPaトラフとの位置関係を見ますと、低気圧は日本の南にあるのに対して、500hPaトラフは地理的に中国東北区に位置しており、両者がまだかなり離れています
こんばんは。今回は、問2(1)②で考察した本文の下線部「3日9時以降、低気圧の移動方向は北北東に変化し、3日21時以降、移動の速さは速くなると予想されます。」という部分について、その要因と考えられる500hPa面トラフと低気圧との関連の時間的変化がどうなっていくのかという問題です。一見、要因・根拠を考える問題のように見えますが、よく読みますと低気圧の移動と500hPaトラフの深まり・浅まり及び低気圧との位置関係の経過の特徴を解答する問題であることがわかります。さてどんな特徴が見
こんばんは早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(1)トラフの解析の方法として、まず等高度線の曲率の大きな部分に着目します。これだけでは、曲率が不明瞭な場合もありますのでさらに正渦度の極値を含む正渦度の強い領域にも着目して、これらに対応させてトラフを解析します。多少の個人差はあるかと思いますが、以上の解析の基本を押さえておきますと正解になるかと思います。日時も忘れずに記入しましょう。ただし、勢い余って負の渦度の領域まで実線を延ばして
こんばんは。今回はトラフの解析の問題です。初期時刻の2日21時に日本の南にある低気圧に関連して図9の48時間後の位置に対応するトラフTが解答図に予め記入されており、そこから遡って図7の24時間後、図5の初期時刻のトラフの位置を500hPa面の高度と渦度に基づいて記入せよ、というものです。初期時刻から時間を追って予想されるトラフの解析を行う問題と違って、48時間後から時間を遡ってトラフの解析を行う問題は初めてみましたが、いずれにしてもポイントは同じですので解析してみることにし
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(1)それでは、順にaから求めていきます。a:緯度10°は600海里ですので、これを図上で測りますと,微妙な個人差はあるかもしれませんが、僕の場合は32mmとなりました。2日21時すなわち初期時刻までの24時間の移動距離を図上で測ってみますと、1日21時~2日9時は13mm、2日9時~2日21時は14mmで計27mmとなります。したがって、600×27÷32=506.25、50の倍数での解
こんばんは。今回は、前回完成させた経路図に関する問題です。この経路図からわかる低気圧の移動についてa~fまでの空欄を穴埋めするというものです。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(1)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。考察編は3日23時の更新予定です。
新年あけましておめでとうございます。2019年もブログ「てるてる風雲録」を宜しくお願いします。第51回試験を受験の予定の方はいよいよ今月ということで、早速ですが考えてみたいと思います。第50回試験・実技2初期時刻の2日21時以降に予想される、日本の南の低気圧中心の位置を図6から図9まで見ながら解答図に写し取って実線で結び、各日時を例にならって記入しますとこのようになります。①のみの配点は何点かわかりませんが、落ち着いて取り組めば、確実に得点できますので
こんばんは。今回は地上気圧の12、24、36、48時間後の各予想図より初期時刻(2日21時)の日本の南の低気圧に関連して、低気圧中心の予想位置を解答図に×印で記入して実線で結んでさらに日時を記入するという作図の問題です。実技試験で予想される経路図を作図する問題はよく出題されますので確実に得点しておきたいところです。次回、2019年1月1日に一緒に考えたいと思います。第50回試験・実技2(解答図→気象業務支援センターHP「過去の試験問題」でダウンロードできます。)
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1特に注意する点は、問題文の「福岡の海面気圧は1017hPa」とある点くらいですので、1018hPaの補助等圧線に対して福岡が低圧側になるように、1016hPaと1020hPaの2つの等圧線の間に描けばOKです。では。
こんばんは。今回は、作図の問題です。初期時刻の2日21時の気圧分布の特徴が分かりやすくなるように解答図に1018hPaの補助等圧線を破線で記入せよ、ということで、次回一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1(解答図→気象業務支援センターHP「過去の試験問題」でダウンロードできます。)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。28日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1(3)850hPa面と700hPa面に挟まれた気層における温度風とはどういうことか、図2を加筆した図にしてみました。館野の下層の850hPa面での風は南南西10ノット、上層の700hPa面での風は北西15ノットで、それぞれを地衡風であるとして、850hPaの風を示す矢印の先から、700hPaの風を示す矢印の先までを結んだ赤で示した地衡風の差を示す矢印(ベクトルの差)が館野の温度風ということに
こんばんは。今回は、これまでの①②で考察した降水域に近い館野の風の鉛直プロファイルについて、850hPa面と700hPaに挟まれた気層の温度風の風向・風速を求め、さらに温度移流について解答する問題について、次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1(3)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。26日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1・(3)①でも考察した、図4(左上)の初期時刻2日21時の降水域について、まず、図5(上)に基づいて500hPa渦度移流から対応関係を見てみます。渦度移流とは、風が吹くことによってある地点での渦度が変化することをいいます。500hPa高度・渦度解析図における等渦度線の読み方は、渦度0線では実線、破線は40×10-6/sごとで±200×10-6/sまで表わされます。また網掛け域は正渦度域、白い