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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・一般知識今回は、気体A〜Dがあり、気体B、Dの圧力を気体A、Cと同じ1000hPaに断熱的に変化させたときの4つの気体の密度を小さい順から並べよ、ということで考えてみます。まず、一覧表の温位の欄において、気体A、Cのところが空欄になっています。ある気圧における気体を断熱的に1000hPaまで変化させたときの温度のことを温位といいますので、A、Cは圧力が1000hPaで温度がともに310Kであることから、温位はA、Cとも
こんばんは。今回は、大気の熱力学から気体の密度についての問題です。一覧表に気体A〜Dがあり、気体B、Dの圧力を気体A、Cと同じ1000hPaに断熱的に変化させたときの4つの気体の密度の大きさを気体密度の小さい順に並べよという内容です。次回、一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。14日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識(a)本文の前半部分にありますように、温暖前線の傾きは寒冷前線より緩やかで気塊がゆっくり上昇するため、一般的には乱層雲などの層状の雲が発生することが多く、地雨性の降水となることが多いです。しかし、赤道側から温暖前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流入する場合は、大気の鉛直安定度が小さくなることによって積乱雲が発生して、しゅう雨性の降水となることがあります。したがって、本文の内容は誤りとなります。(b)
こんばんは。今回は、専門知識から、前線についての問題を採り上げました。第61回試験・実技試験2では梅雨期の停滞前線を主題とする問題でしたが、他の温暖前線や寒冷前線の特徴についても、問題を通して整理しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。12日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・一般知識(予報業務の許可)第17条第1項気象庁以外の者が気象、地象、津波、高潮、波浪又は洪水の予報の業務(以下「予報業務」という。)を行おうとする場合は、気象庁長官の許可を受けなければならない。第2項前項の許可は、予報業務の目的及び範囲を定めて行う。(許可の基準)第18条第1項気象庁長官は、前条第一項の規定による許可の申請書を受理したときは、次の基準によつて審査しなければならない。第1号当該予報業務
こんばんは。今回の一般知識は気象業務法から、予報業務の許可を受けた者が、その許可を受けた予報業務の範囲を変更しようとする場合の手続きに関する問題です。予報業務の許可を定めた気象業務法第17条第2項では、「予報業務の許可は予報業務の目的及び範囲を定めて行う」とされていますが、これを変更しようとするとき①〜⑤のどの手続きが正しいか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。9日分の考察編は
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識(a)まず、「A市においては、60mmの1時間雨量がその一部で予想されても、洪水警報が発表されない場合がある。」とあります。A市の雨量基準に着目しますと、平坦地の3時間雨量が70mm、平坦地以外の1時間雨量が50mmとなっています。A市において、平坦地以外で1時間に60mmの雨量が予想された場合は1時間50mmの発表基準を超えることから洪水警報が発表されることになりますが、本文では「平坦地以外」と限定はさ
こんばんは。今回の専門知識は気象警報から、洪水警報を発表する基準についての問題です。PとQの2つの地域とさらに4つの市町村で洪水警報の発表基準が示された表を基に、(a)〜(d)の文の正誤を問う内容です。実技試験でも問われたことのある内容ですので直前期に確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。7日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・一般知識(a)気象業務法第13条第1項気象庁は、政令の定めるところにより、気象、地象(地震にあつては、地震動に限る。第16条を除き、以下この章において同じ。)、津波、高潮、波浪及び洪水についての一般の利用に適合する予報及び警報をしなければならない。ただし、次条第一項の規定により警報をする場合は、この限りでない。第2項気象庁は、前項の予報及び警報の外、政令の定めるところにより、津波、高潮、波浪及び洪水以外の水象
こんばんは。今回の一般知識で、第56回試験直前で採り上げる最後の問題となります。最後は気象業務法・気象業務施行令・水防法から高潮に関する警報と予報についての問題です。試験まであともう少しです。僕自身は受験時代のこの時期、「もう一週間ぐらい試験が先だったらなあ」と毎回思っていた方でしたが…最後まで頑張りましょう!次回一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。21日分の考察編
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識(a)温暖前線の構造は、本文にありますように、前線の傾きが緩やかで気塊がゆっくり上昇するというのが一般的で、主に乱層雲が発生して地雨性の雨を降らせる、というモデルをまず学習するのですが、太平洋側から非常に暖湿な気塊が温暖前線面へ流れ込んできますと、大気の鉛直安定度が小さくなることによって積乱雲が発生し、寒冷前線のような非常に激しい雨になることがあります。(第27回試験・実技試験1・図8より)これは、第27
こんばんは。今回の専門知識は、前線についての問題を採り上げました。内容は温暖前線・寒冷前線・停滞前線(梅雨前線)の特徴についての問いですが、少し迷うかな、という選択肢もありますし、実技試験にもつながる内容ですので、もう一度確認しておきましょう。次回一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。19日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識今回は、気象レーダー観測における、降水強度を推定する際の誤差についての問題を採り上げました。早速(a)から見ていきます。(a)雪片などの氷粒子が落下中に融解して雨滴に変わる際、雪片の表面が水で覆われ、通常の水滴よりも表面積が大きくなるため、電波の反射率が大きくなります。このように、雪片が融解して雨滴に変わりつつある層を「融解層」といいます。すなわち、気象レーダー観測において、この融解層ではその上下
こんばんは。今回の専門知識は、気象レーダー観測から、降水強度を推定する際の誤差についての問題です。気象レーダー観測において降水強度を観測する際に様々な要因で観測誤差が生じる場合があります。問題ではその要因について書かれた(a)~(d)の文が挙げられていますがこれらの正誤について次回一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。22日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・一般知識ある2つの等圧面があり、下層の等圧面における地衡風(p2)と上層の等圧面における地衡風(p1)との差を(p1-p2における)温度風とよんでいます。今回の設問では、p2が700hPaでの地衡風、p1が300hPaでの地衡風にあたります。また問題文では「北半球中緯度」とあることから温度風は等温線に平行で高温側を右に見て吹く性質があります。すなわち、700hPaでは西風であるということは南側が高温側、北側
こんばんは。今回は、大気の力学から温度風についての問題です。設問では、北半球中緯度にある正方形の領域の300hPa面では南風が吹き、同領域の700hPa面では西風が吹いているとき、これら2つの等圧面間における平均気温の分布として正しいものはどれか選べ、というものです。温度風とはどういう考え方かの復習を含めて次回一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。31日分の考察編は次
こんばんは。今回の専門知識は、数値予報からパラメタリゼーションについての問題を採り上げてみました。設問では、雲のない晴天時に地上の気温が上昇する過程を計算するものを選んでそれらの識別番号の和を求めるという形になっています。パラメタリゼーションを行うことによって予報精度を高めることができる数値予報において重要な作業の一つですが、パラメタリゼーションとはどういう作業か、問題を通して次回一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識今回の問題はほぼ東西の直線状に並ぶ3地点、A(大分)・B(高知)・C(美浜)のウィンドプロファイラの観測による時系列図から、それぞれの寒冷前線の通過時刻を読み取り、A-B間およびB-C間の距離から寒冷前線の移動速度を求め、さらに低気圧・温暖前線の移動速度と相対させながら、今後にかけて前線がどう変化するかを推定するという内容です。(美浜のウィンドプロファイラ2019.02.14「美浜のウィンド
こんばんは。今回は、地上天気図とA~Cの3地点のウィンドプロファイラによって観測された時系列図に基づいて、寒冷前線の移動する速さを求め、低気圧の中心と温暖前線の移動の速さと相対して今後低気圧はどうなる可能性があるかを予想する穴埋め問題について、次回一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。16日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識(a)雨粒と氷粒ともに同じ大きさの降水粒子あるとき、雨粒の方が氷粒より約5倍も電波のこのように反射率が大きくなります。そのため雪片などの氷粒子が落下中に融解しますと、表面が水で覆われることによって電波の反射率が大きくなります。このように、氷粒子が雨粒に変わる層のことを融解層とよんでいます。したがって、本文の内容は正しいということになります。(b)レーダーから発射された電波の伝搬経路上にレー
こんばんは。今回は気象レーダー観測から、降水強度を推定する際の誤差の問題について、次回一緒に考えてみたいと思います。第42回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。14日分の考察編は次回更新の予定です。