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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識今回は①〜⑤の選択肢を検討しながら考えてみます。①適中率とは、予報が当たった回数を予報を発表した全体の回数で割った値になります。予報が当たった回数は、予報で「現象あり」に対して実況で「現象あり」だった回数+予報で「現象なし」に対して実況で「現象なし」だった回数になります。すなわち、5+90=95(回)になります。一方、予報した全体の回数は100回ですので、求める適中率は、95/100
こんばんは。今回の専門知識は、第34回試験から局地的な強風についての問題です。問題では東北地方で強風による災害が発生したときの奥羽山脈を山越えをした気流について述べられた文中の空欄を穴埋めする形です。実技試験では過去に「広戸風」が採り上げられたことがありますので、次回の試験が実技のみの方も確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。2日分の考察編は次回更新
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識(a)(気象庁HP:防災情報>季節予報>解説資料「向こう3か月の天候の見通し全国(2022.08月~10月)より」)上の資料を見ますと、3か月予報では月ごとの平均気温のほか、3か月間の平均気温についても「低い」「平年並」「高い」の3つの階級となる確率を発表しています。資料は2022年07月19日発表の3か月予報の例ですが、気温について、「向こう3か月は東・西日本と沖縄・奄美で高く、北日本で
こんばんは。今回で21日に行われます第58回試験直前の最後の問題となります。最後は長期予報から気象庁が発表している気温に関する情報についての問題です。この先いつまで暑い日が続くか気になるところですが、問題にあります(a)~(d)の文の下線部の正誤について検討しながら、気温についてどのような発表が行われているのか確認しておきましょう。次回一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。19
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・一般知識一般知識試験の気象法規の問題のうち、水防法に関しましては、国の機関が行う洪水予報等を規定した第10条、都道府県知事が行う洪水予報を規定した第11条、水防警報を規定した第16条からほぼ出題されています。今後の出題につきましても、このあたりを押さえておけば十分と考えています。今回の問題は、第10条の条文から、空欄の部分を埋める形の問題になっています。(国の機関が行う洪水予報等)第10条第1項気
こんばんは。今回の一般知識は、気象法規から、水防法についての問題です。最近の一般の最後の問題では災害対策基本法が続いている感じですが、今回採り上げる水防法、消防法第22条についてもしっかりポイントを押さえておきましょう。次回一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。17日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・一般知識(a)気象業務法第2条第6項この法律において「予報」とは、観測の成果に基く現象の予想の発表をいう。第17条第1項気象庁以外の者が気象、地象、津波、高潮、波浪又は洪水の予報の業務(以下「予報業務」という。)を行おうとする場合は、気象庁長官の許可を受けなければならない。第2項前項の許可は、予報業務の目的及び範囲を定めて行う。「定義」を規定した気象業務法第2条第6項および「
こんばんは。今回の一般知識は、いよいよ直前のラストスパートということで、15問中4問とウェイトの高い気象法規の問題を採り上げます。今回は予報業務の許可についての問題で、4つのケースを例示し、予報業務の許可が必要か、予報業務の許可を受けている者が所属する気象予報士に行わさなければならないのは何か、などについて次回一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。13日分の考察編は次
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・実技2まず、図10の相当温位・風の予想図使って850hPa面の前線を解析してみることにします。風の循環の中心、つまり北緯42°東経142°付近が850hPa面の低気圧の中心と考えられます。次にこの低気圧が閉塞している過程にあるかどうかというところで見てみますと、暖気の突っ込みの先端部が北緯38°東経151°付近にあって、低気圧の中心から離れていることから、この低気圧は12時間後の予想で閉塞する過程にあり、こ
こんばんは。今回からは、前線解析において、これまで考察してきました要点を踏まえ、個人的に良問と思った過去問題を採り上げて練習を行なっていきたいと思います。今回は前回と同じ第34回試験から、実技2の前線解析の問題を次回一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・実技2(解答用紙)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。23日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・実技1・問3今回は図8の2009年7月14日21時を初期時刻とした12時間後と24時間後の相当温位・風の予想図を使って前線の解析を行なっていきます。まず①として24時間後の15日21時における850hPa面の前線の位置を解答図の太線で囲った枠内に前線記号を付して描画せよ、という指示になっていることを念頭に置いておきます。この設問の主題は停滞前線ですが、初めに解析するにあたって低気圧が閉塞しているか検討します。低気圧の中心は
こんばんは。今回は停滞前線について採り上げてみたいと思います。天気予報などで地上天気図をよく見たときに低気圧から寒冷前線が延びていて、途中から停滞前線に変わっているのはなぜか疑問に思った方は多いのではないかと思います。今回の問題はその例として第34回試験・実技1を採り上げます。解答は850hPa相当温位予想図を使って850hPa面の前線を描く形です。なぜそのように描けるのかを中心に次回一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・実技1・問3(解答用紙)※記事中の問題文及び
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・一般知識(ア)水防法第10条気象庁長官は、気象等の状況により洪水、津波又は高潮のおそれがあると認められるときは、その状況を国土交通大臣及び関係都道府県知事に通知するとともに、必要に応じ放送機関、新聞社、通信社その他の報道機関(以下「報道機関」という。)の協力を求めて、これを一般に周知させなければならない。気象業務法第14条の2気象庁は、政令の定めるところにより、気象、津波、高潮及び洪水についての水
こんばんは。今回はの気象法規は水防法から、条文を抜粋した文の穴あき問題を次回、一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。17日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識(a)(気象庁HP「3か月予報」より左から8月・9月・10月の月ごとの平均気温)3か月予報の気温予報では、上の図のように月ごとの平均気温を「高い」「平年並み」「低い」の階級となる確率として予報しています。(気象庁HP「3か月予報」より8月から10月の3か月間の平均気温)また、3か月間の平均気温につきましても同様、「高い」「平年並み」「低い」の階級となる確率として予報してい
こんばんは。今回は、梅雨も明けて夏本番ということで、長期予報から、気象庁が発表している気温に関する情報の問題について次回一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。22日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識本文にもあります通り、気象庁は、台風災害に備えた早期の防災活動の支援を目的として、平成21年4月22日以降に新たに発生する台風に対して、従来の3日先までの予報に加えて4日および5日先の進路の予報を発表しています。ではその内容について選択肢を見てみます。(a)4日および5日先の進路予報は3日先に台風の勢力を維持すると予想される台風に対して行われます。ただし、進路予想や過去の統計から4日先・5日先に台風でなくな
こんばんは。(気象庁HP2018.8.2320時台風経路図より)ちょうど、この記事を書き始めたころ、台風20号が徳島県南部に上陸したとの速報が届きました。現時点で雨はこれからといったところで、また風が非常に強まってきていて、今夜は不安で眠れそうにないかもしれません。今後の台風情報に注意し、大雨、暴風、土砂災害、河川の氾濫、高潮、高波に警戒し、身の安全の確保をしましょう。この台風20号は台風の勢力が3日先以降も維持すると予想されていないようですが、今回の第50回試験直前の最
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識①予報区Aの適中率を計算してみます。この中で予報が当たった回数は、予報・実況とも「降水あり」の回数と予報・実況とも「降水なし」の回数の合計の回数となります。すなわち、☆適中率(予報が当たった回数/予報を発表した回数)×100ですので、(5+90)/100×100=95(%)となり、本文の内容は正しいということになります。②次に、①と同様に、今度は予報区
こんばんは。今回は、専門知識では頻出の「予報精度の評価」から、評価に用いられるスコアの種類について問題を通じて一緒に考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。考察編は11日分の記事で更新の予定です。