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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第28回試験・一般知識まず初めに、飽和水蒸気圧についてですが、その前に、水蒸気圧とは何か、少し触れてみたいと思います。水蒸気圧とは、空気中に含まれる水蒸気の圧力、言い換えますと、水蒸気という特定の気体の圧力で、これを水蒸気の分圧という言い方をします。つまり、一般的な湿潤空気の圧力、すなわち気圧は、「乾燥空気の分圧+水蒸気の分圧(水蒸気圧)」といえます。次に、ある空気塊に存在しうる水蒸気圧(水蒸気量)には上限があります。その上限いっぱ
こんばんは。今回からは、8月27日(日)の第60回気象予報士試験の直前まで、基本事項の復習・確認として、過去問題を採り上げ一緒に問題を考えてみたいと思います。初めは、一般知識「大気の熱力学」から空気中に含まれる水蒸気量を表す方法として水蒸気圧と混合比についての問題を考えてみます。第28回試験・一般知識・問3からです。第28回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。29日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第28回試験・専門知識(a)確率予報の精度評価では、降水確率予報のように結果が%で発表されるものにつきましては「ブライアスコア」という指数を使って精度を表わしています。したがって、「ブライアスコア」となります。(b)次に、本文の第1段落の内容をわかりやすくするため、例として、ある地域の10日間の降水確率予報の精度評価を行うことを考えてみます。まず、1日~10日までの降水確率が表のようになっているとします。これら
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価から、確率予報の評価方法についての問題を採り上げてみました。予報精度の評価の問題は専門知識で毎回出題されます。確率予報の精度評価にはどんな指数が用いられるか、またその指数をどう読み取るのかについて次回一緒に考えてみたいと思います。第28回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第28回試験・専門知識(a)まずはじめは、入電した観測データの取り扱いについてですが、上図に示していますように、入電した観測データは品質管理を受けることになります。つまり第一推定値と比較して定められた基準より大きい誤差がないかがチェックされ、誤差が大きい観測値は信頼性の低いデータと判断され客観解析には利用されません。誤差は測器の不具合や人為的なミスによる原因などが考えられますが、これらの誤差が除去されずに客観解析に取り
こんばんは。以前に投稿しました数値予報①では、数値予報の全体の流れについての問題を採り上げましたが、今回の専門知識は、そのうちの客観解析について採り上げてみました。特に4次元変分法はよく問われますので、整理しておきましょう。次回一緒に考えてみたいと思います。第28回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。30日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第28回試験・専門知識まず、本文の第1段落を読んでみますと、「降水確率予報の確率予報値を小数の値(例えば50%は0.5)で表し、実況で降水なしを0、降水ありを1として、両者の差の2乗の平均を求める。」とあります。ある地域の10日間の降水確率予報の精度評価を行うことを考えます。まず、降水確率予報は予報の対象となる時間内に1mm以上の降水がある確率を10%刻みの値で発表しています。この降水がある確率は百分率であることから、精度
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価から、降水確率予報の精度評価についての問題です。本文の第1段落では降水確率予報の場合に何という指数を用いてどのように算出し、どのように評価するのか、また第2段落では降水確率予報が50%以上を「降水あり」、50%未満を「降水なし」と置き換えて、カテゴリー予報の精度評価のある方法を使っても評価することができる、という記述になっています。(a)~(d)の空欄に当てはまるのは何か、次回一緒に考えてみたいと思います。第28回試験・専門知識※
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第28回試験・一般知識消防法第22条第1項気象庁長官、管区気象台長、沖縄気象台長、地方気象台長又は測候所長は、気象の状況が火災の予防上危険であると認めるときは、その状況を直ちにその地を管轄する都道府県知事に通報しなければならない。第2項都道府県知事は、前項の通報を受けたときは、直ちにこれを市町村長に通報しなければならない。第3項市町村長は、前項の通報を受けたとき又は気象の状況が火災の予防上危険であると認めるときは
こんばんは。今回の一般知識は、気象法規から消防法についての問題です。気象予報士試験の消防法の問題は、消防法第22条から出題されるものと考えてよいかと思います。最近、出題されていないように思いましたので今回採り上げてみました。火災気象通報がどのようなフローになっているのか、次回一緒に考えてみたいと思います。第28回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。16日分の考察編は次回更新の予定です。