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クマのニュースを見て思い出した子どもの頃私にとってはじめてのクマはプーじゃなくてジョーだったサンリオ・ギフト文庫初版は1975年立原えりか/文牧村慶子/絵「愛のメルヘン」より「野原の食卓」サーカスから逃げたおじいさんクマのジョーが人間の女の子と過ごした3日間ジョーが用意する野原の食卓お母さんが恋しくて涙した女の子にジョーは後ろ足で立って歩きながら「スミレタンポポレンゲソウ…ノバラアネモネヒヤシンス…」ジョーはいつもサ
「平凡なことを、あたりまえにうけとめて、さらにいとおしむ」あたりまえのことがありがたい。毎日、細い糸の上を歩いている。たぬきのいとぐるま(一年生のおはなし12)Amazon(アマゾン)1日1篇「人生を成功に導く」365人の言葉Amazon(アマゾン)
度々のご訪問誠にありがとうございます。急な告知だったったため、誤って木曜日にもご訪問いただきましたみなさま申し訳ございませんでした。週一更新となりました「楓坂四駒堂」耄碌妄想日記・日曜版今回はそのNo.162でおます。日本の夏がまだまっとうだったあの頃のそんな夏を描いた懐かしい「詩」を想い出したんで…空と牧場のあひだからひとつの雲が沸きおこり小川の水面に影をおとす水の底にはひとつの魚が身をくねらせて日に光るそれはあの日の夏のこと
先日、童話作家の立原えりかさん(1937~2025)が亡くなりました(享年87)この人の本に熱中していたのは10代の頃物語の印象としては「透明な話」読み終わると、胸の中にふっと切ない風が吹き抜ける抒情的と言うのかもしれないけれど自分には透明という言葉がしっくりきたのだその頃の感性は擦り切れてしまっているかもしれないけれどまだ持っていた文庫本を読み返してみようと思う。木馬がのった白い船立原えりか童話集I(角川文庫)木馬がのった白い船立原えりか童話集I|立原えりか
今朝の新聞より。中学、高校の頃に夢中になったなあ…やなせたかしさん&サンリオで発行していた「詩とメルヘン」とゆう雑誌があって、そこに載っていたのが立原えりかさんとの出会いだったように記憶している。たくさんたくさん読んだのに、すじを思い出せないって…😨💦題名がわからなくて、全体のストーリーも思い出せないけれど、忘れられない文章がある。子どもたちがキョウチクトウの枝でバーベキューをし、毒にあたってみんな死んでしまったキョウチクトウ、街路樹でよく見かけていた。虫が付かないから小学
「まどろみの夢から夢へ」昨/立原えりか石彫り摺り/浜田彰三近代文芸社1996年11月20日発行立原えりかさんは「人魚のくつ」でデビュー以来、ファンタジーを書き続けているタイ料理研究家でもあり、「わたしのタイ・タイ料理」を出版通信教育による「立原えりかの童話塾」の塾長、機関紙「ヒースランド」編集など浜田彰三さんは22歳で石彫りを始め、ふるさとの各地を優しい表情の作品で飾っている1973年に初の個展を開いて以来、多くの人を魅了する作品集「やさし
【鉱物言葉集】オパールにまつわる言葉立原えりか著「お祭り」より(『蝶を編む人』所収)「オパール……………」小さな玉をひろいあげて、わたしは息をつめていた。まるくみがきあげられた、ひと粒の宝石――そんなものがベランダにあるはずがない。「あの人が、もってきたのだ。これが、消えないしゃぼん玉なのだ……」(p147)✤✤✤ある雨の日、「わたし」は見知らぬ男に15年前からずっと探していたと告げられる。突然の言葉に戸惑う「わたし」2人は確かに15年前のお祭り
ボツサムネ立原えりかさんの「小さな童話集・朝ごとの花束」より「星の小箱」を朗読しました。🍓10数年前、作家の立原えりかさん御本人の御承諾を頂き、「朝ごとの花束」の朗読CDを作成しました。こちらのチャンネルではYouTube用として新たに収録し直したものをupしております。※立原えりかさんとのお約束通り、営利目的での使用は一切しておりません。🍓睡眠のおともに、作業用・聞き流しにもどうぞ(再生リストより一括再生できます)●作家/立原えりか●テキスト出典/講談社文庫「
ルーマニアで語りつがれた昔話をガスターが採集し、まとめた昔話集があります。光吉夏弥訳。りこうなおきさき:ルーマニアのたのしいお話(岩波おはなしの本)Amazon(アマゾン)表題でもある『りこうなおきさき』の絵本版を見つけました。りこうなおきさき(いわさきちひろ・名作えほん)Amazon(アマゾン)りこうなおきさき(いわさきちひろ・おはなしえほん3)Amazon(アマゾン)立原えりかさんによる再話は細部を上手に切り取って、とても読み
聴こえますか?こちら、「凪まち通信」です。今のあなたの心の波模様、どんなでしょうか?今晩は、今年の父の日を想い、凪まち通信局から心を込めてお祝いの一曲を。南こうせつさん🎵男が独りで死ぬときは🎵聴いてください。男が独りで死ぬときはProvidedtoYouTubebyNIPPONCROWNCO.,LTD.男が独りで死ぬときは·南こうせつ·南こうせつ·荒木とよひさいつも歌があった℗日本クラウン株式会社Releasedon:201
明日の3月15日は天赦日✕一粒万倍日✕寅の日のトリプル開運日2024年には、一回切りの超最強開運日なんですって。天赦日は、新しいことを始めたり、これまで躊躇していたことにチャレンジしたりするのに特に良い日。一粒万倍日、も寅の日もお金に関する事に良い影響を与えるそうです。お財布の買い替えや、銀行口座の開設などにもむいているそうです。天がすべての罪を、ゆるしてくれて、一粒の籾が万倍にも実る日、寅のように出ていったお金も素早く戻ってくる日こんな大事な日にやったら良いことは1.やり
です。これは小学生の時に読んだ本。塾の授業で使いました。何年に一度、思い出して読む本です。これは捨てられません。売れません。1話が見開き1ページずつで終わるのでさらっとすぐよめます。小学四年生の私が読んでも優しくてやわらかい読みやすい本だなと思いましたが、今読んでも同じきもちにしてくれます。もちろん、昔とはちがう気持ちになる話も何個かあって、そこは自分の気持ちの変化を感じますね。一度読んでみてくださいちかかったらお貸ししたいんですけどね。小さな花物語、というお花に因ん
人の心には、その人にしかわからない深いヒダがあって燃えさかる炎がしまってある。(p21)見かけは大人でも子どもの心をひきずって生きている人がたくさんいる。人によっては無邪気さから逃れられないことがある。(p36)人はみな、ひとりがひとりずつの世界を持ちその中に棲んでいる。たまに、よその人の世界を覗き見ることができても中には入れない。どんなに愛し合っている人たちでもふたりでひとつの全く同じ世界を共有することはできない。(p67)生きて行くこと自体一人ひ
ガラスのビー玉を(三面鏡に)おくと世界の果てまでつながっているような美しい小径が見えました。それから少女がほほえむとたくさんの少女たちがいっせいに笑い返します。少女は、美しいものや幸福を限りなく増やしてしまう魔法の道具を作り上げたのです。『朝ごとの花束』(立原えりか、講談社、p109)ひとりぼっちで暮らすよりふたりで生きるほうが幸せ。ひとりで年をとるより一緒に年老いて行く誰かがいるほうがいい。人生がやさしいものになる。ひとりでは冷たい冬もふたりなら春に変
これが、海の切れはし、よ。夕方になると海は夕焼けのばらいろに染まって夜には深い青の色になる。夜の海にはサクラガイのかわりに星があらわれて光るんだよ。(p46)急に坊やがうらやましくなったの。お父さんの仕事のことあなたの成績のことばかり考えて生きている私とは何て違う暮らしをしているのかしらって。ひとまわり遅れても平気でにこにこしている坊やをいいなと思ったのよ。(p50)優しい光と花の香りがするそよ風があふれている夕まぐれの通り。春は大きくふくらんで何もか
心は庭に似ているかもしれません。そこに、幸せの種を蒔き育て慈しむ。幼い頃から親しんだ立原えりかさんの本が心の庭をたくさん彩ってくれました。・・・・・・あたたかい雨がすきとおった絹のように天と地を縫い合わせています。(p24)「しあわせってお金持ちになることでも偉い人になることでもないのよね。ぜいたくな暮らしをすることとも違う。一番のしあわせは何かしてあげられる人がいる愛するものがそばにいてくれるってことだわきっと」(p41)本当に欲しいものを
合唱で「誰かがちいさなベルをおす」という曲を練習していますあのアンパンマンの作者、やなせたかしの詩です黄色い街のあけ方に誰かがちいさなベルをおすすると朝日が眼をさましポッカリ空へ顔をだす黄色い街のヒルさがり誰かがちいさなベルをおすすると並木がふるえだし木の葉の雨が降ってくる黄色い街の夕ぐれに誰かがちいさなベルをおすすると夜ギリがわいてきて空には青い星がでる(Youtube様よりお借りしました)先生が、この歌のイメージの絵本を持ってき
「妖精はみずから主張しません。その目にうつるすべてを静かに謳うことで人々の心をとらえることができます」と立原えりかさんの世界を表わす西本鶏介さん。妖精の目を通して一枚のハンカチから海の美しさが伝わってきます。・・・・・帰り道、男の子は粗品の包みを開きました。入っていたのは海の色をしたハンカチ。すみのところに薄紅色のさくら貝が2つプリントしてあります(その日の夕方)ハンカチは世界を燃やし尽くしてしまいそうな明るい夕焼けの色に染まりさくら貝のプリントは
立原えりかさんの「小さな童話集・朝ごとの花束」より「カンパネラ」を朗読しました。🍓10数年前、作家の立原えりかさん御本人の御承諾を頂き、「朝ごとの花束」の朗読CDを作成しました。こちらのチャンネルではYouTube用として新たに収録し直したものをupしております。※立原えりかさんとのお約束通り、営利目的での使用は一切しておりません(ユーチューブも無収益です)。🍓睡眠のおともに、作業用・聞き流しにもどうぞ(再生リストより一括再生できます)●作家/立原えりか●テキスト出典/講談社文庫「
まだ、伝える術を知らない幼き心に・・・・・・・・・・中学生の少女たちは学生カバンに小さな人形(マスコット)をつけています。カバンはどれも同じなのに人形は1つとして同じものはありません。少女たちのすぐ側でマスコットたちはいつも楽しそうに揺れてー。その少女は赤いシャツを着て大きな麦わら帽子をかぶった人形をカバンにつけていました。小指ほどの人形は朝から晩まで少女と一緒。教室で授業を受けているときなどこっそりとなでてもらうこともあります。(ちぇ、人形のくせ
どのくらい歩いたか分かりません。降りやまない雪のようだった蝶の群れはいつの間にか減り森から抜け出せた、まゆ。「よし、もう大丈夫だ」彼女を導いてきた蝶だけがひらり揺れました。「あっ、ここ・・・森の入り口!ここからなら私うちへ帰れる」振り返ると森の中は何千も何万もの流れ星を飾ったようー。「助けてくれてありがとう」「いいんだよかわいいまゆ。元気で大きくなるんだよ」蝶はしっかりした声で言うと「さようなら」とささやきました。それっきり、その蝶は消え
「まゆ、眠ってはいけない。ここで眠ってはお終いだ」うとうとするまゆに前とは違う蝶が諭します。「眠ったら最後私たちと同じものになってしまう。さあ、枝から降りるんだ」蝶はもう一度まゆの額をチクリと刺しました。(痛いっ!)「さあ、私についておいで。森から出してあげるから」(この声、どこかで聞いたことあるような・・・)まゆは懐かしい声で呼びかける明るい蝶だけを頼りに進みます。すると「行かないでここにいてよ。私たちの仲間になって。一年に一度だけ夜の森を飛んで
うっとりと輝く羽を広げまゆの頬をかすめ飛びながら肩にとまった蝶。なんと、その蝶がまゆに話しかけてくるではありませんか。「私は蝶ではないのよ。あなたには蝶に見えるかもしれないけど・・・」「えっ?蝶ではない?」「そうよ」「じゃあ、あなたは何?」「私は魂よ。今、この森を飛び回っているのはみんな死んだ人の魂なの」まゆは、後から後からこぼれてくるような銀色の蝶たちに目を凝らします。「あれが・・・・死んだ人の魂・・・」「そうよ。この森で死んだ人の魂だわ。一
迷子の不安におそわれたときお父さんの言葉を思い出す、まゆ。「もし、森で迷子になったらやたら動いてはいけないよ。この森に恐ろしい獣はいないから大丈夫。もし道に迷ったらじっとしておいで。大人たちが必ず助けにくるからね。落ち着くんだよ」(そうだね、お父さん。落ち着いていればきっと迎えに来てくれるよね。しっかりするんだ、まゆ!)自分に言い聞かせ涙をのみ込んだその瞬間・・・・。たくさんの星がいっせいにきらりと揺れ森じゅうの木という木がさわさわと枝を揺すった
「どうしよう。どっちへ行ったら帰れるかな」蝶を集めに森へ来たまゆはお父さんとはぐれひとりぼっちに・・・。道を探そうにも前後左右大きな木に囲まれ空も見えません。「木に登ったらわかるかも」ところが、どうでしょう。5メートルの高さまで来てやっと見えた空はもう星でいっぱい。森へ来たのは3時頃だったのにいつの間にか夜になっていたのです。「お父さあん」まゆは枝に座って呼びました。けれど何の返事もなく枝がざわざわ揺れるばかり。「今夜はうちへ帰れない・・・
夢が叶うのはもちろん幸せ。ただ、それだけが幸せとは限らない。立原えりかさん作『天気予報』の一節を読みながらそう感じました。・・・・・・モクレンの花をじっと見守られずにいられないのは真白い初々しいものが叶わなかった夢に似ていると思うからでした。この世の中には何千も何万もの少女がいて何千も何万もの夢を抱きます。ひっそりと抱かれながらいつのまにかどこかへ行ってしまった夢が春のはじめの花となって咲きます。もっとキラキラしたものになるはずだった。もっと軽やか
メルヘンはまさにスピリチュアル。ふとした瞬間異次元の扉が開きステキな世界を垣間見せてくれます。・・・・・「お父さん、この鳩時計壊れたみたい」「ああ、お父さんがスイスから持って帰ったやつだろう」「うん。時間が来ても鳩が窓から出てこないんだ」「6時になっても?」「2時のときから出なかったよ」「じゃあ修理するしかないな」そこで男の子は時計屋さんで直してもらうことに。時計屋さんのご主人は調べてくれましたがどこが悪いのかわかりません。何もかもちゃんと