陸軍柏飛行場跡、十月五日探訪:千葉県柏市には、昭和13年に帝都防空を目的とした飛行場が設営され、同年、飛行第五戦隊が移駐。太平洋戦争中、マリアナ諸島からのB29による空襲が激化する中、防空戦闘に従事した。戦争末期には、日本初のロケットエンジン搭載戦闘機「秋水」のテスト飛行も行われたが、実用化には至らず終戦を迎えた。戦後、同基地は進駐してきた米軍に接収されたが、1979年に全面返還された。現在、同地の一部は公園となり、当時を偲ぶものとしては、飛行場正門の柱と、飛行場跡に僅かに残る無蓋掩体壕の跡が残