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秋元不死男の句「火だるまの秋刀魚を妻が食はせけり」火だるまになるほど黒く焼き上がったサンマという表現に、ユーモアがにじむ。「食はせけり」という言葉からは、夫婦の和やかな仲が見えて微笑ましい。こんな季節の味覚をじっくり味わえるのは、大きな喜びですよね。
結句の俳句日記ご挨拶皆さん、久しぶりです。結句です。長い間お待たせして、申し訳ございません。期末テストがあり、部活がめちゃくちゃあり、補修があり(オイ)、夏期講座があり…大変なんですユルシテクダサイ。報ご告最近X始めました。よろしければ、そちらの方もフォローお願いします。Xの方が、編集も楽で、時間も取らないので、もしかしたらXがメインになるかもしれません。そのへんは許してください。まあ、でもアメーバブログの方は1週間に1回(日曜日とか)は配信しようと思っています。よろ
未来の世界、人々は私欲のために大量のクローン人間を製造。資源節約のため、彼らの食料はなんと“極楽行き”となった仲間だったそば料理北之蔵よしむら北山楼最高気温記念日1933(昭和8)年、山形市で日本の最高気温40.8℃が記録された。日本最低気温の日1月25日夏氷の日日本かき氷協会が制定。夏氷とはかき氷のこと。「な(7)つ(2)ご(5)おり」の語呂合せと、この日に日本の最高気温が記録されたことから。味の素の日1908(明治41)年、化学者で東京帝国理科大学(現在の東京大学理学部
2024年11月26日(火)1675句【季語】冬シャツ/冬顔入れて冬シャツは家の匂ひする秋元不死男(あきもと・ふじお)1901〜1977年。俳人。昨年の11月26日の句→老骨を『老骨を〜芥川龍之介』2023年11月26日(日)【季語】革羽織/冬老骨をばさと包むや革羽織芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ)1892〜1927年。作家。俳号は我鬼。昨年の…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
鳥わたるこきこきこきと缶切れば秋元不死男今日ちょうど洗濯物を取り込んでいた時にちょうどつばめが飛んでいました。そこで上の句が頭に浮かびました。この俳句の意味は、鳥が渡っていく。缶詰切るコキコキコキという音に合わせて鳥がジグザグと飛んでいます。という意味で作者が、渡り鳥を見かけて自分の状況と合わせて詠んだ一句です。私が見たつばめは特に何かの音に合わせていたわけではありませんでしたが、洗濯物を取り込んでいる平和で静かな午後
8月6日と8月9日、たった3日の間隔で原子爆弾2発を我が国に落とした国がある。原爆忌、広島忌、長崎忌あるいは原爆の日として、俳句界が歳時記に残している態度は正しい。ただし、まさかの平和祭として季語に掲げる人の気は知れない。敗戦忌、敗戦の日あるいは終戦日がもうすぐだ。終戦記念日などと敗戦を祝う国が世界にあるだろうかあのころの日本は、すでに無条件降伏を受諾する方向にあった。彼の国は、それを承知した上で原子爆弾を使用した、降伏しないうちにと。EnolaGayは広島の空襲警報解除を予
西東三鬼1900-1962は天香では石橋辰之助と離れたが、いわゆる新興俳句運動の中心に居た。新興俳句はホトトギスを離脱した水原秋櫻子の馬酔木を拠点に、その虚子の花鳥諷詠いわば自我を示さない俳句への反旗を翻した。水枕ガバリと寒い海がある西東三鬼水枕を仕込むとき、特に氷を入れて中の空気を抜くとき、ガバリゴボリと音がする。暑い日には発熱していなくても気持ちが良い。明治から大正の新傾向俳句から自由律へと進むと墓のうらに廻る尾崎放哉のごとくへと研ぎ澄まされるが、ここまで来ると
石田波郷を通読してくると、青春時代の溌溂とした俳句で始まった後の兵役や闘病を縦糸に、家族、句友との交流を横糸に織りなす俳句世界があり、時には新興俳句のような挑戦も見られるが、常に実生活から詩を切り出している。石田波郷は、『俳句とは境涯を詠ふものである。境涯とは何も悲劇的情緒の世界や隠遁の道ではない。また哀別離苦の詠嘆でもない。すでにある文学的劇的なものではなくて、日常の現実生活に徹しなくてはならない』(鶴・昭和十七年十一月号)と定義している。この主張に最も近い俳人は石橋辰之助であった。
2024年4月18日(木)【季語】藤/春吐息めく息を眼鏡へ藤重し秋元不死男(あきもと・ふじお)1901〜1977年。俳人。昨年の4月18日の句→春眠を『春眠を〜久保田万太郎』2023年4月18日(火)【季語】春眠/春春眠をむさぼりて悔なかりけり久保田万太郎(くぼた・まんたろう)1889〜1963年。劇作家、小説家、俳人。昨年の…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
本棚に眠っていた秋元不死男著『俳句入門』を久々に引っぱり出した。昭和46年発行の二十年ほど前に古本屋で見つけた本。裏見返しに400と鉛筆で書かれているので400円で買ったものだろう。最初の数ページを読んでみた。そこに「あたかも他人の作品であるように、自分の作品を見る余裕」というよなことが書いてある。今日は超結社のウエブ句会の投句締切りの日。拙い句が幾つか作ってあるが、さて他人の目で自選できるだろうか。それなりの句があればの話だが。冬の水一枝の影も欺かず中村草田男秋元不死男はこの句をあげ
2023年11月25日(土)【季語】冬空/冬冬空をふりかぶり鉄を打つ男秋元不死男(あきもと・ふじお)1901〜1977年。俳人。昨年の11月25日の句→冬晴に『冬晴に〜後藤比奈夫』2022年11月25日(金)【季語】冬晴/冬冬晴に応ふるはみな白きもの後藤比奈夫(ごとう・ひなお)1917〜2020年。俳人。昨年の11月25日の句→葱買…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2023年3月2日(木)【季語】三月/春三月やモナリザを売る石畳秋元不死男(あきもと・ふじお)1901〜1977年。俳人。昨年の3月2日の句→鶯が『鶯が〜香西照雄』2022年3月2日(水)【季語】鶯/春鶯が遠のく平和も遠のくや香西照雄(こうざい・てるお)1917〜1987年。俳人。昨年の3月2日の句→ふだん着で『ふだん…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
←今村夏子【著】『むらさきのスカートの女』(朝日文庫)「「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。ベストセラーとなった芥川賞受賞作。」木曜日は休みだった。雨がちで、晴れ間もあるが、それっとばかりに洗濯物を干すと、いつの間にやら雨になって、という繰り返しで天気に翻弄される一日だった。外仕事する気力もわかず、かといって読書にも身が入らず。それでも、モーム作の『人間
ブロガーbara-tyu-rippu3421さん、(「薔薇さん」と表記させていただきます)戦中世代の薔薇さん、終戦時の記憶も鮮明です。あの日、薔薇さんは弟妹達を連れて海に遊びに行ったのでした。海岸で空襲警報が鳴ると一目散に松林に逃げ込む。そんな毎日が続いていました。あの日、それは終わりを告げたのです。リブログさせていただきました👇薔薇さん、ありがとうございました。・・・・・*「増殖する俳句歳時記」から一句紹介します。August15201
←マットウィルキンソン著『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか:生き物の「動き」と「形」の40億年』(神奈川夏子訳草思社)ケンブリッジ大学動物学部の生物学者である「著者マット・ウィルキンソンは、もともと翼竜の飛行の研究者。つまり動物の飛行運動にかんする専門家で、動物の運動と物理学の関連の研究に情熱を持って取り組んできました」今日(日曜)の休みは、読書とブログ書き、居眠りに専念。未明に帰宅した際、いつものようにシャワーを浴びて、洗車の汗を流したのだが、数か月ぶりに垢すりもやった。爽
←アンドルー・ラング著『夢と幽霊の書』(ないとうふみこ訳吉田篤弘巻末エッセイ作品社)一人静かな生活。誰ともひと言も口を利かない日が続く。淋しくもあり煩わしくなくてこれでいいんじゃないという気持ちも。口を利かないのは、仕事…会社でもそう。タクシー稼業なので、時にはお客さんとお喋りすることもある。こちらからは語りかけないが、お客さんが話しかけてきたら、可能な範囲で応じる。結構、楽しいことも。が、口を利かないのは、営業所でも同じなのはどうしたことか。窓口業務は大事。本来は乗
←昨日の防草シート張りの成果。表の庭から裏庭に至る、苧環……皐月ロード。通路を可能な限り、草むしり不要に……。ま、数年もつかどうか、だけど。(08/0911:08)富山は今日も体温越えの最高気温になるとか。昨夜は疲れはて、ブログ日記は書いたものの、読書する気にならず。「ゴッドファーザー第三部」を未明まで観てた。通して観たのは何度目か。数年後にはまた、何処かの局が見せてくれるか。しばらくは、「刑事コロンボ」で過ごすか。「相棒」も終わったようだし、「臨場」か「ゴンゾウ」を待つか
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俳句季刊誌「天晴」に『職業俳人、秋元不死男~生きるために、食うために~』を寄稿しました。かつての「氷海」関係者の生き残りも少なくなりました。赤城さかえもそうですが、1970年前後に死んだ俳人は高度成長期とその後の冷戦、現代との隔絶から、難しい扱いになりつつあります。時代との親和性が高いほど消えやすいというのは、小説家で例えるなら源氏鶏太や大林清などでしょうか。その点も踏まえた俳人論です。●向かって左が不死男、右は石田波郷、千葉鴨川の海岸にて。へろへろとワンタンすす
第2回鮮魚先生による「カジュアル連句」速習講座教えて!鮮魚先生好評につき、鮮魚先生による「カジュアル連句」速習講座の2回目をひらくことになりました。生徒は前回と同じハイジさんです。ハイジさん、今回は自作の俳句2句の添削をご要望です。では、ハイジさん。どうぞ!◆ハイジさん鮮魚先生、またまたやってきました。飛んで火に入る夏の虫ならぬ冬のタコ🐙です。俳句?季語知らないし、とまず居直った私ですが季語って意外に便利なことがわかりました。季語をつけるとなんとなく収まる
こんにちは。ご訪問くださりありがとうございます。朝、カーテンを開けたら、一面真っ白。いよいよ本格的な冬到来です。今日は、『澁柿園』12月号(通巻568号)の「一面鏡」をご紹介します。多聞天代表による「一面鏡」も5回目となりました。「一面鏡」とは歴代の澁柿園代表が綴っているエッセイや俳論などの欄で、毎号巻末に掲載しています。代々の代表が毎号綴って来たので、今号で568回目になります。なお、多聞天現代表は澁柿園俳句会の五代目代表です。一面鏡(
鳥わたるこきこきこきと缶切れば秋元不死男この俳句を中学生の頃に国語の授業で習った事を思い出した。句意がわかりやすく、作者の個性的な俳号と相まって記憶の片隅に蔵されてきた。ただ、何故作者は缶切りを使う光景を特別な瞬間のように切り取って俳句に詠んだのだろうか?この句は終戦直後の昭和21年に詠まれたものである。不死男自身の解説によれば、「敗戦のまだなまなましく匂う風景の中で、私は、解放された明るさを噛みしめながら、渡り鳥を見あげ、コキ、コキ、コキと罐を切った」というのである。終戦直後の物
闇汁やさのみならざる外の闇阿波野青畝闇汁というのは闇鍋の事で、冬の季語となっている。めいめいが具材を持ち寄って、暗中で調理して食べるという遊び半分の鍋会なわけだが、鍋にぶち込まれる具材は往々にして得体の知れぬものが多い。とくに昔は、ほとんど食に適さないようなものが鍋に放り込まれたという話もある。そういうスリル感が言わば闇鍋の醍醐味でもある訳だが、ボロいアパートの一室で貧乏学生たちが集まって興じるようなイメージがある。闇汁や挟みて鼻の如きもの秋元不死男実際にこんなきな臭さ感じる句も
こんばんは。先日、雑誌への投句(俳句)分を送信したばかりですが、また、句会用の投句の締切りが迫っているので、句を捻出中・・・。******「決定版俳句に大事な五つのこと」(上田五千石著)を読んでいたら、第四章「いま」「ここ」に「われ」を置くに、秋元不死男著「俳句入門」よりの引用で、自分の句を直す場合の心がけについて書かれていたので、忘れないよう書き留めておきます。1、一句の意味が別な意味にとられる心配はないか。1、中心がはっきり摑(つか)めているか。1、
2021年8月15日(日)【季語】終戦日/秋終戦日妻子入れむと風呂洗ふ秋元不死男(あきもと・ふじお)1901〜1977年。俳人。2020年8月15日の句→戦争が『戦争が〜渡辺白泉』戦争が廊下の奥に立つてゐた渡辺白泉🍃岡崎弥保HP「言の葉」🍃ブログ「言の葉つむぎ」ameblo.jp🍃岡崎弥保HP「言の葉」🍃ブログ「言の葉つむぎ」
2021年8月1日(日)【季語】峰雲/夏峰雲や生きてひとりの強さ弱さ秋元不死男(あきもと・ふじお)1901〜1977年。俳人。2020年8月1日の句→雲の峰『雲の峰〜松尾芭蕉』雲の峰いくつ崩れて月の山松尾芭蕉*月の山・・山形県鶴岡市にある月山(がっさん)のこと。🍃岡崎弥保HP「言の葉」🍃ブログ「言の葉つむぎ」ameblo.jp🍃岡崎弥保HP「言の葉」🍃ブログ「言の葉つむぎ」
科学的な俳句発想法なのだっ!今回は俳句の「発想法」です。ひらのこぼ氏の本からご紹介します。「発想法」いろいろあります。本当にいろいろありまして、「え、こんなのも俳句になるの?」っていう超「?」な発想法をピックアップしました。で、今回ご紹介するのは「科学的に考える」ですが、この項の前には、「変身する」という項がありまして、これもおもしろいんです。(いかにもおもしろそうでしょ!)例句として、冬蝶として機罐車のそばとほる秋元不死男この句について、
【Q16816】本名・不二雄。句集『甘露集』にちなみ命日の7月25日は「甘露忌」と呼ばれる、山口誓子主宰の『天狼』に参加後、昭和24年に俳誌『氷海』を創刊した俳人で、代表句に「へろへろとワンタンすするクリスマス」「鳥わたるこきこきこきと罐(かん)切れば」などがあるのは誰?【秋元不死男】【Q16817】長崎県では節分に煮付けなどにして食べる風習がある、頭部が金属のように硬い骨板で覆われていることから名付けられたホウボウ科の魚で、大塩平八郎が食事中に幕政に怒り、この魚の硬い頭部を噛み砕いたエピソ
国語ドボンの回は俳句。宿題も終わってなかったので、応用演習問題集の12回に取り組みました。一つも意味が分からないというので、見てみると……俳句の情景を答える記述問題言葉意味が分からないそうです。当然情景も浮かばない。罐、何の事やら。そりゃそうだ。今の小学生、缶切りなんて使ったことない。鳥と🥫に想いを馳せるのは、ガサツ女子には難しい意味わかないフジオ~母も食糧難の🥫と🕊️をどう結びつけるのかは、良く分からない。情緒の育て方、教えてください入試って俳句出るのかしら⁉️あ