ブログ記事6件
相方の実家にあった本その3取材・構成立花珠樹序章家計を支えた子役時代ラジオドラマから銀幕へ「朝を呼ぶ口笛」第一章ひたむきで健気なヒロイン浦山桐郎監督との出会い「キューポラのある街」第二章役を演じるのではなく、「ミコ」になりきった原作に感激、自ら映画化を希望「愛と死をみつめて」第三章広島の若く悲しい恋人たちの物語核なき平和な世界願う原点に「愛と死の記録」第四章声が出ない危機のさなかに出演今
7月27日の当ブログで『私が愛した映画たち』(吉永小百合さん著・立花珠樹さん構成/集英社新書)を取り上げました。この本が発行されたのは2018年で、その時点での吉永小百合さんの最新映画は『北の桜守』(2018滝田洋二郎監督)でした。この本の巻末に吉永小百合さんの「出演作リスト」が載っていて、いちばん最後は『北の桜守』で120本目とナンバーがふられています。しかし、このリストに一本抜けている映画があると思います。『俺は眠たかった!!』(1970萩本欽一監督)です。この映画に吉永小百合さんが一
ひとつ前の当ブログで書いたように、吉永小百合さんは『私が愛した映画たち』(吉永小百合さん・著、立花珠樹さん・構成/集英社新書)の中で、自分のできる役は限られていることに触れ「私はプロじゃないんです」と語っています。この本はタイトル通り、吉永さんが出演された映画で特に思い入れの深い作品について回想していますが、一方では、『青春の門』(1975浦山桐郎監督)の「タエ」役は脚本ができた段階で「これは私の役ではない。例えば、倍賞美津子さんのような私よりもっと女っぽく、かつパワフルな方じゃなきゃムリで
3つ前の当ブログでも書いたように、吉永小百合さん主演『忍ぶ川』の企画が流れた理由の大きな一つが「初夜シーンの拒否」でした。ここでチャレンジしていたら吉永さんの女優人生は大きく変わっていたかもしれませんが、吉永パパの介入もあり、実現しませんでした。その後、日活から他社出演が許可された吉永さんはかねてから憧れていた松竹映画に出ます。メロドラマの伝統がある松竹で大人の恋愛映画に主演したいという気持ちがあったのかもしれません。女性映画に定評がある中村登監督の『風の慕情』(1970中村登監督)です。橋
木村大作さんは、トークショーで「健さんはどんな役でも健さんなんだよ。それがいいんだ」とおっしゃたあと、『時雨の記』(1998澤井信一郎監督)で渡哲也さんと共演された吉永小百合についても「吉永さんも健さんと同じだね。脇でやっていく気持ちはないだろうね。主役ができなくなったらやめるでしょう。映画だけで生涯を終えようと思っているでしょう」と語りました。ある意味では、吉永さんは『キューポラのある街』(1962浦山桐郎監督)で演じたジュンのイメージから脱却することができなかったともいえます。歳を重ね
私が心から敬愛の念を抱く吉永小百合さんの本が先月末に発売されました「私が愛した映画たち」(集英社新書)びっくりなのですがここには超男前な吉永小百合さんの世界がっかっこいいですよ~明後日に公開をひかえる映画「北の桜守」は吉永小百合さんにとって120本目の映画ですその殆どが主演ですので本当にすごいですよねこの本は120本の映画をなぞりながら映画の世界の魅力や思い出、当時の気持ちなどを吉永小百合さんが語っていらっしゃるのですが「えっ、そんなことまで打ち合けてよいので
このイベントは主に私よりもうちょっと年上のシニアマダムやオジサマ方向けのイベント。男性もたくさんいらっしゃっていたのにはちょっと驚きました。会場は水天宮のロイヤルパークホテル。サンプルを頂いたり試飲・試食のできる協賛社ブースと、15の講演会プログラム。プログラムは事前に抽選で申し込むことになっており(キャンセルが出たものに関しては当日枠アリ)、私は世界遺産写真家富井義夫さん「Reライフ世代におすすめするヨーロッパの世界遺産」吉永小百合さん「映画『北の桜守』公開記念トー