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大河「べらぼう」のクレジットに毎回登場していたアダチ版画研究所。所属する摺師・彫師の方が劇中登場したり、俳優さんたちが描くシーンを指導したり、ドラマで使用する版画を制作したり、とずいぶんバックアップしたみたい。アダチ版画研究所のインスタでは、生田斗真さんが最後に描いていたのは写楽のこの絵です、、といった解説も載っていました。そのアダチ版画研究所、仲間内で話題になり、展示を見てきたのは2018年のこと。福田美蘭さんのレアな版画一点の展示と、あとはジュゼッペ・デ・フランチェスコという写真
藝大コレクション展。地下の第一展示室だけの小さめな規模ながら、充実していました。観たかった福田美蘭の「悲母観音・秋」言わずと知れた狩野芳崖の「悲母観音」像を、東日本大震災の被災地に対する救済への願いと祈りを込めて再構築。赤子を抱く観音様の姿に目頭が熱くなりました。他、気に入った作品をいくつか。坂田哲也「わたしの肖像」。トルソーの胸のあたりに「わたし」の字の虫食い跡が。なんとなく自分を小馬鹿にしているような、捻ったユーモアを感じます。上原利丸の振袖「松竹梅・廻」なん
上野公園には、いくつもの博物館&美術館があるので立て続けに観たい展覧会が出てきてしまいます。1か月前に東京都美術館でゴッホ展を観たばかり。今回は、東京藝術大学美術館のコレクション展「名品リミックス!」が気になって訪れました。今までは、企画展ばかりでしたが収蔵品展なので格安の料金で入場できます。しかも撮影全て私は、尾形光琳と福田美蘭目当てでした。重要文化財指定の作品が多数で入口の展覧会看板下にしれっと国宝が飾っていました。美術館へ行く前にチェックしたのが国際子ども図書館で「絵探し絵本
森アーツセンターギャラリーで開催中の「ゴジラ生誕70周年記念ゴジラ・THE・アート展」へ行って来ました。ゴジラは、1954年に第一作が公開し、2024年に70周年を迎えました。日本だけでなく世界中で知られるこの大怪獣は、30作品以上にのぼる映画の中で、常にその時々の社会情勢や人々の感情を反映しながら、スクリーンに姿を現してきました。今や、ゴジラの映画を見たことがなくとも、誰もが巨大で力強い共通の姿を思い浮かべることができます。しかし、そこから想起されるイメージは人によって異なっており、
前回からの続き浮世絵現代展が東京博物館の表慶館で開催中です。現在、トーハクで開催中の「蔦屋重三郎展」に合わせての、木版画の展示です。会期も同じ6月15日(日)で終了します。▪️フライヤー▪️作品紹介気になった作品をいくつかご紹介。●ティエリー・ノワール《Skateboarding》形は同じで、色を変えた連作ですね。●ベン・アイン《Coralreaf》タイトルの
横浜美術館で開催中の「コレクション展新たにむかえた作品たちー生活・手仕事・身体」へ行って来ました。本展では、リニューアルのための休館中に新しく美術館に加わった作品を中心に、1980年代以降の美術に焦点をあてています。同館ではこれまで、19世紀から今日にいたる約15000点の作品を収集してきました。集まったコレクションは歴史を描くことになります。同館ではこれらをどのように豊かに見せるのか、いかに新しい見方ができるのかを考えながら収集活動を行なっています。つまり、コレクションが描く歴
ハイ、サッポロファクトリーからの帰路の話のつづきですー地下鉄バスセンター駅から地下通路を大通まで歩いて行く道すがら拝見できる500m美術館。道ゆく人たちは全くチラッとも作品を見とらん感じね。もう何度も行き来しておると言う地元民であれば、多分初回一度ちゃんと見たら次回通る時には単なる壁紙と同様になってしまうのかもね。プラス寒くて立ち止まってじっくりって気になれんのかもしれんしな。作風が明るいため薄暗い通路がなんだか良い感じに。そう言えばどっかのコンビニで散々トイレを汚され続けて悩んだ答
秋ごろ昨年の生田すごくよい根ざしたものはだいたい同じ無機質な正義という侵略に愛の棘爆発本当良かった福田美蘭さん大好きの尖り学徒動員淺居祐介さんのプロデュース川崎市内で採れた土を使ったらしい岡本太郎さんが撮った民間信仰系な写真スマホカメラの限界を感じつつも遠く近く見たり見なかったりしつつも結局キャラクターもんに癒されて作者と対話できる作品がわりと多く何度も何度もぐるぐるしてしまいました赤猫見たら死神がサイレン鳴らす♪とかテキトーほざきながら終了す岡本太郎さんカラス飼っ
中之島の、国立国際美術館に行きました。「彼女の肖像」と題したコレクション展。色々な時代の、色々な作家による、女性像がそこに。入り口に、福田美蘭の「womanwithaletter」。コラージュの中の孤独感。小川信治の「受胎告知」は、本歌取りの愛を感じる。ああ、ここでも会えました。芥川紗織さんの「神々の誕生」が深い。これぞ、ぽっぷ。ウォーホルのまりりーん。うかつに座ると吸い込まれそうな、スタジオ65のソファ「ポッカ」。
中之島美術館の次に訪れたのが、お隣にある国立国際美術館↓。デコラティブだけど、1F部分はがらんどう、という奇抜さ。手掛けたのは故シーザー・ペリ。アルゼンチンの人なので、CésarPelliだったら本来の読みはセサル・ペリ(カスティーヤ語だとセサル・ペジだろうけど南米だからペリかな)かなと思います。日本でもほかにいくつか手掛けていてー例えば、↓こちらのタワー外観デザインも彼が担当。(完成を見ることなく天に召されましたが。)これも手掛けています。↓共同作みた
先週の日美のアートシーンで知った川崎市岡本太郎美術館「岡本太郎に挑む浅井裕介・福田美蘭」展。常設展の岡本太郎作品は、アーティスト自身がセレクトしたもの。企画展でも新作と共に岡本太郎作品が絡んでいます(福田美蘭・輪投げ)(浅井裕介・マスキングプラント)次に向かったのは、玉川学園内にある教育博物館「イコンにであう―キリスト教絵画のみかた―」で元々コレクションしていたイコン=聖像画とは何かキャプションが多い展示でした。館内は、撮影でアンケートの記入と脱帽を促されました・・・どちらも最寄り
大吉原展YOSHIWARA:THEGLAMOROUSCULTUREOFEDO'SPARTYZONE2024年3月26日(火)〜5月19日(日)東京藝術大学大学美術館江戸幕府公認の遊郭として栄えた吉原をテーマにした展覧会。地下2階と3階、4つの会場に分かれて約230点を展示。会期前からとりわけ宣伝の仕方に批判の声が上がっていた本作だけど、実際に見てみれば江戸文化の一端がうかがえる展覧会になっていて、元々江戸時代の人々の暮らしぶりが垣間見えるような作品が好きということもあって
展覧会を観に行くタイミングは、皆さんどうしていますか?もちろん会期の長さや自分のスケジュールに合わせる必要は加味しながら今回は、前売券を購入した展覧会を早く使ってしまいたい衝動に駆られます。東京藝術大学美術館での「大吉原展」は、HPにステートメントを発表するくらい説明不足の至らぬ点がありました。私は、単純に福田美蘭の新作観たさで前売券を購入したので花見シーズンをずらして行こうかタイミングを計っていました。行かれた方のブログから撮影できるのは、ジオラマだけのようでカメラにあまり夢
4月3日(水)、東京藝術大学大学美術館で開催中の『大吉原展』に行きました。(5月19日までの会期)この『大吉原展』の開催にあたっては、SNS上などでの、開催への反対や批判があり。つまり、吉原という場所が、そもそも、女性の人権を無視し、さらには、抑圧することで成り立っていた場所で。それを、国立の大学が、開催を計画しているとは、何事か、というもの。それに対して、今回の開催において、女性の人権を無視することを肯定したり、その抑圧を是認するものではないと、主催者側からの説明があり。それは、展
数ヶ月前ですが、記録し忘れていたので💦福田美蘭展、行って良かったー。モナリザが休憩していたり、見返り美人図の、振り返りのコマ送りがあったりミレーの種を蒔く人の手を振り切ったところを描いたり、面白い。日本の上中下を、美徳で表した松竹梅を鰻重で描いたり、興味をひくモノがたくさんあった!ブッシュ大統領に話しかけるキリストとか。世界貿易センターからの展望とか。写真もOKだったし、説明書も書いてあったので、楽しめた。新たな作品が楽しみ。そして、素人の私の陶芸…。雛人形。余った粘土で大き
福田美蘭《キューピーマヨネーズ》東京都現代美術館に9月に伺った時に、常設展(MOTコレクション)に飾ってありました。東京都現代美術館は地下鉄清澄白河駅から歩いて15分くらいでしょうか。季節のいい時期にはウォーキングにちょうどいい距離ですね。●《キューピーマヨネーズ》赤い垣根みたいな斜めの線の向こうに黄色い何かが描かれています。キャプションを見ると、”福田美蘭キューピーマヨネーズ”ということで、福田美蘭さん
先日「福田美蘭-美術って、なに?」を観に名古屋市美術館に行ってきました。11/19で会期は終わりましたが、おもしろかったのでそのお話を。上の作品は「ポーズの途中に休憩するモデル」(2000年)。ダ・ビンチの「モナ・リザ」のモデルは誰か?という未だ解明されていない謎がありますね。はっきりしていることは、モデルの女性は途中ポーズを崩して休憩していたであろう、ということです。「志村ふくみ『聖堂』を着る」(2004年)単なる和装ではなく、志村ふくみの「聖堂」はアー
名古屋市美術館「特別展開館35周年記念福田美蘭―美術って、なに?」のチケットを頂いたので・・・ぶらり名古屋へ世界的に有名な画家の美術展じゃないのだけど・・・。この展覧会・・・凄く良かった!「芸術」にあまり縁のない人にとっては「芸術」ってどうしても敷居が高い。ど素人の49歳のおっさんも、「芸術」ってそもそも「何?」という感じがしていたのだけど・・・。そんな難しいこと考えなくていいと感じさせてくれる美術展。49歳のおっさんが「いいなぁ~」と思った作品がコチラ👇
2023.11.18Sat月齢:4.75六日月、夕月私は清めるために活性化させる流れをつなぎながら奉仕という電気の音とともにIactivateinordertopurifyBondingflowWiththeelectrictoneofserviceコズミック・ダイアリーより↑http://cosmicdiary.jp*・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。..。.:*・゜
急遽、名古屋市美術館へ。気持ちが萎えてしまい、もういいかと思っていた展覧会。せっかくチケットゲットしていたし、とサクッと見に行くことにしました。名古屋市科学館のプラネタリウム。若い頃、ここで案内の仕事してた。(これは建て替えしてからできたプラネタリウムなのでその前です)なかなかいい天気。美術館、科学館は白川公園の中にあります。栄から歩いて10分ほど。黒川紀章さん設計の名古屋市美術館。福田美蘭さんの展覧
2023年11月15日(水)/16時ごろに名古屋市美術館に到着。後編は、美術館の2階へ移動したところから。第3章時代を見る福田美蘭さんは、さまざまな社会問題を注意深く見つめ、分析し、絵画化しています。ものごとを冷静に見極める力は、混沌とした世界を生き抜くうえで必要なんですね。《誰が袖図》2015年京都市美術館蔵服を見るだけでどのキャラクターかわかりますが、服を脱いだキャラクターたちはどうしているのでしょうか。気になります。《松竹梅》2017年、アクリル・
2023年11月15日(水)/会期終了が迫ってきましたので、本日都合をつけて行ってきました。16時ごろ名古屋市美術館に到着。展覧会名:開館35周年記念福田美蘭―美術って、なに?会期:2023年9月23日(土・祝)~11月19日(日)(58日間)休館日:月曜日(10月9日は開館)、10月10日(火)開館時間:9:30~17:00、11月3日を除く金曜日は20:00まで(入場は閉館30分前まで)会場:名古屋市美術館(名古屋市中区栄2-17-25芸術と科学
久し振りに美術館に行ってきました。お疲れ様です!バライタです!現代artが良くわからなくなった頃合いでして、モヤモヤしていたところに良さそうな展示を聞きつけましたので行ってきました。しっかり図録も購入しました。展示作品のほとんどが撮影可能という展示でした。私は未だに美術館でスマホを取り出すことに抵抗があるので、今回も撮影なしです。(個人的には撮影可、よりも模写可にして頂きたい…)現代artってなによ?と思っている方には本当に良い展示だと思います。
開館35周年記念福田美蘭―美術って、なに?FUKUDAMIRAN:WhatisArt?2023年9月23日(土・祝)〜11月19日(日)名古屋市美術館福田美蘭(1963〜)さん、中部地方初の個展。「序章福田美蘭のすがた」「名画イメージのひろがり/視点をかえる」「時代をみる」の3部構成で、新作を含む50点あまりの作品を展示。《涅槃図》2012年。童画画家だった祖父・林義雄さんの没後、祖父の描いたキャラクターを勢揃いさせたもの。「名画イメージのひろがり/視点をかえる」で
開館35周年記念福田美蘭―美術って、なに?人間の凝り固まった固定観念をユーモアでひっくり返す名古屋市美術館2023/11/10福田美蘭さんの作品は、「人間の凝り固まった固定観念をユーモアでひっくり返す」ものばかりです。さらに「アートとは?」という疑問や、「アートは社会とどのように関わっていくのか?」という問いを、変幻自在の作品で観る者に問いかけてくるのです。美術と現代の関わりの中で、ロシアのウクライナ侵略、薄っぺらなプーチンの肖像や反攻に負けまいとするゼレンスキー大統領の肖
行ってきましたこんばんは家族👪が休みを取ってくれ脳ドックの結果を聞きに病院へ一緒に行ってくれたのでお返しにあまり興味が無い展覧会に行って来ました現代美術パロディー系横尾忠則系はあまり興味がないので家族👪=夫は大満足だったようです。
開館35周年記念福田美蘭「美術って、なに?」名古屋市美術館2023.9.23〜11.19とても好きな画家、福田美蘭。10年ほど前か、都美術館で個展を観て以来。その時に出ていた作品も結構あったが、楽しめた。基本的にニヤニヤしながら観る展覧会。特徴は独特のユーモア、諧謔、風刺だろうが、何せ絵のうまさがそれらを補強する。ふだん、何を見て、考えながら過ごしているとこういう絵が生まれるのかなと思う。この展覧会を35周年記念にした名古屋市美術館もすごいな。予想以上にお客さんがいっぱい
ふくだみらんこんな画家がいたとは知らなかった。今回、出逢えてよかった。どこかでなにかで1度は目にしたことがある名画のイメージを膨らませて描いたり作品中の人物の視点で描きなおしたり小さい鑑賞石を山に見立てた山水画休憩中のモナ・リザゴッホよりゴッホらしく描かれた『アルピーユの道』『春(プリマヴェーラ)』に描かれたゼフィロスから見たクロリスとフローラと三美神『草上の昼食』に描かれた帽子を被った男性から見た二人「時代をみる」のコー
行きたいと思っていた展覧会にやっと出かけて来ました。名古屋市美術館。福田美蘭さんの展覧会「開館35周年記念福田美蘭ー美術って、なに?」地下鉄の24時間乗車券を持って行って、100円引きでした(前日に、星ヶ丘へいったのでね)福田美蘭さんとの出会いは、同じ名古屋市美術館で開催されていた「だまし絵展」にて。『だまし絵』前から行きたいと思っていた「だまし絵展」へ行って来ました。ムスメが以前からトリックアート展に興味を示していたので行ってみたのですが、さすが
なかなかやきもの関係の話に入らず、恐縮です(笑)。新幹線で名古屋へ出た後、美濃焼の里へ向かうには中央本線(いわゆる中央西線ですな)に乗り換えて…となるわけですが、名古屋市内に一カ所だけ寄り道をしたのですな。名古屋市美術館の開館35周年記念として「福田美蘭―美術って、なに?」展が開催されておりまして、公式HPに「※本展は巡回せず、名古屋市美術館のみの開催となります。」とお断りが書かれてあったりもしたもので、つい。名古屋には何度も来ておりますがほとんどが出張であったものですから、名古屋城を