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これで、通算170作目。
スコップの先にコツンと十二月(八上桐子選入選)
春はいま赤子のへその緒のあたり(八上桐子選入選)
神戸新聞文芸落選しました。※小説「ヒヤシンスは胸に」は佳作※ショートエッセー「雀の一宿」は落選また頑張ります。落選作をnoteに公開しました。【小説神戸新聞文芸202503】ヒヤシンスは胸に※落選作|本木晋平松の内も過ぎて日が伸びているのは感じられるものの、冬の厳しい寒さには変化の兆しさえ感じられない朝だった。セラミックファンヒーターと毛布しか暖を取るもののない時夫は、吐く息が白くなっているのを確かめながら、他人が見れば汚部屋でしかない、いつ発行されたか分
神戸新聞2025/3/17月付朝刊神戸新聞文芸詩部門で拙作「カルメ焼き」が掲載されました。入選(実質佳作)です。選者の時里二郎先生ありがとうございます。
神戸新聞文芸の応募原稿を神戸新聞社に提出しました。これで通算169作目。
初日の出耳をすませばオスとメス(八上桐子選入選)
神戸新聞文芸落選しました。またがんばります。挿絵の担当、井上よう子さんになったようです。素敵な挿絵です。入選した嶋田隆之さんが羨ましい。※わたし(本木晋平)の落選作をnoteで公開します。うんこの話を書いたらだめっぽいです。【小説神戸新聞文芸202501】倹約家の饗応※落選作|本木晋平万寿から長元に元号が変わる頃、すなわち万寿五年、長元元年の暮れのことでございます。わたしは越前守の藤原為盛(ふじわらのためもり)さまの視察で越前国におりました。冬の越前国は格別です。
神戸新聞のサイトで、長らく「神戸新聞文芸」の挿絵を描かれていた画家・彫刻家の納健さんが11日の午前10時、硬膜下血腫で亡くなられたことを知りました。享年87。ご冥福をお祈りします。神戸新聞文芸の小説部門に15年以上投稿し続けていますが、入選はたったの4回。そのせいか、どの挿絵も印象に残っています。本当になかなか入選しないものだから、入選して紙面に全文掲載される喜びは大きい。その入選の喜びをさらに増幅させてくれるのが、納さんの、素朴ながら垢抜けた感じの挿絵でした。中でも、201
豆腐屋を窺っている昼の月(八上桐子選入選)
神戸新聞文芸の応募原稿を神戸新聞社に提出しました。これで通算168作目。おまけ※ネタではありません今年(2025年)のわたしの初夢は・・・神戸新聞文化部に「神戸新聞文芸」の原稿を渡すため(なぜか)神戸新聞社の階段を上る夢。夢の中でも(しかも初夢!)神戸新聞文芸に神戸新聞文化部。これって、いいことなんでしょうか。「一般人でも社屋に入れるって、『美味しんぼ』の東西新聞社なみにコンプライアンスないな、神戸新聞って」などとぶつぶつ呟きながら階段を上っていたのは内緒にしておいてください
2024年神戸新聞文芸・年間賞の発表がありました。小説7枚の部:新谷康陽さん『ある月曜日の朝』ショートエッセー3枚の部:三村小稲さん『事実は小説より奇なり』詩:渡辺とよ子さん『私もどき』※わたしが投稿している分野だけ取り上げていますが、他に俳句2人、短歌1人、川柳1人も選ばれています。とりあえず、思うこと。選者の好み(文学観、とまではいかない)がよく分かる結果。小説もエッセーも詩も、まあ、この選者ならそうでしょうねという感じ。「何が何でも入選したい」
枯れ枝のひとつは空を向いている(八上桐子選入選)
神戸新聞文芸、落選しました。また頑張ります。※作品をnoteに公開しました。【小説神戸新聞文芸202411】舌禍※落選作|本木晋平あなた様は、冗談や軽口とは何かについてお考えになったことがありますか、それが他人に及ぼす影響の大きさについても?昔、と言っても、それほど昔のことではございません。もっとも、そのこと自体、大したことではありません、気の遠くなるような昔だったとしても同じこと――京の冷泉院小路の南、東洞院大路の東の角は僧都殿と呼ばれ、ひどく不吉なところとし
11月13日(水)付朝刊15面、「神戸新聞文芸」の詩部門で拙作「無駄な時間」が入選しました。(実質佳作)選者の時里二郎先生、ありがとうございます。※「無駄と見える時間の大切さ」という、「この詩の主題を15字程度で書け」みたいな選評は、さすがです。一瞬「また、要約?」と思ったほどです。#無駄な時間#本木晋平#詩#神戸新聞文芸#入選#実質佳作#時里二郎
神戸新聞文芸の応募原稿を通用口の守衛さんに手渡しました。これで通算167作目。
長い長い夏の終わりにガムを踏む(八上桐子選特選)
漁師も「見たことない大きさ」巨大フグ釣った!体長53cm重さ3kg兵庫県明石沖、遊漁船の乗客「食べられず残念」漁師も「見たことない大きさ」巨大フグ釣った!体長53cm重さ3kg兵庫県明石沖、遊漁船の乗客「食べられず残念」(神戸新聞NEXT)-Yahoo!ニュース兵庫県明石沖で24日、フグ釣りをしていた遊漁船の乗客が、体長53センチ、重さ約3キロの巨大なフグを釣り上げた。一報を受けて明石港に向かうと、漁師らが「見たこともない大きさ」と驚いていた。(赤松沙和news.yaho
神戸新聞の記事より作家の島京子さん死去本紙投稿欄「神戸新聞文芸」特別選者ご冥福をお祈りします。わたしが神戸新聞文芸に投稿し始めたのは2010年、当時は選者が竹内和夫先生と島京子先生の2人体制でした。竹内先生は評価が甘いのに対して、(わたしの初入選作「仙女のルーペ」は竹内先生担当回でした。今思えば努力賞みたいな入選でした)島先生は評価が辛く、佳作の点数も少なかった。本当に選ばれなかった。佳作にもならなかった。次の選者の楠見朋彦先生に替わる少し前くらいに、方針転換され
月光がかき混ぜてゆく沼の底(八上桐子選入選)
神戸新聞文芸落選しました。またがんばります。落選作をnoteに公開しました。ご笑覧ください。【小説神戸新聞文芸202409】生きがいと言われても※落選作|本木晋平今津吉正が、俳句仲間の島本国雄の顔色が悪くなっているのに気づいたのは、俳句結社「銀の雲」の七月の句会のときだった。選句のときに明らかに覇気がなく、集中していないのが伝わるのか、隣の神経質そうな句会仲間の女性が国雄を流し目で見ながら顔を顰めている。その顔には指紋見てないで俳句見ろよと書いてあった。はじめは句作
神戸新聞文芸の応募原稿を通用口の守衛さんに手渡しました。これで通算166作目。
お茶の間に波平だけが知るニュース(八上桐子選入選)
並列につなぐ家族という明るさ(八上桐子選入選)
神戸新聞文芸落選しました。またがんばります。落選作をnoteに公開しました。ご笑覧ください。【小説神戸新聞文芸202407】ある道徳教科書の話※落選作|本木晋平タイトル:Pさんの歴史教科書学習目標:揺るぎない信念、よい生活習慣の継続、不屈の精神の大切さを理解するPさんは子どもの頃から歴史、特に日本史が大好きでした。お父さんが大変な歴史好きで、週末や夏休みにPさんを全国の名城や博物館に連れて行ったことも影響していたのでしょう。歴史の成績が特に優秀だったPさんは、学校の先生か
事後報告。7月1日(月)早朝神戸新聞文芸の応募原稿を通用口の守衛さんに手渡しました。これで通算165作目。
好きと言いかけて散るカタクリの花(八上桐子選入選)
【小説神戸新聞文芸202405】豆苗育て※落選作|本木晋平キシヤマさん、だいぶ変わっているからと介護施設の同僚から話は聞いていたが、別の介護施設でも働いたことがあるわたしはそれほど気にも留めなかった。「豆苗ばかり育てているの。いっそ、豆苗専門の農家になればいいのにと思うくらい」「ベランダにプランターを置いてハーブを育てているひととか結構いるけれど。アボカドを育てるひともいるし」「いやいや、そういうレベ…note.com
神戸新聞文芸(神戸新聞2024/5/20月付朝刊14面読者文芸欄)でショートエッセー(3枚)「神戸人形と吉田太郎さんのこと」が入選・全文掲載されました。✳︎神戸新聞のサイトからも読めます(要会員登録)選者の三浦暁子先生、ありがとうございます。三浦暁子先生の評:「神戸に神戸人形という玩具があるのは知っていました。なぜか昔から実家にあったからです。独特な動きや面白い外見に惹かれ、ガラスケースにしまいずっと大事にしてきました。けれども、いっときはすたれていた神
【エッセイ】【エッセイ】コンクール(特に新人賞)に落選したときに確認したいこと|本木晋平【エッセイ】コンクール(特に新人賞)に落選したときに確認したいこと|本木晋平学校では絶対に教えてくれないことの一つは間違いなく世の中には「選ばれし者」がいる世の中には「注目されやすいひと」がいるだと思う。学校で教えないのは、この種の「残酷な真実」を言ってしまうと誰も勉強しなくなるからである。わたしが思いつく「選ばれし者」「注目されやすいひと」のひとりはさくらももこ氏である。彼女はよくコンクールに