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ネメシスは、ニュクス(夜)単独で産んだ子です。ゼウスはネメシスと交わろうとしましたが、ネメシスはいろいろなものに姿を変えて逃げました。ネメシスがガチョウに変わったところ、ゼウスは白鳥となってネメシスに近寄り、ついに交わることが出来ました。ネメシスさん逃げ切れなかったのねその後、ネメシスは卵を生みました。ガチョウだっだからねえこの卵を羊飼いが見つけてスパルタの王妃レダに与えました。その卵から、ヘレネとディオスクロイが生まれたと言われています。ただし、
ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとりであるニュクスが単独で産んだヒュプノス(眠りの神)。タナトス(死の神)と双子の兄弟です。兄のタナトスと共に、大地の遥か下方のタルタロスの領域に館を構えています。そしてニュクスが地上に夜をもたらす時には、彼も付き従って人々を眠りに誘うと言います。兄のタナトスが非情の性格であるのに対し、ヒュプノスは穏やかで心優しい性格であると言われています。人の死も、ヒュプノスが与える最後の眠りであるそうです。ヒュ
ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとりであるニュクスが単独で産んだタナトス(死の神)。ヒュプノス(眠りの神)と双子の兄弟です。柔和で優しいヒュプノスに対して、タナトスは鉄の心臓と青銅の心を持つ非情な神で、人間にとっても神々にとっても忌むべき者となっりました。その姿は、有翼で剣を持ち、黒い服を着た蒼ざめた老人であるとも、ヒュプノスによく似た青年であるともいわれています。寿命を迎える人間の髪を剣で一房切り取り、冥王ハデスに捧げ、魂を冥界に連れて行き
ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとりであるエレボスとニュクスの間に生まれたカロン。カロンは、船の櫂(かい)を持ち、襤褸(ぼろの衣)を着た、光る眼を持つ長い髭の無愛想な老人で、死者の霊を獣皮で縫い合わせた小舟で彼岸へと運んでいます。渡し賃は1オボロスとされており、古代ギリシアでは、死者の口の中に1オボロス貨を含ませて弔う習慣があったそうです。1オボロス貨を持っていない死者は後回しにされ、200年の間その周りをさまよってからようやく渡ることができたと言
ヘメラを描いたウィリアム・アドルフ・ブグローの絵画出典:Wikipediaギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとりであるエレボスとニュクスの間に生まれたヘメラ。母のニュクスとは表裏一体をなす存在で、世界の西の果ての地下に館を共有しています。そこはタルタロスの巨大で深い穴があり、巨人アトラスが天を支えている場所です。ニュクス(夜)が世界を巡って夜をもたらしている間はヘメラ(昼)がこの館に待機し、ヘメラが世界を巡って昼をもたらしている間は、ニュ
ギガス出典:Wikipediaガイアの子である、巨人・ギガス(ギガンテス)は、濃い毛を生やし、腰から下は竜の形をしていました。古い時代には、光り輝く鎧を着込み、槍や剣を持った人間のような姿に描かれていたみたいです。のちには上半身が人間、両脚が蛇の姿をした怪物として描かれました。ギガスは、クロノスがウラノスの性器を切り落とした時に、滴り落ちた血でガイアが身ごもり、トラキアのパレネ半島で産み落とされた種族とされています。ギガスたちは神々には殺されないという不思議な力を持っ
全宇宙を揺るがす大戦争・ギガントマキア戦争。ガイアはオリュンポスの神々が、自分の子であるタイタンたちに対する待遇が気に入らなかった。そこでガイアは、ゼウスたちオリュンポスの神々から宇宙の支配権を奪い取るために、ギガスという、山よりも巨大な怪力の巨人たちを送り、ギガントマキアと呼ばれる大戦を引き起こします。巨人・ギガス(ギガンテス)は、濃い毛を生やし、腰から下は竜の形をしていました。古い時代には、光り輝く鎧を着込み、槍や剣を持った人間のような姿に描かれていたみたいです。のちに
出典:Wikipediaクロノスは、ギリシャ神話における原初の神々のひとりです。父・ウラノスと母・ガイアの間に生まれました。クロノスは、大地および農耕の神であり、山よりも巨大な巨神族タイタンの長です。そして、父のウラノスの次に全宇宙を統括した二番目の神々の王でもあります。万物を切り裂くアダマスの鎌を武器とし、ゼウスの父親としてもよく知られていますね。そうそう、ゼウスのパパなのですクロノスは、大地の女神・レアの夫であり、レアとの間に、ハデス(冥界の王)、ポセイドン(海
ウラノスと星たち出典:Wikipediaギリシャ神話における原初の神々のひとり。天空の神であり、全宇宙を最初に統べた原初の神々の王と言われています。ガイアの息子であり、また夫でもありますが、二人の間にはクロノスをはじめとするタイタン族(巨神)、キュクロプス(一つ目の巨人)、ヘカトンケイル(百本の手を持つ巨人)、ギガス(巨人)、ピュトン(牝蛇)、テュポン(最強の怪物)などの魔神・怪物をもうけました。タイタン族(クロノス以外)男神)オケアノス、コイオス、ヒュペリオン、クレ
ギリシャ神話における原初の神は、カオス・タルタロス・ガイア・エロス・エレボス・ニュクス以外、実にたくさんいます。ここでは、それ以外の原初の神々を紹介していきます。*順不同です。アナンケ運命、不変の必然性、宿命の女神アイテル天空の神。エレボスとニュクスの息子。メヘラの兄。メヘラ昼の女神。エレボスとニュクスの娘。アイテルの妹。『ギリシャ神話の始まり・エレボス(暗黒・幽冥)とニュクス(夜)』ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひ
ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとりであるエレボスとニュクス。エレボス(暗黒・幽冥)エレボスという名前は「地下世界」を意味します。また、地下の暗黒の神でもあるので、しばしばタルタロスと混同されがちです。エレボスはニュクスの兄ですが、夫でもあり、彼女との間にヘメラ(昼)とアイテル(上天の清明な大気)とカロン(地獄の渡し守)をもうけます。ニュクス(夜)ニュクスは、夜の女神であり、エレボス(幽冥)の妹であります。ニュクスは
ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとり。恋心と性愛を司る神であることは有名ですね。崇高で偉大で、どの神よりも卓越した力を持つ神であったようです。エロスという名前からは、あまり想像できないのですけどね(笑)背中に翼を持ち、手には弓と矢を持つ。黄金で出来た矢に射られた者は激しい愛情にとりつかれ、鉛で出来た矢に射られた者は恋を毛嫌うようになると言われています。古代には翼を持つ力強い男性、または若々しい青年であると描かれていましたが、やがて、少年の
ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとりであるエロスのお話しです。ある国にとても美しい3人の王女がいました。中でも末のプシュケの美しさは絶世の美女として噂になっていました。人間の女に負けることなど思いもよらなかったアプロディテは、美の女神としての誇りから嫉妬し憎み、エロスにその金の矢を使ってプシュケに卑しい男と恋をさせるよう命じます。そして、プシュケが子孫を残さぬよう鉛の矢で撃つようにエロスに命じました。黄金で出来た金の矢に射られた者は激しい愛情に
ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとりであるエロス。エロスはとてもいたずらっ子で、持っている矢で人や神々を撃って遊んでいました。ある時、エロスはアポロンに遊んでいたことを馬鹿にされ、復讐としてアポロンを金の矢で、たまたまアポロンの前にいたダプネを鉛の矢で撃ちました。黄金で出来た金の矢に射られた者は激しい愛情にとりつかれ、鉛で出来た矢に射られた者は恋を毛嫌うようになると言われていました。すると、アポロンはダプネへ恋心を持ち始め、彼女を追い回すようになりま
神々が生まれる以前、宇宙には何もないカオス(混沌)が広がっていました。そこにガイアが生まれました。ガイアは自らの力だけでウラノス(天の神)、ポントス(海の神)、ウレア(山の神)を産みました。そして、ガイアは自身の子供であるウラノスと結婚します。現代ではありえないことですけど、神様の世界には大いにあるようです。神々の王となったウラノスとの間にクロノスをはじめとするタイタン(巨神)、キュクロプス(一つ目の巨人)、ヘカトンケイル(百本の手を持つ巨人)、ギガス(巨人)、ピュトン(牝蛇)、テュポ
ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとり。奈落そのものとされた神で、兄弟姉妹関係にある大地の女神ガイアを配偶神とし、彼女との間に怪物テュポン、エキドナをもうけました。『ギリシャ神話の怪物・テュポン』出典:Wikipedia最大最強の怪物で、神々の王ゼウスに比肩するほどの実力をもち、そのゼウスを破った唯一の存在でもあるテュポン。母・ガイアと父・タルタロ…ameblo.jp『ギリシャ神話の怪物・エキドナ』ピッロ・リゴーリオによるエキドナの彫刻出典:Wik
ギリシャ神話を語るには、絶対に外せない神。カオス。主神ゼウスをはじめとするギリシャ神話における原初の神であり、全ての神々や英雄たちの祖にあたります。カオスは、存在全てを超越する無限を象徴していて、その名は「大口を開けた」「空(から)の空間」という意味を持ちます。配偶神はいませんが、タルタロス(奈落)、ガイア(大地)、エロス(愛と欲望)、エレボス(暗黒)、ニュクス(夜)を生み出しました。タルタロス(奈落)ギリシャ神話における原初の神カオスの次に生まれた原初の神々のひとり。奈