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今回は帝国劇場の筋書で祇園祭礼信仰記を紹介した縁でこちらの劇場の筋書を久しぶりに紹介したいと思います。※注:今回の筋書に出て来る役者名は当時名乗っていた名跡で記しますのでご注意ください。明治40年4月東京座演目:一、木花咲耶富士騒二、祇園祭礼信仰記三、唐模様倭水滸伝その時代時代によって座格が異なる事で知られる東京座です。前回紹介した東京座の筋書『明治34年9月東京座源之助と染五郎の与話情浮名横櫛』今回は絶賛公演中の鳳凰祭四月大歌舞伎に関連して久しぶり
今回は前回紹介した歌舞伎座や次回紹介する帝国劇場に関連してこの筋書を紹介したいと思います。※注:今回の筋書に出て来る役者名は当時名乗っていた名跡で記しますのでご注意ください。明治39年1月歌舞伎座演目:一、伽羅先代萩二、祇園祭礼信仰記三、酒道楽四、宝船春初夢今回は明治時代末期の歌舞伎座の筋書です。時期的に言うと丁度この筋書とこの筋書の間に当たります。九代目市川團十郎三年祭追善公演が行われた明治38年11月公演の筋書『明治38年10月歌舞伎座九代目市川團十郎三年祭
2泊3日の東京行きは涼しいと思ってたけど、まだまだ日中は暑くて少し霧雨にあったけど、過ごしやすい時間はほっとしました。行く時はマイレージを使って飛行機で✈️今回は窓際ではなかったので、富士山がなかなか見えなかった💦2日目の朝久しぶりに靖国神社へ霧雨の中お参りされる方のお辞儀が美しかったなぁアジア大会の日本が少し元気ないような、、、日本🇯🇵幕見の歌舞伎を見る前に築地本願寺まで行ってみた。はじめて見たけど日本じゃない感じ。羽がついてる虎?勇ましくかっこよかった!この後
9月4日(月)、歌舞伎座で、『秀山祭九月大歌舞伎』昼の部を観ました。二世中村吉右衛門三回忌追善の公演。77歳で亡くなった吉右衛門。あらためて、その年齢を思います。あと10年、せめて、あと5年。今回は、2日に開演して、すぐの4日の観劇。本来なら、それぞれの演目が、しっかりとかたまった頃に観劇するのですが、『二條城の清正』の松本白鸚の身体の疲労が蓄積しないうちにと思い。しかし、白鸚、無事に、千穐楽を迎えられそうなので、安心しました。そのかわり、と言うのもおかしいのですが、松本幸四郎
東京での仕事の合間、歌舞伎座での秀山祭九月大歌舞伎の、昼の部に行ってきました。今年は、二世吉右衛門の三回忌追善です。「祇園祭礼信仰記」で松永大膳を演じるのは、歌六。父を早く亡くし、十七世・勘三郎に教わった歌六。播磨屋になってからの約10年は、かなり濃厚だったそう。通称、「金閣寺」というとおり、場所は春爛漫の金閣寺。井戸、桜の古木、滝と、舞台が揃っています。そこに、王子鬘に小忌衣の大膳。最近色々な役で重さを感じる歌六は、国崩しでもスケールが大きい。ここから、個性的な人
本日2022年11月2日(水)午前11時20分から11時50分まで、NHK-FMにて『邦楽のひととき』義太夫『祇園祭礼信仰記』上燗屋の段の放送があります。ご出演は(浄瑠璃)豊竹靖太夫さん(三味線)鶴澤清公さん(ご案内)佐々木智一アナウンサーです。義太夫『祇園祭礼信仰記』上燗屋の段中邑阿契・豊竹応律・黒蔵主・三津飲子・浅田一鳥による合作:作詞(26分10秒)~NHK大阪局R-1スタジオにて収録~『邦楽のひととき』は、ご都合の合わない方
雑感も、最近のものと1年前ので色々で見辛いかもだけど。早く書きたいものから書いてしまおう。。私既に半袖ww2年ぶりの團菊祭故あって、第2部は観なかったのですけど……【土蜘】は本当に観たかった演目なので歌舞伎オンデマンドで観ました。。【土蜘】リアルで観れなかったの、痛いわ~って後悔するくらい素敵でした。。←これはまた別の記事に。【金閣寺】、リアルでは児太郎くんと康雄
「金閣寺」松緑/雀右衛門/愛之助/坂東亀蔵/左近/吉弥/福助大型連休最終日に観てまいりました。歌舞伎らしい趣向がいろいろあって、割と好きな作品です。松永大膳が刀を瀧にかざすと瀧壺から龍が現れたり、雪姫が桜の花びらでネズミを描くと本物の白ネズミが現れて雪姫の縄を食いちぎったり、その白ネズミが最後にパッと桜の花びらになって散ったり……、しかもその龍や白ネズミの小道具が可愛いくてね☺️松緑の松永大膳は今回で3回目だそうです。大膳は主君である足利義輝を殺して天下を狙う極悪人で、パワハラ
今回はまた地方の劇場の番付を紹介したいと思います。大正5年5月名古屋末広座演目:一、曽我の実録二、壷坂三、金閣寺四、醉菩提以前に鴈治郎の巡業を紹介した名古屋末広座の番付です。前2回の紹介はこちらをどうぞ大正4年4月公演『大正4年4月名古屋末広座鴈治郎の東海巡業』今回はちょっと珍しい筋書を紹介したいと思います。大正4年4月名古屋末広座演目:一、実録先代萩二、釣瓶壽斗屋三、けいせい恋湖水四、吉野山明治5年から昭和…ameblo.jp大正5年3月
桜の木に縛られた雪舟の孫娘、雪姫。祖父雪舟の故事にならって、集めた桜の花びらを使ってつま先でネズミを描くと、そのネズミが縄を食いちぎり、雪姫を助けます。平成31年(2019年)4月に国立文楽劇場で上演された『祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)』が昨日15日(月)から、令和2年7月15日(水)12:00まで(予定)期間限定で配信中です。動画の時間は1時間53分。是非、ご覧ください。【期間限定】「祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)
祇園祭礼信仰記「金閣寺」孝太郎/獅童/右團次/九團次/國矢/齊入/友右衛門昼夜とも千穐楽に観てきました。演目が発表になったとき雪姫はてっきり児太郎かと思っていたら孝太郎で、しかも雪姫初役だと知って驚きました。孝太郎の雪姫、艶やかさは控えめだけど古風な佇まい、形もセリフも品があって良かった。大膳の言葉で思案にくれる様子が丁寧で、直信を思う情感に溢れた後半も魅せられました。孝太郎の持つ古典の味によってこの一幕が引き締まった感じがした😊獅童の大膳は色気があるというよりチョイいやらしい感じだっ
あけましておめでとうございます理容師の黒川結子です。本年もよろしくお付き合いください!2020年新春は初歌舞伎(本当は2回目)確か20代の時に連獅子の舞をみた気がするけど、その頃は関心が無く、すごいなーという程度。今回は楽しんできたので、その意味で初という感じ市川海老蔵さん、花道をはけていく時の指先までも美しかったです。3番目の演目"雪蛍恋乃滝"で忍びの役の海老蔵様の幼少期の役に、御子息の堀越勸玄くんを起用するのも素敵。子供ゆえに可愛かった❣️
南座の吉例顔見世興行、昼の部の続き。「祇園祭礼信仰記」から、金閣寺です。大膳には鴈治郎、東吉は扇雀、直信は芝翫、軍平には愛之助。それから、主役の雪姫には壱太郎と。なんと皆さん、初役です。身に付いた型を守りながら、ワンチームで芝居を作り上げる。これが歌舞伎の、いいところ。千秋楽には、どう練り上げられているのでしょうか。どっしりして、悪の華を見せる鴈治郎。機敏で爽やか、知恵者の扇雀。兄弟の息が合っていますね。赤っ面の愛之助が、いいアイになっています。玉三郎か
4月20日(土)、国立文楽劇場で、第一部に引き続いて、第二部を見ました。16時からの開演。11時開演の、第一部が、『仮名手本忠臣蔵』であり、また、土曜日でもあって、観客の入りもよく、そのため、席は、13列1番という、はじの席。しかし、第二部は、1列24番。最前列、です。演目は、『祇園祭礼信仰記』。1757(宝暦7)年の12月。大坂の豊竹座。作者は、中邑阿契、豊竹応律、浅田一鳥、黒蔵主、三津飲子による合作。五段続きの時代物。現在は、その五段のうち、四段目のみの上演となっています。足利
大阪の日本橋(にっぽんばし)にある、国立文楽劇場で、文楽を見ました。第1部が、『仮名手本忠臣蔵』。その大序から四段目まで。残りは、夏休み文楽特別公演で、五段目から七段目まで。11月文楽公演で、八段目から十一段目。つまり、三回に分けての上演なのです。ということは、7月か8月、そして、11月に、また、大阪に行かなくてはならない、ということなのです。そのかわり、3公演を全て見ると、人形遣いの桐竹勘十郎さんがデザインした、「国立文楽劇場三十五周年記念特製手ぬぐい」がプレゼントされるのです。
グッズを買うのも良いでしょう。でも、この記念スタンプは本当に観劇記念になりますね。大阪・国立文楽劇場の2階ロビーに置いてある記念スタンプはコレクションして時々見返してみると思い出が蘇ります。是非、観劇記念にスタンプを押してくださいね。国立文楽劇場公式ホームページ【4月文楽公演】ご観劇記念スタンプのご紹介*********受講者締切ました。2019年4月20日(土)天野光の文楽講座・應典院にていつでも入会可能天野光のオン
大阪文楽劇場4月公演、6日土曜日初日夜の部に行ってきました前夜にチケットをとりました10列目の床よりが取れました仕事を終えてギリギリセーフでした確か、16時開演の10分前くらいに着いたのですが、第1部のお客さんがゾロゾロ退場している最中で、入場はまだ、止めていましたタイムスケジュールでは『仮名手本忠臣蔵』は、15:18に終わることになっていたはず係員にタイムスケジュールと違うね?と尋ねたところ劇中に何か催し物?があったらしいですそれで20分くらい遅くなったと初日だけ
本日初日の国立文楽劇場開場35周年記念4月文楽公演第2部を観てきました。劇場前の桜が満開でした。花びらがヒラヒラと風で運ばれて正面玄関のところまで来ていまいた。春ですねえ!今日観た演目は向かって左側のふたつ。2階のロビーに上がると絵馬が。赤穂大石神社に奉納するそうです。千秋楽には絵馬でいっぱいになるといいですね。祇園祭礼信仰記は1757年に大阪で人形浄瑠璃として上演されたのが最初だそうです。その翌年に歌舞伎でも上演されて、当時から金
新聞記事を整理していたところ、文楽関係の記事が二つ。文楽の三味線の六代目鶴澤燕三さん。師匠は人間国宝だった五代目鶴澤燕三さん。舞台の演奏中に脳出血で倒れてしまいました。そして六代目も舞台で演奏中に脳梗塞。四月公演では「仮名手本忠臣蔵」の「塩屋判官切腹の段」の切を豊竹咲太夫の相三味線として演奏されますね。もう一つは「祇園祭礼信仰記」の雪姫。雪姫といえば、三姫のひとつ。残りは「鎌倉三代記」の時姫、「本朝十二孝」の八重垣姫ですね。雪舟の孫娘である時姫は、とある事情で花び
私とふじおくんのブログにお運びいただきまして本当に有難うございます。***温かなご依頼を戴いておりました桜文鳥さんのペルちゃん先日完成いたしました桜文鳥さんでいらっしゃいますので"桜柄のお着物を着せてあげたい"若しくは"桜のお花の中で・・・""もっともっと一緒に居られる時間にいっぱい与えられたものをペルさんに・・・"と仰ってくださいましたペルちゃんのお母さまのご希望に添わせていただけます様に歌舞伎狂言"祇園祭礼信仰記"の雪姫さまを参考イメージさせていた
私とふじおくんのブログにお運びいただきまして本当に有難うございます。***1年前のふじおくん-2018.1.5photographing-大大換羽で髪の毛(あらゆるお羽)がボサボサでまるで寝癖の様なちいさなお羽が右の頭に・・・(苦笑)・・・大換羽の折はお疲れがいっぱいでお食事とおねむの繰り返しで代わってあげたいな・・・共に過ごすことが出来ました4年5ヶ月毎回その様に思っておりました*ふじおくんが虹の国に留学いたしました"4歳"大好きな歌舞伎を拝見
私とふじおくんのブログにお運びいただきまして本当に有難うございます。***年末年始に楽しみにしておりました番組等も次々と消化をしてしまいまして少し寂しさを感じております(笑)*年始早々おろしたてのお大根をダイニングにぶちまけてしまい本日もあらゆる場所からお大根と思われます破片が見つかりますが(苦笑)・・・-2017.1.3photographing-先程まではふじおくんの魂と一緒に1940年のディズニー"ピノキオ"の放送を楽しませていただき、ちいさ
私とふじおくんのブログにお運びいただきまして本当に有難うございます。***温かなご依頼を頂戴いたしまして・・・只今こちらの作品に刃を入れさせていただいております。ふじおくんと同じく虹の国に留学中のペルちゃん桜文鳥さんでいらっしゃいますので"桜柄のお着物を着せてあげたい"若しくは"桜のお花の中で・・・""もっともっと一緒に居られる時間にいっぱい与えられたものをペルさんに・・・"と、仰ってくださいましたペルちゃんのお母さまと虹の国のペルちゃんに喜んでいただ
9月22日(土)、歌舞伎で、昼の部を、見ました。歌舞伎座130年。九月は、秀山祭。最初の演目は、『祇園祭礼信仰記』、その四段目の『金閣寺』。もともとは、人形浄瑠璃。1757(宝暦7)年、大坂の豊竹座で初演。作者は、中邑阿契、豊竹応律など五人による合作。天下を狙う松永大膳(史実の松永弾正)により、金閣寺に囚われた将軍の母、慶寿院尼。そして、雪舟の孫にあたる雪姫。それを救いだそうとする、小田信長(史実の織田信長)の家臣の此下東吉(史実の木下藤吉郎)。この雪姫、「三姫」の一人。「三
明日は歌舞伎座の、今月最後の舞台。終わってしまう寂しさと、無事にここまでいらして良かったなと安堵の気持ち。入り混じって舞い散る桜みたい。千穐楽を前に何ともいえない気持ちになって、その日はつい時計を気にしてしまう。今頃はきっと・・・と様子を思い浮かべて、ふと手が止まったりもする。舞台に通うようになって四年近くになりますが、時折、そういうことがあります。(^^;明治座の『御宿かわせみ』、歌舞伎座での成駒屋さん襲名披露、昨年の平成中村座、そして京都顔見世も。今年は二月の博多座花形
前回のブログの続きです。9月歌舞伎座・昼の部、中村児太郎(24歳)が初役で挑む『金閣寺』の雪姫、ほんとっ、いいのよねー。でも、児太郎の良さって、どう書いたらいいのか、表現しにくいのね。例えば、中村米吉だったら「可愛いのよねー」の一言で通じるでしょ。児太郎の場合、私は美しいと思うのだけれど、玉三郎のように匂い立つ美しさではないし…普段の素顔は、ごく普通の若者で、特別のイケメンというわけでもなく、控えめにしている青年。ところが…、舞台に立つと、特段に大袈裟な芝居を打つわけではないのに、身
今日は七夕ですが、夕方から再び雨が降り始めました。各地で続く大雨の報。ご心配が早くなくなりますように・・・。巡業が始まると、巡業先の天候も気になります。(^^;中央コースの今日は秋田県の康楽館。この芝居小屋もいつかは、と思っていますが・・・あまりに遠くて難易度高し。しばらくは夢見続けることにします。今月の公演は、もう少し先に伺う予定です。襲名披露最後の公演。寂しさも感じますが、楽しみに。七月は巡業、八月は稚魚の会・・・。そして早くも九月秀山祭大歌舞伎、十月吉例
昨夜は職場の送別会でした。女性が多めの職場で最初はちょっとカルチャーショックだったのですが、(それ以前の環境がいかに男性社会だったか気付いて愕然としたり。^^;)入ってみると皆さん意外に逞しい。昨日も「女子会」と言いつつガッツリ焼肉でした。そして素敵なフラワーセレモニー。女子力と男子力?!を兼ね備えた幹事さん(&参加者の皆さん)素敵です。楽しいひととき。・・・さて、逞しい女性の話(金閣寺)の続きです。f(^^*梅枝さんの雪姫は静的なところ、動的なところ、自在に変化するしなやかな
今頃ですが、先月の松竹座。(^^;観て間もなく「足跡姫」モードに入ってしまい、お蔵入りしていた観劇日記。(?)せっかくなので残しておきます。のんびりで、すみません。一月の公演で少し身近になった大阪で、いつか観てみたいと思っていた「金閣寺」、そして梅枝さんの雪姫に興味をひかれ、附け打ちが山﨑徹さんなのにも背中を押されて午後の部のみ拝見しました。久し振りの近鉄は名古屋駅からホームへ降りたらいきなり関西!の空気。田園風景の中を走ってちょっと旅行気分になれるのも楽しいです。梅枝さんは昨年
私のように数多く舞台を見たい人間にとっては3階席は非常に有り難い。コストだけでは無く、パフォーマンスも最高なのだ。二月花形歌舞伎夜の部『祇園祭礼信仰記』について書いてみよう。詳しくはホームページのブログを御覧下さい。早期退職者の知的生活↑↑↑クリックして下さい。古典芸能案内人天野光(アマノヒカル)でした。私のフェイスブックはこちらから。フォロー、お友だち申請はお気軽に!天野光ツイッターはこちらから。フォローはお気