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昼夜とも仁左さま由良助でコンプリートできました!今回は2組のチームによる昼夜の公演ということで4パターンすべてをご覧になった方も多いことでしょう。私は昼の部の松緑由良之助チームは観てないのですが、今回、仁左さま由良助の夜の部を観ながら、先に観た愛之助由良助チームとのちょっとずつの違いに気づきナルホドーと思ったり。それにしてもやはり通しでの上演は面白い。今回出さなかった二段目や、八、九、十段目もやって欲しかったけど1日では無理ですね。これらを含めた全段の上演は、2016年に国立劇場で「3ヶ
これ、昼夜通しでは仁左さまご出演の回を組んで来週に観ますけど、愛之助が由良之助を初役で勤めるということなので、観ておくべきかなと思って、また、尾上右近の斧定九郎も観たくて、行ってきました。結局、お目当ての2人ではなく、おかる時蔵と平右衛門巳之助に持っていかれた😅以下、段ごとに書きます。五段目(山崎街道鉄砲渡し、二つ玉)菊之助/尾上右近/萬太郎狩人姿で登場する菊之助の勘平が端正で美しく、所作も形が決まってしっかり見せていた。仙崎弥五郎は萬太郎で、特に注目はしてなかったんだけど🙇♀
一生に一度は文楽の『仮名手本忠臣蔵』は見るべきなんです。いきなりポジショントークみたいになってしまいましたが、簡単に理由を言いますと、こんなに身の引き締まる観劇体験はそうそうできるものではないから、です。身の引き締まる観劇体験を味わえるのは、第1部四段目「塩谷判官切腹の段」です。塩谷判官は、史実の浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)。播州の名産品「赤穂の塩」から連想させるために、塩谷判官と名付けているのです。この四段目には、塩谷判官が無念の思いで腹を切るシー
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます昨日は久しぶりに椅子ではなくお布団で横になれて一日の大半をグッスリ寝てしまっていました🌸京都南座吉例顔見世興行市川團十郎白猿襲名披露市川新之助初舞台夜の部仮名手本忠臣蔵祇園一力茶屋の場感想です実際の一力亭の近くで味わう祇園一力茶屋の場今もお店やっているなんてすごいことですよね。こうして続いているということに夢や希望を持つことが出来るように思います。近くには行きましたが(写真は撮らなかった)中どんなだろう
https://www.gion.or.jp/gion_shop_detail/一力亭一力亭祇園商店街は八坂神社参道として、日本の美意識に出会えるまちを目指します。www.gion.or.jp昨日は祇園の中でも最も格式のあるお茶屋さんにお呼ばれしてお食事をいただきました。お写真が一切NGなので、残念ですが、お食事もお部屋もお軸も素晴らしかったです。花街総見でいらしていた舞妓さん芸妓さん達が6人もいらしていました。娘に接する母親のようにお話していました笑😆祇園小唄も特別
仮名手本忠臣蔵七段目「祇園一力茶屋」仁左衛門/雀右衛門/海老蔵/橘三郎/松之助/吉之丞/橋之助/鷹之資/千之助仁左さまの七段目由良之助、歌舞伎座では久しぶり?柔らかさと色気と品格と大きさと……はぁ~、今回も絶品でございました🎉ほろ酔いで遊興にふける軽さと愛嬌、三人侍(吉之丞、橋之助、鷹之資)や平右衛門(海老蔵)と対するときのオモテの顔。おかる(雀右衛門)とのやり取りでこぼれる色気、九太夫(橘三郎)への怒り、心情も見せ方もさまざまに変わるけど、由良之助としての品位は絶対に失わないんで
今、昨年3公演に渡って上演された文楽の『仮名手本忠臣蔵』が期間限定で無料動画配信されているのですが、この際だから、劇場ではできないことをしながら動画を鑑賞することをオススメしています。今日ご紹介するのは、第二部七段目祇園一力茶屋の段で祇園一力茶屋の女の人になって「手の鳴る方へ手の鳴る方へ」「由良鬼待たい、由良鬼待たい」と言いながら大星由良助と一緒に鬼ごっこをすることです。はい、手を叩きながら、由良助を呼ぶのです。坂本九さんは名曲を残しましたね。「幸せなら手
最後は、“仮名手本忠臣蔵祇園一力茶屋の場”前に、爺!!さまから頂いた歌舞伎模型の“祇園一力茶屋”なんとなくこの世界観(祇園という場所やお茶屋という響きや…)が好きなのですが、まさかここで松也さんの大星由良之助が観られるとは…嬉しかったです。ただ、松也さんが“大星由良之助”とはちょっと驚きだったんですけどね。だって、年齢的に若いでしょ。とは思ったけど、貫禄ありました。浅草で中心となって引っ張っていく松也さんと、大星が皆から慕われるのと重なります。酔っている大星と最後のキリッとした大
「お年玉(年始ご挨拶)」橋之助浅草歌舞伎は今年で40周年だそうです。お父さんの芝翫も出ていた時期があり、当時はお客さんがあまり入らなかった。そんな時に自分(橋之助)が生まれ、マスコミで話題になったことで浅草にお客さんが来てくれたので、父が「生まれてくれて感謝している」😊……と孝太郎さんが教えてくださったと💦最後は橋之助恒例「あいうえお作文」。オリンピックの各文字を頭文字にした文だったけど、マトモすぎて面白くなかった😬真面目な人なんだなーと思いました。絵本太功記「尼ヶ崎閑居の場」
夫:一力茶屋は赤穂義士の大石内蔵助が通った由緒あるお茶屋だね。それにつけても二年前の僕の討入りが懐かしい。妻:人気のない、朝の祇園界隈を散策しました。松島屋の大星由良之助に上方歌舞伎の粋(すい)を味わってきました。
夫:(昨晩は遅くまで会議、明朝は早くから会議。二日続けて別宅泊りです。妻は昨日から京都へ出張。羨ましいなぁ。)妻:顔見世初上演の「金閣寺」は初役揃いで雅趣豊な世界が繰り広げられました。昼の部、すべて堪能してきました。
南座の昼の部、キリは「仮名手本忠臣蔵」から「祇園一力茶屋」の場です。この七段目、季節も場所もぴったり。そうなると、座組みが気になります。平右衛門は芝翫、お軽は孝太郎。ほう、これは、あるようでなかったカップル。基本に忠実ながら、ときに前のめりになりがちな二人。さあ、どうだ。いやいや、これがぴったりの兄弟。これが、歌舞伎のうれしさの一つ。「わりゃ妹か。兄さんかいなぁ。」「それで勘平さんはぇ。おお、元気だよぉ。」「妹、われの命は俺がもらった。あぁれぇ。」「兄さ
2019年8月4日(日)『天野光と文楽へ行こう6』と『天野光の文楽講座』を兼ねたレクチャーが大阪・應典院さんで開催されました。前回の文楽講座のレビューを読んだ應典院事務局の繁澤さんから「天野さんの講座ってアニメ『巨人の星』の星飛雄馬みたいですね。」とおっしゃっていただき、嬉しかったです。前回『天野光と文楽へ行こう5』レビュー前回のレビューに書いていただけたように「執念」と形容してもらえる程、こだわりを持って文楽講座に挑んでいます。今回に限っていうと忠臣蔵
夜の部2回目は「祇園一力茶屋」(七段目)のお軽と平右衛門が玉三郎と仁左衛門の日に行ってきました。1回目の感想では書かなかった「熊谷陣屋」から始めます。一谷嫩軍記「熊谷陣屋」幸四郎/魁春/雀右衛門/菊五郎/左團次/芝翫/鴈治郎/隼人/巳之助/萬太郎/歌昇魁春の相模、雀右衛門の藤の方、菊五郎の義経、左團次の弥陀六など、諸先輩の胸を借りる形での幸四郎/熊谷。大変なお役です。2010年@新橋演舞場にて初役の染五郎/熊谷は記憶になくて(単に私の覚えの悪さゆえです)、初めて見る気持ちでドキドキ
いや~尊い…尊いものを見ました…初めて生で仁左玉を見たのです。私のように、新しくなった歌舞伎座以降、歌舞伎ファンになった者にとっては、恐らく初めての共演ですよね。もう、一生見られないかと思っていたから…感無量。2013年12月の歌舞伎座こけら落し公演で、初めて玉三郎さんのお軽をみて、その愛らしさ美しさに仰天しましたけども、あくまでもその時は、平右衛門である海老蔵強化レッスンの要素もあったと思います。ただ今回は、受ける平右衛門が仁左衛門様ですからね。どんな変化球だってお手の物!
おはようございます♪東京・大岡山駅徒歩5分、ポーセラーツ教室Sonchic(ソンシック)です。先日秩父に小鹿野歌舞伎を見に行ってきました^^夕方からの開演で、たき火にあたりながら・・・「仮名手本忠臣蔵」七段目「祇園一力茶屋(ぎおんいちりきぢゃや)」の場最後は目の前で盛大な花火♪とってもよい経験になりました〜
全体についての説明と、登場人物名の史実との対応一覧は、大序(だいじょ)ページにあります。「祇園一力茶屋(ぎおんいちりきぢゃや)」の場歴史上の忠臣蔵においても、大石蔵之助が吉良上野介の目をくらますために京の都で遊興したのは事実らしく、どんなに派手にアレンジされた「現代風忠臣蔵」でも、これに類似した場面は必ずと言っていいほどあります。遊郭が舞台だから絵になりますしね。わりと断片的なストーリーの積み重ねで話が進みます。断片的なそれぞれのパーツが、前段までの内容を受けているので、この段だ
全体についての説明と、登場人物名の史実との対応一覧は、大序(だいじょ)ページにあります。「山科閑居の場」(やましなかんきょのば)「閑居」(かんきょ)というのは隠居所くらいの意味です。大星由良之助(おおぼしゆらのすけ、大石内蔵助にあたります)の別荘です。京都郊外の山科にあります。主君の塩治判官(えんやはんがん、史実の浅野内匠守にあたります)の切腹とお家断絶のあと、表向き由良之助はここに引っ込んで、公務から引退しています。そしてヒマそうに祇園に行っては遊んでいるのです。とい
全体についての説明と、登場人物名の史実との対応一覧は、大序(だいじょ)ページにあります。ていうか、この段出ません。通し上演でもスルーされます。ええ文楽ですら。というわけでワタクシも見たことありません。まあ一応浄瑠璃を読めばお芝居の内容はわかるので、演出云々は置いて、流れを書きます。いつか出るかもしれないし。この段の主人公天河屋義兵衛(あまがわやぎへえ)町人ですよ。作中唯一の町人の主人公です。ていうか時代物の浄瑠璃作品で、町人がこういうふうにかっこよく目立つのはめずらしいで