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●失われた貌櫻田智也さんの『失われた貌』読了いたしました。このミス2026年、日本のミステリでは第1位の作品です読みやすく、ミステリを初めて読まれる方でもチャレンジしやすい感じが良いのかなと思いました本格ミステリー倶楽部の皆さま方のように、本格ミステリの世界を味わい尽くしておられる方々向けではないです社会派ミステリという感じもしますし、ドラマや映画になったら面白そうなイメージです観たいですね複雑に入り組んだ人間関係も魅力的なのですが、今回いつもほどは感情移入できずに終わっ
ブラックスワン(幻冬舎単行本)Amazon(アマゾン)ブラックスワン[相場英雄]楽天市場台湾に住む元自衛官城戸護という人物が主人公です。自衛隊退官後はアジアを訪問する旅行者やプロスポーツ選手のボディガードを請け負っている彼に、実の娘から友人のガードを依頼される。その友人は日本人と台湾のハーフであり、現在はカナダ在住の大学院生という。彼女は自分のルーツである台湾と沖縄に行きたいと願うが、いきなり台湾で何者かが狙撃をしてくるという事態に
中編小説『黒に沈む柘榴』について、ご意見を伺いたいです。年末に向けて、父に贈るために書き上げた中編小説「黒に沈む柘榴」を、12/20〜公開しようか迷っています。私の父は昭和27年生まれで、松本清張や森村誠一といった“社会派ミステリ”を長く読み続けてきました。そんな父に届くように──静かな恐怖と、情念の深さ。現代と過去が、ゆっくりと交差する物語。そんな作品に仕上げています。ただ、公開の前に伺いたいことがあります。・読んでみたいと思うか?・タイトルの印象はどうか?皆さん
『悲嘆の門』これまでの宮部みゆきのように、社会派ミステリーかなと思って読み始めました。ふんふん、最初はサイバーパトロールのバイトする大学生の話で、確かに社会派ミステリーっぽいな。でも、あれあれ、いつのまにか、これファンタジーに大変貌。この方こんな本も書くんだと驚きました。ファンタジーあんまり読んだことないんですよ。だから、文章も構成もうまくて、さすが宮部みゆきと思ったけれど、楽しめたのか楽しめていなかったのかというと、どうも微妙です。でも挫折せずに最後まで読み切れました
「護られなかった者たちへ」中山七里2018年(画像お借りしました)あらすじ仙台市の福祉保健事務課長三雲忠勝が手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方物盗りによる犯行の可能性も低く捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は?なぜ三雲はこんな無惨な殺され方をしたのか?罪と罰…正義が交錯した先に
こんばんは~またまたドラマ化された社会派ミステリーを~「夜の道標」芦沢央~塾経営者が殺害されて、2年~刑事、被疑者、匿う者、少年のそれぞれの視点から~ストーリーが展開します~事件の動機はあまりにも残酷ですが、最後が救われました~先が気になり、一気読みでしたよ~ドラマも見てみたいかなぁ~ではでは~
ご訪問くださりありがとうございます読書の秋ですね。うちの受験生、まったく本読まないマン。親が読んでると子どもも読書好きになるとか言うけど、影響受けない場合もあるからね。結局、すべては人それぞれ。笑これは、なかなか重い話でした。どことなく、『砂の器』に通ずるような。葉真中顕の作品が好きな方ならきっと気に入ると思います。ドラマ化されたのを知りながら読みはじめ読了後にキャストを見てへえ~ってなったよ。阿久津弦を演じてるのは野田洋次郎なんだね。WOWOWは入ってないので
大門剛明の小説を実写ドラマ化する本作は、冤罪(えんざい)の救済に挑む弁護士たちの戦いを描く社会派ミステリー。監督は映画『Winny』の松本優作が務める。中島が演じるのは弁護士の藤嶋翔太。『連続ドラマWシリウスの反証』は、WOWOWにて2026年1月より放送・配信(全5話)。中島裕翔、難攻不落の再審請求に挑む若き弁護士に『シリウスの反証』来年1月ドラマ化中島裕翔、難攻不落の再審請求に挑む若き弁護士に『シリウスの反証』来年1月ドラマ化中島裕翔が主演する『連続ドラマWシリウスの反証
『あなたに心はありますか?』(一本木透著)を読みました。この本は、東央大学工学部の胡桃沢宙太教授が主人公の社会派ミステリーです。交通事故で家族を失い車椅子生活を送る彼は、盟友と共に「AIに心を持たせる」研究を進めます。しかし、研究者に殺害予告が届き、不穏な連続事件が起こります。AI軍事利用に反対する彼らの研究は妨害され、科学の夢と権力の思惑が交錯する中、胡桃沢は真実に迫っていきます。「心とは何か」「AIは心を持ち得るか」という問いを通じて、人間の本質を鋭く描きます。実際
早いもので…5月くらいからTVで予告が流れていたブラック・ショーマンと名もなき町の殺人が、いよいよ9/12から上映されます。今年になって、色々あったフジTV、CMが無くなったものだから、やたらとドラマ、映画や舞台の予告編が多くなってきましたよね…で、原作は、かなり前に読んでいた私。もうすっかり内容を忘れてしまっておりました💦で、読み返した⤵︎『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』元?マジシャンの神尾武史が、父親を殺された姪の真世と共に静かな町で起きた不可解な殺
事件記者の記者魂と矜持が描かれた社会派ミステリー。【あらすじ】中央新聞長野支局の事件記者・関口豪太郎は、昼間にホテルモルトインの裏の駐車場で心筋梗塞で倒れていた女性を見知らぬ青年と共に助ける。しかし、その青年・高田は深夜に戸隠の明鏡池で溺死体となって発見される。死因は自殺との警察発表に疑念を抱き、豪太郎は調査を始める。実は高田は偽名で、本名は早見新司(32歳)。彼はなぜ明鏡池で亡くなっていたのか?一方、東京本社の調査報道班は、創立して5年の若い会社・東京M&Sについて内部告発があっ
あらすじAIに心は宿るか。慟哭の社会派ミステリー。東央大工学部特任教授・胡桃沢宙太は、交通事故で家族を失い、自身も半身に瑕疵を負って車椅子生活を余儀なくされている。彼はAIロボットに心を持たせるべく、盟友の二ツ木教授と産学官共同の巨大研究開発プロジェクトを立ち上げ、世間の耳目を集めていた。しかし、キックオフイベントとなる講演会でパネリストとして登壇した教授の一人が壇上で倒れ、帰らぬ人となってしまう。その後、胡桃沢を含む他の三人の教授たちにも殺害予告が届く。標的にされた胡桃沢たちは、AIの軍事利
「水鏡推理」松岡圭祐松岡圭祐作品には、人の死なないミステリーというシリーズがあるこれもそのひとつ裏表紙のあおり文には、美女公務員の下剋上エンタテイメントとあるなぜ人が死なないのかというと、このシリーズの主人公の敵になるのがほとんど詐欺師だからだ相手にしているのが殺人者ではないので、人に死には遭遇しない展開となっている文部科学省の一般職ヒラ職員の水鏡(みかがみ)瑞(みず)希(き)が、研究費不正使用を調査する特別チームに配属され、税金を掠(かす)め取ろうとする悪者を退治する
BOOKデータベースより「首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にももう一つの爆弾が落とされていた。ブログに突如書き込まれた【宣戦布告】。そこでは、SNSで誹謗中傷をくり返す人々の名前や年齢、住所、職場、学校……あらゆる個人情報が晒された。ひっそりと、音を立てずに爆発したその爆弾は時を経るごとに威力を増し、やがて83人の人生を次々と壊していった。言葉が異次元の暴力になるこの時代。不倫を報じられ、SNSで苛烈な誹謗中傷にあったお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。ほ
BOOKデータベースと本の帯より「ミステリ・ランキング常連の注目作家による、新境地連作ミステリ。地獄は始まる。あなたの隣の小さな悪意から……。リタイアした元刑事の平穏な日常に降りかかる事件の数々。身近な人間の悪意が白日の下にさらされたとき捜査権限を失った男、平良正太郎は、事件の向こうに何を見るのか」「かくれんぼ」「アイランドキッチン」「祭り」「最善」「嘘と隣人」図書館に予約していましたが、予約数三桁もあり、直木賞候補作だけど、直木賞発表までには絶対読めない(年内も無
BOOKデータベースより「輪郭は強烈な輝きを放っているのに、彼の中心は闇に沈み、謎めいたまま――ひったくりの犯人を突き止めた。事件はそれで終わらなかった。私たちは、ある男が歩んだ道を辿り直すことになる。本屋大賞作家、渾身の長編知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、自分が通う大学で犯人探しをしようとするが、心配だから同行させてほしいと言
小杉健治さん「父からの手紙」読み終えました📕小杉健治さんは初めて読みました☝️社会派ミステリーや時代物小説などを手掛けてこられたようです🧔♂️「最後の手紙」を読み終えたあなたはきっと涙が止まらない…と言う帯の文に惹かれて読んだのですが涙は…出なかった😅失踪した父を探す麻美子👩🦱義姉を探す圭一👨🦱探すうちに見えてくる真実と2人の接点麻美子の部分と圭一の部分が交互してややこしかったけどやがて2人の探している事が合わさって結末が…✌️物語には引き込ま
BOOKデータベースより「別居中の妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺――110番通報の時点では単純な事件と思われた。だが犯人が直接目撃されていないうえ、被害者の夫には別の家庭があった。強欲と憤怒に目がくらんだ人間たちが堕ちていく凄まじい罪の地獄。因業に満ちた世界を描ききった傑作ミステリー!」プロローグ廣田家の殺人楠原家の殺人鷹尾家の殺人衣更月家の一族エピローグ各章ごとの事件が、妙にリアルで、しかも、ろくでもない人が沢山出てきて(著者は弁護士さんなので
BOOKデータベースより「第5回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》作!やさぐれ弁護士×天才少女弁護士・海棠忍は、しがない法律事務所で依頼に振り回される日々を送っている。最大の悩みは、自らが後見人をつとめる十五歳の少女、黒澤瑞葉。ずば抜けて聡明なのだが、事務所に入り浸って事件に首を突っ込もうとするのだ。ある日、小学6年生の杉浦涼太が事務所を訪れ、三年前に事故死した祖父の遺品を取り戻してほしいと依頼する。幼い記憶ではあるが、祖父は最も大切にしていた黒猫の絵を「自分が死んだら涼太に贈
6/4(水)@新宿ピカデリーにてガール・ウィズ・ニードル2024年|デンマーク、ポーランド、スウェーデン|123分|PG12監督・脚本:マグヌス・フォン・ホーン撮影:ミハウ・ディメク出演:ヴィクトーリア・カーメン・ソネ、トリーネ・デュアホルム、他モノクロームの画面に重なる不穏な音響で劇場で予告編を目にする度に気になっていた作品舞台は第一次世界大戦後のコペンハーゲン旦那は戦地に行ったきりで便りもなく家賃を
BOOKデータベースより「大正七年の秋、与謝野晶子は大阪で宙に浮かんでいた。夫である鉄幹と共に通天閣の足元に広がる遊園地「ルナパーク」を訪れたものの、夫の言葉に血がのぼり彼を置き去りにひとりでロープウェーに乗ったのだ。電飾まぶしい遊園地を見下ろし、夫婦というものの不確かさを嘆く晶子。そのとき突然ロープウェーが止まり、空中で動かなくなって……。(「夫婦たちの新世界」)遠野には河童や山男など不思議なものがたくさん潜んでいるという。隣村を目指して朝もやの中を歩いていた花子は、「くらすとで
[夜の道標]読了。重いテーマで考えさせられる、社会派ミステリー。評判の良い塾講師が殺害された。犯人は逃走したまま2年が過ぎる……。2人の小学生、犯人を匿う女性、刑事の視点で物語は描かれている。旧優生保護法の闇や犯行動機等、読んでいて辛く人生を狂わされた人達のことを思うと胸が痛む。やるせない気持ちでいっぱいになってしまったけど、終わり方はよかったと思う。秋にドラマ化が決定!(地上波ではない)観たいなぁ~
BOOKデータベースより「Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。無人になって6年が過ぎた山間の集落・簑石を再生させるプロジェクトが、市長の肝いりで始動した。市役所の「甦り課」で移住者たちの支援を担当することになった万願寺だが、課長の西野も新人の観山もやる気なし。しかも、公募で集まってきた定住希望者たちは、次々とトラブルに見舞われ、一人また一人と簑石を去って行き……。直木賞作家・米澤穂信がおくる極上のミステリ悲喜劇。」連作短編と
BOOKデータベースより「僕のおばあちゃんの手にかかればどんな騒動もたちまち解決!粋も人情も美味しい手料理もたっぷり味わえるシリーズ第4弾!高校生の望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂では、近頃万引きが多発しているという。商店街全体で警戒していた矢先、逃げる犯人に突き飛ばされ和菓子店の主人が怪我をしてしまう。正義感に駆られる望は、友人と万引き犯を捕まえようと思い立つのだが……。商店街で起きた騒動を描いた表題作の他、全七編を収録。粋と人情、そして美味しい手料理が味わえる大好評シリー
BOOKデータベースより「時代も国も超えて、魅力的なミステリは存在する。人の営みが謎を生むからこそ、解決もまた人に寄り添わねばならないのだと、この作品は教えてくれる。――今村昌弘(作家)「時代小説なのに」と「時代小説だからこそ」が驚愕の融合!現代ミステリ作家・織守きょうやが時代小説に挑んだ理由がここにある。――大矢博子(書評家)本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。「相生町の親分」と呼ばれた亡き父の人徳で、周囲の人々に顔を立ててもらってはいるが、いまだ自分の生業に
BOOKデータベースより「都会の片隅でひっそりと暮らすひとりの女。何かから逃れるように、孤独な日々を送る。パチンコ景品交換所、連れ込み宿の清掃、訪問介護の現場。仕事を転々とする彼女にも、かつて幸せな暮らしがあった。充実した日々は、ある違和感から少しずつ壊れていく。そして、ついにある事件を発端に、彼女の人生は破滅するーー。衝撃の問題作。」もの悲しいトーンの文章に引き込まれ、一気に読んでしまいました。じわじわ来る恐怖感。こんな立場になったらどうすれば、ああいう解決しかないのか
BOOKデータベースより「日下雄征は旗本の次男坊である。芸者の鶴次と情を交わし、好物のかりんとうを囓り、呑気に日々を過ごしていた。しかし、黒船の来航によって、世の中は大きく変わろうとしていた。先行きに不安を抱く雄征は、駆け出しの戯作者、鈍亭(仮名垣)魯文と出会い、自分の道を探っていく。幕末を舞台にした青春時代小説。」pyonpyonさんのレビューを読ませてもらって、興味を持って「かりんとう侍」中島要読了|pyonpyonブログ青春時代小説です。時にコミカ
BOOKデータベースより「東京郊外の高級住宅が並ぶ丘の上を毎日観察する老人の狙いは何か?また都心のデパートや地下街に出没するピエロの正体は?そして江戸川乱歩の古い写真を持つ老女の素顔とは?現代の東京に表出した奇妙な出来事はやがて四十年前の雪の北海道で起きた惨事の謎解きに結集する。著者が周到に企みをほどこした驚異の野心作を改訂完全版として新装復刊、著者による巻末解説も収録。2024年春公開予定映画『乱歩の幻影』を収録。江戸川乱歩の知られざる秘密に迫る「乱歩の幻影」。島田荘司のリアル
BOOKデータベースより「声なき声が届くなら、今度こそ記者を諦めない。『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞後、『星を掬う』『宙ごはん』で同賞に3年連続ノミネート。人間ドラマを中心に執筆してきた町田そのこさん、初のサスペンス巨編!北九州市の高蔵山で一部が白骨化した遺体が発見された。地元のタウン誌でライターとして働く飯塚みちるは、元上司で週刊誌編集者の堂本宗次郎の連絡でそのニュースを知る。遺体と一緒に花束らしきものが埋めれられており、死因は不明だが大きな外傷はなかった
BOOKデータベースより「新任判事補と癖が強すぎる裁判官が、市内で起こる特殊詐欺事件に挑む。現代の姿を「司法」であぶりだす社会派リーガルミステリー。日向由衣は裁判官に任官して三年目。念願がかなって志波地方裁判所の刑事部に配属された。しかし、異動が決まった直後から、直近の先輩となる紀伊真言(まこと)裁判官にまつわるさまざまな噂が耳に入っていた。しかも、そのほとんどが悪評である。紀伊は、理系大学院出身の変わり種だが、プログラムを組むように淡々と裁判を進め、バグを処理するように有罪判