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各部、配信開始時期を、ずらしての配信になっています。第1部『碁太平記白石噺』田植の段/逆井村の段は、先週土曜日8日から、配信が始まっています。視聴料金は、各3,000円(税込)視聴期間は、購入日を含む14日間です。51年ぶりの上演となった「逆井村の段」は、配信でも、是非、見ておきたいですね。配信期間①令和4年10月8日(土)10時~10月23日(日)23時59分②令和4年10月15日(土)10時~10月30日(日)23時59分③令和4年10月22日(土)10
先日、と言ってももう10日以上前なのですが、国立劇場の小劇場で上演されていた文楽9月公演を鑑賞してきました。現在の国立劇場、つまり初代国立劇場は、建て替えのため、来年の10月末で休館となります。今回の文楽公演は、初代国立劇場さよなら公演の第一弾とのことです。そのせいか、公演プログラムが立派になっていました。さて、今回わたしが鑑賞したのは、第一部と第二部。演目は以下の通り。第一部碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)田植えの段逆井村の段第二
国立劇場小劇場、9月6日(火)、第一部と、第二部を、見ました。『初代国立劇場さよなら公演』。現在の、初代国立劇場は、来年の10月末で、閉場。予定では、2029(令和11)年の秋に、2代目国立劇場が開場。第一部は、『碁太平記白石噺』。その4段目、5段目。『碁太平記白石噺』は、安永9(1780)年1月、江戸の外記座での初演。その時は、『しろいしばなし』であったが、その年の11月、大坂で再演された時には、『しらいしばなし』と。作者は、烏亭焉馬(1743~1822)。大工の棟梁。で、落語
九月国立劇場でみます文楽の解説講座に行く前に予習をしました。拝見します文楽はこちら、講座は文楽とはどういうものかということから演目について。あらましをまとめてくださったプリントと貴重な参考映像を見せてくださりながら熱心にお話してくださった90分の講座でした。⭐️文楽は歌舞伎のお母さん、⭐️世界一の人形芝居音楽、三人遣い、作品⭐️義太夫の基本は語り分けと弾き分け太夫・三味線・各々一人、掛け合い形式も有り⭐️音楽について三味線唄語りもの⭐️人形について三人遣いとは参考、
9月6日月曜日~その15(写真)『人形芝居の研究』石割松太郎(S18年11月10日修文館)、『人形芝居雑話』石割松太郎(S5年10月8日春陽堂)、『文楽雑話』石割松太郎(S19年1月10日修文館)、『改修文楽の研究』三宅周太郎(S15年3月8日創元社)、『續文楽の研究』三宅周太郎(S16年1月25日創元社)、『文楽の鑑賞』山口廣一(S19年1月15日畝傍書房)、『文楽の藝術』内海繁太郎(S18年10月1日三笠書房)、『文楽聞書』茶谷半次郎(S21年5月25日全國書房)、『文楽床本集』~「寿
初春文楽公演の第1部と第2部を観劇してきました。千穐楽です!◆菅原伝授手習鑑車曳の段、茶筅の段、喧嘩の段、訴訟の段、桜丸切腹の段歌舞伎での「車引」と「賀の祝」の部分。車曳は、初観劇!桜丸は、梅王よりずいぶん細いのね。三つ子ですが、後々で言われる通り三卵性。まったく似ていないのです。細いけど、桜丸はすでに切腹する覚悟なので、クーデターでもなんでもやってやれー!って感じ。松王の登場は、衝撃でした。もう松王が出てくるのに、太夫さんがいないよう~。ちょっと、ド
2021年(令和3年)初春文楽公演の動画配信が始まっています。自宅に居ながら、名作を鑑賞できますよ。配信サイトは2サイトあります。eプラスのストリーミングプラスかミレールです。お好きな方を選んでください。配信演目は第1部菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)車曳の段茶筅酒の段喧嘩の段訴訟の段桜丸切腹の段第2部碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)浅草雷門の段新吉原揚屋の段義経千本桜(よしつねせん
2021年1月17日(日)「天野光と文楽へ行こう10」に、ご参加の高崎真一さんから、初春文楽公演『碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)』ゆかりの土地の写真をたくさんいただきました。関西から宮城県白石市まで行くことは、なかなか無いので非常に有難かったです。高崎さん、ありがとうございました。ネットにアップすることを許可いただいていますので数枚シェアさせていただきます。高崎真一さんは国内外を旅したブログを、書いておられます。「誰も行かな
2021年(令和3年)1月17日(日)開催した「天野光と文楽へ行こう10」の事前講座について、参加者様からフィードバックをいただきましたので、シェアさせていただきます。・前段の説明もあり、わかりやすかったです。・気付かなかったことを知って鑑賞の妙味が広がりました。・前回とんでいたことが本当よくわかりました。また、後日、別のお二方からメッセージをいただきました。・日曜日の講演は大変役に立ち後で復習もできました。とても面白かったです。・私は3日の初日にも見たのですが、なぜ
2021年1月17日(日)天野光と文楽へ行こう10を開催しました。私たちが観劇するのは第2部『碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)』と、『義経千本桜道行初音旅』でした。事前講座を開催するに当たり、上演される段より前のお話をした方が分かりやすくなるのではないか、と思い、「田植の段」と「逆井村の段」についてもお話させていただきました。「田植の段」で代官・台七と天眼鏡の取り合いをしたことで姉妹の父・与茂作は殺されてしまうのです。昭和32年11月の芸術祭
10日は毎年恒例のお正月の国立文楽劇場にて文楽の鑑賞会和歌美先生がまとめてくださり鑑賞前にあらすじのご説明、鑑賞後にスペシャルゲストのお話がある。今年は第二部の碁太平記白石噺、義経千本桜道行初音旅碁太平記白石噺は初見かもしれない。浅草雷門の段、新吉原揚屋の段傾城宮城野と妹おのぶの話だが、おのぶちゃんが騙されたり(観九郎に!)どじょうという芸人がでてきたり、ちゃり場もあり。曽我五郎十郎の話も出てきて、そこが初春の演目なのかなと思う。雷門の奥を、咲大夫さんと燕さん
2021年1月9日は新春文楽公演第2部「碁太平記白石噺/義経千本桜」を観てきました(*´꒳`*)新春文楽公演は1月24日までとなっています。まずは碁太平記白石噺から、浅草雷門の段と新吉原揚屋の段。浅草雷門の段は面白いのですが、私は新吉原揚屋の段の方が好きです。衣裳を始めとした場の華やかさもですが、姉妹が再会し、それぞれの身の上話を語らい、仇討ちのために立ち上がるも、揚屋の主人に諭されて時節を待つことにする。涙なくしては観ることができない場面です(T-T)しかし、この後どうなるのか
今日は平日なのですが、休みを取って歌舞伎へ。第五十回記念吉例顔見世御園座へ。緞帳◆昼の部「今昔物語」より一、狐と笛吹き(きつねとふえふき)11:00-12:15春方:梅玉親友秀人:錦之助楽人照芳:亀鶴楽人冬年:吉弥楽人夏雅:吉之丞媼:歌女之丞ともね:雀右衛門⇒あらすじを読んで、すごく楽しみだった演目。狐が出る!もふもふか?(もふもふ率は低めでした)。恩返しものの異種婚譚。狐との異種婚といえば葛の葉、安倍晴明が思い起こされます。それとは少し
傾城宮城野雀右衛門妹信夫孝太郎大黒屋惣六梅玉宇治掌説(由井正雪)の乱を描いた全十一段の浄瑠璃の七段目(歌舞伎手帳渡辺保)廓版『寿曽我対面』。奥州から出てきた信夫の田舎訛りの台詞は外国語のようでまったく意味不明父が殺されて母は病死と知った宮城野が癪(しゃく=胃けいれん=潰瘍?胆石?)を起こすと胸の下を紐で縛ったり惣六が投げ入れた薬をのませたり衣桁に掛けられた打掛の外し方がわからず引っ張って取ったり姉のために役
2018年06月26日読了浄瑠璃集(小学館新編日本古典文学全集77)2002.10.20発行全678頁「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」「双蝶蝶曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」「碁太平記白石噺(ごたいへいきしろいしばなし)」時代物三大名作(菅原伝授手習鑑、義経千本桜)の最高位どころか、浄瑠璃全作品の中でも最高の人気を誇る名作。大序から十一段目まである大作。赤穂義士事件を扱った作品は他にも数多くあり