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早いもので、4月も今日で終わりですね。大好きな読書をする体調と時間を持てていることに感謝。今月読んだ本、紹介したいと思います。「硝子の葦」桜木紫乃芥川賞を受賞した「ホテルローヤル」が舞台。主人公の、無気力なのに芯に熱いものがあるところに惹かれます。母との確執、夫との関係、離れられない恋人の存在、苦手だった母娘をモラハラ夫から救出、と、多くない登場人物なのに内容は濃く盛りだくさんです。「だから荒野」桐野夏生久しぶりにやってしましました、
昨夜はまた会議で午前様。ギリギリで終電に間に合った。首都圏の終電繰り上げが頭をよぎりましたが、改正は3月13日(土)から。まあ、飲みに行く機会も無いけど。さて、まだ続いているマイ桜木紫乃ブーム。お次は長編『ラブレス』です〜波瀾万丈過ぎる女の人生物語。登場する男達が、酒乱、粗暴、マザコン、借金、子供が出来たら逃げる・・・・とにかくろくでもないのオンパレード。どの親子の仲も悪いし、作者の人生ってどんなんだ。いろいろ詰め込んだ長編で、まあまあ面白かった。さらに続いて『硝子の葦』
★★★☆☆「直木賞」らしいミステリー。前半と後半でガラリと様相が変わる。前半。叙情詩を詠んでいるかのように淡々と物語が紡がれてゆく。母が愛人となった男と結婚した娘。ラブホテルを経営する夫が唐突に事故に遭ったとの知らせを受けてから、事態は刻々と変化してゆく。虐待を受けているとしか思えない女の子を突然託された主人公さほど親しくもない女との共謀消えた母親突然の火事疑いを抱く刑事目まぐるしく変わる後半から、一気にミステリー色が強くなる。それでも謎を暴くというよりは、主人公の足
おはようございます〜昨日(4月29日)は昭和の日🎌とってもいいお天気で朝から洗濯機で毛布を一枚づつ洗っては外に干しました例年だと、、、次女や次男が帰省して来るので泊る準備をするのに忙しい時期食料の買い出しにも行っていつも作り過ぎると言われる位子供達の好きな物を作ってetc色々な事が思い出される今度はゴールデンウィークに会えるねそれまでがんばろうねって言って別れた次女や次男は帰って来れない今も感染者が増え続ける東京で怯えながら暮らしている遠くにいて何もして
桜木紫乃「硝子の葦」読了。だいぶ前に読み始めたけど、いったん他の本を読んでからまたこの本に戻ったので、「この人誰だっけ?」「何があったんだっけ?」状態になってしまったという、ミステリーとしてあるまじき読み方をしてしまいました(^_^;)桜木紫乃さんの「ホテルローヤル」という短編集があり、本作はそのホテルローヤル(ラブホテル)を経営する男の妻が主人公の長編小説です。私は知らなかったけど、これドラマにもなってるんですね。桜木さんの作品に漂う寒くて暗くてジメッとした感じ、私は嫌いじゃないです(
ドラマネタバレと感想(簡略)ドラマや映画になったミステリー小説まとめ今回はWOWOWの2作品について書いてみました。翳りゆく夏≪第49回江戸川乱歩賞受賞作≫20年前の誘拐事件の犯人の娘が、とある大手新聞社の記者に内定した。それを嗅ぎつけた週刊誌のスクープ記事を切欠に、その大手新聞社の社長の方針で、20年前の新生児誘拐事件の再調査を行う事となる。社長命令を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに“封印されていた事件の真相”に辿り着く
見逃した国内ドラマをみつけて、観ておきたい桜木紫乃さん原作をドラマ化。相武紗季さんの美しさが際立つ『硝子の葦』を観ました。恋人と密会しているとき、かなり年の離れた夫の車の事故を聞く。暗く哀しい人間の裏側を描くこわいドラマ2015放送、
湿原を遠くに臨むラブホテル「ホテルローヤル」のオーナーの妻・幸田節子(相武紗季)は、親子ほど年齢が離れた夫・喜一郎(奥田瑛二)と朝食をとっていた。節子の趣味は短歌。喜一郎は自らの勧めで節子が出版した歌集「硝子の葦」に収録されたお気に入りの歌を一首口ずさむ。その歌には、節子の虚無感と退屈、一方で心の奥底に流れる激情がすべて込められているように喜一郎は感じていた。その日の午後、不倫相手の顧問税理士・澤木昌弘(小澤征悦)とベッドをともにしていた節子のもとに、警察から喜一郎が運転する車が事故に遭ったと
少し前に『シネフィルWOWOW』で放送されたものを録画で見ました。特に好きなキャストが出演していたわけではありませんが、TVの番組表の番組解説をみたら、ちょっと面白そうなサスペンス(⁉)だったので。思っていたよりも面白かったです。相武紗季さんの演じた幸田節子自身よりも、中村ゆりさんと渡邉このみさん、小林且弥さんが演じた佐野家の方がむしろメインストーリーだった感じがしました。実際に、佐野家のような家庭もあるのだろうな~なんて思いながら、辛い気持ちで見ました。最終的には、
読書も、ドラマを観るのも大好きな私民放のドラマでは、このクールはやっぱり『あなたのことはそれほど』と、(昨日もおもしろかったですね〜!)『リバース』はおもしろいですね。(最終回どうなるの?犯人だれなの?)毎週楽しみですもう終わっちゃいますけどねちょこちょこと、Amazonprimeで映画やドラマも観ますがココではWOWOWのドラマを観ることができるのが嬉しいです。(WOWOW契約してないので笑)WOWOWは受賞作や話題作を豪華キャストでサクサク作っちゃいますか
私は、母の愛人と結婚した。■製作監督:三島有紀子原作:桜木紫乃「硝子の葦」脚本:永田優子■主な出演相武紗季、小澤征悦、奥田瑛二、中村ゆり、森川葵、渡邊このみ、小林且弥■あらすじ湿原を遠くに臨むラブホテル「ホテルローヤル」のオーナー・喜一郎と妻・幸田節子は親子ほど年齢が離れた夫婦。ある日の午後、顧問税理士であり不倫相手でもある澤木昌弘と会っていた節子のもとに警察から喜一郎が運転する車が事故に遭ったという知らせが届く。医師によると、脳の損傷がひどく回復の見込みはないという。そこへ実母
桜木紫乃さん作品、3冊目。また、強く逞しい女性の話なんでしょうか?「硝子の葦」逃れたと思っていた母の呪縛は、解けてなかんかいなかったんだなと我が身に置き換えて想像したら、なんかゾッとした。
硝子の葦(新潮文庫)/桜木紫乃¥594Amazon.co.jp桜木紫乃さんの作品は昨年6月に読んだ「ラブレス」以来、2作目の読書です。「ラブレス」があまりに骨太な傑作だったので、読みたいと思いつつも、かえって次に読む作品を決めかねていました。ようやく選んだのがこの「硝子の葦」。このミス16位にもランクインしているミステリー色の強い作品です。道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が事故で意識不明の重体となった。年の離れた夫を看病する妻