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ザルツブルク音楽祭で、オッフェンバック没後100周年で《ホフマン物語》が上演された際、過去100年弱全く聴かれなかった音楽が幾つか、初めて世に出ました。まずは、プロローグのミューズのソロ〈Quellemuse!〉です。続いては、第1幕のニクラウスのホ短調のソロ〈Voyezlasoussonéventail〉それから第2幕のニクラウスのエール〈Voissousl’archetfrémissant〉続いて、エピローグのミューズの短いソロとフィナーレ〈Descendresd
フィリップ・ゴセット著『歌の女神と学者たち』上巻が発売されてから2か月経ちました。お陰様でご好評を頂いており、本当に嬉しく思います。歌の女神と学者たち上巻Amazonサイトこの本は、ゴセット先生が「楽譜を読むとはどういうことか」をエッセイ的に綴られた一冊です。非常に高度な内容を、少しでも読みやすくとういことで、語り口調で記されました。なので、いろんなページに譜例がたくさん載っています。また、極めて分かり易い筆致のもと、「オペラ研究の成果が実際の上演とどのように結びつくのか」についても詳し
フィリップ・ゴセット著『歌の女神と学者たち』上巻が発売されてから2か月経ちました。お陰様でご好評を頂いており、本当に嬉しく思います。歌の女神と学者たち上巻Amazonサイトその中で、訳していて一番胸が痛んだ一節をご紹介しましょう。NOTE(原註)第1章の99.アラン・コジンAllanKozinn,“GreekLegendNoMatchforBelCantoHeroics”NewYorkTimes,7August2000,E1.好き嫌いがはっきりし
フィリップ・ゴセット著『歌の女神と学者たち』上巻が発売されてから2か月経ちました。お陰様でご好評を頂いており、本当に嬉しく思います。歌の女神と学者たち上巻Amazonサイト著者は既に故人になられていますが、私が個人的に師事させて頂いた恩師であり、何よりも「オペラ研究会の一大功労者」です。ゴセット先生が20世紀後半から活動開始されたことで、ベルカント・オペラが一大復活を遂げました。これはつまり、歌の女神マリア・カラスが苦労して拓いた「温故知新の道」を、ゴセット先生が押し広げ、奥まで究めた
ブッダへの道のり昨晩、取引先様から連絡がありました。大きな取引が決まるかも知れない。と。期待することなく、淡々と寝て待ちます(😀)先日、学びのために本を購入しました。仏陀その生涯、教理、教団原始仏教に関する標準的研究書とのことです。研究書ですからそりゃ、簡単には読めません。実は十数年前に一度手にしたことがあるんです。その頃から仏陀に興味があったのでしょう。しかし、興味ぐらいで読めるものではありませんでした。(多分、最初の数ページで根をあげた)そし
様々な解説・研究本に混じって、文学・文芸の世界でも私を魅了して止まない河童ですが、やはりその原点は、日本民俗学の祖ともいえる柳田國男が明治43年に著した遠野物語にあるといっても過言ではあるまいと思います。その初版序文の冒頭に、彼がそのかみの遠野郷を旅したことを述懐して、花巻より十余里の路上には町場三ヶ所あり。其の他には唯青き山と原野なり。人煙の稀少なること北海道石狩の平野よりも甚だし。とあります。私が大学2回生の夏休暇に、サークル同期の友人本村と共に陸奥の地に遊び、遠野の郷に立
昨日は、久しぶりのイベント「本の市」でした。これ、海外在住者にとっては大変ありがたいイベント。在住者から寄付された日本語の書籍を、格安で販売してくれるんです。わたしも寄付したことはありますが、それよりは、この機会にゲットした書籍の方が何倍も多いです。駐在員などは、定期的に入れ替わりがありますし、日本語の本って、住んでいればたまるものの、いざ、誰かに引き取ってもらおうと思っても、なかなか全部は難しかったりということがあると思うので、これは荷物整理にも役立つわけで、ミラノ日本人会のアイディアに感
『芭蕉必携別冊國文學No.8』をフリマアプリラクマで出品しました!https://item.fril.jp/1bf620e794ace32aec23284d240ee63c
タワーディフェンス系ストラテジーとcoopシューターのハイブリッドゲーム、フォートナイト!今回はチャプター2シーズン6ウィーク8クエスト/チャレンジ”ホーリー・ヘッジズとプレザント・パークで研究書を収集する”について動画にしました(*´ω`*)qフォトナweek8の新クエスト、二か所で8冊の研究書を探すクエスト/チャレンジ!前回→【牛さんGAMES】ギフト企画”ハーレイクインリバース争奪戦”【Fortnite】【フォートナイ次回→【牛さんGAMES
石田晴男『戦争の日本史9応仁・文明の乱』吉川弘文館戦国時代の始まりは応仁・文明の乱ではない!と明確に結論付けたことが、この著書の中で最も大事な部分か!?その上で、乱に至る過程と乱中の将軍・大名らの動きを細かく分析!教科書では、ダラダラと京都で戦をしていたという説明だったが、実はそうではなく、特に関東・鎌倉府での権力闘争とも密接に絡み、日本中(というと大袈裟だか、東海道筋中心に)を巻き込んだ戦であったことも詳述!応仁・文明の乱をちゃんと説明しようとしたら、1冊必要なのね。やっぱり
早島大祐『足軽の誕生室町時代の光と影』朝日新聞出版応仁の乱の時に誕生したとされる足軽。では、なぜこの時に足軽が誕生したのか?政治と社会情勢を分析した上で、誰がなぜ足軽になったのか?そして戦に用いられるようになったのかを析出。研究書でありながら、まるで小説を読んでいるかのように室町末期のの荒れた京都の姿を暴き出す。足軽だって、急に突然変異で生まれたわけではない。今までなぜ誰も疑問に思わなかったのだろう?若手研究者の、研究史に一石を投じる力作。
有光友学『戦国史料の世界』今川氏領国に関する論文など18本を収録。出版は2008年だが、論文の初出は1980~90年代が中心。主に、自治体史『静岡県史』の編纂過程で、氏が携わった調査の成果を公開したものを収録。大名が発給した古文書だけでなく、系図や絵図、考古学的成果を取り入れて立体的に今川領国を描き出す。今川氏の検地研究に先鞭をつけた研究者という認識だったけど、様々なツールを駆使して、縦横無尽に今川氏を語る研究者だったと知る。今川氏研究だけでなく、戦国大名研究を志す人に読んで欲しい。
村井祐樹『六角定頼武門の棟梁天下を平定す』ミネルヴァ日本評伝選戦国大名六角氏ってご存じでしょうか?織田信長が上洛する際に、ケチョンケチョンにやられて逃亡した大名ということを知っているだけでもかなりのマニアでしょう(苦笑)そんな六角氏の研究書。信長が登場する前、1550年前後、この六角氏(定頼)が、室町幕府を実質統括していて、近江から畿内平定を担っていたという内容。実は、15世紀に幕府将軍から攻め立てられた際、即座に雲隠れするのを戦術としていて、信長襲来時の逃走も、伝統の雲隠れだっ
神の子読了神様から与えられたものをどう活かすかは自分次第。与えられたものだけを頼って生き、与えてくれなかったものを征服したり壊していくという生き方と与えられたものを使い、与えられなかったものに与えていくという生き方後者の方が苦労するし、裏切られたり自分の喜怒哀楽が揺すぶられるから、辛い過去がある人ほどその選択は"賭け"に近い。でも人を信じるとかそういう基本的信頼感を幼少期に獲得できずにいても、後天的に賭けになってでも選ぶことができたならそしてその選択をうまくいこうが失敗しようが、
にほんブログ村最大の責任者は蒋介石台湾、2・28事件で研究書【台北27日共同】1947年2月に国民党軍が台湾住民を武力弾圧した2・28事件から59年に当たって「事件の最大の責任者は蒋介石」と結論付けた研究書がこのほど台湾で出版された。総統府国史館(国史研究所)の張炎憲館長が中心になってまとめ、国民党政権下でタブーとされた「蒋介石責任論」が民主進歩党(民進党)政権下で初めて認定された。事件は、大陸から渡ってきた国民党政権の圧政や腐敗に対する不満から抗議行動を起こした本省人(台湾出身者
これはまだ私が大学院に在籍している頃の話ですが、毎日専門書を読み漁り、院生や教授らと議論を交わしていると、ふと、これって自分の考えだっけ?と曖昧になって分からなくなることがありました。これは研究者にとっては大問題であり、自分の主張を明確にしておく必要がある為になかなかに怖い現象でした。このように本で読んだり人から聞いたりした話を自分自身が体験したかの様に思い込んでしまうことを精神医学で「無意識の剽窃」(クリプトムネジア現象)と言います。これは研究者だけに限
映画ブレンダンとケルズの秘密TheSecretofKells見て来ました😊作品の為のヒントもあったりネコも登場😻✨✨✨✨✨チョット『ケルズの書』について知っておくと面白さ増します💕そこで私の持っている資料書は4冊共にケルズの書の研究本ですが一番大きな百科事典の様な本『ケルズの書』とそのままのタイトルですが日本のケルズの研究の大家である鶴岡真弓先生が和訳されて岩波書店から出でおります。高いですが私は、確か、¥7,000くらいで
横溝正史研究#seishiyokomizo#yokomizoseishi#studyofyokomizoseishi#studyofseishiyokomizo#book#books#横溝正史#横溝正史研究#書籍#本桂さん(@astrology_tarot)がシェアした投稿-2017Jul2211:45pmPDT
しだ・こけ(新装版山溪フィールドブックス)Amazonしだ・こけ岩月善之助井沢正名山と渓谷社小さなくせに重く立派な本である私のように家で読む者にとって絵として見るにはとても素敵なオールカラーのハンドブックだけれども詳しい説明文の内容を理解したいと思うともっと大きなディテールの見える写真が沢山ほしいと思うことが多いしかし大判の本になれば更に重くなるのでこの本の目的を損ねて実用性をなくしてしまうというジレンマがあるそれにしてもこうした地道な研究が社
週末、というより、おとといの日曜日のことなので、週の初めというべきでしょうか、おとといの日曜日の夕方、私は福岡天神のジュンク堂書店に行ってきました。買ってきた本は主に写真にある『まど☆マギ』の研究書。漫画コーナーに置いてありました。以前、『魔法少女まどか☆マギカ』に関する一考察を書きましたが(『魔法少女まどか☆マギカ』考シリーズ)、みんな研究しているんですね。まぁ、そのおかげでフィギュアを買うようになったわけですが・・・・・・。以上で、おとといの出来事を終わります。