ブログ記事8件
精霊の王(講談社学術文庫)1,339円Amazonシャグジ=宿神は、「主権」というものの、「力の源泉」というものの人類的な秘密を握っている。それだからこそこの精霊を「世界の王」とも呼ぶことができるのだが、「王のなかの王」たることによって、それは現実の時空間の内部にも存在しないのである。<中略>いや、もっと正しく言おう。人間が「力の源泉」を自分の能力の外に求めていた頃には、「世界の王」はまさしく世界の中心に、はっきりと認められていたのである。ところが、この世の王、世俗の王なるものが
伊砂(いすか)百古里(すがり)砂川(いさがわ)何れも天竜区にある難読地名。かつて、伊砂は伊須賀百古里は須賀里と書いた。須賀はスサノオノミコト(須佐之男命、素戔嗚尊、須佐乃袁尊、建速須佐之男命、神須佐能袁命)を祀る須賀神社のスガ=清々しいの意味とされるこのエピソードは、古事記のヤマタノオロチ退治の件(くだり)に登場するが…(・`ω・´)💡須佐之男命は八俣遠呂智(ヤマタノオロチ)を十拳剣で切り刻み、尾を切ると「草那藝之大刀(天叢雲剣)」が出てきた。須佐之男命は、櫛名田比売と暮ら
10月13日(土)に浜北区堀谷にある大日本荒鎺本社で祭典が執り行われます。アラハバキノ大神威様は女神とされ、偽書?『東日流外三郡誌』で遮光器土偶の姿で描かれています。古来より謎の神とされ、様々な説が唱えられています。アラハバキノ大神威様は、クナトノ大神威様(岐神、二俣神)の配偶神であり、出雲族の最高神である。アイヌの大首長である。武蔵国一宮氷川神社、三河国一宮砥鹿神社の本来の祭神である。伊勢神宮内宮荒祭宮に祀られる天照大神荒御魂(=瀬織津姫)とは本来アラハバキである…など、本来はアラハ
静岡県浜松市天竜区(下阿多古)青谷(字杉本)2018年産一番摘み煎茶やまかい・在来ブレンド「山峡(やまかい)」は、「やぶきた」の自然交雑実生から選抜された品種で、山のお茶らしい特徴から山の谷間を意味する山峡の名が付けられました。やぶきたから派生した品種ですが、香りも味もやぶきたとは大きく異なっています。「天然玉露」とも呼ばれ、露地栽培でもしっかりとした旨味があり、苦渋味は少なめで、独特の香気が特長です。やまかいには花粉症に効果があると云われる「メチル化カテキン」を多く含み、最
柳田國男は天竜を民俗学の宝庫と捉え、この地に何度も足を運んでいたようです。彼の書籍『日本の祭』にも二俣と山住の話題が出て来ます。明治の頃、山住神社の祭禮では「御潮取り」つまり神事に使う海水を汲みに二俣辺りへ来ていたのだとか…柳田は「山住からすれば二俣辺りが海だと思ったのかなあ?」くらいの惚けた調子で書いていますが、二俣の辺りは縄文時代には海で、鹿島の椎ヶ淵に竜宮城伝説が残り、汐見渡という地名は満潮時にそこまで海水が来たことを意味すると地元では言い伝えられています。小俣京丸を「日本三