石田衣良さんの「清く貧しく美しく」を読みました。30歳で巨大倉庫勤務の立原堅志と、スーパーのパートの保木日菜子の合わせて年収300万円台の二人のつましくも幸せな生活にある日転機が訪れてといった展開です。ずっと心に残るハッピーエンドと帯に書いてあったので安心して読めるかと思ったのですが、思った方向になかなか話が進まずにやきもきしながら読むことになりました。こういう生き方がしたいという確固たる思いがあるのは誰かという事が物語の根幹になっているように思いました。同棲するカップルの話なのに、淡々と話しが