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家に送る荷物を出しがてら丸山公園に行ってみる。天気よし。桜並木の後ろに新緑の柳、下には菜の花。美しすぎる。池ではカイツブリがルルルルーと鳴いている。四十雀も桜のてっぺんで鳴いている。時々ウグイスがさえずる。鳥をとらえたいとカメラを構える人。風景を描いているグループの人たち。風が吹く、桜の花びらがハラハラ。桜の花びらを拾おうと苦労する水俣病で重い障害を持った少女。石牟礼道子さんの描写は胸を打ちます。なあかかしゃんしゃくらのはなのさいとるのう美しかよなのなあしゃくらのは
2024年3月30日(土)【季語】さくら/春さくらさくらわが不知火はひかり凪石牟礼道子(いしむれ・みちこ)1927〜2018年。作家、詩人。昨年の3月30日の句→残花巡る『残花巡る〜黒田杏子』2023年3月30日(木)【季語】残花/春残花巡る山姥この世のちの世黒田杏子(くろだ・ももこ)1938〜2023年。俳人。昨年の3月30日の句→いかならむ…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
ずいぶんと古いハナシになるんですが、「スワロウテイル」って映画がありました。スワロウテイル[Blu-ray]Amazon(アマゾン)主人公は売春婦。CHARAがやってた。それだけでも雰囲気ありそうだけど、江口洋介、渡部篤郎、三上博、大塚寧々、桃井かおり、山口智子、浅野忠信などが出演。彼らがキレッキレ時代の映画だったから、豪華ですよね、今考えると。売春婦の名前はアゲハっていうんだけど、彼女は母親がヤクをやりすぎて死んだみよりのない少女を押し付けられた。自分も売春婦だ
十文字図書館で借りてきた石牟礼道子さんの「魂の秘境から」を読む。石牟礼さんは好きな作家だけど、大宮の私の利用していた図書館には2,3冊しか並んでいなくて、異界と現実世界の境がなくてちょっと不思議な表現をする人だけど、優しい文章がとても好きです。水俣の人たちに最後まで寄り添って支えたきた人だから芯は強い人なんだろうと思います。十文字図書館にはこの一冊しかなかったので別の図書館も探してみましょう。夜は今日も手作りの豆腐です。あおいが農協で安く大量の大豆を買ったらしいのでまだまだ大豆料理です
聴こえますか?こちら、「凪まち通信」です。今のあなたの心の波模様、どんなでしょうか?今晩は、京都の古書店さん「カライモブックス」さんが、昨年水俣の故石牟礼道子さんの旧宅にご移転されていたことを最近知って、いつか訪れたいと思っている人さんからのリクエストです。HASAMIgroupさん🎵病気が治ったら🎵聴いてください。HASAMIgroup-病気が治ったらHASAMIgrouphttp://iaodaisuke.web.fc2.com/hasam
著者石牟礼道子池澤夏樹石牟礼道子-Wikipediaja.m.wikipedia.org🍀2008年7月9日石牟礼「熊本から水俣に来た人は熊本流れと言われるんですね。アルゼンチンから来るとアルゼンチン流れ。婉曲に私たちとはちがうと」石牟礼「チッソができたときに、積み出し港を作るのに天草から一家総出で出てきたんです」吉本隆明の講演会に行き、目の前に座ったのに睡魔に負けて眠ってしまった。笑つまらないんじゃなくて、凄い楽しみにしていたのに。池澤「マスコミQというテレビ番組に出
「カリガリという磁場と自由」(熊日20231205)■カリガリとは、居酒屋です。ここは、あの水俣病の解決に奮闘した石牟礼道子氏が集ったお店です。ここには、多くの関係者が通われたのですが、実は私も1回だけ伺ったことがあるのです。確か、地名研究会での実践発表をすることとなり、その打ち合わせがここであったのでした。店主の方と、研究会のトップが知り合いだったのだと思います。そんな大事なお店に伺うことができて、私は幸せでした、今思えば。その後も、しっかりと地名研究を続けていれば、・・・・
越境3.0さんのYouTubeでの深田萌絵さんのお話で熊本はもう水俣の悲しみを忘却の彼方へと葬り去ったのだとわかった。台湾の半導体工場が熊本に誘致され、そのはかりしれない経済効果に浮かれている。しかし何故、熊本を選んだのか。それは’水’が目的なのだそうだ。半導体工場では尋常ではない水を使うので台湾の水が足りなくなってしまうと判断し、他国に作ることにしたそうだ。しかもその工場から出るのは汚染水で、重金属等、人体に有害な化学物質が大量に排出されるとのこと。横田基
皆さまは『「地方の時代」映像祭』ってご存じでしょうか。私は知りませんでした。(※これに限らず、私ほとんどのことは何も知らないんですが💦)で、この「地方の時代」映像祭というのは、ウイキペディアによりますと、”1980年から、日本放送協会(NHK)、日本民間放送連盟(民放連)、並びに開催地の各自治体が共同で主催する、地方文化を映し出した映像作品を対象としたコンクール”なんだそうです。で、この映画祭にCBCテレビの『評価不能』が優秀賞をとったというニュースが流れてきましてね
笑顔の素敵なあなたへこんにちは!サーフィン大好き!道子です!ひょんなことから、2018年5月50歳でサーフィンを体験人生が変わってしまうほどの最高の体験でした!現在55歳1998年(30歳)に発症・診断を受けた膠原病と片頭痛もよくなり2019年6月(51歳)からステロイドフリー2021年6月(53歳)に病人卒業しました2020年6月(52歳)から本格的に果物生活をスタート今夢中のサーフィンほか、日々の生活のワクワクすること心が動いたことを書きます紅型
秋も来て一気に涼しくなった一日。手元にありはするのだが、未読の本がかなりの数で積まれていたのだが、要らぬ存ぜぬ(…?)とばかりに放流し、しかしながら手元に残った何冊か、そのうちの一冊、この、石牟礼道子の詩集。沖の方から西あげどのが吹きあげて夕べの波は光凪そこゆく影はおしゃらさまお返事なくともすぐわかる足跡みれば土竜にあらず亀にもあらず目尻の上の花簪がしゃらしゃらゆれて馬酔木の鈴というなるをうしろ姿は老いるおしゃら恋しくばたずねきてみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の
前の記事で取り上げた、石牟礼道子著「食べごしらえおままごと」…。何やら興味深いことが書いてあった。しかも、これは最初に刊行されたのは1994年なので、かれこれ30年近く前の話。水俣病に向き合った作者ならではの鋭い感性…。------------ここからここ5,6年思いつづけていることだけれど、鰯を尾引きして皮をとるとき、妙な気持ちわるさをおぼえる。尾引きというのはここらの言い方で、包丁を使わずに頭をとって、そのつけ根から骨にそって尾の方へ、指でさきおろす。そのあと
6月は何かと忙しい。今年はついでに仕事も忙しい。今日は仕事がちょっと一段落したところで、あわてて梅仕事。梅修行ともいう。修行とはいえ、梅の香りにも、しその香りにも癒されるし、塩をまぶした梅がみるみる梅酢に浸かっていくのを観察するのもまた楽し…で、こんな良い修行は無い…と私は思う。(まあ、量が少ないからだわね…)今日は梅酢が十分上がってきたところで、赤じそを入れて本漬けに。本を見ながらの作業です。新聞紙の上は乾かしている赤じそ。最近は老眼鏡が無いと、レシピも読めない…と
こんにちは。昨日の記事の続きになります。最近読んだ本の中から残りの3冊をご紹介させていただきます。一冊目は、小川糸さんの「ライオンのおやつ」こちらは、お読みになられた方も多いのではないでしょうか?私も出版された頃に一度読み、最近文庫本にて再読です。糸さんの書く物語や文章は、とても素直でまっすぐに感じられます。気持ちが斜めな時も笑、読んでいるうちにまっすぐになっていくような、自分もそうなりたい、そう在りたいなあと感
黒い海船は突然、深海に消えた伊澤理江著を読みました。以下わたしの感想とか本の紹介です。とても良い本でした。ドキュメンタリーです。事実に基づき関係者の話を聞いて資料を集め紐解き分析し丁寧に丹念に真実を追い求める著者の姿その真摯な姿勢に胸を打たれるのですが主人公は著者ではなくて調査対象の事象であり主要な関係者。時間の経過とともに失われつつある記憶や記録バラバラのピースを拾い集めて事件の再現を図り真実を明らかにしてゆく過程はミステリー小説のようでもあり
『読み終わらない本』若松英輔講談社これから大人になろうとしている子どもたちに向けて書かれた本のようですがもちろん大人にも若松英輔さんの本を読んでいると日本語というのはなんて美しく豊かな言語なのだろうといつも感じます。私たちがふだん使う「悲しい」「愛しい」などのことばに込められた細やかな想いを若松英輔さんは教えてくれます。「慈愛という言葉があるように「いつくしみ」という言葉には『慈』という言葉と『愛』という言葉が折り重なるような語感がある。『いつくしみ』は一つ
2023年4月22日(土)【季語】藤/春藤ゆれてかの空何の賑わいぞ石牟礼道子(いしむれ・みちこ)1927〜2018年。作家、詩人。昨年の4月22日の句→庭先へ『庭先へ〜草間時彦』2022年4月22日(金)【季語】草餅/春庭先へ廻りてひとつ草の餅草間時彦(くさま・ときひこ)1920〜2003年。俳人。昨年の4月22日の句→春昼や『春…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
若松英輔著『言葉を植えた人』というエッセイ集がありまして、21人のかたが取り上げられているのですが、(たとえば、石牟礼道子、井筒俊彦、志村ふくみ、吉本隆明、船越保武・・・等々)そのお一人に池田晶子さんも含まれています。著者は晶子さん著の『暮らしの哲学』に沿って話を進めます。彼女は何を遺したのか。「哲学エッセイ」という言葉は広く知られている。しかし、池田晶子が出てくるまでそれは哲学者が書いたエッセイだった。多くの哲学者が難解なことを語るためにエッセイを用いたのに対して池田は
「全国大会出場」の看板はそこそこ威力があったようで、辺鄙(へんぴ)な町、ここ水俣まで八代市、熊本市辺りからもお客様が相当数来てくださいました。(もちろん毎年遠くから来てくれる団ゆかりの方々も多数)熊本市の中でも古い歴史を持つ某合唱団の団長さんも来てくださって、指揮者先生に水俣の人口はどれぐらいなのか聞かれたそうです。2万人ちょっとだと答えると「ありえない!」と驚かれたとか。たったそれだけの人口でこれだけの合唱ができるなんて!ということだそうです。と褒められて、あら、
地球って生きてる?「地べたを踏んで歩いて!感謝しとるかぁーっ?!!」この「ことば」でその座は始まった。同席の先輩の「お名前は!?」とのおたずねに、「名前なんかどうでもいいじゃんかっ!!」20年以上も前、神様を降臨してくださった方を通してのやりとりです。それまで経験したことのない展開に驚くばかりでした。「マザーアース」「地球は生きてる」「地球は大きな変革期にある」などなど、スピリチュアル系?の発信に今私が共感できるのも、貴重な
おはようございます3/7(火)、乙女座の満月に土星が魚座へ。太陽も魚座を進行中のせいか、魚座へ言及するテキストが増えていますね。魚座は12サインの中でも、非常にシビアで冷静な視点を持っているはずなのですが、スピリチュアル、愛と芸術、理想や集合的無意識etc...といった語られ方が多いよう。だいぶ遅くなってしまいましたが(;'∀')これまでと視点を変えた魚座的知性の獲得の仕方などをご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね!心理占星術の学び場ニコプラネット
2023年3月11日(土)【季語】無季毒死列島身悶えしつつ野辺の花石牟礼道子(いしむれ・みちこ)1927〜2018年。作家、詩人。昨年の3月11日の句→椿落ちて『椿落ちて〜石牟礼道子』2022年3月11日(金)【季語】椿/春椿落ちて狂女がつくる泥仏石牟礼道子(いしむれ・みちこ)1927〜2018年。作家、詩人。昨年の3月11日の句→祈るべ…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
石牟礼道子著巻頭からの10数ページに、石牟礼さんの手料理の数々のカラー写真が掲載されている。正月行事や季節の折々に、またおもてなしやお祝い事などのたびに石牟礼さんが作っていた料理である。料理の見事さ美しさ、そして個性的な器との組み合わせも素晴らしい。一流和食料理人の作ったものと見間違うくらいの出来である。そしてこれが石牟礼さん本人の作ったものであるという。とても驚いた。料理でもこんなすごい腕をもっていたなんて。おままごとだなんて謙遜してるけど。もともと只者で
ぽかぽかもう春や身軽になるカブで走れるオハヨウゴザイマスカズオ・イシグロが企画し、脚本まで手掛けた作品。『生きる-LIVING』公開迫る。見逃すことは出来ない。石牟礼道子『苦海浄土―わが水俣病』老眼で読めず。NHK『100分de名著』をみて詳細を知る事ができた。しかし『MINAMATA-ミナマタ』は観れず深く後悔。不朽の名作『生きる』(1952年)(by黒澤明)にほんブログ村
先日お知らせしました「早春の朗読発表会」での朗読と合唱のコラボ、無事、終わりました。朗読と上手くコラボできたかどうかは別として、朗読が素晴らしかったし、石牟礼道子さんの豊かで美しい言葉の世界に改めて、心が震えました。食べごしらえおままごと(中公文庫)Amazon(アマゾン)649〜1,979円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る私が読んだことのある石牟礼作品は「あやとりの記」と「椿の海の記」だけですが、(あ、「みなまた海
僕自身、忘れかけていた大切なものを思い出させてくれました。ありがとうございます。以前、水俣病の患者さん達との交流をきっかけに有機農業に取り組み始めたと云う生産者さんのお話を聞く機会がありました。農薬や化学肥料を使えば簡単に栽培出来て儲かることは知っているけれど、それをやり続けたら、またいつか(水俣病と)同じような被害者を産み出す結果になりかねない。それで、村八分にされても、家族が極貧生活を強いられても信念を曲げずに、有機農業を続けて来たとのことでした。有機生産者グループ水の子会水の
若い時分から、仕事の忙しさに振り回されながらも、当たり障りなく心地よい暮らしを好んできました。その副作用で、つらい場面から目をそらし、史実としてなかったことまでにはしないものの、実際のできごとを直視しないで済ませてきました。そうしたつらいできごとに、そろそろ目を向けておかないと、そのまま一生を終えてしまうかもしれないような年齢になったので、ひとつづく手にしていこうと考えています。今回、紹介する本もそんな一冊です。工場排水を原因とする海洋汚染を通じて起こした水俣病のドキュメンタリーで