種子島三日目の朝、島の最南端の民宿を出立し、鉄砲伝来の地である門倉岬の古社、御崎神社に向かう。崖上に立地し、眼下に海を望むおおらかな佇まいはいかにも南国のもので、最高の眺めだ。当社の御神体は毎年2月に行われる潮祭りの時にだけ公開されるという。写真で確認すると二つの小さな立石だった。今回訪れたいくつかの神社の祠にも同様の立石が収められていたのだが、これらは漂着神信仰、いわゆるエビス神である。山間部の祠の神体も立石であり、あらためてこの島の信仰が海と密接な関わりを持っていたことがわかる。御崎神社から