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高倉健さんと言えば寡黙でストイックな主人公が敵の嫌がらせに耐えに耐えて最後に怒りを爆発させるイメージがある。それは大ヒットシリーズ『日本侠客伝』シリーズ(1964年~1974年)全11作『昭和残侠伝』シリーズ(1965年~1972年)全9作のイメージが大きい。しかしながら『網走番外地』シリーズ(1965年~1967年)全10作における主人公橘真一は弱きを助け、強きをくじく、好漢として描かれ健さんも良くしゃべり、笑う。それを演出したのが鬼才石井輝男。今作は石井輝男が高倉健と組んで
ランクBの中~Bの上対馬の人身売買、麻薬取引、密貿易を舞台にしたアクションメロドラマ映画です。B級大衆映画の王道を行く作品です。B級アクション映画と言えば、拳銃や決闘が定番です。この映画でも、遺憾なく発揮されています。そして、エロチシズムと半裸ダンスシーンを欠かすことはできません。(今はやりの言葉でいうならバーレスク的なダンスです。当時のキャバレーなどの定番演目なのでしょう。)見えそうで見えない乳首シ
2026年ー令和8年1月22日シネ・ヌーヴォ昭和41年作品「松竹秘宝映画祭」、初見。開巻、戦後20年を過ぎた制作当時の夜の街の風俗劇なのかと思いきや、20〜30分頃に戦争中の描写に、あぁそう言う事かとタイトルの「日本ゼロ地帯」の意味が分かりました。脚本・監督は石井輝男、戦争を反省する事も無くダラダラと社会を邁進する日本の在り方に対する痛烈な批判のメッセージが込められていました。
『直撃!地獄拳』1974年日本《スタッフ&キャスト》監督・脚本石井輝男撮影山沢義一音楽鏑木創出演千葉真一/佐藤允/郷鍈治/中島ゆたか/水島道太郎/津川雅彦/安岡力也/名和宏/芹明香/室田日出男/西城正三/池部良/倉田保昭《解説》空手と甲賀忍法の達人が、国際麻薬密売組織に挑戦する「激突!殺人拳」で日本に空手映画路線を定着させ、アクションスター・ナンバー
昨年11月25日~今年1月8日までに観た映画の備忘録です。今年もよろしくお願い致します。鑑賞後時間経過して詳しい内容を忘れた作品もあり感想は省略し、作品の原作者、脚本家名等も省きました。皆様の評価と違う際はご容赦ください。★5点満点☆0.5点『羅生門』黒澤明監督1950年★★★★★『麦秋』小津安二郎監督1951年★★★★★『武蔵野夫人』溝口健二監督1951年★★★☆『稲妻』成瀬巳喜男監督1952年★★★★★『晩菊』成瀬巳
YouTube新東宝公式チャンネルにて『女体渦巻島』視聴終了『江戸川乱歩全集恐怖奇形人間』の監督として知っていた、石井輝男監督の作品。日活アクション映画の無国籍で荒唐無稽な作風を模した亜流だが、気の利いた台詞回しや女達を攻める時に服を破って鞭打つなどの現代では珍しくもなんともない演出の先駆けか?カット割りも話の流れもコテコテにベタなのだが、1960年(昭和35年)という時代を考えるとメチャメチャ面白い。主演の吉田輝雄を売り出すための映画なんだろうが、顔が良いだけで台詞は棒読み。
「女体渦巻島」(1960)陰謀と愛憎と女体が渦巻くノワールをYouTubeで観ました。初見。監督は石井輝男。予告編はコチラ。1/16まで無料配信中。かつて中国大陸侵略の基地だった長崎県の対馬。戦後は密輸や密航の基地と化していました。その地に犯罪組織の香港本部から銃の名手でも知られる大神(吉田輝雄)がやって来ます。対馬支部ではクラブ『シーサイド』支配人の本田(近衛敏明)がマダムの百合(三原葉子)と組んで、ホステスで採用した女性たちに麻薬密輸をさせていて、役目を終えた女性たちを
どうも。令和8年度当初予算案は過去最大額なので、官僚が議員に行う予算レクの時間も増えます。来年の通常国会が召集される1月23日までの間、官僚は前年以上の激務に追われます。高市首相が馬車馬のように働くのは勝手ですが、やたらと他人を巻き込むのは鬼畜ですね。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『キンキンのルンペン大将』です。働き者で真面目だが失敗ばかりするため社会から落伍した中年男の悲哀を描く喜劇(映画.comより引用)。1976年公開作品。監督は石井輝男で、出演は愛川欽也、坂口
面白い…直撃!地獄拳です。1974年、邦画のマンガチックでクセ強なアクション映画。監督は石井輝男、主演は千葉真一。国際麻薬密売組織をぶち壊すために集められた殺し屋達が暴れ回るアクション映画になってますが、かなり力の抜けたコミカル度高めの作風。使われる音楽や効果音まで舐めてるし、脱力系で無駄なお色気も沢山あるが、それを全てひっくるめてなかなか面白い(^∇^)YouTubeで関根勉が色々な意味で絶賛してたのでかなり気になっていて鑑賞しましたが、ほんとそのまんま笑千葉真一のモノマネは完
中島ゆたか(なかじま・ゆたか)本名上野ゆたか昭和二十七年(1952年)十月五日茨木県水戸市に誕生。令和七年(2025年)十一月二十七日死去。七十三歳。日本映画史のファムファタール代表と申し上げたいひとだった。中島ゆたかは綺麗で妖しくて素敵だった。本日は代表作『直撃地獄拳大逆転』恵美役の輝きを尋ねたい。『直撃地獄拳大逆転』映画トーキー86分カラー昭和四十九年(1974年)十二月二十八日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東映
『銀座化粧』映画トーキー87分白黒昭和二十六年(1951年)四月十四日封切製作国日本製作言語日本語製作会社新東宝製作伊藤プロ製作伊藤基彦原作井上友一脚本岸松雄撮影三村明美術河野鷹志助監督石井輝男照明大沼正喜編集笠間秀敏製作主任服部任太郎出演津路雪子田中絹代京子香川京子佐山静江花井蘭子石川京助堀雄二白井権六田中春男津路春雄西久保好汎葛西英治郎小杉義男弓子春山葉子朱美明美京子岡
淡い陽差しを受けて、今にも消え入りそうな自分の影を見て、僕はとめどもなく涙がこぼれた
どうも。現に熊被害に遭っている私にとって、松山ケンイチが熊駆除についての動画を配信したことでローソン不買運動する過激な動物愛護派は、バカもしくはキチガイ、またはバカでキチガイにしか見えません。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『暴力戦士』です。六甲山のロックフェスティバルでトラプルを起こした敵対する二つのグループの男女が東京まで逃げ帰る姿を描く(映画.comより引用)。1979年公開作品。監督は石井輝男で、出演は田中健、岡田奈々、町田政則、貝ノ瀬一夫、今井久、今村薫、杉欣
暑くてしょうがないから、少しでも涼し気な映画を。ヤクザの橘真一が数人の受刑者と一緒に網走刑務所に移送され、牢名主依田が支配する房に入れられた。それぞれの罪状と懲役年数を自己紹介するが、早速橘真一は牢名主ら偉そうにする先輩が気に入らない。房の連中と揉めたり揉めなかったりしながら橘真一は刑期をこなし、彼の仮釈放に向けて尽力している保護司の妻木によれば、いよいよ希望があるという。また妹からの便りによれば母親の病状が深刻らしく、少しでも早く出所したい橘真一は、焦り始めていた。そん
「網走番外地北海篇」(1965)舞台を北海道に戻しての第四弾をU-NEXTで観ました。監督は石井輝男。予告編はコチラ。深夜の網走刑務所で脱獄者が出たことを知らせるサイレンが鳴り響きます。その音で起こされた雑居房の囚人たちは、それぞれにシャバでやってみたいことを語り始めます。橘真一(高倉健)もその一人。数日後に仮釈放になると、囚人仲間の葉山(千葉真一)からの頼み事を解決するために、まずは釧路に向かいます。葉山が一人で罪を被った犯罪に加担した運送会社に訪問して、未払いの報酬を
「網走番外地望郷篇」(1965)人気シリーズの第三弾をU-NEXTで久々に観ました。監督は石井輝男。予告編はコチラ。長崎の地に舞い降りた橘真一(高倉健)。死んだ母の墓参りで戻って来たようですが、旭組の若い衆だった頃に縄張りを荒らしていた安井組の組長(安部徹)を襲った過去があり、旭統一組長(嵐寛寿郎)にカタギになるまで戻ってくるなと言われて以来の帰郷であります。安井組に痛めつけられて入院中の組長の息子猛(中谷一郎)と再会して、ずっと安井組に支配されている現状を聞いた真一。か
吉岡(吉田輝雄)はル・フランセスでマネジャー(原田一雄)が女(池内淳子)に何か指示するのを見て、彼女が「秋子」だとウエイトレスから聞き出す。店を出た秋子の後をつける吉岡だが、タクシーに乗った彼女を逃がしてしまう。そして、まゆみ(三原葉子)は新橋でスリに失敗し、狙った男に連れていかれる。その男は瀬川(沖竜次)だった。*****秋子が店に戻ってくる。そしてマネジャーが新しく銘板を取り付けているの近くから見ていた吉岡は店に電話して秋子を呼び出す。クロッキー・クラブの会員証を見せる吉岡。秋子はクラ
昭和三十六年の公開。ばったりここで会ってしまった池内淳子は売春クラブに所属する女の役だった。そして、終電が午前1時半だった時代。爪切りに刃がついていた時代。知らん。*****部長の書類をすられたうえ、スリと間違えられて警察に引っ張られた東洋貿易の吉岡(吉田輝雄)が無事に釈放される。女性社員たちはタイピストの玲子(三条魔子)が彼を警察に迎えにいくものだと思っていたが、彼女は昼休みに「パパ」(近衛敏明)に会いに行くのだった。*****森川部長(九重京司)が吉岡に大阪支社への転勤を命じる。出
権藤と別当は、浜松市内にある会社の給料を強奪する計画を立てるが、仕事が大きすぎて人手不足。信用できないが、必要な人間を集めることにする。権藤は昔の仲間の海老名に声をかけると他に2人を集めさせ、別当は輸送役として、前科持ちで酒と女に溺れるトラック運転手の沢上に声をかけた。沢上はキャバレーの女給まゆみという恋人がいたが、彼女は店で怪しい話を聞き込むと地元の顔役黒部に密告して、小銭を稼ぐという一面があった。沢上が急に金回りがよくなり、さらに大金が入るなどと店で吹いたせいで、
つげ義春の同名作品ほかを石井輝男監督が映画化した「ゲンセンカン主人」を見た。つげ作品4作品を無造作につなげた感じ。「李さん一家」田舎暮らしを始めた主人公(佐野史郎)の2階に鳥の言葉がわかる李さん(横山あきお)一家が住み着いた。「紅い花」釣りに訪れた山の茶屋で主人公はサヨコという少女と出会う。「ゲンセンカン主人」温泉地の駄菓子屋を訪れた主人公はゲンセンカンの主人と瓜二つだと告げられる。「池袋百点会」主人公は旧知の伊守(川崎麻世)から銀座百店を真似て池袋百点という雑誌
「無頼平野」(1995)つげ忠男原作の昭和アクションロマンをYouTubeで観ました。初見。監督・脚本は石井輝男。予告編はコチラ。ある架空の町のお話。忠男(佐野史郎)と尾瀬(金山一彦)は血液銀行の職員。それも、胎盤から血を絞り出すという闇の仕事を請け負っています。しょぼいアパートで独り暮らしの忠男は金もないので、町で見かけた知らない人を自宅まで尾行。その人にハガキを出すという意味不明な一人遊びで休日を過ごしています。唯一の楽しみは『カジノ座』の人気スターであるナミ(岡田奈々
緋ぢりめん博徒~1972年~監督:石井輝男主な出演者鬼百合のお勝・・・中村英子浜千鳥のお紋・・・藤浩子ハイカラのお仲・・・池玲子江戸川お秀・・・土田早苗流れ星のお蘭・・・松平純子おりゅう・・・星野みどり佐倉政之進・・・菅原文太水神吉五郎・・・小池朝雄帝釈天牛五郎・・・名和宏新川辰造・・・大木実夏江・・・女屋実和子お妻・・・堀越光恵佃の徳松・・・山城新伍テキストを入力榎屋一家の親分三右衛門を斬った女博徒:
日本テレビで放送された怪奇時代劇ドラマ。第2話番町皿屋敷監督:石井輝男城主の青山播磨は、腰元のひとりお菊のことを深く愛していた。身分違いの愛に困り果てた家老の計らいで、お菊は10枚そろって値打ちのある絵皿の1枚を割ったことにされてしまった。濡れ衣だと訴えたものの相手にされず、播磨もまたお菊の犯行を受け入れてしまった。お菊は無惨にも愛する播磨に斬り殺されてしまう。血まみれのお菊はそのまま井戸に転がり落ちて絶命してしまう。それから毎晩、井戸からお菊の恨めしい声が聞こえ
『網走番外地・望郷編』(1965年・東映/監督:石井輝男)は、網走帰りの橘真一(高倉健)が港湾荷役を独占しようとする悪党と対決する物語。網走刑務所を出所した橘真一は、母の墓参に故郷の長崎に帰ってきます。旭組の若衆だった橘は、敵対していた安井組の親分・安井(安部徹)を負傷させて入所したのですが、今でも安井の嫌がらせは続き、旭組の仕事を妨害。旭組の三下・田所(砂塚秀夫)から組長(嵐寛寿郎)は中風で身体がままならず、橘の幼馴染ルリ子(桜町弘子)が結婚した組長の息子(中谷一郎)は安井組の闇討ちにあって
「マクロスFギャラクシーライブ☆ファイナル2025」目当てに、スカパーでアニマックスを単契約したら、オマケでついてきた他チャンネルも見れる“スカパーのお試し”をフル活用中。東映チャンネルで放送していた「暴力戦士」をエアチェックしておいたので鑑賞…神戸まで遠征していた東京の不良が、地元の不良と乱闘騒ぎを起こすが、その際に東京のリーダーと、地元リーダーの妹が警察によって手錠で繋がれてしまい、逮捕を嫌った2人がそのまま逃避行…東京のリーダーは仲間の助けを借りながら、警察や地元不良の追手をかわし
「ゲンセンカン主人」(1993)つげ義春原作のマンガ4作をオムニバス形式で映画化した作品をWOWOWオンデマンドで観ました。初見。監督は石井輝男。予告編はコチラ。出版元の担当編集者がつげ義春の数作のマンガを論ずるドラマパートと、そのマンガを実写ドラマで再現するドラマパートの二重構造で映画は進んでいきます。まずは、津部(佐野史郎)が超安値の家賃で住み始めた郊外の一軒家に、隣人の李さんが嫁と二人の子供を連れて住み着くようになってしまう『李さん一家』。これが傑作なんだよと編集者が
4月29日~6月11日までに観た映画の備忘録です。時間経過で詳細を忘れた作品が多く、記憶が残っている作品の簡単な感想を記しました。★5つが満点☆0.5点『妻』1953年監督成瀬巳喜男原作・林芙美子脚本・井手俊郎子連れの未亡人丹阿弥谷津子の魅力に溺れる上原謙。結婚生活の現実。★★★★★『洲崎パラダイス赤信号』1956年監督川島雄三原作・芝木好子脚本・井手俊郎寺田信義人生、なるようにしかならない女と男の腐れ縁。★★★★★
『おかあさん』映画トーキー98分白黒昭和二十七年(1952年)六月十二日封切製作国日本国製作言語日本語製作新東宝製作永島一朗脚本水木洋子音楽斎藤一郎原作全国児童綴方集撮影鈴木博美術加藤雅俊録音中井喜八郎照明加藤快哉編集笠間秀俊製作補青山硯助監督石井輝男配役福原正子田中絹代年子香川京子良作三島雅夫栗原則子中北千枝子久子榎並啓子進片山明彦平井信二郎岡田英次木村庄吉加東大介良作の弟
どうも。「備蓄米は有難がれ」という押し付けは、アベノマスクの時みたいな気持ち悪い同調圧力です。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『続決着』です。国際色あふれる横浜港を背景に、悪逆非道の親分に怒りを爆発させた若い2人の侠客が、義理と人情にさいなまれながらも親分と決着をつけ、血の雨をふらす(映連データベースより引用)。1968年公開作品。監督は石井輝男で、出演は梅宮辰夫、吉田輝雄、城卓矢、宮園純子、大原麗子、谷隼人、嵐寛寿郎、安部徹、由利徹、砂塚秀夫、沢彰謙、関山耕司、国景子
アニメーション五本製作・発表順『煙突屋ペロー』昭和五年(1930年)四月十三日封切製作童映社監督田中喜次平成十二年(2004年)七月二十三日京都文化博物館にて鑑賞『鬼』昭和四十七年(1972年)製作製作有限会社川本喜八郎プロダクション演出川本喜八郎平成十四年(2006年)八月十一日京都みなみ会館にて鑑賞『道成寺』昭和五十一年(1976年)製作製作有限会社川本喜八郎プロダクション演出川本喜八郎平成十四年(2006年)八月十一日京