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『文藝読本ー永井荷風』ー中村光夫●荷風の青春ー⑨✪フランスの滞在がたとえ短くとも荷風の夢を充分に満たしたことについては、今さら云うまでもありません。「西洋日誌抄」と「ふらんす物語」とがこの証人です。「現実に見たフランスは見ざるときのフランスよりも更に美しく更に優しかった」とそのなかで彼は云います。しかし現実はどんなに「美しく」また「優しく」とも畢竟(ひつきょう)夢ではありません。人はそのなかで醒(さ)めて生きなければなりません。したがって僕等が人生に希(ねが)う夢は、それが実現される
だと思うな俺は。哲学は自己満足の理論が通用するけど、薬学は実験実証が必須だから、哲学みたいな自己満足の理論は全く通用しないのね。科学の始まりはギリシャ哲学だって言う奴がいるんだけど、ギリシャ哲学って、どー考えても科学とは思えないのね。あれは科学じゃなくて落語だと思う。「哲学」って日本の学者が作った言葉なんだけど、philosophyを哲学って翻訳した事が日本の子供が混乱した原因だと思う。philosophyの翻訳は「落語」に訂正すべきだね。そうしないと混乱した日本の子供を救う事はできないと思う。
先進国って必ず薬学が先進国なのね。薬学が二流で先進国になった国は無いよ。薬学が一流なら、軍事も工業も農業も医療も芸能も、必ず一流になるのね。昔、日本が命がけで中国まで行ってたのは(遣唐使)鑑真和上を呼びに行ったんじゃなくて、薬学を学ぶ事がメインだったはずだよ?でなかったら命がけで行く価値は無いでしょ?優れた薬さえあれば必ず優れた国を作れるのね。戦争でも負けない国をね。それ以外の理由で遣唐使をやってたとは思えないけどね。©洪経世
本日の鑑賞作品座敷童伝説って時折都市伝説系の民放番組でも拝見するけど本当にあるようだね数々の実話怪談でも良く登場するし岩手の方だったかな?某男優さんも座敷童が出る、という旅館に体験宿泊したりしてたけどでも冷やかしとか、からかいに訪れたら幸運どころか痛いしっぺ返しを食らうことになるかもね訪れるとしたら神聖な気持ちで行った方が良いかもしれんねこの作品彼氏と、とある古民家に泊まった主人公の女性だがその家は自分達以外に何か人の気配を感じてしまう宿の主人に聞いてみた
コロナと潜水服出版社光文社発売日2023/12/12言語日本語文庫280ページカバーイラスト渡辺コージカバーデザイン大岡喜直定価770円ISBN-13978-4334101541概略海の家49歳の小説家村上浩二は妻の不貞を知り、ひと夏家族と離れて神奈川県葉山町一色海岸の取壊しが決まっている古い別荘を借りて暮らすことにしただが、誰もいない筈なのに話し声や物音が聞こえるそんな中浩二はトラブルに巻き込まれるが・
短篇《恋愛手記》若い頃は年上の女性に憧れたものです。これは僕が14歳の時の初恋話。なので年上女性が必然かと。&、、刻は流れあの時の14歳の僕が30歳にもなってしまいました。フィアンセは?35歳。今でも僕は年上がタイプ。なかなか律儀でしょ!。笑こにちゎ今回は超短篇《恋愛手記》を日記風に描いてみました。
神戸新聞文芸の応募原稿を神戸新聞社に提出しました。今回で、通算159作目。
神戸新聞文芸の原稿を通用口の守衛さんに手渡しました。これで、通算158作目。提出のご褒美も兼ねて。今晩はフランスノルマンディー地方のウォッシュチーズ「ポン・レヴェック」を使ったチーズペンネ。ごちそうさまでした。
現在。通勤電車内で読んでいる文庫本。教科書名短篇家族の時間最初の短篇は幸田文の「あとみよそわか」???読んだことも聞いたことも記憶なし???早速検索。その結果↓「あとみよそわか」は漢字では「跡見よ。薩婆可。」と書くらしい。「跡見よ」は文字通り。「薩婆可」は梵語(古代インドの言葉)で「成就。成し遂げる。」といった意味の言葉。今回出会った短篇「あとみよそわか」では、日本近代文学作家、幸田露伴が娘・文が十七、八歳になるまでの間、家事を実に細かく徹底的に教えこむ様を描かれているが、「梯子も
神戸新聞文芸の原稿を通用口の守衛さんに手渡しました。これで、通算157作目。
短篇集である。吉村昭の短篇集は一つの棚にまとめて置いている。どれも既読のはずで、その中の一冊である本書のタイトルが最も記憶があいまいだったので、しばらくぶりになるだろうという再読のつもりで手に取った。しかし、パラパラと斜め読みをしてみると一篇しか読んでいないことに気づいた。で、一昨日から通勤カバンに入れて行き帰りの電車で読み始めた。ただ、「駆け落ち」というタイトルの一篇だけは読む気になれず、終わった。他の短篇集に比べて、本書の登場人物たちの有り様や境遇が暗く、とりわけ「駆け落ち」の
どうも!ノリスケです。YouTubeで朗読配信をしています。今回は梶井基次郎『桜の樹の下には』です。桜の樹の下には屍体が埋まっている…いう衝撃的な書き出しで始まる詩のような短編です。ぜひ聴いてくださいにほんブログ村朗読ランキング
面白い。すべて短篇や掌編の物語で通勤電車内で読むのに丁度いい。私のような浅はかで単純な読者は、読んでいて(おれならどうしよう。この二択はかなり迷うよなあ)だとか(それはないんじゃないの、そこまで思うかよ)だとか(あぁ、よかったなあ)だとか、口には出さないが読みながらアタマの中で呟いている。でも、そもそも物語の面白さはそこにあるよなあと思うのだ。『今昔物語集』の本朝篇も面白いのだが、あちらは全篇通じて、のびのぴとして奔放、野性的な魅力に貫かれている。つい
傑作集は『2』を先に買い、読了していた。で、本書所収六篇中四篇が他の文庫と重複していた。まぁ、それは覚悟の上での古本買いだったから仕方ない。「奇蹟を起こせる男」は、岩波文庫では「起こした男」になっている。ある時、突然、酒場で超能力を身につけてしまった男の話で、しかし、最後にはその力を失う。昔の円谷プロが制作した「ウルトラQ」の一話にもなりそうな、なかなかほのぼのとした短篇である。「イーピヨルニスの島」は探検隊に雇われた男が彼らとはぐれ、孤島に漂着する。そこで、恐竜時代の怪鳥の卵
神戸新聞文芸、落選でしたまた頑張ります。
どうもSevenです。InstagramやTwitter、アマブロやnoteでイラストや文章を投稿しております。さて、本日も日記なのですが、そのまま書いても面白くないので、タイトル通りのフィクションです。ではどうぞ!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今日は目覚ましが鳴る前に目が覚めた。まだ外は暗く、空には満月が浮かんでいる。携帯で時間を確認しようとしたが、枕元に携帯がなかった。どこに置いたか昨夜の記憶を思い出そうとしたが、うまく思い出せない。昨夜もいつも通
「遠くの街」結局のところ、彼女が求めていたのは僕ではなく、他の誰かの温もりだったのかも知れない。そう考えると不思議な気持ちになる。あれほど長い間(実際にそれは3年あまりになる)一緒に過ごした時間はなんだったのだろう。彼女は僕と一緒にいることで何を得て、何を失ったのだろう?よく2人で夜の街を当てもなく歩いた。ひと気の無い商店街は昼間とは全く違う表情を見せており、まるで誰かの二面性を見てしまったときのような、後ろめたいような、またどこか秘密を握ったときの愉悦感のようなものを感じさせた。
「借家にて」「あなたって割ときちんとしたモノの考え方をするのね。」別れた妻が言った。今年の6月のことだ。当時まだ僕と彼女は結婚していて結婚生活は問題なく続いているように見えた。少なくとも僕にとってはという話だが。「そうかな。」と僕は少し考えてから言った。「僕は僕なりの行動規範に沿って行動しているだけだよ。」「私にはそういったことが難しいと感じるときがあるのよ。右にあるべきものは右に、左にあるべきものは左に、といった風にキチンと物事を分別することが出来ないときがあるのよ。私だけ
「アスリート」とても大きな身体をした女性だった。身長がそれ程高いというわけではないのだが、肩幅が広くがっしりとした身体付きだった。全身が筋肉に覆われて、そのシックな黒色のスーツははちきれんばかりだった。カッターシャツの首のボタンは辛うじて止まったているという風情で、まるで世論の逆風を受けて退陣間近の首相のような有様だった。「素晴らしい体格ですね。」僕は言ってみた。「私はプロの格闘家なんです。」彼女は簡潔に言った。これまでに何度も同じことを答えて来たといった感じだった。「総合
おすすめ本『チェスの話ツヴァイク短篇選』アタックチャンスでお馴染みだった児玉清が最も愛した小説詳細はこちらで書いてますおすすめ本『チェスの話ツヴァイク短篇選』アタックチャンスでお馴染みだった児玉清が最も愛した小説おすすめ本『チェスの話』Zweig,Stefan(著)内垣啓一(共訳)大久保和郎(著)池内紀(著)辻…www.morinon.com
久々に新しいドラマ見ました。tvNのドラマステージ「クァンジョン」ドラマステージって言うのは、1話完結の短編ドラマで、新人プロデューサーの作品をやってるみたいです。今回の「クァンジョン」はクァクドンヨンが出てたので、見て見ました。まず、クァンジョンっていうタイトルですけど、これは「関心(クァンシム)」を惹きたい「種族(ジョンジョク)」の頭文字を組み合わせた言葉で、「あの人はクァンジョンよ。ウソをついてでも人々の関心を惹いてインフルエンサーになりたいのよ。」みたいに使う言葉
https://youtu.be/xx4lwVyvJUc新・特撮短篇シリーズ『セブンガーファイト』がウルトラサブスク「TSUBURAYAIMAGINATION」で配信開始!2020年放送のTVシリーズ『ウルトラマンZ』で大人気を博した、対怪獣ロボット部隊・ストレイジの第一の戦力「特空機1号セブンガー」。そのセブンガーが主人公となる“まさか”の新・特撮短篇シリーズ『セブンガーファイト』が爆誕!!3月17日(水)15時より、ウルトラマン55周年を記念して幕を開けた新時代のエンターテイメ...y
短い沈黙の後でワカタがポツリと切り出し、復唱する倫子に応じてから「目のかたちがとても特徴的だ」と小さく繰り返した。何を言っているのか……三角形の目は、わたしではなくあなたの方だ――そう思った瞬間、倫子のカラダに電気が走った。1メートルも離れていない、親密な位置にあるワカタの顔を恐る恐る見直す。覚えがある。たしかな面影がある。散らばっていた記憶の点が線になり、線が平面をかたちづくり、引き出しの奥で眠っていた映像がおぼろげな輪郭を描いていく。ワカタという名前はペンネームです……相手の顔色
階上へ向かうワカタの背中はうなじが見えないくらいに丸まり、ウエストも足のサイズも、カラダのすべてが倫子より小さい。番組はどうでしたか?カフェの中央の席に腰を下ろして、テーブルに置かれた質素なメニューを倫子に差し出してから、ワカタは落ち着いた口調で尋ねた。すごく面白かったです。ご招待、ありがとうございました。接客のときと変わらないていねいな物言いで、倫子が短い感想と感謝の気持ちを伝えると、ワカタは他に何も望むものはないといった表情を浮かべた。テレビ局の関係者専用なのか、十卓ほどの店内はロ
番組出演者をはじめ、ようやく、スタジオ内の全員が新コーナーの主旨を飲み込んだ感じで笑いが起こる。はい、二番目。ワンちゃんですね。年がら年中キャンキャン鳴きそうな……マルチーズですか?なぜか、そっぽ向いてますよぉ。写真を撮るときは「マル、チーズ!」じゃなくて、「ハイ、チーズ!」って言いましょうね。この方の「愛情の対象」はマルチーズということです。三番目……これはなんですか?ダイヤモンド?瞳にダイヤモンド?すっごい光ってますねぇ。「愛情の対象」がダイヤモンド!かなり寂しいタレントです、この
収録終了後に一階のロビーで待っていてください。ワカタ隣席や後ろの女性に覗き見られないよう、メッセージの紙を元どおりに折りたたんだ倫子は、ステージ周りのスタッフの中にワカタの姿を探したが、どこにも見当たらなかった。みなさん、こんにちはー!「いけいけ!あるでんて」の収録にようこそぉ。予告もなしに銅鑼の音が響くと、アロハシャツに短パンのふたりの男がステージの中央に駆けてきた。ひとりは背が低い坊主頭。ひとりは長身のアフロヘア。マンガの世界でも描かれない凸凹コンビだ。どおーもぉー。番組の前説をさ
応募当選者向けの観覧ハガキには、テレビ局に隣接した集合場所と時間、最寄り駅からのアクセスが書かれていた。いったいどんな場所での観覧なのか。劇場なんかの座席は大きなカラダと相性が悪く、これまでの人生でなるべく避けてきた。できるだけ後ろの、いちばん端の場所がいい――そう、倫子は思う。まぁ、どんな状況でもテレビを観るつもりで観覧しよう。どうせ、周りは他人だけ――白のボタンダウンシャツとジーンズ、それに厚手のパーカーというカジュアルな服装を選び、ショートヘアの髪をドライヤーで乾かしてから、倫子は仕事と
丁寧でかしこまった口調に冗談の気配はなく、幸いなことに近くには誰もいなかった。それでも、倫子は顔を赤らめ、独り身を見透かされた言動に腹が立って、目線を厳しくした。小柄で痩身な男は、長らく手入れをしていないヘアスタイルとくたびれた服装で、特徴的な三角形の目をしていた。白目が目立たない、爬虫類に似た三角の目だ。それから、倫子の断りの返事をあっけなく受け取り、三角形の目を歪めた苦笑いでカウンターに背を向けた。同じ日の夕方、新人のアルバイトが倫子への電話を取次いだ。「店長」を名指しにする電話は客からの
「素敵な日本人」二年振り東野圭吾さんしかも著書は東野作品にしては珍しく短篇でもだがしかしさすが東野でした・・裏切られることなく9篇とも面白くて一気読み~・正月の決意達之と康代は地元の神社の初詣へいったところ、賽銭箱の前で倒れている町長を発見。。警察は事件として調べることなったが意外な結末を迎え、達之と康代の運命はいかに・・・10年目のバレンタインデー小説家の峰岸は、10年前に別れた元恋人の知里子からバレンタ