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以前後医は名医という話をしましたが私はこれを良く経験します。先日3ヶ月前から腰痛があり他医で電気治療しているがなかなか痛みが取れないため家人に当院を勧められて来られた方がいました。レントゲンを撮影すると腰椎の圧迫骨折があります。前医ではレントゲン異常ないと言われ電気治療を勧められたそうなのでおそらく3ヶ月前はレントゲンではほとんど異常がなかったのだと思われます。転倒歴もないため骨粗鬆症による脆弱性骨折なのですがこれはある程度年配の方の腰痛であれば一番に念頭に置く疾患ですが転倒歴の無い場
先日上げた半月板ブロックの記事が好評だったようなので今日は別の膝の注射のお話。膝が痛いという患者さんは大抵内側か後ろ側が痛い方がほとんどです。膝の後ろ側が痛い時も通常のヒアルロン酸注射で良くなる方がほとんどですが7割位改善しても後ろ側の痛みが残る方がいます。これは注射で関節内の炎症は治まるのですが関節外の筋肉が硬くなってしまうことの痛みが多いです。そのため膝裏のストレッチを指導していますが手っ取り早くその硬さを取るのが今回の膝窩筋ハイドロリリースです。先日膝の後面が痛いという方が受診。
私は患者さんの診察が終わった時にいつも他に何かお困りのことありますか?と聞いています。そこで他の疾患などが見つかることも多いですが先日とある患者さんに同じように聞いたところ「先生に言ってもしょうがないかもしれないんだけど足が異常に臭うんだよね」と相談がありました。診せてもらいましたが見た目は異常ありませんでした。ただ匂いでピンと来ました。本人にお風呂に入ったあとに足の裏にこんな感じの穴ぼこみたいのできませんか?と聞いたところ患者さんから「あー、確かにこんななってるかも」これは点状融解
坐骨神経痛は痛いですよね。私もヘルニア持ちのため普段から腰には細心の注意を払っています。坐骨神経痛の原因は若い方ならヘルニア、年配の方なら腰部脊柱管狭窄症が多いです。症状は簡単に言うと立っていると痛い場合は腰部脊柱管狭窄症、座位で痛い場合はヘルニアの事が多いです。確定診断はMRIになります。画像診断では正常だと左右対称の綺麗な状態です。それに対して腰部脊柱管狭窄症は脊柱管が狭くなってるの分かりますでしょうか?次は腰椎椎間板ヘルニアの画像です脊柱管内のグレーの部分がヘルニアです。
先日USBメモリに貯まった5ヶ月分のエコー画像を削除したら2300枚以上あって驚きました。月400枚以上撮影しており保存していない分も含めるとさらにすごい量になりそうです。今日は以前お話した膝のヒアルロン酸注射以外の注射の話をしたいと思います。膝痛で1番多いのは膝の内側の痛みです。日本人はO脚になりやすいので内側の半月板が傷みやすいためです。これは正常な半月板(私の膝です)骨と骨の間の正しい位置に半月板があります。これは傷んだ半月板で半月板が骨と骨の間から飛び出していて半月板のまわ
インフルエンザが流行っていますがそれと同じくらい最近は肺炎の患者さんが多いです。肺炎は高齢者がなるものだと思っている方も多いですが若い方もかなり肺炎の方が来院されます。30代の方発熱と夜眠れない程の咳で受診。レントゲンは誰が見てもわかる肺炎です。今はこれが分かりやすいように機械が処理してくれます。するとこんなに分かりやすく表示してくれます。この方の肺炎は見逃すことのないレベルですが治療すると1週間後2週間後完全に肺炎は消失しています。次の方は20代の方で咳と胸痛で他医を受診
膝は整形外科で1番注射する部位だと思います。私はエコーを見ながらあらゆる部位に注射していますが膝も奥が深いです。私は膝痛に対して主に関節注射と半月板ブロックと内側膝神経のハイドロリリース、膝後面への筋肉のハイドロリリースを症例に応じて行っています。(他にも沢山ありますが割愛)今回はメインの関節注射についてです。関節注射は水か溜まっていると注射の効果が落ちるので必ず抜いた方がいいですが水か溜まっていると注射は容易になります。しかし水か溜まっていない場合正確に注射をする場合スペースはこの
先日背中を打ったけど前胸部が痛いという方が受診。部位的に肋骨でなく肋軟骨の辺りに痛みがあるようでした。肋軟骨とは胸でいうと乳首より内側の肋骨は肋軟骨と行って胸部にかかるショックを吸収できるようになっており胸骨が前後に動くようになっています。例えば心臓マッサージをする際これが全部軟骨でなくしっかりとした骨だった場合ほとんど心臓マッサージの効果は無いかもしれません。しかし軟骨であるためレントゲンにはほとんど映らずこの部位の肋骨骨折の診断は以前は#圧痛(疼痛部位に押して痛みがある)#深呼吸
遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。外来は不思議なもので同じ疾患の方が続くことがよくあります。先日肩の痛みで来られた方が2連続で受診。肩も痛みは千差万別なのですがたまたま全く同じ場所が痛い方でした。共通すするのはお二人とも重たいものを沢山持ったそうです。1人目の方のエコー水が溜まり腕が動かないくらい痛がっておられました。2人目の方のエコーいずれも上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の周りに水が溜まり炎症を起こしています。ここで正常な解剖を見てみまし
今日は2025年最後の外来でした。50過ぎて1年が早くて本当にびっくりします。今日はマラソン大会の後から膝裏が痛いと言う学生さんが来院。肉離れかなと思いましたがブチッといったような外傷はないそうです。いつも問診である程度病名にあたりを付けて診察しているのですがちょっと全く分かりませんでした。レントゲンはもちろん異常なし。エコーもなんの予感もありませんでしたが肉離れの所見でもないかといつもの通り当ててみます。痛いところを丁寧に左右比べてみるとなんか水が溜まってます。この時点で何処
先日右人差し指が痛いという方が来院。他医で観てもらいレントゲン異常ないしよく分からないけど腱鞘炎っぽいから外用薬塗ってみてと言われたそうです。私はこの他で診てもらったけど良くならないと言われた時にやる気が上がるタイプで以前同僚の整形外科医とこの話をした時それでやる気が上がるタイプは珍しいと言われました笑今回も腱鞘炎?本当?と思いながら一通り検査します。まず本当にレントゲン異常ない?→異常なし次にエコー検査何故かエコー検査を行う整形外科医が本当に少なく思います。まずは痛くない方次
先日他の病院で注射で良くならないので診てほしいという年配の方が来院。その病院でレントゲンを撮影して年齢相応と言われたそうです。つまり変形性膝関節症があるとのこと。ヒアルロン酸注射を3回したそうですが改善ないそうです。レントゲンは既に撮影済のため当院ではとりあえず撮影せずエコーで見てみました。すると確かに水も溜まっていますが水以外の組織で関節内が充満しています。滑膜増生があります。さらに炎症を見るモードで確認すると滑膜が炎症しています。恐らくこの方は変形性膝関節症でなくリウマチ
先日転倒して肘が痛くて曲げられないという方が来院。レントゲン撮影しましたが異常ありませんでした。ただ動かせないのでレントゲンでわからないひびや血腫が溜まっていることが多いためいつものようにエコーで確認。肘関節の中に著明な血腫があります。本来血腫は時間が経つと固まってしまうため安静経過観察で自然に引くのを待ちましょうとなることがほとんどです。ただ患者さんがあまりに痛がるので抜けないかもしれないけど抜いてみましょうかと相談したところ是非とのこと。結果かなり血が引けました。エコーでも
先日左肩の痛みで来院した方がいました。問診票には脱臼したかもと書かれていましたが転倒もなく急に激痛が出たそうで石灰かなぁとレントゲンを撮影しました。予想通り石灰はあるのですが本人が言うように謎に骨頭が下方に亜脱臼しています。肩の亜脱臼は脳梗塞などで麻痺があるならよく見ますがこの方は若い方のためそんなはずはなくとりあえず石灰に向けてエコー下にブロックしました。1週間後に再診した時には痛みは取れていましたがまだ亜脱臼しているようなレントゲン出会ったため石灰が邪魔しているのでは?と考え以前にブ
皆さんタナ障害って聞いた事ありますでしょうか?これはお皿の骨と太ももの骨の間に本来存在しない大きな滑膜ヒダが生まれつきあり膝の曲げ伸ばしなどによってこれがはさまって痛みがでる疾患です。(札幌スポーツクリニック様より引用)https://www.sapporo-sports-clinic.jp/disease/234/膝のひっかかり感と痛み:たな障害|よくある症状・疾患|札幌スポーツクリニック|札幌市中央区の整形外科・内科・リハビリ科たな障害(滑膜ヒダ障害)■どのような障害か歩行時や
先日脚立から降りた際にふくらはぎにバキッと音がして痛みが出たと言い方が受診されました。問診だけで肉離れと診断してしまいますがアキレス腱が切れていると手術適応なので触診とエコーを行います。まず触診でアキレス腱は断裂なくあとはエコーで肉離れの所見をさがします。肉離れのエコー所見は色々ありますが血腫がある場合や筋肉が腫れて見える場合、断裂しているのが分かる場合など千差万別のため何かないか探ります。すると見つけたのは血腫を見つけました。ここが肉離れかなとエコーの角度を変えてもう一度確認してみる
先日転倒して足首を痛めた方が来院。その方は普段当院のかかりつけの方でしたがお怪我されたのが休診日であったため他の病院を受診されレントゲン異常ないとの事にて外固定を受けておられました。歩けないくらい痛いとのことでしたがすでに他医でレントゲン撮影しており私も診察した限り足首の靭帯に圧痛があり捻挫か剥離骨折かなと疑いエコーしてみました。するとよくある腓骨の剥離骨折はなく、靭帯もそこまで損傷していませんが距骨に段差があります。これは正常でもそう見えることがあるため注意深く反対側も確認します。
先日ダンボールに足をぶつけて来院された方がいました。中指が腫れていました。レントゲン撮影したところぱっと見たところ明らかな骨折等は無さそうでした。レントゲンで分かりにくい骨折の事もありエコーでダブルチェックしようと患者さんに声掛けしようとしたところ患者さんがやや辛そうな表情をしておりました。30年近く医者をやってると自然と見逃してはいけないセンサーのようなものが磨かれてきておりこの患者さんはこのまま帰してはいけない感覚がありました。以前も同様のことがありその時は手の患者さんでしたか手
先日左の胸が体を捻ると痛いと言う方が来院。捻ると痛いということは心臓など内科的な痛みより整形外科的な痛みのようです。胸部レントゲン撮影異常ありません。ここでレントゲン異常ないので痛み止め出しておきますで終わってしまう病院もあるかもしれませんがこの方は左乳がんの手術をされておりその創部に圧痛がありました。エコーで念の為確認したところこの黄色矢印の黒くなっているところは音響陰影といってエコーが何か硬いものに当たるとできる影です。よく見ると音響陰影のてっぺんに白い影(緑丸)があります。
子供が怪我をして痛がっている時、親はどういう時に病院に連れていくべきでしょうか?私がよく説明するのは#腫れている#数日様子みて徐々に悪くなっている#痛みのせいか動かせないもしくは歩けないこのような時は病院に連れていった方がいいです。あと例外的に突き指は初期対応を間違えると詰むことがあるので連れてきた方がいいです。それ以外の場合はだいたい来院してもらっても問題ないことがほとんどです。先日1週前から左下肢を痛がってるようであまり歩かないというお子さんが来院。子供のため外傷歴も分
先日坐骨神経痛で来院された方がいてその診察が終了した際にあと何かありますか?といつものように確認したところもう1つ困ってることがあると相談を受けました。聞くと足の爪が皮膚に当たって痛いので巻き爪専門病院を予約したそうですが外来が混んでいて2ヶ月先しか予約が取れなかったそうです。爪が当たって痛いのは巻き爪か爪甲鉤彎症が多くだいたいご高齢の方は自分で切れなくて困ってる方が多いです。診せて頂くと爪甲鉤彎症と思いましたが横からみると爪が1度死んで異所性に生えてきたようです。確かに皮膚をかなり
今年はインフルエンザやコロナなど風邪疾患が異常に流行っていましたが最近は落ち着いてきましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?先日股関節が痛いという方が来院。かなり痛みが強そうで足をひきづっておられました。股関節周りが痛い時鑑別診断としては#坐骨神経痛#変形性股関節症#股関節周囲炎この辺りが多いです。後ろ側か痛いときは坐骨神経痛前や横が痛い時は変形性股関節症や股関節周囲炎を疑います。レントゲンを撮影するとよく見ると左股関節に石灰を認めます。圧痛も同じ部位に認めます。つ
先日指が急に伸びなくなったというおばあちゃんが受診。掃除を頑張りすぎたとのこと。指の付け根が痛いそうで普通に考えればばね指のひっかかりです。しかし指を見た時これはばね指では無さそうだぞと予感していました。中指が過伸展しています。ばね指であってくれと祈りながらレントゲンを撮影したところ嫌な予感は当たりました。青矢印は正常な関節で赤矢印は痛みのある関節です。ばね指では異常はないのですがわかりますでしょうか?赤矢印の関節だけ少し関節の隙間が狭くなっています。(分かりやすく言うと中指だけ
先日足が痛いという学生さんが受診。しばらく前から軽い痛みがあったそうですがサッカー中にぶつけたとの事。レントゲン撮影しました。なんか見づらくて申し訳ありませんが明らかな骨傷はなさそうです。この時エコーもしましたが特に異常ありませんでした。そのため前回もお話したように明らかな骨折はありませんが痛みが1-2週間様子みて痛みが悪化するようならレントゲンで骨折が分かることがあるので再診するようにお話して帰宅させました。その後改善していたそうですが合宿で走ったら痛みが悪化したと1ヶ月あとくらい
三連休の初日いかがお過ごしでしょうか?私は午前のみ外来でした。今日は1ヶ月前に足に物を落として他の病院でレントゲン撮影して異常ないと言われたそうですが1ヶ月経ってもまだ痛いとの事で受診された方がいました。私も初診で来院された方でレントゲンで骨折がはっきりしない場合、1、2週間様子みて痛みが強くなってくるならもう一度レントゲン撮ると骨折が分かることがあるから来るようにしてくださいと伝えます。この方もレントゲン撮影し何かわかるかなと思いましたが…矢印の部位の辺りに物を落としたそうですが骨折
先日足の付け根(股関節の辺り)が痛いと言う方が来院。特にぶつけたとか使いすぎたという覚えはないとの事。とりあえずレントゲン撮影。異常ありません。本人は何かしこりがあって痛いとのことにてリンパ節かな?とエコーで見てみました。すると何か充実性のしこりがたしかにあります。リンパ節?粉瘤?エコーを縦にして驚きました。しこりはなんと鼠径部まで連続しており鼠径部で大体静脈に連続していました。なんと大腿静脈の血栓症です。しかもかなり大きく塞栓を起こすと命に関わるリスクもあります。前回ブ
先日スネの内側の痛みと腫れで来院された方がいました。スネの内側が痛くなる病気は整形外科ではシンスプリントが代表的かなと思います。シンスプリントはオーバーユース(使いすぎ)のひとつで子供では部活、大人では仕事で重たいものを過度に運んだりしてるとなります。ちなみに私は20代の頃に沖縄の海で大はしゃぎして発症し帰りの飛行機が全く歩けず車椅子で空港から飛行機まで載せていただき帰ったことがあります笑その他に扁平足などか誘引となって発症することがありますがその方はどれにも当てはまりませんでした。レ
今日は前半最後の外来日でした。今日も発熱外来から肩の痛み、胃腸炎の方までたくさんの方が来院。午後におませな可愛い女の子が受診。転んで肘を痛めたそうです。いつもの通り子供の肘の痛みは肘内障が多いため肘の太さを測った所両方同じで腫脹なし。腫脹があれば骨折を疑いレントゲンを取りますが腫れてないため肘内障と骨折の両方を疑いまずはエコー検査。子供も最初は怖がっていましたが痛くない方からエコー検査をしたら安心して痛い方もすぐみせてくれました。痛くない方のエコー画像痛い方のエコー画像白いとこ
整形外科に五十肩で来院される方は多いです。私の五十肩の治療成績は体感9割は注射リハビリによって良くなっています。ここ数年で基幹病院に肩の痛みで送った方は1人だけです。よく他医にてよく動かせば1年くらいで治ると言われたとか電気をずっとかけてもらってるけど良くならないといって来院される方がいます。私も以前は注射して効果なければそのように話していた時期もありました。ただエコー下の注射を習熟してからはほぼ肩の痛みは注射と正しいリハビリで良くなるとわかりました。五十肩は定義が無いため医者によっ
皆さんいかがお過ごしでしょうか?最近は本当に暑い日が続いており熱中症で歩けなくなって来院される方が沢山います。さらにコロナも爆増しており連日発熱症状で来られる方は後を絶たず私も体力が持つ限り来院される患者さんを診察しています。最近よくある事で気になるのは初診で来られる患者さんで他医で内科かかりつけで来られる方がちょくちょくいらっしゃいます。聞くとかかりつけのクリニックは予約が取れなくて断られたとのこと。大きい病院であれば仕方ないですが聞くとクリニックだそうです。先日も倦怠感があり近