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元文2年(1737年)7月に曾根崎で遊女にだまされ、公金を使った薩摩藩の武士が、五人を殺した事件が起きました。殺された五人のお墓が大阪市北区堂島浄祐寺(じょうゆうじ)にあります。戯作者・並木五瓶(なみきごへい)がこの事件を取材し、大当たりをとったのが『五大力恋緘(ごたいりきこいのふうじめ)』で寛政六年(1794)の初演になります。あらすじを北新地にある「文化銘板」から
五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo鶴屋南北『盟三五大切』。五大力の入れ墨を巧みに練り込みながら同じ百両の金を毟り取っては貢ぎ続ける落ちぶれた者の悲しさ。騙されたことを知った後は自分の愚かさを恨むばかりの血の修羅場。しかし一転快晴、浪士に加わるるの結末、あぁあれは地…https://t.co/Op71XozoFi2022年05月29日07:58五十女こけ(いそめこけ)@映画、読書、古典、評論@isoisodo1549年鹿児島に辿り着くフランシス
創立35周年を迎えた花組芝居の四世鶴屋南北の「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」を下北沢小劇場B1で観劇。13年ぶりの再演です歌舞伎の狂言には「世界」と呼ばれる作品の背景となる設定があり鶴屋南北はいくつかの世界を組み合わせる“綯交ぜ"という手法を得意としていたそう。また有名な狂言を書替えて新しい作品にすることもよくあり「盟三五大切」は並木五瓶の「五大力恋緘」を書替えさらに「忠臣蔵」の世界と「東海道四谷怪談」の後日談を綯交ぜにして書かれた作品。歌舞伎界では長く上演が途絶えていたそうで1
下のリンク先は、結構分かりやすく、内容を解説してるかなって感じがします。盟三五大切|歌舞伎演目案内–KabukiPlayGuide–enmokudb.kabuki.ne.jp色んな人の欲や、野望が交差し、紐解けば、巡り巡る悲劇の連続で、落としどころのない、内容は残酷な作品ですが、仁左衛門さんの色悪が大好きで、以前観劇し、惚れた小万の首を胸に抱きながら、悲しみ憎しみ愛しさが混ざった、なんとも言えない表情で花道を去っていく、仁左衛門さんの源五兵衛の姿にはゾクッと鳥肌がた
約10年ぶりの演目。『国言詢音頭』(くにことばくどきおんど)。その時に観た衝撃が印象深く、当時の玉女さん惚れをした演目でした。(これで惚れるというのも変な感じですが)今回観て思ったのは、あの時の衝撃と今回の衝撃は果たして同じだったのか?と。目を覆いたくなる程の衝撃、残虐。愛憎?愛は感じられない。憎悪。狂ってる。ホントにこんなだっけ?と思いながら、前に書いた記事(感想)を読み返す。詳しく書きすぎていて、そのまんまだわ、と(笑)女子高生たちが大勢観に来ていたよ
国立文楽劇場、初日第3部、レイトショー『国言詢音頭』くにことばくどきおんど見てきました凄い文楽でした❗️2日前ににネットで取ったチケット中央5列目でした自動発券機QRコードで一発発券便利ですで、なんの予備知識もないよっさんイヤホンガイドを借りてと、解説は、高木秀樹さんとの事高木秀樹さんは、正月の文楽でも、初日に見かけた事がありますイヤホンガイドの売り子の姉さんに「今日・第3部は、高木秀樹さんですね。わたし、大好きなんです。ところでイヤホン解説って、いつもタイ
昨夜はシアターグリーンにて春匠「チョコレートケイキ」見た。かなり本気で劇団チョコレートケーキの芝居と勘違いしてたf^_^死刑囚に刑が執行されるまでの数日間を、セリフ音楽なしでドキュメント風に見せるというもの。これはドラマなのだろうか。登場人物はみな匿名的で、話の起伏もない。要するにここにはイベントはあるけどドラマがないのではないか。淀川長治さんの「リアリズムっていうのは、ひっくり返った灰皿を撮り続けてるようなもので、そこには演出がない」という言葉を思い出した。今日は14時に中野なので、先週に
夏休みの宿題の続きです3部★盟三五大切八衛門、源五兵衛、三五郎を経ての再びの源五兵衛です昨年、仁左衛門さん源五兵衛で三五郎を勤める際(7月松竹座)に『江戸のアウトローにスポットを当てた鶴屋南北らしいこの作品はとても好きで新たな演出での上演を企んでいるところそこを見据えての三五郎・・・』と当時おしゃっていて今回、変えてこられましたねなので五代目幸四郎由縁の眉上のホクロもありませんスタンダード版を9年前のものと仮定すると丸窓五人斬りと、小万殺しからの花道引っ込みを、
-八月納涼歌舞伎-第三部通し狂言盟三五大切-家主くり廻しの弥助役-市川中車先生固執記録のラストどすでは、花横4列と中央エリア1列から拝見した景色をどぞ第三部は18:00開演どした《大詰第一場四谷鬼横町の場》19:35より、大詰がスタートしました。約一時間半も待ち焦がれ、いよいよ大好きすぎます市川中車先生がご登場くださいます舞台セットは、中車先生のお役、賃貸業を生業とする弥助氏が貸す古びた家屋と、その左横(下手側)に「火の番」と書か
まだ読めてません(笑)表紙は七之助さん今日は曇り空だけど月待ちの気持ち寝ちゃいそうだけど気持ち。だけは、ね。七之助さんに十八代目の面影を見てなんともいえない気持ちになった小万でした似てるんだものやんなっちゃう(笑)千穐楽も一歩踏み込む一歩前へ前進する燃焼するそんな姿勢の感じられる中村屋の姿気持ち良かったです。はやく感想まとめたいのにねなかなかね言い訳いつもお読みくださりありがとうございます素敵で無敵な夢が見れますように☆
平成30年8月9日(木)~27日(月)歌舞伎座通し狂言盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)序幕二幕目大詰佃沖新地鼻の場深川大和町の場二軒茶屋の場五人切の場四谷鬼横町の場愛染院門前の場薩摩源五兵衛芸者小万家主くり廻しの弥助ごろつき五平内びん虎蔵芸者菊野若党六七八右衛門お先の伊之助里親おくろ了心廻し男幸八富森助右衛門ごろつき勘九郎笹野屋三五郎幸四郎七之助中車男女蔵廣太郎米吉橋之助吉之丞歌女之丞松之助宗
続きまして、第3部の観劇。通し狂言「盟三五大切」です。大好物の通し狂言!四代目鶴屋南北の作品。主人のためにとやらかした罪が回り回って実は主人を被害者にしてしまっていて、実はこの人がこの人で、あぁなって、こうなって、恨みつらみで憎さ倍増といったドロドロストーリー。この部、花外4列目で観劇しました。幸四郎さんの初めはどうしようもないボンボンで、女に騙されお金を巻き上げられた情けない姿から、惚れた女を憎み、殺してやろう、とドンドン憎悪が増していく感じがズンズンと胸に迫ってきました。余談で
盟三五大切は初めて観る演目なんやけど、何故に盟三五大切を観たくなったかという理由は過去に綴りましたなあらすじはざっくりとしかわかってなかってん。フライヤー(歌舞伎でもそう呼ぶんか?)の裏書き読んだ程度しかし幕が開き、すぐさま盟三五大切の世界に引き込まれる。二月大歌舞伎で「一條大蔵譚」を観て、ますます好きになった十代目・松本幸四郎さんがお目当てでありましたが二代目・中村七之助さんの女形のなんたる美しさよ小万に入れ込んだ源五兵衛同様、あっしも小万に惚れちまいましたいやー、ホンマに美しい
秋の足音がちょっとづつ近づいてきましたが、夏の想い出ふりかえり、まだまだ続きますよ。「盟三五大切」大阪松竹座で昨年にざさまで上演されたときに、それはそれは素晴らしかったと聞いてて楽しみにしていました。こちらの演目、個人的には面白かったですよ。一方で、単純に面白いと感じちゃったけど、それでいいのかしら?と、珍しく、拝見したあとにちょっと悩みました。歌舞伎にはおそらく昔からエンタメ的な要素はあるけど、それでも、たぶん、この作品は純粋に笑いを狙ったものではないだろうし、
■ネコの、独り言歌舞伎座*千秋楽8月27日第3部18時~満席★盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)は、四代目鶴屋南北による歌舞伎狂言。文政8年9月(1825年10月)に江戸の中村座で初演。忠臣蔵外伝のひとつ。🌕ネコの、感想。★江戸の生世話物は、リアルですごい!★忠君・愛憎・お金・騙し・思い違い、織り交ぜてドロドロ!★幸四郎、正気失っての殺害シーンは、圧巻でした!■めずらしい、切り口上も観ることができました。◆幸四郎・七之助・獅童が素晴らしかった。満足・満足!▼歌舞伎座
引き続きリンパマッサージやら鍼灸治療、岩盤ヨガに酸素カプセルやらを取り入れ、段々と元気になってきた気がするあっし17(土)羅い舞座京橋劇場夜の部も、翌日の夏祭浪花鑑も、25(土)の第50回サマージャズの感想もすっ飛ばして今宵の歌舞伎座の感想を東銀座に着いて、一目散に向かうは木挽町広場お弁当処やぐらさんの「ステーキ弁当2,000円数量限定」の文字が目に飛び込むせっかく歌舞伎座に来たんやし、ちょっとくらいの贅沢と、幕間のお弁当は即決幕間でのお弁当をGETしたからには一安心。まずは歌舞
8月14日(火)、八月歌舞伎、歌舞伎座で、三部を見ました。今回は、二部は、止めました。「東海道中膝栗毛」に、肌合いの合わないものを感じているからです。「再伊勢参!?YJKT」。これで、またいくの。こりないめんめん。と、読ませます。これが、メインのタイトルの前に付きます。何となく、作品の雰囲気が分かります。この、「東海道中膝栗毛」のシリーズ、前の二作は、見ていますが、もういいや、と。でも、大人気の、観客大ウケの芝居となっています。で、三部、です。「盟三五大切」。これで、かみかけてさ
盟三五大切を観てきました。久しぶりに幕見ではなく3等席だけど歌舞伎座の中へ。松本幸四郎さんの鬼気迫る源五兵衛。残忍に殺戮を繰り返す。色々とすれ違いが招いた悲劇だと感じた。これ、殺人を犯した後にお茶漬けを食べる古畑任三郎の話の元ネタ。実際には生首を前にご飯を食べてたけどね。四谷怪談と忠臣蔵の話のスピンオフ的話。なるほどイヤホンガイドの説明上手い!やっと観たいと思ってた演目を観られた。
八月納涼歌舞伎の第二部は四世鶴屋南北の「盟三五大切」で七之助さんと獅童さんが初役幸四郎さん演じる浪人源五兵衛が入れ込む芸者小万(七之助さん)には実は三五郎(獅童さん)という亭主が。御用金紛失という咎で勘当中の源五兵衛は名誉挽回して仇討ちに加わるという使命を持っています。ですが伯父が工面してくれた百両を三五郎と小万の2人に騙しとられ失意のどん底で鬼と化す源五兵衛。三五郎夫婦には逃げられてしまうも居合わせた人々を滅多切りに。。。人の良い侍からの変化がお見事で幸四郎さんが
八月納涼歌舞伎第三部四世鶴屋南北作郡司正勝補綴・演出織田紘ニ演出盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)「五大力(ごだいりき)」の文字は恋のおまじない。女は源五兵衛への愛の誓いに腕にその文字を彫ってみせた。そうして源五兵衛から百両の金を巻き上げると、実は亭主だという三五郎があらわれる。深く恨んだ源五兵衛は五人もの人間を斬り殺し、逃げた女の家をたずねると、腕の文字は「三五大切」と彫り直されていた。逆上した男は女の首を切り落とし、懐に入れて夜道を帰っていく。歌舞伎演目案内をより転写、参
先週金曜日に八月納涼歌舞伎・第3部“盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)”を観てきました☆3部制はぜんぶ通すと割高ですが、会社帰りでも観れちゃうのが利点ですね~☆昔のようにふらっと幕見ができなくなったので、働いている者にとってはありがたい内容に触れます!ご注意くださいませ。※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆“盟三五大切”は江戸の人の大好物“忠臣蔵”と“四谷怪談”のスピン・オフ。幸四郎さん演じる“
通し狂言「盟三五大切」幸四郎/七之助/獅童/橋之助/中車/片岡亀蔵/男女蔵/吉之丞/米吉/松之助/錦吾仁左さまの源五兵衛がデフォルト化しているものの比べてはいけないことは承知。調べたら幸四郎は2009年に演っているし、白鸚も勤めているので、指導は白鸚なのかな(それとも仁左さま?)。幸四郎の源五兵衛は概して淡白で、小万殺しはサスガに良かったけど、全体としてみると、南北独特のドロドロした艶めかしくも怪しい世界、退廃美は薄味だったかも。幸四郎らしいと言えばそういうことです時々、確かに源五
ヤッホ~!帆足由美です。一昨日は、歌舞伎座の納涼歌舞伎第一部について書きましたが、今回は第三部の感想です。歌舞伎座百三十年八月納涼歌舞伎第三部通し狂言盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)薩摩源五兵衛幸四郎芸者小万七之助家主くり廻しの弥助中車ごろつき五平男女蔵内びん虎蔵廣太郎芸者菊野米吉若党六七八右衛門橋之介お先の伊之助吉之丞里親おくろ歌女之丞
犬丸治氏による。犬丸氏が今月のいちばんと思ったのは、第三部の「盟三五大切」面白い芝居だけれど、当代幸四郎でもみているし、かつてみた玉三郎の印象が強いから、今回はパスしたのだが、七之助と獅童がとてもよかったらしい。南北の芝居の四谷怪談とならんで、仮名手本忠臣蔵の裏話みたいなものである。仮名手本忠臣蔵がそれだけ広く知られていたということでもあり、きれいごとの裏の人間を描きたかったのかもしれない。犬丸氏の「三五郎はすべての真相を知って自害し、源五兵衛の罪を引き受ける。その死を踏み台にして源
この席、好きかも⁉️花道の左側ってお初だけど、舞台よく見えるし、花道そばで役者さんの息遣いを感じられちゃう。しかも、今日のこの席、格安でまわってきました。八月納涼歌舞伎、第三部通し狂言「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」昨年の松竹座で大、大、大好きな仁左衛門さんが源五兵衛を演じて胸キュンキュンだったけど、幸四郎の源五兵衛もバッチリ。染五郎時代より、見ごたえあったぁ~。お父様に似てきたな。そして獅童くんがよいの。粋でキップがよくて、七之助さんは色っぽい。幸四郎、獅童、七
夜の歌舞伎座カッコいいさて、納涼歌舞伎三部盟三五大切観てきました。コワイ、、けどすごく面白い、好きな演目でした❗️悪事とお金が綺麗な円でつながる。禍々しい。。ちょっと純朴な雰囲気だった幸四郎源五兵衛が段々恐ろしい雰囲気になっていくのがすごい。音もなく窓がすっとあいて、5人を惨殺するのが怖いけど美しくもありました。ためらい、迷いがなくて。子殺しに手を添えさせるのもすさまじい。母に感触を知らしめるのはすごい復讐。その小万の首を抱え、雨の中帰る姿には切なさも感じました。雨の音が効果的です
八月納涼歌舞伎第3部/歌舞伎座1階1列お七の小万の色香ただよう美しさを堪能する気満々で三五観てきた。思ったよりもずっとしどくんの三五が良かった。ほう!伊右衛門やったときはなんだかいい人感出ちゃってアレだったしいろいろだいじょうぶかよ、いろいろな!だったけど三五はわりと芯が通っておおきかった。最近キャラもののしどくんしか見てなかったけどセリフも想像するよりよかったですわ。ほ。お七の小万は美しかった。ひょー。お船の場で期待のピークが来てしまった感はなきにしも
まだまだ夏っぽい日々ですがそれでもツクツクボーシが鳴いていたり夜は虫の声も聞こえ始めたり少し湿度が落ちてさわやかな青空だったり夏が後半になってきたな、と感じます。秋が好きなので早く秋になってほしいなぁまた来週末暑くなるみたいですがやはり「暑さも寒さもお彼岸まで」なのかな…先週末、歌舞伎の券を頂いたとのことで母からお誘いがありました。母は何回か歌舞伎に行ったことがあるそうですが、私は初。正直、歌舞伎はあまり興味がなく…夕方の部だし、娘もいるので、父と一緒に行くように促しまし
こんにちは、ゆみこです。人生で初めて歌舞伎を見に行きました。八月納涼歌舞伎「盟三五大切」※(かみかけてさんごたいせつ)と読みます今まで歌舞伎観たことないよという方々に一言言いたい。「歌舞伎・・・めっちゃおもしろいっ!」この作者は「四世鶴屋南北」が忠臣蔵と四谷怪談も背景にあり作中出てきます。一番の印象はなんというか声が良い。一度はテレビで見たことがある、知っている人が