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盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます。音量に注意してください。>花巻に移住した人が久々に盛岡へやって来た。2軒の古本屋を回り、リュックは重たそうだ。根っからの本好き。待合せたのは午後2時過ぎ。遅いランチに行くことに。「苦手な物は何だったかな?」「前にも聞かれて、言いましたよ。一切ありません。」そうそう、そうだった。花巻出身の奥さんがいる中ノ橋通の北田屋へ案内することに。昼前から夕方まで通しで店を開いているので、こんな時はとてもありがたい。そして美味しい蕎麦なの
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>毎年の恒例。盛岡市創業明治17年の老舗そば屋「直利庵」の野菜そば。夏季限定。彩り豊かで涼し気なそば。【小野リサ】SáMarina<音楽が出ます。音量に注意>一年ぶりだ。冷やされたガラスの器。糸のようにスライスされたオレンジ色の人参。鮮やかな緑のピーマン。香り豊かな削り節は微かな空気の流れでも踊る。薄茶とオレンジ、緑の下に敷かれた玉ねぎ。品のよいそばは一番下に
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます。音量に注意してください。>暑い日が続く。朝晩もさほど気温が下がらない。午後からバドミントンに出かけた。暑さをものともせず太陽に向かって咲く花。何という名前なんだろう?午後の体育館は蒸し暑く、何度も給水休憩。普段の半分ぐらいにしてロビーで涼んでいた。スポーツドリンク2本、水1本は飲んだ。着替えたTシャツは3枚。絞れるような汗だった。"SABORAMI"Cover-UnaInterpretac
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意>雫石の網張温泉ありね山荘の湯。今年の1月に雪崩で温泉の配管が一部壊れ、臨時休館。5月の半ばに復旧した。聞くところによると、雪が消えるまで工事が出来なかったそうだ。待ち遠しかった白濁した湯、大きな窓からの壮大な眺め。好きな温泉だ。盛岡の街に戻ってくると陽が沈んだ。AllIDoIsDreamOfYou(Remastered)·StaceyKent<音楽が出ます、音量に注意>温泉に入っ
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意>北田屋に通い続けて半世紀。昭和15年頃から始まり、今は2代目。昭和53年に「冷たぬき」が始まった。職場からも近く、昼に残業前にと食べに行った。街に暮らす人には、それぞれひいきの蕎麦屋がある。ここは私の身体に馴染んだ味。十数年前には奥さんが高校の先輩と知った。紺屋町と葺手町を結ぶ愛染横丁と呼ばれる小路。今も現役の盛岡信用金庫本店の裏手。葺手町側の横丁の入口には老舗そば屋の東家。歩いて1、2分の横丁には、カフェ
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意して下さい。>朝起きて今日の予定を確認する。本の発送や事務処理などをしているうちに11時を過ぎた。午後はバドミントンをしたい。早めにランチに行こう。運動着に着替えて大きなバッグとシューズを車に積んだ。バドミントンを始めてからもずっと体育館ではバスケットシューズ。昔のとは違い、足首までシューズに埋まらないが、くるぶしの辺りまではしっかり入る。それが安心なのだ。11時半には、旧町名葺手町の駐車場に着いた。そこ
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>数日前、雫石町の鶯宿温泉に向かった。盛岡の街には雪は殆どなかった。国道46号線を西に走ると、繋温泉の辺りから雪景色に。モノトーンの世界に。蘇った雪景色。鶯宿温泉の川長に着く頃には雪は止んだ。源泉かけ流し。いつも内風呂いっぱいにお湯が張っていて、入ると自分の体の分、お湯が溢れ出し、流れる音。フロントで許可をとった。
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意>ある人が、この冬、まだ直利庵の「たちこ(白子)そば」を食べていないというので、一緒に行くことにした。その人が言う。「あっちもこっちもマンションに囲まれてる」「そうだね~」と言う。「いつの間にか、ここ10年ぐらいですかね」と辺りを見上げた。でも、流石に100年を超す創業明治17年の老舗、回りに負けずに威風堂々。北東北では盛岡が一番マンションが多いかもしれない。昨年、紺屋町の造り酒屋の跡地のマンションが話題にな
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意>スタッフと久し振りに東家の本店に行くことにした。場所は旧町名「葺出町(ふくでちょう)」ふきで町とも言われている。葺出町と紺屋町を結ぶ短い路地が愛染横丁。紺屋町から入ると正面に見えてくる東家。明治四十年創業の老舗そば屋。肩を並べる人が言う。「ところで何年経ったら老舗なんだろう?」前に聞いた話をした。帝国データバンクなどでは、創業100年以上を「長寿企業」。東京商工リサーチでは、創業30年以
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>時代劇で鬼平犯科帳、剣客商売(藤田まこと版)、雲霧仁左衛門が好きだ。何度も見ている。派手な立ち回りはないが、のめり込んで見ている。NHKの蝉しぐれもよかったなぁ~みんな昔の時代劇になってしまった。鬼平犯科帳の主題曲ジプシーキングスのインスピレーション。いつまでも聞いていたい曲。先日、仕事終わりに仲間が「天丼食べたい」というので、盛岡の本町通を橋本屋本店へ向かって歩いていた時、時代劇を思い出した。
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>週間天気予報にマイナスの表示が続く。朝は、溶けた雪が凍る。陽が落ちると、水たまりに薄氷が張り出す。北国の冬。野良猫たちは、時に停まったばかりの車の下へ潜り込む。どうやって冬を越しているのだろう。数日前、ある駐車場を横切るお腹の膨らんだ猫を見た。悠々と歩いて行った。さて、今日のランチはどうしよう?そろそろ始まったかな、直利庵の「たちこそば」。店の西側にマンション。東側にも新しいマ
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>信州のブログの友達の娘さんが、学生生活を盛岡で過ごした。そして、直利庵でアルバイトをしていた。何度か信州から娘さんに会いに来た。ある日、直利庵でカツ中華を食べたそうだ。私のブログを見て頼んだものの少し不安を抱きながらの注文だったたらしい。RobertaFlack-KillingMeSoftlyWithHisSong<音楽が流れます、音量に注意>先日、一緒の人が蕎麦
盛岡食いしん爺日記(音楽が流れます、音量に注意)右も左も高層マンションに囲まれた直利庵。それでも店構えは威風堂々。近頃、ここでいつも迷う。「食べようか、どうしようか?」結局、別のものを注文しては過ぎた2年ほど。Corcovado."QuietNightsofQuietStars"(Live)長年通い、たいていのものの味は知っている。時には、原点に返ってざるそばを2枚重ねたり、かつ中華という変わりそばを食べたり、鴨や舞茸、牡蠣、白子の
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意>盛岡の老舗そば屋直利庵が暖簾を下ろすのは夜8時。その晩、7時半過ぎに着いた。「蕎麦を食べに行こう」とメールがあったのだ。食欲が落ちてきた残暑の夜に冷たい蕎麦はいい。するすると喉を過ぎていく。EllaFitzgerald-ANightinTunisia店のスタッフが奥の個室へ数枚のざる蕎麦を運ぶ。まだ忙しい様だ。まず、釜揚げしらす。しらすが一番美味しいと言われる夏。一匹一匹が生
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>先日の昼下がり、急に空が低くなり、暗くなったと思ったら激しい雨。子供の頃の記憶にある夕立とは違う。アスファルトに叩きつける雨粒。まるで地球が怒っている様だ。Mr.Lonely·TheLettermen今日は晴れ。テレビで高校野球の岩手県予選の準々決勝を見た。菊池雄星、大谷翔平などを輩出した花巻東高校は、順当に勝った。次の試合は母校で相手は私立の強豪。
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>盛岡市の中央通り。官庁街や金融機関が建ち並ぶ。マロニエの並木。一本いっぽんがビルに負けない大樹に育っている。信号待ちの間に見ると、既に実が大きい。栃の実が鈴なり。もう、そんな季節か。栗に似た実がなる。盛岡城址の公園にも大樹があり、夏に幼い子と拾いに行った。早起きして気の進まない幼稚園児の娘の手をひいた。斜面に沢山落ちていた。男の子がいた。傾いた場所もなんのその、足を広げどんどん
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>十数年経って咲いたサボテン。続いて一年半前に買った別のサボテン「月影丸」が花を咲かせた。「きっと、いいことがあるよ」とブログやFacebookに沢山のコメント。信じたい、信じよう。AprilComeSheWill·Simon&Garfunkel北国らしくない六月。もう夏空だ。夕暮れ時、遥か東の空の下では夕立があるかも。近頃の雨は優しくない。紫陽花
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>ブログを始めて8年が過ぎた。盛岡食いしん爺日記にはそばの記事が多い。サラリーマン時代から年を重ねるにつれそば好きに。一昨日も直利庵へ。西はマンション。店の東にもマンションが完成間近。周囲をマンションに囲まれても威風堂々。さすが創業明治17年、130年を越える歴史のある直利庵だ。新玉ねぎの季節になると、食べたいそばがある。先月、ある方のフェイスブックの記事を見た。気になっていた
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>40代の頃、10数年後に繋がる仕事をしていた。遥か先の事だと思っていた。あの頃、未来の自分を想うことなんてなかった。先日、ある同級生と盛岡で50年ぶりの再会。花巻市の旧橋本家別邸が「茶寮かだん」として蘇って8年。今のオーナーから本の制作を頼まれた。その時、旧橋本家の事を知る人がいた。高校時代の同級生だった。電話をかけた。頭の隅にあったその人の声。時の隔たりが消えた。半年後、彼女が友達と4人と岩手に来る
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>5月6日、ゴールデンウイーク最終日。盛岡の街なかを行き交う車も少ない。今日、雪に閉ざされていた雫石町、滝ノ上温泉への道が開通。待ちわびていた。午後2時半過ぎ、盛岡の街を出た。小岩井農場を過ぎ、網張の麓から葛根田川沿いに奥へ。奥羽山脈の懐に分け入っていく。しばらくして道は曲がりくねって狭くなるが、ゆっくり走れば快適なドライブ。広くなった辺りで車を停め。目覚めたば
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>先週も温泉へ。網張の麓「ありね山荘」へまっしぐら。RodStewartwithJoolsHolland–TennesseeWaltz(OfficialVisualiser)雪は来るたびに消えていく。陽射しは、どんどん力強く。お湯につかると、声が出る。「あ~」と「う~」の間。周りの人も同じようなもの。みんな気持ちがいいのだ。全身の血行がよ
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください>4月12日、北国の街盛岡の桜が咲いた。やはり待ちに待っていた春に心躍る。しばらく見上げていた。盛岡八幡宮の梅も満開。この梅は不思議だ。どう見ても1本の樹。なのに紅と白の花が入り混じる。毎年、どうしてだろうと、思いながら見ている。街中のまだ背の低い梅も満開。岩手山の残雪、新緑、次々と咲く花々。一気に北国の彩度が上がり、鮮やかにな
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>心躍らせて食べに行った。目指したのは「直利庵」のそろそろ終わりも近い「牡蠣そば」冬の「たちこそば(白子のそば)」や「鮎の子持ちそば」など季節の変わりそば。四季を感じ、旬の味を嚙みしめる。Mr.Lonely·TheLettermen今宵はちょっと自分へのご褒美。一つ、また一つと仕事が片付いている。後は、二つ。ここ数年は、締め切りがあれこれと重なり、休みもなく頑張ってきた。今は週
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意>暖かかった2月。3月になったら雪が降る日が何度も。「三寒四温」とはよく言ったもの。いずれ春は近い。四百年続くそば屋「橋本屋本店」何度も訪れているが、店の中に飾られる花の多さに驚いた。想えばここ数年、追われる様に仕事をしてきた。サラリーマン時代から数えれば、ずいぶん長い。3月に入ってから、ようやく時間に余裕のある暮らし。週に2、3回バドミントン。運動の翌日は温泉通い。そんな風にして暮らしていると、気がつかな
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>2016年の1月ブログを始めた。きっかけは・・・なんだかはっきりしない。とにかく8年が過ぎた。2018年にはブログをもとに、「盛岡くいしん爺のもりおかじまん」を発行。当時、盛岡芸妓だったとも千代姐さん。江戸時代から続く茣蓙九(ござく)という「森九商店」の中庭に入る和服姿を表紙に。撮影は松本伸さん、デザインは、さいとうゆきこさん。アポなしで、ふらりと入って取材。あの頃、風景が無くなったら
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>静かなお正月。なんだか、新年の祝いが憚れる。「今年もよろしくお願いいたします。」と言っている。箱根駅伝を見た翌日から、本格的に仕事開始。例年と違い、雪もなく厳しい寒さもない。けれど夜風は冷たい。仕事仲間と一緒に本町の橋本屋へ。一緒の人が指さす。食品サンプルの並ぶ片隅。小さな橋本屋。創業400年の老舗は、ひょっとしたら江戸時代にはこんな感じだったのかも。なんだかほっこり。
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>12月30日。朝からパソコンに向かい、文字がぼんやり。本の制作とは違う仕事。正確性が求められ、無機質な言葉を並べるていると、すぐ肩が重くなる。明日は、もう大晦日。ゆっくり過ごせそうもない。それでも特に苦痛でもなく落胆している訳でもない。夕方、ある人からのメール。「お互い忙しいなぁ~ちょっと早い年越しそばは、どう?」とメール。すぐ、着替えた。待ち合わせた盛岡の老舗そば屋「直利庵」。
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください>小雪の後の盛岡八幡宮。静寂の中にも慌ただしさの予感。一年で一番の賑わう時が近い。露店の準備も始まっている。「縁結美」神社の裏手の石。見に来た人の足跡が一つ二つ。Enya-SoICouldFindMyWayお詣りして道路向かいの初駒へ。温もりを求め、空腹を満たしに暖簾を潜った。ここで「わんこそば」も食べられる。
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>時が移ろい時代が変わる。改装した「東家本店」創業明治40年。今年の初夏に改装したが、漂う老舗の風格。昼時はわんこそばを待つ人が並び、みんなスマホを向ける。NightLights·GerryMulliganSextet改装された店の中は「モダン」という言葉がよく似合う。どういう人がデザインしたのだろう。
盛岡食いしん爺日記<音楽が流れます、音量に注意してください。>雪が降った。積もるほどと思っていなかったが、紅の紅葉に白くのっていた。山懐の深い森の樹々は、雪が降る前に葉を落とさないと、大変だ。重みで枝が折れてしまう。雪を抱えた姿に風情を感じるが、紅い葉は驚いたに違いない。ましてや枝は大変だ。ErrollGarner–Laura雪と言えば、そろそろ始まる盛岡の老舗そば屋「直利庵」の「たちこそば」。その夜、ある方