ブログ記事15件
ある不動産について所有の意思をもって占有を開始したAが死亡し、Aの相続人であるBが占有を承継して取得時効を完成させたとき、時効の効力として権利の得喪が生じるのは時効期間満了日ですが、時効取得における登記原因の日付は時効の効力が起算日に遡ることから時効の起算日とするのが登記実務となっています。その結果、登記原因の日がBの生まれる日よりも前の日になることがあり得ますが、それでも差し支えないとされています。(登記研究603号135号)生まれてもないのに不動産を取得しているとは不
一般社団法人または一般財団法人の設立に際して、基金の引受人または設立者が不動産を拠出した場合の不動産の所有権移転の際の登記原因は以下のようになります。1一般社団法人の場合[一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第138条第2項の基金の拠出]2一般財団法人の場合[一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第157条第1項の財産の拠出]難しいですね。恥ずかしながら、今まで見たことも考えたこともありませんでした。株式会社の場合は[現物出資]となります。
合同会社では、出資した人が「社員」となり、「持分」を保有します。※ここでの「社員」は従業員のことではありません。「社員」が複数いる場合には、その中で業務執行する人を選ぶことができて、選ばられた人は「業務執行社員」といいます。さらに、「業務執行社員」が複数いる場合には、その中から、代表権を有する「代表社員」を選定することができます。とくに業務執行社員や代表社員を決めない場合には、社員全員が、業務執行社員でもあり代表権を有することになります。※この
先日、仕事中ちょっとレアな登記簿謄本を見かけたので、記念にw登記原因が「昭和27年9月30日強制譲渡」となっていますね。これは、昭和25年9月に制定された「譲渡令」によるものです。(補足)正式には「自作農創設特別措置法及び農地調整法の適用を受けるべき土地の譲渡に関する政令」ですwなおこの政令、昭和27年10月24日で失効しています。ですから、「強制譲渡」を登記原因とする所有権移転は、昭和25年9月~昭和27年10月までの間しか存在しません。私たちがよく見かける、
不動産の所有権は、いつの間にか誰かに移転する、ということはありません。所有権が移転するということは、そこには、必ず何らかの原因があります。(↑これを「登記原因」といいます)「相続」、「売買」、「贈与」といった原因によって、所有権が移転することについては、わりとイメージし易いのではないでしょうか。他にも、「交換」、「和解」、「時効取得」、「遺贈」、「信託」等、いろんな原因によって、所有権は移転します。そして、所有権移転登記を申請する際には、「登記原因」
先日、不動産売買の決済にて、とある銀行関係の抵当権設定の登記を申請しました。”買主に融資する銀行系の「保証会社」が抵当権者となり、「保証委託契約にもとづく求償債権」を被担保債権として、購入する不動産に抵当権を設定する”という、司法書士的にはよくあるパターンだったのですが、この保証会社の抵当権設定契約証書の”被担保債権”の箇所に、「年月日保証委託契約にもとづく求償権」と明記されていまして、これが微妙に悩ましいところでした。実は、「~求償権」は権
秋田の相続は秋田市の司法書士おぎわら相続登記事務所秋田、司法書士荻原正樹です。(当事務所のホームページはこちらです→司法書士おぎわら相続登記事務所秋田)今日のお話しは、法務局における令和元年・1年問題商業登記編です。←ボタンですよ~(^^♪クリック(タップ)で応援お願いいたします以前不動産登記において登記原因証明情報たる設定契約書に令和1年と記載されている場合申請書にどのように記載したらいいだろうかというブログを書
秋田の相続は秋田市の司法書士おぎわら相続登記事務所秋田、司法書士荻原正樹です。(当事務所のホームページはこちらです→司法書士おぎわら相続登記事務所秋田)今日のお話しは、令和元年・令和1年問題法務局の回答は?です。←ボタンですよ~(^^♪クリック(タップ)していただくと順位があがりますぜひともクリック(タップ)で応援お願いたします前に登記申請書における登記原因について令和元年と記載すべきか令和1年と記載すべきか迷
秋田の相続は司法書士おぎわら相続登記事務所秋田、司法書士荻原正樹です。(当事務所のホームページはこちらです→司法書士おぎわら相続登記事務所秋田)今日のお話しは、令和初の登記申請は抵当権設定です。←ボタンですよ~(^^♪クリック(タップ)していただくと順位があがりますぜひともクリック(タップ)で応援お願いたします10連休が終わったと思ったら連休中のしわ寄せとでもいいますかいろいろな事務作業がどっと押し寄せて先週はバタバタして
秋田の相続は秋田市の司法書士おぎわら相続登記事務所秋田、司法書士荻原正樹です。(当事務所のホームページはこちらです→司法書士おぎわら相続登記事務所秋田)今日のお話しは、大内町農業協同組合の抵当権抹消です。←ボタンですよ~(^^♪1人1日1回クリック(タップ)していただけますぜひともクリック(タップ)で応援お願いたします今回は業務の備忘録です大内町農業協同組合はむかしの秋田県由利郡大内町(いまの由利本荘市)にあ
こんにちは。秋田市の司法書士おぎわら相続登記事務所秋田、司法書士荻原正樹です。(当事務所のホームページはこちらです→司法書士おぎわら相続登記事務所秋田)今日のお話しは、オンライン申請と登記原因証明情報の補正です。←ボタンですよ~(^^♪1人1日1回クリック(タップ)できます順位が上がるとより多くの方に読んでいただくことができますぜひともクリックで応援お願いいたします不動産登記のオンライン申請をする場合登記原因
こんにちは。秋田市の司法書士おぎわら相続登記事務所秋田、司法書士荻原正樹です。(当事務所のホームページはこちらです→司法書士おぎわら相続登記事務所秋田)今日のお話しは、相続登記と登記原因日付です。←ボタンですよ~(^^♪なんとかポチで応援お願いいたしますある方がお亡くなりになられてその方の相続財産に不動産がふくまれている場合相続人の方へ相
こんにちは。秋田市の司法書士おぎわら相続登記事務所秋田、司法書士荻原正樹です。(当事務所のホームページはこちらです→司法書士おぎわら相続登記事務所秋田)今日は、保証会社の抵当権抹消と登記原因のお話しです。←ボタンですよ~(^^♪なんとかポチで応援していただけると嬉しいです金融機関からお金を借りたときこれに保証会社の保証をつけるときがあ
こんにちは。秋田市の司法書士おぎわら相続登記事務所秋田、司法書士荻原正樹です。(ホームページはこちらです→司法書士おぎわら相続登記事務所秋田)今日は、ある日の住所変更登記における登記原因のお話しです。にほんブログ村皆さん所有権登記名義人住所変更登記ってお分かりになりますでしょうか所有権移転登記であればなんとなく耳にしたことがあるけれど所有権登記名義人住所変更登記なんて聞いたことないよという方が多いの
vol.417いつもお読みいただき本当にありがとうございます小学生5年生でもわかるように解説セミナー講師でもある土地家屋調査士の牧田一秀です。HPはこちらをクリックマキタ不動産登記事務所土地家屋調査士牧田一秀登記上で一個の土地を、複数に分割することを「分筆(登記)」と言います。この登記によって分筆された土地には独立した土地として新しく登記がされ地番がつけられます。それと同時に公図(地図)にも分筆した線が引かれ新たな
最近、「kindle」という電子書籍端末を買いまして、これをきっかけに、仕事の古い本も電子化(「自炊」と呼ぶらしい)しようと思い立ちまして、開業以来増え続ける一方で置き場所もそろそろなくなってきた登記研究を毎日少しずつスキャナで読み取ってPDFファイルにしております(別にkindleで読もうと思ってるわけじゃないんですけど)。ところで、そんな作業をしていると、時々「質疑応答」くらいは目を通しておくかと言う気分になり、なんとなく眺めていると、ちょっとビックリする質疑応答を見つけることがあります。