正覚寺城の碑は正覚寺ではなく、加美正覚寺にある旭神社の境内にあります。正覚寺は天長2(825)年に弘法大師空海によって建立されたと伝わる由緒正しきお寺で、かつては七堂伽藍が立ち並んでいた大寺だったそうです。そんな正覚寺に明応2(1493)年、10代将軍足利義材と畠山政長が高屋城に籠る畠山義豊を攻略するために拠ったのがここでいう正覚寺城ということになるわけですが、何があったのか幕府方が総崩れとなって畠山政長も戦死。世に言う正覚寺の戦いによって正覚寺の伽藍も悉くが焼け落ちてしまったと言います。その後