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こんにちは。今回は、私のコンテンツでは常連の田中慎弥さんの新作(とは言っても、2024年の作品ですが。)「死神」あらすじ主人公の青年は、ある日“死神”と名乗る謎の男に出会う。死神は淡々と人間の“死”を見届ける存在として、青年の前に現れる。青年は死神に翻弄されながら、自身の中の生や死への恐れと向き合っていく。さまざまな人物の死に立ち会う中で、青年は生きる意味を模索し始める。最後に青年は、死神の示す冷徹な運命の中に、自らの人生の選択を見いだしていく。なんとなく、デスノートの死神リュ
こんばんは!今回もまた、田中慎弥の本を紹介します!今回は小説ではなく、幸福論を語った新書で、「孤独に生きよ」というタイトルです。田中慎弥は「冷たい水の羊」で新潮新人賞を受賞し、デビュー。その後、三島由紀夫賞と川端康成賞を同時受賞。「共喰い」で芥川龍之介賞して、今に至る。表紙にも書いてありますが、田中慎弥は高校卒業後、15年間引きこもり生活を送っていたという事実があります。そんな、孤独を極めし田中慎弥だからこその今作。自身の過去を回想しつつ、現代を生きる私たちに孤独とともに生きるアド
こんばんは!今回は映画の感想を書いていこうと思います。前回は吉沢亮や、横浜流星などが出演していた吉田修一原作の「国宝」を紹介したと思いますが、今回観たのは、12年前の映画、田中慎弥原作の「共喰い」です。記事にもしていますが、最近、田中慎弥にどハマりしており、どこかシンパシーを本気で感じはじめています。(やばいかもしれない。)小説の「共喰い」は読んだのですが、映画版はまだ未視聴で、ワクワクしながら観はじめました。端的に言いますね。小説に匹敵するほど面白かったです。主人公演じる菅田将暉
こんにちは!今回は、前回の「ノルウェイの森」に次いで、恋愛小説を紹介したいと思います。田中慎弥の「完全犯罪の恋」です。あらすじ芥川賞を受賞して東京に出た四十代の作家「田中」は、華やかな生活とは程遠く、停滞した日々を送っていた。新宿で編集者と待ち合わせていた「田中」の前に、女子大生と見える若い女性が現れ、「教えてください。どうして母と別れたんですか」と問いかける。回想を通じて、高校時代の下関で、読書好きの自分をあっさり超えていた才女・真木山緑に「田中」が恋をした青春が描かれる。過去
こんばんは。なぜだか分かりませんが、最近、作家の田中慎弥さんにかなりハマっています。田中慎弥1972年生まれ山口県下関市出身2005年「冷たい水の羊」で新潮新人賞を受賞し、デビュー。2012年「共喰い」で芥川賞を受賞。その後菅田将暉主演で映画化。2019年、「ひよこ太陽」で泉鏡花賞を受賞。その他の小説に、「神様のいない日本シリーズ」、「宰相A」、「死神」などがある。田中慎弥さんは人間の内面、心理描写が印象的で純文学作家として活躍しているのですが、最近また話題に上がっているのです。
こんにちは!今回紹介する小説は、田中慎弥さんの政治小説で、「宰相A」という作品です!私自身、最近、田中慎弥にどハマりしまして。「共喰い」から入門したのですが、今では図書館で「図書準備室」、「実験」という本を借りて読んでいます。そんな田中慎弥の小説ですが、今回は珍しく政治がテーマの作品で、ディストピア的な作風です。あらすじ主人公・宰相Aは誠実で優秀な政治家として国を支える。権力闘争の中で敵対勢力に陥れられ、疑惑をかけられる。民や部下の信頼を得て真実を追求する決意を固める。自らの
こんにちは!前回紹介しました田中慎弥さんの「共喰い」どうでしたか?呼んでくださいましたか?今回も田中慎弥さんの作品を紹介します!「第三紀層の魚」という作品です。あらすじ小学4年生の信道は父や祖父を亡くし、母、祖母、寝たきりの曾祖父と暮らしている。信道は関門海峡で釣りに勤しむが、チヌはなかなか釣れず、曾祖父との関係が深まっていく。曾祖父は戦争、炭鉱での仕事、釣りの記憶を繰り返し語り、「第三紀層」という言葉が象徴的に登場する。敬老の日に日の丸を出そうとするが、曾祖父と祖母の確執や喪失
こんにちは!今回おすすめする小説は田中慎弥さんの小説「共喰い」です!田中慎弥さんといえば、受賞会見の時に「私が(賞を)もらって当然」、「都知事閣下と都民各位のためにもらっといてやる」などの発言で一躍時の人となった人物で、受賞作「共喰い」は映画化も果たしました。田中慎弥山口県下関市出身デビュー作「冷たい水の羊」で2005年新潮新人賞を受賞。いくつかの文学賞を経て、2012年に「共喰い」で146回芥川龍之介賞を受賞。他の書籍に、「ひよこ太陽」、「完全犯罪の恋」などがある。山口県の川辺
共喰い(2013)田中慎弥の短編小説が原作。2022年に57歳で他界した、青山真治が監督してます。昭和63年夏。下関の寂れた川辺の町が舞台。17歳の遠馬は、父親が愛人琴子とのセックスの最中、激しく殴りつけるところを目撃する。遠馬自身も、そんなことをしてしまうのではないかと、恋人、千種とのセックス中に考え不安に苛まれる。遠馬の母親は、左手首から先は戦災によって失われており、特殊な義手をつけて川辺で魚屋を営んでいた。そして、夏祭りの日がやってきて・・・
提唱!😌孤独に生きよ逃げるが勝ちの思考増補改訂版・孤独論田中慎弥徳間書店#架空書店250517③孤独に生きよ逃げるが勝ちの思考増補改訂版・孤独論Amazon(アマゾン)Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}#250531on#書籍新刊情報#本#予約受付中#予約#徳間書店#読書#近刊#孤独に生きよ#逃げるが勝ちの思考#孤独論#田中慎弥#読書好きな人と繋がりたい#読書
(雨の日曜日)ベランダ越しに見える公園には、誰もいませんでした。子供達の遊ぶ姿や声から元気をもらえるので、寒い雨の誰もいない公園は、ちょっと寂しかったです。夕方、霧雨の中、地面には水溜まりもありますが、男の子三人が、野球遊びを始めました。元気を有難う。今朝は、図書館で借りたものを読書。「孤独論逃げよ、生きよ」(田中慎弥著)孤独論逃げよ、生きよAmazon(アマゾン)本日の散歩歩数は、約1,600歩!昼食は「信州手振りそば」午後は、AmazonPrime
たんたん短歌49「冷静沈着」(3)「もらっといてやる」とは言えぬお小遣いわが身ひとつの稼ぎなれども
小説の書き始めが大事。次の頁を読みたくなるような印象に残る文章であった。中学二年の時、初めて本当に死のうとした。つまり、初めてあいつに会った。そのことをあとであいつに言うと、「お前が死にたがるのは俺のせいなんかじゃない。お前の意思だよ。」生きることと死ぬことの背中合わせ、父親や母親の家族との間の葛藤、生徒と先生がいた学校での数々の出来事、不思議な建物のなかで女の子との出会い等々。希死念慮に取り憑かれた少年には、これらはまるで夢のようで、まるで幻のような現実であった。本人にしか見えない
そこにいるのは🧌死神田中慎弥朝日新聞出版#架空書店241030②死神Amazon(アマゾン)Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}#予約受付中#書籍新刊情報#本#予約#読書#近刊#241107on#死神#田中慎弥#朝日新聞出版#読書好きな人と繋がりたい#読書好きさんと繋がりたい気分よく生きるための私的解釈Amazon(アマゾン)【架空書店本店】https://ka
田中慎弥先生の、この独特な世界観は、まさに【閲覧注意】*失礼極まりないこの無礼をお許しください*人の持つ色んな種類の感情。孤独。でも、誰かと繋がらずにはいられない。この本の帯には「国家の〜」とか「少年のたった一人の闘争」とか書いてあるけど私が感じたのは、もっと身近でもこんな感情を抱きながら孤独を抱えながらぐちゃぐちゃの、分からない感情になる時だってありながらもがきながら生きている人は、案外たくさんいるんじゃないか
初読み作家さん( ̄▽ ̄)四十代後半、キャリアに行き詰まった作家「田中」の前に突然現れた若い女は何者なのか人は恋すると、罪を犯す運命でも必然でもなく、独りよがりの果てにって事ででは早速田中さん読んでみようかなと思いつつなかなか手が出ない作家さん初読みはやっぱり何か賞を受賞したやつから行くか?「共喰い」とか…「共喰い」2012年第146回芥川賞翌年映画化んーでもなー…と、選びきれずにいた所著者初の恋愛小説だし、158pだしと………?よくわからん恋愛
昨日は、久しぶりのマックの2階、朝5時40分、だ〜れもいませんでした。朝マック。お湯を貰ってコーヒーを薄めています。濃いのは駄目なの。ブログ書き始めて1時間。マックのWi-Fiの利用は1時間の限定となっているから、下書き状態で途中終了。その後、図書館で借りた〈孤独論〉を読む。著者は田中慎弥、芥川賞を受賞した時に「もらってやる」と言った人。な〜んか気になっていたの。私は引きこもりじゃないけど、一人行動が気楽に感じるしね。孤独な人の心持ちはどんなんかしら。田中慎弥さん、相当
『完全犯罪の恋』田中慎弥冴えない中年作家田中は、静と名乗る大学生と出会う。静は、田中の高校時代の同級生、真木山緑の娘だと言う。静の求めに応じ、田中は緑と過ごした日々を語り始める。田中慎弥さんは、とても気になる作家さん。「好きな」でもあるけど、「気になる」がより正確な気がする。『共喰い』で芥川賞を受賞された際に、「もらっといてやる」発言が脚光を浴び、その個性にも注目が集まった。高校卒業後から引きこもりのニートで、作家デビューするまで就労経験はなし。スマホ、パソコンの類は持たず
青山真治監督の「共喰い」を見た。17歳の遠馬(菅田将暉)は、恋人の千種(木下美咲)と13回セックスしているが、セックスの時、相手に暴力を振るう父・円(光石研)の性癖を受け継いでいるのではないかと恐れていた。父の性癖のために父と別れ、遠馬をおいて家を出た母・仁子(田中裕子)は、戦争で手首から先を失っていたが、同じ町で魚屋を営んでいた。ある日、父の愛人・琴子(篠原友希子)の妊娠がわかる。性癖の理解ができないので感情移入ができないけど、淡々と進められるストーリーに説得力はある
単行本『神様のいない日本シリーズ』田中慎弥(著)文藝春秋(出版)古本タイトルだけ見たら・・・プロ野球のお話だけかと思うのですが、実はそれだけではないのです。扉の向こうにいる息子に話しかける父親。劇作家サミュエル・ベケットによる戯曲『ゴドーを待ちながら』これらが合わさっています。勿論、野球を全く知らないよりは、少しでも知っていて、特に1980年代に明るければ、懐かしい名前も登場して来ますので、あっという間
夜蜘蛛Amazon(アマゾン)田中慎弥『夜蜘蛛』は、実は五年くらい前に一度読んだ。だから今回は再読である。初読の時に受けた衝撃は相当なもので、そう簡単に言葉が出てこなかった。芥川龍之介は、「偉大な作品の前にはただ黙るほかない」(「文芸的な、あまりに文芸的な」)みたいなことを言っていたが、それはこういう作品を言うのだろうと思った。小説『夜蜘蛛』は、戦時と戦後の話であり、父と息子の話であり、天皇と庶民の話でもある。タイトルの蜘蛛のように、複数の足を持った主題が不気味に蠢動しており、気
先日の西村賢太のドキュメンタリー番組には、西村さんと親交があった作家の田中慎弥氏が登場した。その独特な話ぶりと佇まいに興味を持ち、芥川賞受賞作の「共喰い」を読んだ。昨日仕事へ向かう電車の中で読み始めたのだが、結末が気になって読む手が止まらない。歩きスマホならぬ歩き読みをするほどだった。こんな経験は、小学生の頃に読んだ北杜夫の「船乗りクプクプの冒険」以来だ。田中氏の著作を読むのははじめて。山口の方言と臭いまで漂ってくるような風景描写が、作品の中に湿度の高い濃密な
彼女を実の父親に犯された主人公。自分の中に確実に受け継がれている父親の女性に対する暴力傾向を自覚する主人公。しかし、父親を殺す、という決着をつけたのは母親だった。主人公は今後、父親からつけ継いでしまった「暴力素質」を理性の力で抑え込んで、彼女と末永く幸せに過ごすことができたのか?本編にはその後のことは描かれていないので、想像するしかないのだが。。。というわけで後日談が気になる表題作であった。共喰い(集英社文庫)Amazon(アマゾン)
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田中さんは私と同い年の作家。芥川賞を受賞した際に「もらっといてやる」と発言し、その発言に対してややマスコミがざわついたことが懐かしい。この作家は、下関中央工業高校を卒業後、大学に不合格となり、その後一切就職を経験せずに過ごし、有り余る時間の中で本を読んで過ごしたことでも有名。田中慎弥-Wikipediaja.wikipedia.org当時、私も下関市に住んでいたこともあって、心の片隅で田中さんの作品を「いつか読もう」と思っていた作家だ。先日、図書館でなぜか読みたく
完全犯罪の恋(講談社文庫)Amazon(アマゾン)649円田中慎弥氏の本は2回目だったが、なかなか面白かった。世代が近いのもあって、背景も想像できたし、クラスでの存在も想像しやすい位リアルに描いているし、若い女性に変に紳士的なところや意識している所も良かった。現実的にはこんな母娘は私は、苦手なタイプだなとは思うけど。タイトルほど、クリミナルな内容でもないし、なぜか文学作品を読みたくなるので、大学生の皆さんにもおススメです。
田中慎弥さん完全犯罪の恋160ページと短めですが、満足のいく小説でした。親子関係も重なって人間関係の濃い一冊となっています。大変に満足でした。
犬と鴉田中慎弥田中慎弥の本は好きだこの人どんな人なんだろう??モグラを読んだときにその絵を書きたいと思ったマザコンなのかファザコンなのかわからないけど不思議な人だ未だ悲しみの味を知らない私は父と対峙することで自らの悲しみを獲ようとするのだが・・・・・美しい表現だいつも父を越えようとする表現が出てくるシュウメイギクが咲く季節になりました強い花だなと思います田尻栄子