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以前読んだ「君の顔では泣けない」が映画化だって!『暮れても読書習慣』2022-16テレビ探偵著:小路幸也誰もがテレビに夢中だったあの頃、8時の時報と共にあいつらがやってくる!昭和44年、人気絶頂のコミックバンド「…ameblo.jp小説がすごく面白かったのを覚えている。読書記事には、「面白すぎた」と書いています。これは、相当面白かったってこと。11月14日、全国ロードショー出演:芳根京子・高橋海人映画『君の顔では泣けない』公式サイト|2025年11月14日(金)全国ロー
上方落語なのだ。江戸落語ではなく。『なんじゃこりゃ文学』の大家、田中啓文の作品を楽しめる人は、上方落語を楽しめる人なのである。警視庁地下割烹(角川文庫)Amazon(アマゾン)落語には大きく分けて二つの流れがある。大阪を中心にあるのが、上方落語。東京を中心にあるのが、江戸落語。どっちかが別れてどっちかにいったとか、どっちかが廃れそうなときに助けたのがどっちかだとか、旦那衆を相手にする芸がどっちだとか、見台(けんだい)を置くのがどっちかだとか、『時うどん』
タクシー、ホテル、霊苑、遊園地病院…現代のありふれた場所で不気味な顔を覗かせる、恐怖の瞬間って事ででは早速んー…なんて言ったら良いんかなぁ勿論、ホラーだよ?昔、土曜ワイド劇場ってテレビ番組あったじゃん?ミステリー&サスペンスな2時間ドラマあんな感じのお話でした良い意味、昭和っぽいホラーが苦手な人でもいけるんじゃ?
敬愛する田中啓文著の「なんだこりゃ文学」である。警視庁の地下に存在するという「警視兆」…「割烹課」に配属された青年、花菱朝彦が主人公だ。これだけで「なんだこりゃ文学」が約束されているではないか。警視庁地下割烹取調室のカツ丼(角川文庫)Amazon(アマゾン)解説しよう。「なんだこりゃ文学」とは、読むなり、「なんだこりゃー!」と叫んで、その本を投げ捨てたくなる文学である。万人には薦めない。薦めないが、「なんだこりゃ」のその先に、なににも代えがたい滋味というか
田中啓文さんの「警視庁地下割烹」を読む。警視庁の地下には料理屋がある。その名も、「警視兆」。そこの「従業員」は警官で、配属されたら、まずは、料理人修行を課せられる。(笑)(笑)(笑)の設定で、気楽に読めてしまえる。主人公、朝彦のドジぶりはひどいなぁと思うが、配属される理由づくりか。料理をからませながら、きちんと事件に取り組む。事件自体も派手ではない分、すんなりページを繰れる。すでに、続編が出ているそうだ。ユニークな設定にひかれて読んではみたが、さて、続編を読もうか、ど
今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⬇️田中啓文さんの、「ハナシがちがう!」です。高校の恩師の計らいで、噺家の笑酔亭梅寿に弟子入りする事になった竜二が主人公の連作短編集です。七編のお話で一冊となっていて、各編のタイトルは全て落語の演目になっています。で、その演目の内容に因んだ事件や謎があって、それを竜二が解決していくという🤗なんだか読んでいて、小説ではあるのに、ドラマを見ているような感覚になりました。師匠の梅寿が、今日日ではあんまりいなさそうな破天荒な人で、大体いつも酔ってるし、
5月新刊文庫~5冊目~本書は書き下ろしです。一言まとめ警察に料理!?とバカにはできない。身近な存在だからこそ、心を開いて捜査が進む場合もあるあらすじ警視庁の地下に存在するという謎の割烹料理店。その正体とは?警視庁の地下に存在するという謎の料理店「警視兆」。不幸にも割烹課の「警視兆」に異動してきた花菱朝彦は、警察官にもかかわらず調理師免許を取得し、板前として働いていた。ある日、『落としの源さん』という伝説の元刑事が客としてやってきた。彼は「カ
ダジャレでございますとも・・・田中啓文著一応ジャンルはSFか?SFなのか?☆☆☆書店の店頭でこの本を見かけたとき、いちもにもなくビビビっと来た。残念ながら著者については全く知らなかった。何がビビビっと来たかというと、その無茶苦茶なタイトルとアメコミを思わせる毒々しい色使いの表紙絵だ。いやもうタイトルからして『銀河帝国の興亡』(創元推理文庫刊)をパロっているのは一目瞭然。妖しい本を見かけてしまうとついつい手にとってみたくなり、手にと
シリーズ第1弾( ̄▽ ̄)警視庁本部庁舎を優雅に歩く美貌の警部漆黒の総髪、碧色の瞳、平安貴族を思わせる雅なオーラをまとう若者の名は、ベリー芳垣米国帰りの超エリートにして、晴明縁の凄腕陰陽師だ。そんな彼が率いる新組織「陰陽寮」が追う事件には、なぜか怪異がつきまとう。初の事案は大相撲巡業中の土俵の中から、溺死した死体が発見されるという怪事件。急げベニー!怪奇事件真相を陰陽師警部と鬼の相棒が追うって事ででは早速「笑酔亭」シリーズが好きでねぇ※落語ミステリー時代物とか何冊か
講談社2024年1月発行ちょっと変わったアンソロジーです。もとはMRC(メフィストリーダーズクラブ)有料会員向けオンラインイベントだったとか。問題編第一章フーダニット法月綸太郎被疑者死亡により方丈貴恵封谷館の殺人第二章ホワイダニット我孫子武丸幼すぎる目撃者田中啓文ペリーの墓第三章ハウダニット北山猛邦竜殺しの勲章伊吹亜門波戸崎大尉の誉れ解答編ここからは袋とじ!もちろん図書館本ですから・・開封されてますけどね・・推理編とい
今朝起きたら、季節が変わってた👀さっ寒い😣まるでタイムスリップしたみたいに……こりゃ風邪ひくわ〜〜慌てて暖かい上着を着て期日前投票へ🚙でも、また高温に戻るとか!?もうそろそろ半袖はしまいたいヨ〜😭さて、今日は面白い本の御紹介☝️大阪弁丸出しの言葉で、客でも構わず怒鳴り散らししばきまくる!粉もんの味は天下一品!そんな店の店主馬子と従業員の少女イルカは、苦しんでいる人物の前に突然現れ、突然消える🫥最高に面白い小説でした❢何より大阪弁がおもろい!この作家さんが好きとか、この小
『かまいたちの夜』シリーズ30周年という節目に発売されたのは、新作でも1作目のリメイクでもなく、2006年に発売されたシリーズ3作目の移植(リメイクではない)でした。『×3』が選ばれたのは、1および2のメインストーリーであるミステリ編が収録されていることが決め手のようです。というのも、『×3』のメインシナリオとなる「三日月島の真相編(以下「真相編」)」は前2作のストーリーと密接に関係しており、特に『2』のメインストーリーについては事前に知っている事が望ましいものであるためという事です
今日の読書は法月綸太郎さん、方丈貴恵さん、我孫子武丸さん、田中啓文さん、北山猛邦さん、伊吹亜門さんの″推理の時間です″問題編、解答編、そして作家の方の推理編に分かれているのが新鮮で面白かったです私は自分の推理力には何も期待してないのでさっさと解答編を読んでしまいますが作家の方はきちんと推理されていてそれはそれで別のものとして楽しめました
WHO?誰が、WHY?どうして、HOW?どうやって…殺したのかミステリー作家6名による読者への挑戦状って事ででは早速ブロ友さんの所でお見かけした時になんて私得な作品なんだ!読みたいとでも、図書館利用の予約しない派のねこままなかなか読めないだろうなぁと…あるやん!ラッキー読者に挑戦系の作品ってたまにあるけど対バン方式で相手側の作家さんが推理するってのは初めてだで、スーパーバイザーの法月さんにいたっては全話推理してる!ねこまま推理モノ読む時当ててやろうな、目線で読ん
田中啓文「こなもん屋うま子・大阪グルメ総選挙」読書の秋、そして食欲の秋におすすめの作品です。ミステリーやコメディ、マジメな作品まで幅広いジャンルを手掛ける作者のグルメ・コメディ作品です。まるで昔からそこにあったような、古く汚い外観の飲食店「こなもん屋・うま子」に寄せられる、様々な事件に関するドタバタコメディ作品です。店主・うま子は、マツコデラックスさんのようなキャラクターで豪快に事件を解決して、店ごといなくなります。引っ越しでは無く、無かったことになるファンタジー要素がある作品になりま
ご無理ごもっとも始末処( ̄▽ ̄)江戸時代の大阪は土佐堀川にかかる淀屋橋のたもとで、ぼろぼろの屋形船を住まいとする白鷺烏近「こ無理ごもっとも始末処」の看板を揚げ客が持ち込む無理難題を愉快な仲間とともに知恵で解決する男だわがままな殿様を懲らしめるため川の流れを逆にしたり、金持ちを長生きさせるためにいるはずのない人魚の肉を探しだしたりとなんぎな依頼も白い鷺を黒い烏と言いくるめる烏近にかかれば、パッと解決愉快、痛快な頓知の曲芸があっといわせる人情事件帖って事で
今回ご紹介させていただきますのは、こちらです⤵︎︎田中啓文さんの、「蓬莱洞の研究」です。諸星比夏留は、古武道「独楽(こま)」の宗家の娘で達人。私立田中喜八学園高校に入学し、ひょんなことから民俗学研究会に入部することになりました。そこで、個性豊かな先輩たちと、様々な事件に遭遇していきます。高校生が主人公ですが、行方不明者や死者が出るガチの事件に彼らはぶち当たります。そして、こういった事件を解決するのが、民俗学の天才保志野くん。なんですが……ここから先、ネタバレを回避しつつ説明するのが非
田中啓文さんの「白鷺烏近なんぎ解決帖」を読む。白鷺烏近なんぎ解決帖Amazon(アマゾン)殿様を怒らせて追放され、町人となった白鷺烏近。大阪淀屋橋のたもとのオンボロ船に暮らし、職もなく、食もなく、思い余ってひねり出したのが、無理難題を解決する、いわゆる便利屋稼業。持ち込まれる依頼は、文字通りの無理難題。「大阪城に天守閣を作って欲しい」だの、「屏風絵の虎を退治して」だの、「川の流れを逆さに」だの…。仲間と共に、一休さんばりの頓智で、依頼に応えていく。
私の好きな作家さんを紹介するコーナー、第9回は田中啓文さん(★をクリックすると読書日記にJUMPします)何がきっかけで読んだのか、記憶にないのですが…出来の悪い不良気味の高校生が、担任のススメでなぜか落語家に弟子入りすることになってしまう。強烈な個性の持ち主である師匠、一癖も二癖もある兄弟子などにシバかれる中で、徐々に落語の面白さや芸を学んでいく。…みたいな??この作品で私も落語の面白さを知り、父の名代で落語を見に行ったり、いつか自分で演目を選んで見にいってみたいなと思っていますハ
5月31日、読了。<ブックレビュー>天から落ちてきた相撲取り元禄八犬伝四(集英社文庫)Amazon(アマゾン)100〜4,370円
たこ焼きvs串カツB級グルメ大阪の陣!美味すぎる市長選挙の行方は!?爆笑エンターテインメント小説「この世のものならざる」大阪のおばはん・蘇我家馬子が大阪の町の片隅で営む「こなもん」料理専門店「馬子屋」。この店にやってくるのは、人生のさまざまな問題を抱えた客ばかり。しかし、抜群に「うまい!」こなもん料理を食べ、馬子の愛の一喝とアドバイスのおかげで解決していく。大阪再生のため奮闘する若き市長・櫛田勝男も「馬子屋」で舌鼓を打ちながら市が抱える問題を次々解決していくが、そ
その店は、大阪のどこかの町にある。仕事に、人生に、さまざまな悩みを抱える人びとが、いかにも「大阪のおばはん」の女店主・蘇我家馬子(そがのやうまこ)がつくる、たこ焼き、お好み焼き、うどん、ピザ、焼きそば、豚まんなど、絶品「こなもん」料理を口にした途端……神出鬼没の店「馬子屋」を舞台に繰り広げられる、爆笑につぐ爆笑、そして感動と満腹(!?)のB級グルメミステリー!日本コナモン協会会長・熊谷真菜氏も太鼓判!読んだら必ず食べたくなります!ちなみに、「こなもん」とは……小
田中啓文著「十手笛おみく捕物帳」である。この本に関してぶつくさ文句を云う事はない。舞台は大坂、目明しの父親の後を継ぎ、十手持ちになったおみく15歳の話である。お江戸の者には岡っ引きの方が耳心地が良いんだが、ま、上方の話なので仕方がない。冒頭から上方漫才である。台詞の応酬で話がぐんぐん進み、それもまた乗り突っ込みでこちとら頭がぐわんぐわんである。内容自体もスピード感があるので、えんたーていめんととしては最高である。あまり深く考えてはいけない。どちらかと云えば何でもアリ的な感じ
10月13日、読了。<ブックレビュー>歯噛みする門左衛門元禄八犬伝三(集英社文庫)Amazon(アマゾン)1〜4,550円
(画像はAmazonの商品ページからお借りしています)オニマルシリーズの4作目です。ただし本作品からタイトルの表示が変わり新シリーズの1作目として紹介されていますが、内容的には時系列も登場人物も繋がっているので4作目として違和感なく読めました。さて本作品ですが2話の中編とプロローグとエピローグの構成でした。2話はそれぞれで完結しているのですが、それと並行して大きな事件の影がチラチラと見えているのですが、こちらはほぼ手付かずの状態で次巻に持ち越された形
(画像はAmazonの商品ページからお借りしています)オニマルシリーズの3作目中編3作とエピローグで構成されています。1話目は田中啓文氏らしい音楽の蘊蓄も語られ楽しめました。全体に2作目と比べるとよりミステリ色も強くなったように感じましたし、陰陽道の要素も物語に強く関わった作品だったと思いました。その分田中啓文氏の作品らしいユーモアは減ったように思います。二人の主人公のうち陰陽師のベニー芳垣警部は今回やや存在感は薄く脇役にまわりシリーズのタイト
「貧乏神あんど福の神」シリーズ第2作駕籠かきの良太と牛次郎は夜客を運んだだがその客の姿は消えて死体となって見つかった貧乏絵師の葛幸助は身の潔白を晴らす為にこの謎を解くことに死体となった男は女癖悪くもてあそばれて死んだ娘もいる良太と牛次郎の偽物駕籠かきも出て客を脅して金を奪う暮らす長屋に疫病神がいる葛幸助ゆえか貧乏とも縁が切れず厄介事が飛び込んでくる「駕籠屋怪談」「千羽鶴の謎」「怖い絵」大坂を舞台にけったいな人々が活躍する物語
(画像はAmazonの商品ページからお借りしています)陰陽師でもある刑事と正体を隠した鬼の刑事が主役のミステリです。この作品の前に「オニマル異界犯罪捜査班鬼と呼ばれた男」が1作目として出ています。現在5作目までが角川ホラー文庫から出ているようです。さて本作ですが3遍の中編にプロローグとエピローグで構成されています。角川ホラー文庫からでていますがほぼその要素はないと思いました。本格ミステリの要素の方が強く3遍ともある意味密室ものです。最後の一遍の密
コロナワクチン4回目接種の副反応から復帰しました。火曜日の夕方接種、昨日は一日中寝て過ごしました。今回は発熱はそれほどでもなく37℃を少し超えるくらいでしたが、頭痛がひどく鎮痛剤を飲みました。倦怠感もいつも通り、ベッドに転がっているといつのまにか寝ています。オミクロン株対応ワクチンは10月接種から。副反応に苦しみながら、それほど効かないワクチンを接種する意味は・・・複雑ですが、接種しないよりはした方が良い!!と、思うことにします。今日は山の日、お盆休みに入られた方も多い
幸助は、元は大名家のお抱え絵師でしたが、殿の勘気をこうむり、クビになり、今は、筆作りの内職をして、食いつなぐ貧乏暮らしをしています。そこに疫病神が棲みついてしまい、次々と事件が舞い込んできますが、生来の呑気ものの幸助は、福の神と呼ばれる謎の若旦那や筆屋の亀吉とともに、朗らかに立ち向かいます。“貧乏神あんど福の神シリーズ”第2作です。中編2編と短編1編が収録されています。「第三話駕籠屋怪談」「素丁稚捕物帳二千羽鶴の謎」「第四話怖い絵」前作『貧乏神あんど福の神』(https:/