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自分とは何でしょうか？自分というものをどのようにとらえているのでしょうか？自分のことをどのように思っているのか？というのは、“自己アイデンティティー”と言っていますね。自分自身のイメージ、自分自身のことをどう感じているのかというものは、時代によって変化してきていると思います。かつての日本人も、「自然」と「自分」が分かれていなかった、自分も自然の一部だという感覚の時代もあったでしょうし、特攻隊に行った若者達の遺書を読めば、身体が自分だということを越えているように思います。現代の
医療は新しい時代へと変化していく。そのKeywordは「治療から治癒へ」人は皆、治癒を求めている。「すべてが循環していた体に戻りたい！」というのが本当の叫びでしょう。医療者はそこに誘うのが医療者の真の仕事なのではないかと思うのです。急性疾患や外傷、感染症などは現代医療を大いに使えばいい。しかし慢性疾患や癌などを現代医療一辺倒でどうにかしようでは・・・持ち手が少な過ぎる。治癒が起こるメカニズムを考えるとき、細胞や組織のみをみていたのではみえてこない。私たち人間はすべての循環の中に有る
