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「球界消滅」(文藝春秋)本城雅人ものすごく夢のある話ではあると思いますが、プロ野球ファンからすると反対派多数でしょうね。どちらかといえば野球小説というより経済小説と言えます。野球のビジネスモデルの在り方に、様々な立場の人たちの感情を絡めたストーリー展開はとても面白かったですね。2004年のプロ野球界に起こった球界再編問題を知る人ならより楽しめる一冊。もちろん架空の物語ではあるものの、実在する球団や人物をモデルにしているだけに、非常に読みやすかったです。ここま分かりやすくしているんだ
※あくまで一個人の感想であることを予めご理解下さい。球界消滅(文春文庫)4,401円Amazonプロ野球が12球団から4球団へ統合されMLBへ吸収。日本球界を揺るがす衝撃の展開。首謀者である牛島に立ち向かうは、弱小球団横浜ベイズの副GM大野俊太郎、28歳。アメリカの大学院で専攻していたスポーツ統計学をベースに、様々なデータを駆使し就任からたった3年でチームを立ち直らせた立役者だ。日本球界消滅の危機。様々な思惑が交錯し迎える結末とは...1冊で550ページ超という長編。本編は主観人
【弱小球団、横浜ベイズの副GM大野俊太郎は、独自のセイバーメトリクス理論で、チームを見事に立ち直らせる。だが、俊太郎に、思いもよらぬに新たな試練が……。それは、ベイズと球界の盟主・東都ジェッツとの合併話だった。しかし、合併話は、大変革への単なる序章にすぎなかった。東都ジェッツのオーナーである東都新聞社主の京極四郎は、日本の球団を四球団に再編。なんとメジャーリーグの極東地区の一部に編入することを画策していた。大野はこの歴史的大転換の渦に巻き込まれていく。(「BOOK」データベースより)】初めて