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2700万人の死者世界に平和あれ。前の記事の補足。テレ東は「ロシアの論理」というロシア史のロシア視点を紹介している。確かに、第二次世界大戦(大祖国戦争)で約2700万人も殺されたロシア側からすれば、ドイツのヒトラーやフランスのナポレオンなど、「攻めてくるのはヨーロッパ人」であって、自分たちはドイツやフランスを“侵攻”したことがない、正当な自己防衛だ。そういう論理と群衆心理なのだ。バイデン親子の数年やNATOの数十年では足りないので、ロシア史も必要になってくる。
創価大学文学部の専門科目「現代日本語文法A」に関連する話題の第2回です。前回は日本語母語話者が現代日本語文法を学習する意義について書きました。日本人にとって日本語の文法知識は必要か?本科目の受講者から日本語母語話者向けの現代日本語文法書を紹介してほしいとのリクエストがありました。本科目では教科書を指定していないため、自学自習に適した文法書を紹介してほしいとの趣旨です。以下に独断と偏見で何冊かを紹介します。少し年代的に古いものも含まれています。それらは最新の現代語の実態を反映して
春学期開講の「現代日本語文法A」は、200名を超える過去最高の履修登録がありました。学生の期待に応えられるように張り切って毎週準備をして臨んでいます。この授業では教科書を指定しませんでした。文法というのは一つの事柄にも何通りのもの考え方があり得るものです。教科書を指定してしまうと、どうしてもその内容が「正しい文法」となり、学生たちはそれを覚えようとしてしまいます。私は学生たちに「覚える文法」ではなく、「考える文法」を学ぶ愉しみを知ってほしいと思い、教科書無しで、各テーマごとに文法学者の思考
私が顧問を担当するクラブの学生たちは、非常に礼儀正しく、メールの文面でもしっかりと敬語を使おうという意識が感じられます。ただ、たまに耳慣れない、おもしろいフレーズが出て参ります。その一つが「把握のほどお願いいたします」です。例えば、こんなふうに使います。(1)今度の金曜日に〇〇の件で部内ミーティングを行うことになりました。把握のほどお願いいたします。何がおもしろいかというと、「把握」という堅い言葉を使いながら、実際にはあまり意味がない、特に何もしなくてよいという点です。伝えた
英語の話をしていたらどうにも気になって番外編として書きます。私が英語で1番困ったのは読めない事でした。現代日本語は表記音であって話し言葉をそのまま書く事が出来ます。つまり乳幼児から日本語を音として聞いてそれを真似する事で話す事が出来ます。ここまでは日本語も英語も同じです。聞いて真似を繰り返せば話せるのですね。そして日本語はその言葉をそのまま平仮名で書けば良いのです。勿論日本語には平仮名・カタカナ・漢字があるので、それはそれで大変なのですが、とっかか
日本語を作った男(jpn02.jpg)(jpn03.jpg)(himiko92.jpg)(himiko22b.gif)デンマンさん。。。日本語を作った男がマジで居たのでござ~ますかァ~?(kato3.gif)日本語が一人の男で作れるわけないでしょう!でも、タイトルにそう書いてあるじゃありませんかア!そういうタイトルにしないと本が売れないからですよ!つまり、興味をそ
日本語の歴史(岩波新書)Amazon(アマゾン)266〜3,503円<概要>日本では、人間本来の能力として先天的に持つ「話し言葉」に対応して、中国から輸入した漢字・漢文を、時代ごとにどのように悪戦苦闘しつつ活用してきたか、整合性を目指してきたか、を解説してくれる良書。<コメント>著者は、私の出身大学の出身学部の教授だった方なんですが、こんなに有名な先生がいたとはちょっと驚き。さて、日本語の歴史と言っても、広範囲になってしまうので著者の場合は「あとがき」によれば
∂怖い仏教(小学館新書)Kindle版平野純(著)@Lynブログ20200503C
春学期の担当科目のなかで「現代日本語文法A」(水曜2コマ)だけは最初の2週間にオンライン授業を行わずに、資料を読ませて感想を書かせる方式を採ってきました。でも、他のオンラインのどの科目よりも最も準備に時間をかけたのはこの「現代日本語文法A」でした。教科書を読ませて書かせる方式ということならほとんど通信教育と同じです。ところが、この科目は特定の教科書を決めていません。それは、本当の文法の楽しさを教えてくれるいい教科書にまだ私が出会っていないからです。誰か特定の文法学者が著した文法書を教科書に
2020.03.06昨日の帰りにレントゲン科のHさんから「さっちんは肺の病気持ってるんだから感染には気を付けてつけろよ。かかったら死ぬぞ。」って念を押されました。生きてても膠原病と間質性肺炎が一気に悪くなります(他人事じゃあないぞ←by主治医)帰る途中で読んだ記事で、なぜ肺に来るか面白いように解りましたコロナ君がわたしたちにILOVEYOUとくっつく過程が解明されたんですコロナ君の遺伝子の数カ所で人の遺伝子にくっついて、そこの本来の働きを阻害しながら入り込むんだけど、
電車の中。扉に貼られた朝日新聞の広告。高校生の頃、天声人語が大学入試によく出るとか言われて読み始めたのを思い出した。現代日本語の言い回しは、ここで学んだ部分も大きい。昨年、朝日の購読を辞めたので久々に見た天声人語。#電車広告#朝日新聞#天声人語
日本語の起源は古代朝鮮語であるとか、特に百済語であるとの説があり、多くの証拠を提示されている。少なくない研究者は『「百済王朝の亡命者は王朝語」を大和朝廷にもたらし、それらの言葉は「大和王朝の宮廷語」になり、「万葉歌」は主としてそれらの言葉で書かれたのである。「万葉歌」に使われている言葉のほとんどは、「現在の大和言葉」に含まれているので、大和言葉は「百済から持ち込まれた王朝語」を水源としていることになる』と、考えている。万葉集の歌は高等学校などて教えられるが、現代日本語を喋る我々でも、どうにか
確かインドの僧侶が行う断食という儀式を聞いたことがあります。断食でもご飯は禁止だが、パスタはオッケーはプチ断食なのだろうか?晩飯にコーンフレークが出てきたら俺も動くよ。
日本語の起源である原日本語は縄文人(Y-DNAハプログループD)が喋っていたと考えられている。そして、彼ら縄文人は古代中国にも活躍していた。そして、現代日本語の直接の起源は平安時代の国風文化に遡り、さらに大陸の唐文化・百済文化・高句麗文化などに遡り、漢字の字体を統一した秦文化、漢字を発明した殷文化にまで遡る。この殷人は縄文人と同族であった。また、現代アイヌ語はオホーツク文化など北方文化の影響があるが、かつての蝦夷の言葉であり、さらに縄文人の言葉であったと考えられている。すなわち、縄文人の言
即位礼正殿の儀に寄せて改めて…『令和』〜万葉集巻五梅花の歌三十二首序文〜より『于時、初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香』(原文)『時は初春の令月にして気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き蘭は珮後(はいご)の香を薫らす』(書き下し文)『時は初春の令(よ)い月であり、空気は美しく、風は和やかで、梅は鏡の前の美
日本語を作った男(PART1)(jpn02.jpg)(jpn03.jpg)(himiko92.jpg)(himiko22b.gif)デンマンさん。。。日本語を作った男がマジで居たのでござ~ますかァ~?(kato3.gif)日本語が一人の男で作れるわけないでしょう!でも、タイトルにそう書いてあるじゃありませんかア!そういうタイトルにしないと本が売れないからですよ!つまり、興味をそそるための誇大広告ですわねぇ~?そういうことです。。。そもそも、日本語というのは
日本語を作った男(PART2)【卑弥子の独り言】(himiko22.gif)ですってぇ~。。。明治時代に戦争をするために標準語が必要になった、とあなたも思いますかァ~?ええっ。。。「そんな事は、どうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」あなたは、そのようにあたくしにご命令なさるのでござ~ますか?いけすかないお方ァ~。。。分かりましたわ。では、話題を変えて天の川の不思議に迫るクリップをお目にかけますわ。。。(milkyway2.jpg)どうでした
産土神社リサーチの真友花です。もう7月も終わりですね。先月からの実父の施設移転や各種手続き、(2年分くらい、税的手続きや申請が抜け落ちていたのがわかり、すべてを整えるのに四苦八苦中)それに加えて、主人の保険見直しや、こんなときに仕事部屋の模様替えまでして、光の如く過ぎた1ケ月です。まだ、実父の件は終わってないし、保険も資料取り寄せ中で、8月も引き続き仕事以外のことも忙しくなりそうですが、落ち着く目処は付いてきました。以前から、7月は「整える」時期だなと感じて
2019年度春学期の授業科目「現代日本語文法A」の15回を終えました。春学期に担当した7コマの授業科目のなかで最も時間をかけて準備した科目です。というのも、2018年度からの文学部新カリキュラムの科目で、初めて担当する科目だったからです。一度、講義ノートを作ってしまえば翌年度からはそれをベースにしてやれるのですが、初めて担当する授業は何も下地がないのでそうはいきません。本来は春季休業のうちに準備しておくべきですが、3月まで大学の行政職を務めていて多忙だったためその時期に手が回りませんでした。そ
だいぶ経ってしまいましたが…琉球八社の沖宮へ行って来ました。沖宮の由来🌟琉球八社の一社である沖宮の御祭神は、初めは霊木がまつられていたという。その根源は奥武山の天燈山にあり、そこに鎮(しず)まる神様を、神社神道では天照大御神と称し、沖宮では天受久女龍宮王御神と称えている。てんじゅくめりゅうぐうおうおんかみ今回は…気になった所ありましたので調べてみましたまずは本殿でご挨拶をして…頂上へ…天燈山御嶽へ登ってみると…すがすがしい気持ちになります。心が軽く風が爽やかです天照
岐阜市で占い。大人女子が元気になるポジティブタロット、岐阜占いサロンアルバの服部俊幸です。プラジュニャーパーラーミター・フリダヤ舌噛みそう...古代インド語で「般若波羅蜜多心経」の事。欧米でもよく知られていて、英語ではハート・スートラ=心経と呼ばれているそうです。現代日本語では、智慧の完成の心の経。ジョン・レノンの名曲イマジンも般若心経の影響を受けているとか^^この真言(マントラ)を唱えれば、心に安寧をもたらすと言います。日々のストレスで疲れたら、詠んでみると良いですね。写経に多
本日5月1日は即位の日、新時代・令和元年の幕開けの日となりました。初春令月気淑風和梅披鏡前之粉蘭薰珮後之香新元号・令和は奈良時代末期に編纂された萬葉集(万葉集)の梅花の歌三十二首の序文から取られております。万葉集の和歌をネットで見てみました。今の日本語とだいぶ違って来ていますが、現代日本語の御先祖なのですからなんとなくわかるような気がします。現代日本語では失われてしまった文法や言い回しは存外、地方で話される方言に残っていて、妙な親近感を覚えることさえあります。動詞の後に“ゆ”が多
昨日ブログを書いて風情って言葉を考えさせられた。全く自分で何かに気がついて考えさせられるのだから私の人生は自問自答って事かしらね。まぁ自己生産性がある訳だ!考えてみると私はいつも風情というものに惹かれ続けてきたんじゃないか?それは国とか問わずに、ある人の思いがこもって創り上げられた小宇宙にはなんとも言えない魅力、要は風情があって粋なんだよね。ようやく何が私をイタリアまで来させたのかわかった感じ。自分のスタイルの風情のある生活。既成概念や国を超えて自分なりにフリースタイルで創り上
(今年1月記事)芥川龍之介が小説文体の手本にしていた作品何だったか知ってるかい?後にビゼーのオペラで有名になったフランスの作家プロスペル・メリメの『カルメン』だ芥川龍之介はとても血生臭い話をしていてもいつも乾いている独特のメリメ文体それから新約聖書の四つの福音書の内『マルコ福音書』この二つを英文や仏文から訳出させること書生にまず修行としてやらせた『メリメ日々に新たなり』そう言っていたらしい簡潔にして古風な文体=『簡古体』近代小説の理想的文体だと言われてみ
昨日書いたブログ。。。温度差。。。書いた後一日中なんかやけに自分で納得してしまった。私がブログを書くのはこの為なのかな?って時々思う。書いた後にあぁそうだったのかぁ〜〜って自分から自分に教えて貰う、なんていうかおひとりさま相談室みたいな感じ。まぁ今でいうところのいわゆる気づきって奴なんだけど、なんか使っちゃうと言葉遊びになっちゃうみたいであまり使いたくない言葉。自分の実感が籠らないっていうか。最近の綺麗な言葉は昔は簡素な意味合いで奥深かったのに、最近は言葉の響きが意味合いより先走りしてし
現在の高校の国語『論理国語』と『文学国語』の選択になってんの?今朝がた文学者とかジャーナリストTwitter上で言っておられるんで初めて知ったんだけどへぇーっという気もするしおそらくそういうことを始めたやつのまあ問題意識と言うかある種の危機感みたいなものわからなくもないんだよね例えば長いこと日本の現代文とか予備校的な読解技術みたいなものの中で百年河清を待つみたいな感じ『起承転結』を押さえて読解しよう!みたいな感じでしょ起承転結は
わたしが「言葉」に深入りしたきっかけは「純粋な和語による物語を書こう」と思い立ったこと。和語とは漢語・外来語によらない固有の日本語のことなのですが、凝り性のわたくし、「漢語・外来語で入ってきた概念を和語に翻訳して生まれた言葉も排除」って、とんでもない目標に向かってしまいまして。漢語と和語だとわかりにくいので英語と現代日本語でたとえると、「四季」「季節」は日本語だけど、外国語にある「season」を表すために明治期に作られた言葉だからアウト…って感じです。これで物語
昨日久々に観て感動した高校野球。でも閉会式の時にちょっと耳障りな日本語があったのよね。甲子園の空に広がった虹に「正に奇跡ですね」って言ったのよ。大体新聞社開催の閉会式の言葉の使い方になんか間違いが多いなぁ〜〜って思っていたけれど、虹が出て「奇跡」ってなんか日本語なめてないかな?なんて思ったり。日本にずっと住んでないから暗黙了解で使われる日本語っていうのをネットとかで読んだりするけどね、でも耳にしちゃうと大分抵抗があるもんだ。まぁ奇跡の美少女とかそんなノリの使い方なんだろうけれど、イタ
日本語では擬音語・擬態語よく使われますが、漢字しかない中国語でももちろん使われます。もともと日本語は古代中国からいろいろな言葉を取り入れてきたわけです。現代日本語でも使う粛々・堂々・悠々といった単語も漢詩や漢文に起源があるようです。この本ではそういう漢字の擬態語について、もともとどんな使われ方をしていたのか、日本ではどう変化してきたのかを詳しく解説していきます。個々のエピソードは面白いものもありますが、漢字の擬態語とはどんなものか、日本人がどれだけ中国古典を読み込んできたか、と