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本日は書籍紹介をいたします。今回取り上げるのはこちら、松岡完『ベトナム戦争――誤算と誤解の戦場』中公新書、2001年ベトナム戦争について概観した一冊です。ベトナム戦争というと、何と言っても超大国アメリカにとって衝撃的な敗北であり、一般にベトナム戦争について語られるときは、どうしてもアメリカ視点を採ることが多いように思われますが、本書は同時にベトナム側はどのような事情や利害関心から戦っていたのか、という要素にも分厚く記述を割いているのがひとつの特徴と言えるでしょうか。
こんにちは。昨日の22時53分に「フラワームーン」5月の満月でした。初夏のお月見はいかがでしたか?さて金曜日は読書の日なのですが、今回は話題作でもある森永卓郎さんの「書いてはいけない日本経済墜落の真相」を読んでみました。書いてはいけないAmazon(アマゾン)1,386円森永さんは去年の12月にステージ4の膵臓癌を指摘され闘病生活を送っている一方で「命ある限り」といった形で精力的に仕事をされています。その中での「書いてはいけない」タブーの
今回は「私」が「大事な事」と思う事を話します!若い女性「優」さんとの「対話形式」で分かり易く書いていきますので、是非聞いてください!【今の日本の状況】優先生、自民党が3つの「補選」で負けましたね?光まあ当然でしょ!?悪はいずれ滅びるのさ!優自民党って「悪党」なの?光元々「悪党」ではなかったけど、世の中が進歩発展するに従って「堕落」してしまったって事!優今の「政府」って「堕落」しているのね?光昔の「ローマ帝国」や「ササン朝ペルシャ」や
4/25発売『マンガで読む地政学』(日経ナショナルジオグラフィック)の監修を担当しました‼️複雑な現代史をマンガで一気に攻略したい方にもオススメです✌️Amazonの鈴木悠介ページにも早速追加されています😁今作で16冊目となります!https://www.amazon.co.jp/stores/%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E6%82%A0%E4%BB%8B/author/B07C2T5SMQ?ref=ap_rdr&isDramIntegrated=true&shop
タイトルの通り、戦後から1970年に開催された大阪万博、そして2025年に開催される万博へ向けた大阪の歴史を万博を中心に叙述した一冊です。2025年大阪万博とは何か、万博と共に本当に大阪は発展してきたと言えるのか。そして今やEXPO'70の象徴とも言える太陽の塔が文化財指定され、国宝、そして世界遺産に登録される日は来るのか。ともあれ、万博と大阪の戦後史をまとめた一冊としては興味深い内容でした。それにしても、本書は2018年に洋泉社から刊行された『1970年大阪万博の時代を歩く』
初めまして。モーサと申します。関東近郊に住む子持ちパーソンです。他SNSでアカウントにログインできなくなり、「どこかで思ってる事を書きたいな〜」とこちらに流れ着きました(^-^)wどうぞよしなに。では早速行ってみたいと思います。『人類の終着点戦争、AI、ヒューマニティの未来』(朝日新書、2024年)人類の終着点戦争、AI、ヒューマニティの未来(朝日新書)Amazon(アマゾン)エマニュエル・トッド、マルクス・ガブリエル、フランシス・フクヤマほか現在エマニュエル・
第2次世界大戦でドイツとソ連が繰り広げた絶滅戦争の実相を描いた「独ソ戦」(岩波新書)で知られる著者が、雑誌や出版社のWEBサイトなどに寄稿した時評や書評などを書籍化した。ウクライナ戦争や独ソ戦などのテーマごとに章立てされて読みやすくなっている。ウクライナ戦争をめぐる論考では、兵力で圧倒的に勝っていたはずのロシアが目論んだ短期決着が失敗に終わり、膠着状態となっている要因や、ウクライナの「非ナチ化」というイデオロギーを掲げるプーチンが矛を収められない理由などをおさらいできる。独ソ戦では新書に未収
もはよっす!もう1月も終わりじゃん。バレチョコどうしよ問題。職場には毎年恒例で配る、というかおばちゃんたち&おばちゃんたちの交換会。たまに若い子もいる。こんな大変な仕事だからさ、そういう息抜きは必要だよね。美味しいものは全てを救う説。昨夜は休肝日だったよ。早くから布団でゴロゴロしたり本読んだり。眠い時は寝るべし!がモットーだよ。パラっと読んで頭良くなった気でゐる。今週は学校行事があるから有給とったの♡空き時間にカラオケ行っちゃおうかな!その翌週は6勤だけど(゚∀゚)
ハンス・シュトルテさんは、ドイツ人で戦後長く、大船の栄光学園で教鞭をとった。その傍ら山登りを愛し、とりわけ丹沢に足しげく通い、地元の人とも広く交流した。そうした体験から「丹沢夜話」、「続丹沢夜話」、「続続丹沢夜話」という三冊の本を出版している。筆者がまず親近感を覚えたのがそのタイトルである。筆者は「心の糧」、「続心の糧」、「続続心の糧」と出しているからだ。どちらも團伊玖磨のエッセイが元になっていることは少し年配の方なら気づいているであろう。シュトルテさんの3冊から戦前、戦時下に関
『ドイツ人学校神戸の100年1909年~2009年』(100JahreDeutscheSchuleKobe1909bis2009,JürgenLehmann)という本がある。本人も同校で教鞭をとった方の書いた貴重な本である。末尾を見ると多くの卒業生からの史料の提供があったことが分かる。残念ながら日本語版は無い。そこからをメインに戦時下の学校の様子を紹介する。<戦争の勃発と生徒の増加>ドイツ人学校神戸は1909年に設立された。その後欧州で第二次世界大戦が勃発し、蘭印
現代史の些末なことが気になってる。川上徹は、1960年に東大に入学し、共産党が指導している学生大衆組織の「社会主義学生戦線」(フロント)にまず加入した、と回想し、「日本民主青年同盟」(民青同盟)とフロントが日本共産党指導下の学生組織として併存していたことを記している。川上自身は大学生になってからフロントに加入していたのだが、共産党東大細胞の方針として、学生組織はフロントに一本化し、高校生時代に民青に加盟していた新入生は、民青を脱退してフロントに加入するようにしていた、ということだった。民青とフ
戦時中のドイツ大使館にはふたりの日独ハーフの館員が勤務していた。サトシ・ライフカール・フリートリッヒ・ギルバートふたりとも戦前にドイツから赴任してきて、情報部に籍を置いた。ナチス政権でアーリア人至上主義のドイツ社会であったから、日本人の血の入るふたりは外交官として肩身の狭い思いをしたことは疑いない。実際の仕事は翻訳、通訳だったようだ。ドイツ語、日本語に精通していたからであろう。その内サトシ・ライフについては、由比ガ浜のドイツレストラン「シーキャッスル」の創始者として紹介し
外交史料館に次のような史料がある。「外務省は外国公館勤務者(日本人を除く)用に、東京と指定疎開地の間の週末旅行が出来るように1945年4月6日から、下記列車に外交官用に2等車(すでに1等車は廃止)を連結する。従って当該地との旅行は極力これを利用することを要求する。上野ー軽井沢上野発12時50分(直江津行き)毎週金曜日軽井沢発8時22分(上野行き)毎週月曜日東京ー小田原東京発13時55分(小田原行き)毎週土曜日小田原発10時49分(
日本におけるドイツの会社第一号はクニフラー商会(後のイリス商会)と言われている。同社は1857年、開国に合わせて長崎と横浜で開業した。横浜においては外国企業の第一号とされる。その後多くのドイツ人がやってきて会社を設立し、1800年代末には横浜と神戸に約40社あったという。第一次世界大戦にドイツが敗れると減り、ナチスの台頭、日独提携でまた増加する。しかし1939年にドイツが英仏と開戦して以降、日独間の交易は実質途絶し、ドイツ系企業には厳しい時代を迎える。そんな中戦時中までどのようなドイ
ベルナデッタ/嵐と慈雨の神バアル「駅伝はいいんですけど、観光で箱根に来るなと何度警告したら分かるんですか」クロム「いきなりその話かい。実力行使したら?」ベル「おじいさまは実力行使し過ぎなんです。神は人類の歴史にはできるだけ干渉してはいけないんです」クロム「でも次男くんが安倍晋三を誅さなかったら、とっくのとうに岸田さんは降ろされて安倍晋三が再登板していただろう。悪夢だな」ベル「人間界的には、安倍はアメリカに脅威と判断されて消されてしまったということです」クロム「池上彰の大嫌いな陰謀論だ。
20歳の自分に教えたい現代史のきほん(SB新書)[池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ]楽天市場20歳の自分に教えたい現代史のきほん(SB新書)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}2022年5月発行の本です。現代史は当然ながら次から次へと新しい出来事が積み重ねられます。池上氏の過去の「そうだったのか現代史」から、さらに歴史は動いています。ロシアのウクライナ侵攻、イスラム社会の現在、中国の
こちらの続きです。『ルーマニア週末旅(1)』来年中にヨーロッパ未訪問国を塗りつぶそうと思っていて、今回は初ルーマニアです。直行もあることはあるのですが、安かったポーランド航空で往復220ユーロ。ワルシャ…ameblo.jp翌朝はゆっくり起きて、たっぷりの朝食。一泊75€で4星なのでまだまだお安い。立地も旧市街まで徒歩圏で良いホテルでした。この日はルーマニアの革命時に処刑されたチャウチェスク共産党書記長夫妻の公邸。春の宮殿を11時に予約しました。10時の回が誰も予約し
こんにちは、イアノン(IANON)です。今回は、馬渕睦夫氏の本に関する記事を書きたいと思います。馬渕睦夫「知ってはいけない現代史の正体」2019年5月15日出版以前に紹介した本はこちらです馬渕睦夫「ディープステート世界を操るのは誰か」今回の本は、現代史について整理して書かれているのですが教科書みたいに一通り全般を書くのではなく今の時代を読み解くために必要なトピックを集めていることに特徴があります。そして、親切なのが、トピック毎にな
シリーズ最終巻。この辺りから、だんだん知っている名前も増えてきて面白い。本作では革マル派、中核派、民青などに加え、労働組合の物語が強くなってくる。中でも国鉄時代の労働運動は大変に興味深い。ただし、上尾事件や首都圏国電暴動などは1973年の事件ということで全く知らず。こんな恐ろしい事件があったのかということにひどく驚いた。スト権スト、だとか、半合理化闘争だとか、ちょっと私の世代では考えられないほどの無駄で生産性のない動き。本当に時代というものは変わっていく。また、メディアの考え
DonaldJ.Trump@realDonaldTrump·8mIamproudthatIhaveputforwardthemostambitiousandvisionaryEducationAgendaofanyPresidentorPresidentialCandidateinModernHistory!ドナルド・J・トランプ@realDonaldTrump·.8分私は、現代史における大統領または大統領候
J.オッペンハイマー監督のドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』を観た。https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07V2K2BPW/ref=atv_dp_share_cu_rアクト・オブ・キリング《オリジナル全長版》Amazon(アマゾン)60年代のインドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺。その実行者は軍ではなく、"プレマン"と呼ばれる民間のやくざ・民兵たちであり、驚くべきことに、いまも"国民的英雄"として楽
中学・高校の日本史を学んだ記憶によると、明治あたりで最後の授業が終わり、戦前戦後の日本の歴史は学んでいない。時間が足りなかったから?大学の友人に聞いてみても同じ答え。実に不思議な感覚。まるで教えないというのが先生の共通観念のような・・・。歴史にフタをしてはいけない。そう感じた次第
三田の綱町三井倶楽部(つなまちみついくらぶ)は思わず目を見張るような立派な建物である。1910年、ジョサイア・コンドルの設計で三井グループの賓客接待所として建てられた。以降、関東大震災、第二次世界大戦の空襲を乗り越え、今日に至っている。ここは三井家の提供で戦時中、ドイツのヘルムート・ヴォールタート経済使節団団長の住まいとなっていた。ヴォールタートは1941年4月に経済使節団団長として来日したが、6月にドイツとソ連の間で戦争が始まり実質帰国が不可能となり、そのまま終戦まで日本に滞在することに
最初に本を買って読んだ時は、内容がほとんどわからなかった現代史。世界史のノートをまとめ始めて、ノートも3代目に差し掛かったので、改めてもう一度読んでみました。すると、記憶してはいないものの、「あ、あそこでまとめたことが書いてある!!」という感じ、少し距離感が縮まった気がしました。一読してすぐに売ってしまわなくてよかったそして最近、4代目歴史まとめノートが完成したので、現代史の本も3回目の熟読を開始しようと思います。わかるって面白いし、嬉しくなります。勉強のモチベーションも上が
小さな小さな。。。とっても小さな花。。現代に【史】を付けるのは滑稽なのかな?じゃあ。。平成の頃って近代史入りするんかな?それともまだ現在進行形で現代なのかな?もぉ~~~~魔女さん何言いよんしゃぁ~~と~~~そんな何の意味もないことで悩まんで良かよ❣ってことで(笑)シャンティさんとこのこの記事読みつつ。。[藤井聡氏]インボイス制度・消費税のウソ「誰が本気で反対したか、誰が国民よりも自分の利益を優先したかしっかり見ておこう」/
2022年6月まで2年間、道史編さん委員会委員を務めさせていただき、このたび全8冊の初刊となる『北海道現代史資料編2(産業・経済)』が刊行され、ご恵贈賜りました。第二次世界大戦後から平成15(2003)年頃までの北海道の産業と経済についての資料を解説付きでA5判1,086ページ掲載。道立図書館、道内の市町村立図書館・図書室などに3月下旬以降配布予定、3月22日から行政情報センター(道庁別館3階)にて閲覧可能、有償頒布も行っているそうです。p.s.北海道史編さん
アイルランドといえば2005年ダブリンに銅像が立てられたフィル・ライノットと彼が率いたバンドであるシン・リジィを思い浮かべます。それと同時に、シン・リジィに在籍していたギタリストのエリック・ベルやゲイリー・ムーアが北アイルランド出身で、1960年代に激化した北アイルランド紛争を受けてダブリンに移住してシン・リジィに加入した経緯があるので、アイルランドの歴史には以前から関心がありました。2022年、ついに中公新書にてそんな僕の知的好奇心を満たす本が発売されました。序章でアイルラ
これはもう、日本の現代史がひっくり返されるような大変な事態ですね。もちろん警察も今回ばかりは、威信をかけても元締めまで捕まえに行くでしょう。19日には狛江でとうとう死者が出てしまったんですから。大きな構図の変化が生じつつあるというか、、、今まではリアルな人間関係の世界から、ネットの匿名の世界へヒキコモル方向性だったけれど、この事件が暗示しているのは、若い人間がそもそも最初からネットの匿名の世界に生息していて、そこをベースにリアルな世界に出てくるものだから、リアルな世界がネットゲームの延長の
ゲーム史を題材にした書籍は、まだまだ研究自体が広がっていないこともあり少数派ですが本書はその中でもさらに少数派なゲームセンターという店舗を対象とした研究の成果です。ゲームセンターは70年代から隆盛をはじめ、90年代後半から衰退をはじめますが、それから20年を経た現在でも完全に衰退せず営業し続けているという稀有な施設です。本書ではそのゲームセンターの変遷を中心に、ゲーム機を設置する店舗の在り方を分類したり、日米の比較や法規制をはじめとする社会統制との関係など、多岐にわたり分析されてい
今から59年前の1963年11月22日は、米国の第35代大統領ジョン・F・ケネディが暗殺された日ですテレビの衛星中継が初めて行われた日でもあり、翌年の夏に東京で開催されるオリンピックの模様を全世界にテレビ中継するための試験放送ということで、大きな注目を集めていました。ところが、この歴史的な電波に乗って送られてきたのは、ケネディ大統領暗殺の悲報でした。中継のアナウンス「この電波でこのような悲しいニュースをお送りしなければならないのは誠に残念」と伝え、衝撃は全国に広がりました。小説新