ブログ記事1件
狩野派の重鎮の一人狩野常信。木挽町狩野家2代目総帥1636-1713猿猴図、実際に日本にいるサルではなくテナガザルらしい。墨の濃淡だけで見事に描いている。狩野常信は木挽町初代の狩野尚信を父に持ち、叔父には鍛冶橋狩野家の狩野探幽また、狩野本家の中橋狩野家の狩野安信がいる。69歳で法眼、そして最高位の法印に昇りつめる大きくは4段階の墨の濃淡で書いていて、輪郭線の無い没骨法(もっこつほう)で岩を見事に表現している。猿は水面の自分を見ているのか、はたまた月を見て取ろうとしてい