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★★★☆☆吉田修一さんらしい、後味を引き摺るミステリー。短編5篇から構成。どの作品も個性溢れる仕立て...ラストに、意図してぼやかし、読み手に想像を膨らませる手法は、好みの分かれるところ。個人的にはあまり好まないけれど、こうした作風に触れることで新たな一面が開かれることも。冒頭作品、『青田Y字路』(あおたのわいじろ)怪し気なY字路一人の少女が忽然と姿を消した。地元消防団、警察、大人たちの懸命の捜索にも見つからない。そして、疑いの目を向けられる一人の男。田舎特有の古
BOOKデータベースより「映画「楽園」原作の「犯罪小説集」に続き、数多の賞を受賞する著者がライフワークとして挑む、傑作小説集第2弾、「逃げろ、九州男児」職を失い、年老いた母を抱えて途方に暮れる男。「逃げろ、純愛」道ならぬ恋に落ちた、教師と元教え子。「逃げろ、お嬢さん」一世を風靡しながら、転落した元アイドル。「逃げろ、ミスターポストマン」そして、極北の地で突如消息を絶った郵便配達員。彼らが逃げた先に、安住の地はあるのか。人生の断面を切り取る4つの物語。」先に読ん
皆さんこんばんは。静かだ。唯々静かな毎日です。恒例の夜中の本紹介。「逃亡小説集」吉田修一映画化もされた(犯罪小説集↓)の続編と言うか、姉妹作品。実際の事件を別の視点で描いた小説集(「犯罪小説集」吉田修一)|「天に月、地に山」愛知・豊橋で日本酒なら(ameblo.jp)さてどうでしょうか?四編の短編が収められています。総ての作品が逃亡する作品。老いた母親と栗しい生活を送るついてない真面目な男・教師と元教え子・元芸能人だった
こんばんは。ウサギです。今日の夕食カツカレーサラダです。今日は手抜きです。買って来たカツにレトルトのカレーです。カレーはキーマカレーがあったのでそれで。📗読書記録吉田修一「犯罪小説集」を読みました。「#ドーナツ水」という作家の中村航さんと歌人・小説家の加藤千恵さん(かとちえ)が、YouTubeで配信している番組があって、その中で、かとちえが紹介していた本です。短編5篇です。ある一編は、ギャンブルにはまり、横領していく額が増えていったりするんだけど、だんだんと大きい金額に
最近読んだ本たちを自分への記録としてアップさせていただきます。★吉田修一さん「犯罪小説集」短編集で、人が犯罪に至ってしまうまでの日常が描かれています。読みやすいですが、面白かったかと言われると私的には微妙かも…共感できるものとできないものの差が…ただ、もしこの小説のようなことが実際今も行われているのだとしたら、私は絶対田舎暮らしは無理だな、と思わされるような内容でした。。。★藤川徳美さん「すべての不調は自分で治せる」今回の本はよくある健康本の中では、珍しく?サプリメント
楽園出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』『楽園』(らくえん)は、2019年10月18日に公開の日本映画。監督・脚本は瀬々敬久、主演は綾野剛。吉田修一の短編小説集『犯罪小説集』収録の「青田Y字路」「万屋善次郎」を原作とし、未解決の幼女誘拐事件と同じ場所で12年後に起きた2つの事件を巡り、容疑者と疑われる青年、心に傷を負った少女、限界集落に暮らす男性の人生が交錯していく姿を描くサスペンスドラマ。第76回ヴェネツィア国際映画祭公式イベント「Foc
犯罪小説集(角川文庫)Amazon(アマゾン)1〜3,899円吉田修一さんの短編集です。様々な犯罪を描いた5編が収録されており、それぞれ実際にあった事件や犯罪をモデルにしています。「青田Y字路」:「北関東連続幼女誘拐殺人事件」または「栃木小1女児殺害事件」「曼殊姫の午睡」:「首都圏連続不審死事件」(「木嶋佳苗事件」)「百家楽餓鬼」:「大王製紙事件」(カジノにはまって不正使い込みを起こした事件です)「万屋善次郎」:「山口連続殺人放火事件」「白球白蛇伝」
こんにちは!相変わらず、日差しは強いけれど、風はさわやかな気持ちよい秋晴れです。今、台風で大変な方、無事に乗り越えられますように。お祈りしています。☆今日は朝からヘビーな本を読みました。背景が畳(笑)。今日は午前中に風邪がよく通る和室で読みました。和室では無印の「体にフィットするソファ」を使っているのですが、これが読書に最適!体勢は自由自在で、首も腕も疲れないのでオススメです。普段あまり読まないタイプの小説ですが、手に取ったきっかけは
先週は録画してあった「大地の子」を第1話から順番に見ていました。何度か見ているのですが、上川隆也さんが日本人に見えないところが本当にすごいと毎回思います。そして、もうお亡くなりになったけど中国のお父さん役の俳優さんが素晴らしい。あと、田中好子さん、児玉清さん、永井真理子さん、懐かしいななどと思いながら見てました。だけど、主人公のような過酷な人生を送った人はたくさんいたのでしょうね。読もう、読もうと思いながら未だに読めていない山崎豊子さんの原作もなんとかしないと・・・です。第11部
今日ニュースになっていたようですが、そういえばわたしは、芥川賞とか直木賞とかあんまりワーッてわかないなあ…どうかすると、受賞者誰でしたっけ?などとボケたことを言ったりしています。(つまり普段本読んでる人に見えないです)昔の作品ばかり漁っているからですかね。現代作家さんに興味がないわけではないのだけど、今のところ趣味がそうなのだからしょうがない。ちなみに自分を突き動かすエネルギーは「萌え」です。だからおかしなことばかり書いています。でも、「萌え」でいったらこの文豪様は相当のも
2019年の日本映画です🇯🇵吉田修一先生の短編小説集『犯罪小説集』が原作です。『青田Y字路』と『万屋善次郎』の2作を併せて映画化したものです。監督は瀬々敬久。12年前、青田に囲まれたY字路で幼女の誘拐事件が発生した。事件が起こる直前までその幼女といたことで心に傷を負った紡(杉咲花)は、祭りの準備中に孤独な豪士(綾野剛)と出会う。そして祭りの日、あのY字路で再び少女が行方不明になり、豪士は犯人として疑われる。1年後、Y字路へ続く集落で暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、ある出来事をき
「64-ロクヨン-」「友罪」の瀬々敬久監督が吉田修一の短編集『犯罪小説集』を映画化したサスペンス・ドラマ。閉塞した田舎町を舞台に、12年の時を経て同じY字路で起こった2つの事件によって人生を大きく狂わせた3人の男女の過酷な運命を描く。主演は、綾野剛、杉咲花、佐藤浩市。共演には柄本明、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、根岸季衣、石橋静河他。田園が広がるとある地方都市。ある日、地域の顔役である藤木五郎の孫娘・愛華がY字路で忽然と姿を消す。必死の捜索もむなしく、愛華が発見され
梅雨本番のお休みの午後。吉田修一の短編を映画化した作品を観ました。「楽園」瀬々敬久監督ここ数年(64)(友罪)(菊とギロチン)と話題作を連発している瀬々監督。今作は吉田修一原作で実際の事件から起草した(犯罪小説集)という短編集の中から、(青田Y字路)と(万屋善次郎)という二つの話を一つの物語に組み込んだ作品となっています。綾野剛に杉咲花、佐藤浩一に柄本明と、巧者揃いです、さてどうでしょうか?物語は12年前の幼児失踪事件から始まります。田舎町のY
この短編集に収録の2編「青田Y字路」と「万屋善次郎」が、昨年公開の映画「楽園」(↑)の原作となっている。元々、それら2つの物語に相関性は全くないのだが、それをくっつけて、映画では、日本の田舎のムラ社会の恐ろしさの様なものにフォーカスがされていたのは、瀬々監督のアイディアなのだろう。この2編以外に「曼珠姫午睡」「百家楽餓鬼」「白球白蛇伝」の3編が収録されているが、これら3つの物語はムラ社会は殆ど関係が無い。5つの短編を通して感じられるのは、犯罪の普通性である。「青田Y字路」のみ犯人が主人公で
えーと、これは何処で買ったんだっけ?蔦屋か。何で蔦屋行ったんだっけ?忘れた。なぜこの本を手に取ったか、となるともう思い出す術もない。少しでも内容を思い出すよすがにと目次の写真を撮ったが、今となってはそれも空しいくらい中身は忘れている。(内容を思い出し辛いタイトルの所為にもしたくなるが)憶えているのは緊張感を楽しみながらグイグイ読んだということ。あそう、「青田Y字路」だけはかなりハッキリと、画像まで伴ってストーリーを憶えている。あの絶望的なラストも、救われ
【12年前、青田に囲まれたY字路で幼女の誘拐事件が発生した。事件が起こる直前までその幼女といたことで心に傷を負った紡(杉咲花)は、祭りの準備中に孤独なしゅやう(綾野剛)と出会う。そして祭りの日、あのY字路で再び少女が行方不明になり、豪士は犯人として疑われる。1年後、Y字路へ続く集落で暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、ある出来事をきっかけに、村八分にされてしまう。(シネマトゥデイより)】レンタルで鑑賞。吉田修一の短編小説集『犯罪小説集』に収録されている「青田Y字路」と「万屋善次郎」を映画
スキーに行けない、映画館も休業中で好きな映画も観にいけないということで、ただいま読書強化月間絶賛開催中ですNo.10523Day3956外出自粛隠遁蟄居生活38日目みんなの投稿を見る
吉田修一の短編小説「犯罪小説集」を映画化した作品です。12年前。村の神社で開かれていた骨董市。偽ブランド商品を売る中村洋子は、みかじめ料を払えずヤクザに暴行されていましたが、息子の豪士が村の世話役の五郎たちに助けを求めてその場は収まります。その夜、五郎の孫、愛華が行方不明になっていることが分かり、村中で捜索が行われますが、見つかったのはランドセルだけでした。事件の12年後。愛華が行方をくらます直前に愛華と会っていた湯川紡は高校を卒業し、地元のホームセンターでアルバイトをしていました。
昨年、「犯罪小説集」の中の2つの短編が映画化されました。タイトルは「楽園」綾野剛、杉咲花、佐藤浩市さんなど豪華キャストなんとも重苦しく救いのないお話でした。原作本を読みました。『犯罪小説集』吉田修一実際にあった事件をモチーフにした小説だそうです。映画化された2つのお話の他に、3つの短編があります。それぞれの事件が起きるまでが丁寧に描かれています。人はどのように転落していくのか…普通に暮らしていた人がある日突然ほんの些細な
監督・脚本:瀬々敬久出演:綾野剛杉咲花佐藤浩市ベストセラー作家吉田修一の短編集「犯罪小説集」を原作に、犯罪をめぐる喪失と再生を描き出す。ある夏の日、Y字路で少女誘拐事件が起こる。事件は未解決のまま、直前まで被害者と一緒にいた親友の紡は心に深い傷を負う。12年後、同じY字路で再び少女が行方不明になり、孤独な男豪士が犯人として疑われる。豪士は街へと逃れ、ある行動に出る。さらに1年後、Y字路に続く限界集落に暮らす養蜂家の善次郎は、村おこし事業を巡る話のこじれから村八分にされてしまう。追い込ま
5/50冊@2020年の読書目標。吉田修一さんの本をまだまだ攻めてます。こちらの本は映画『楽園』の原作になったそうです。読みやすい短編集なのですが、この短編を組み合わせて映画にしたのかな?映画、気になるので、レンタルして観たいな。
実話を元にした短編集なんだけど、なんていうか…人間てこわいわぁ(笑)じわるとくるこわさで実際の事件を今の知識以上に知りたくないわぁ(((;゚Д゚)))でも、終わり方はとてもよかった。最後の話がこれじゃなかったらもっと沈んだ気持ちで読み終わってたゎ…シンママ家計ブロネットさんには大変お世話になっておりますm(__)mシンママ家計ネットでのお買い物はこちら経由で頑張ってコツコツポイント貯めてます
『犯罪小説集』吉田修一角川書店(小さいものが刺したくてなんとなく図案を選んで刺しはじめてから気がついた…わたし、また、小鳥のデザインを選んでる!?)下書きしたまんま、推敲忘れて、ほっぽっていたブックレビュー実際にあった事件をもとに書かれた、五編の短編集。『青田Y字路』地方都市で、小学生の少女が行方不明になる。アジア系の青年があやしいのでは…との噂もたったが、真相はわからぬまま十年後。ふたたび、小学生女児の行方がわからなくなり、捜索する青年団が向か
11月に読んだ本です。次回の部活で返却する本(★印)は持って行きます。その他の本は読みたいと思ったらLINEでリクエストください。予約も可能です!犯罪小説集(角川文庫)[吉田修一]704円楽天★犯罪小説集吉田修一田園に続く一本道が分かれるY路路で、一人の少女が消息を絶った。犯人は不明のまま10年の時が過ぎ、少女の祖父や吾郎や直前まで一緒にいた紡は罪悪感を抱えたままだった。だが、当初から疑われていた無職の男/豪士の存在が関係者たちを徐々に狂わせていく。痴情、ギャンブル
最近読んでいたのは、吉田修一さんの犯罪小説集でございます。ノンフィクションとは言えないかも知れませんが、どれも実話を元に描かれておりますの。5つの短編小説が入っているんだけれど、綾野剛さん主演の映画"楽園"の原作、青田Y字路がトップバッター。映画は、青田Y字路と万屋善次郎をうまくひとつのストーリーにしているらしいです。青田Y字路が読んでみたくて、この本を選んだのよね田園に続く1本道が分かれるY字路で、ひとりの少女が消息を絶ちます。犯人は不明のまま10年の時が過ぎ、少女の祖
綾野剛・杉咲花・佐藤浩市出演の映画「楽園」その原作本5本の短編集で構成されていますが全て読者に結末を考えさせる作品集になっていますそこが面白いと言えば面白いがスキっとしないと言えばスキっとしない山口県岩国市今津町1-8-21アサヒビル4階5階出口裕理法律事務所・税理士事務所弁護士・税理士出口裕理TEL0827-23-1861
この前みた映画「楽園」の原作本です短編集の最初が「青田Y字路」4作目に「万屋善次郎」どちらも犯罪に関わる話どこか、他人事のように書かれ読む人に、こんな話があったんだって〜と噂話を語ってくれてるような…青田Y字路の方は楽園が原作本に忠実なんだなぁと終わり方が、本の通りでした万屋善次郎は、佐藤浩一さんが演じ楽園にも登場こちらも原作に忠実田舎の恐ろしさが伝わってきます最後の「白球白蛇伝」は一時プロ野球で活躍した有名選手が怪我などで引退後家族にはお金で困ってる様子を
【予告編:1分04秒】https://youtu.be/cTM-CusZlG4【特別映像:8分47秒】https://youtu.be/F4uw8u4dQC8【イントロダクション:映画.comよりの引用(→☆)】「悪人」「怒り」など数々の著作が映画化されてきたベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」を、「64ロクヨン」の瀬々敬久監督が映画化。綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ら豪華キャストが集結し、犯罪をめぐる喪失と再生を描き出す。ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女誘拐事件が起こ
『楽園』公式サイト『悪人』『怒り』など数々の著作が映画化されてきた作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」を、瀬々敬久監督が自ら脚本化してメガホンを取った映画『楽園』。映像化に際して、独立した5つの短編で構成された原作の2本の作品を、同じ土地の同時代に起きた事件としてまとめています。原作タイトルのままでは映画のタイトルとしては通用しませんから、工夫して『楽園』という題名にしたのでしょう。瀬々監督の期待の新作でしたから、映画を見る前に吉田修一の原作小説は読み終えました。劇場はミッドランドスクエア
芥川賞作家である吉田修一さん原作の映画「楽園」を観てきました。ポジティブなタイトルになっていますが、犯罪小説の短編を2つ組み合わせて映画化された作品です。それぞれの短編の登場人物が交錯して、一応、まとまった仕上がりになってますが、観る人によっては、消化不良気味になるかもしれません。ストーリーの真相がなかなか見えにくい展開で、それ自体は、逆に退屈させない進行になってよいのですが、演者たちの言動の解釈が少し理解しづらい場面が散見されて、人によっては、難解な印象を受