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読書日記2025-26犬のかたちをしているもの高瀬隼子(著)[集英社2020年2月発行]あらすじ第43回すばる文学賞受賞作間橋薫、30歳。恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。21歳の時に卵巣の手術をして以来、男性とは付き合ってしばらくたつと性交渉を拒むようになった。郁也と付き合い始めた時も、そのうちセックスしなくなると宣言した薫だが「好きだから大丈夫」だと彼は言った。普段と変らない日々を過ごしていたある日、郁也に呼び出されコーヒーショップに赴くと、彼の隣にはミ
高瀬準子さんの小説「犬のかたちをしているもの」を読みました。東京でIT企業に勤める主人公・薫には3年の付き合いになる郁也という恋人がいた。薫は性行為には消極的なタイプで郁也ともご無沙汰。けれど彼はそんな彼女を受け入れ、穏やかな交際が続いていた。が、そんなある日、薫は郁也からミナシロさんという女性を紹介される。そしてミナシロさんが郁也の子供を妊娠したことを告げられる。しかもミナシロさんからは、「子供は産むが育てる気はない。貰ってくれないか。」と提案される。一応はシ
2024年11月9日(土)午後に課題本読書会を開催します。課題本は高瀬隼子さんの『犬のかたちをしているもの』です。本が好きな方でしたらどなたでも大歓迎です。参加お待ちしております。日時:2024年11月9日(土)受付:15:05~15:10時間:15:10~16:20定員:18名形式:課題本読書会参加条件:どなたでも,課題本の読了持ち物:課題本参加費:1,600円(当日現金払い、もしくはPassMarketによる事前支払い)場所:TIMESHA
高瀬隼子さんのデビュー作で、2019年の第43回すばる文学賞受賞作「犬のかたちをしているもの」を読みました。子供より犬が好き、その気持ち分かります。(でも私は子供ができ、孫ができると変化していきましたね。)四国から大学入学で状況し、就職してからも周りに同化できず、常に生きづらさを感じている主人公の29才の女性。(その気持ちも分かります)でも彼が浮気してできた子供をもらってくれと言われたら…意外な結末でしたが、面白く読ませていただきました。昨年、紀伊国屋書店が移転・リニュー
「akaimicafe(アカイミカフェ)」について。→★※3月度予定・29(Fri.)akaimiランチ付きWS「編み物」昨日は祝日でお休みだった為、今週は今日から3日間の営業となります。どうぞよろしくお願い致します。今週のakaimiランチ900円・鯖のカレー竜田揚げ・豚肉と野菜の生姜味噌炒め・さつまいもの甘露煮・切り干し大根のエスニック和え・古代米入りご飯・味噌汁・サラダ・漬物・プチデザート(抹茶ケーキ)+200円で、コーヒーor紅茶or
高瀬隼子「犬のかたちをしているもの」(2020年)という文庫本を読了した。芥川賞受賞作「おいしいごはんが食べられますように」以来、高瀬隼子作品は2冊目の読書となった。どちらの本でも、人間の心の動き、機微などが繊細なタッチで描かれる。ストーリーの構成というよりも、日常生活の中での、平凡で何気ないところへの配慮というか、細やかな気付き、女性ならではの視点が特徴的である。こういう小説は人によって、それぞれ感想は如何様にも取れる。単純な言葉が並ぶことで、却って全体の把握、そして記述が難しい
犬のかたちをしているもの(集英社文庫)Amazon(アマゾン)本日、高瀬隼子さんの犬のかたちをしているもの読了しました。小説だけでしか表現できないがぎゅっとつまっていてとても読み応えがありました。感情と思考が忙しかった。読書中、東京の自宅は落雷と雨がすごかったです。念の為、怯えながら非常用リュックから蝋燭をスタンバイさせておきました。みなさんのところは大丈夫でしたか?雷は、いつまでたっても怖いです。。では、また。今日もお疲れ様でした☺︎
本の紹介📕✨ある日、彼氏に呼び出され、コーヒーショップに行くと彼氏とある女性『子供をもらってくれませんか?』あなたの彼の子を妊娠してしまいました。あなたと彼で育ててくれませんか?から始まる物語愛とは何なのか揺れ動く心情どう身動きしたらいいのかモヤモヤした中でもがく様な感覚が味わえる物語でした。面白いというより考えさせられる※スッキリとした終わりではありませんでした※ここからは少しネタバレ内容を含みます※主人公、薫が昔飼っていた愛犬を思い出し、愛する事とはこう言う事な
愛知の渥美半島の田原市に田原アルプスという名の山々があってぐるり周回するとなんと犬のかたちになるという🐕これは楽しそうと黒登山部早速出動メンバー部長副部長ペロリ蓑地鶏ヤシオ(登山のマスコット)それでは椿の祝福を受けつつスタートまずは小衣笠山到着!ほんとはこの先の衣笠山へこのまま縦走できるのだけどワンコのかたちにならないので一旦下山しますせめて足もとのキランソウの群生の色に癒されながら下山してゆく〜シロバナタンポポもいたそして突然周回路に湿原出現✨だ
高瀬隼子「犬のかたちをしているもの」を読んだ。読み始めたら止まらなくて一気に読んだ。分かりみが深すぎた。彼氏がお金を払って寝ていた女が妊娠して、自分は子ども要らないから貰って欲しいと言われる主人公。主人公と彼氏はセックスレス。主人公は卵巣の病気をしていて妊娠できるかは分からない。愛情ってなんだろうって考えさせられた。私もセックスは苦手。主人公が感じている違和感がとてもよく理解できる。ダンナとも子どもを持つところまではなんとなく我慢して出来たんだけど、下の子を産んでから皆無。子どもを持
『犬のかたちをしているもの』高瀬隼子集英社2020年2月10日「それって、そんなに、すごい?」「しないってそんなに、悪いこと?」付き合って3年、ここ1年半ほどは半同棲状態のふたり、ある日彼が仕事帰りに駅前のドトールで待ち合わせて話をしたいと言い出した。⋆「考えすぎたんだと思う。選択する前に。よく考えてから選べと言うけど、考え抜いた後で、選びたい方が残っているとは限らない。」-p.90「勘弁してよこんなにきついのに、きつい時にわたしは、表情のことや、涙を出すか出さないかっ
昨日読み終えた一冊犬のかたちをしているもの高瀬隼子/集英社文庫紹介文を見て面白そうだなーと…話の流れは分かりやすくサクサク読めるただ登場人物の心が私には理解しづらく課題が残る一冊となりました著者の高瀬隼子さんは今年の芥川賞を受賞されています「おいしいごはんが食べられますように」(講談社)私はまだ読んでいないのですがこちらを先に読んだ方がもしかしたら良かったのかもしれません著者の基本的な観点を理解していれば「犬のかたちをしているもの」もメッセージを読みとること
この前の皆既月食。塾から帰ってきた娘と旦那がみんな外に出て見てたよーと。それで思い出しましたw娘と外に出て見ました〜↑iPhoneではこれが限界。遠く離れた宇宙の星が見れるなんて。オレンジ色でなんか幻想的だったなぁ惑星食も同時に。日本では442年ぶりだとか!入荷待ちでやっと届いた新しいラグ。ほとんど完売しててアイボリーかグレージュの二択選択でした。でもあとから欲しかった色が入荷してた〜(TT)通販あるある。笑うちの雰囲気に合ってるしグレージュにしてよかった!良い色
高瀬隼子さんの「犬のかたちをしているもの」を読みました。高瀬さん、2020年2月の作品で第43回すばる文学賞受賞作。前回読んだ「水たまりで息をする」「おいしいごはんが食べられますように」が良かったので掘り下げて読んでいます。独特の感性、切り口が面白い作家さんですね。お話は、、昔飼っていた犬を愛していた。どうしたら愛を証明できるんだろう。犬を愛していると確信する、あの強さで――。間橋薫、30歳。恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。21歳の時に卵巣の手術をして以来、男
桐野夏生「燕は戻ってこない」。3月に購入して読んだが、どのように感想・書評を書くか迷って、そのままになっていた。介護職を辞めて北海道から東京へ出てきたものの非正規で明日の生活も読めない主人公。そこに代理母の話。有名ダンサーだった夫とイラストレーターの妻には子どもがない。どうしても夫の方が自分の血を残したいと代理母を念願する。主人公はもがきながらもその話にのる。日本では認められていないのでダンサー夫婦は離婚して、主人公と結婚。出産後に離婚し、元の鞘に収まるという計画。40
ミュージアムパスポートで庭園へ行ってきました。紅葉の赤が青い空に映えました犬のかたちをしているもの(集英社文芸単行本)Amazon(アマゾン)1,540円卵巣の病気を患い性行為が苦手な薫。彼氏に呼び出された喫茶店で見知らぬミナシロという女性に突飛な提案をされる。「子ども、もらってくれませんか」お腹の子の父親は彼氏、だった。いつもお邪魔しているブログで紹介されていて手に取りました。
犬のかたちをしているもの【高瀬隼子】<読んだきっかけ>ブロ友さんが紹介していて気になったから<あらすじ>薫・29歳は、郁也と半同棲で暮らしていた。郁也から、呼び出せれ待ち合わせ場所に行くと、ミナシロという女性と郁也がいた。ミナシロは、郁也との間に子供が出来た。郁也とは付き合ってるワケじゃなく、お金を貰って性行為をしていた。中絶する勇気は無いから、産むけど育てる気は無いので、産んだら薫と郁也で育てて欲しい。と言う。薫は、卵巣の病気をしていて、それから性行為が苦手になっていた
『犬のかたちをしているもの』で好きになった作家、高瀬隼子氏のすばる文学賞受賞後の最初の作品とのことです(「すばる」2020年5月号掲載)。以下は集英社の紹介文。実家で、学校で、職場で、恋人の家で。公私ともに、直子は「いい子」。でも、悔しい。ぶつかってくる男をよけるのは、コーヒーフィルターを補充するのは、なぜいつも私でなければいけないのか?女だから?「割に合わなさ」を叫ぶ、すばる文学賞受賞第一作。著者と高橋源一郎氏との対談では、以下のようなやりとりがあります。高橋何でこんなのある
高瀬隼子「犬のかたちをしているもの」。初読みの作家さん。先日、別の作品で芥川賞候補となられていた作家さん。主人公薫は、郁也と半同棲のような生活をしていた。ある日、カフェに呼び出され行ってみると、そこには郁也と郁也の子を妊娠したミナシロという女性がいた。郁也はお金を払ってミナシロと性交渉をしていた。ミナシロは、子供は産むが、その後は薫と郁也で育ててほしいと提案する。薫は卵巣の病気で、普通には妊娠が難しく、また、手術のトラウマからなのか、男性と付き合ってしばらくすると、行為そのものがで
『犬のかたちをしているもの』高瀬隼子<2020年2月発行>すばる文学賞受賞作品あらすじ少し・・・間橋薫30歳。恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。21歳の時に卵巣の手術
先日『犬のかたちをしているもの』を読んで好きになった作家、高瀬隼子さんの新しい中編『水たまりで息をする』を読みました。すばる2021年3月号で発表された作品です。単行本になる前に、文芸誌で作品を読んだのは生まれてはじめてです。読み始めたちょうどその頃、本作が芥川賞候補になったことが報道されました。そして読み終わって、確かに、非凡な作品だと思いました。主人公の衣津実は夫と二人ぐらしの36歳の女性で、子どもはなく、共働きです。ある日、夫が、風呂に入るのを止めたと宣言します。水が臭い、痛
著者と高橋源一郎氏の対談が興味深くて、それをきっかけに読みました。第43回すばる文学賞の受賞作とのことでした。高橋源一郎×高瀬隼子東京と自分の田舎の違い、女性の息苦しさ……何でこうなっちゃうんだろうということを書いていきたい|対談・鼎談|BookBang-ブックバン-「薫(かおる)のこと、好きだから大丈夫」三十歳の薫は、卵巣の手術を経験して以来、男性と付き合ってしばらくすると性交渉を拒むようになった。…www.bookbang.jp私は小説にアンテナがないので普段は
今日もブログにお越しいただき、ありがとうございます。先日図書館から11冊本を借りてきて、積み上げた本の高さになぜか安心している自分がいます(笑)昨夜読み上げたのは第43回すばる文学賞を受賞した作品です。著者高瀬隼子氏の作品を読むのも初です。著者紹介で愚息と同い年というのに少し親しみを感じています。付き合い始めの郁也に、そのうちセックスしなくなると宣言した薫。もともと好きではなかったその行為は、卵巣の病気を患ってからますます嫌になっている。そんな薫に郁也は「好きだから大丈夫」