ブログ記事862件
店に入ると、なかには誰もいなかった。普通のバーだった。(中略)なんの音も聞こえてこなかった。静かだった。今夜の営業をはじめるまえの、きれいに店内を整えたまま、まだ誰もそれを邪魔していない感触が快適だった。ふと人の気配がし、女性がひとり、カウンターのなかに出てきた。(片岡義男「ドアの遠近法」祥伝社)
丸いテーブルがふたつに椅子が何脚か、道路に面した軒下に置いてあった。(中略)栓抜きはテーブルの上にあった。ほどよく冷えたビールは、喉を冷たく流れ落ちた。飛行機の座席に数時間にわたってすわりつづけたが、ビールによってよどみは追い払われ、違和感も消えた。(片岡義男「雨の伝説」角川文庫)
(三島事件)1970年11月25日、三島由紀夫氏は、憲法改正を訴え自ら割腹し命を絶ちました。当時9歳でしたので、当時のことはあまり覚えていませんが、その後の様々な報道を聞いて衝撃を受けたことは、なんとなく覚えています。私は、作家としての三島由紀夫は好きで、大学生時代、文庫本を読みあさりました。映画にも出たことがあるんですよね。映画「からっ風野郎」は観たことがあります。からっ風野郎[DVD]Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}本日は、
朝から寒い水曜日。午前8時現在。室内気温6℃の湯本町♨️快晴なので外は明るい🔆です。湯本町から南に1000Km彼方に暮らす写真家「中尾順子」さん。片岡義男繋がりで知り合って、かれこれ何年になるだろう?2019年5月。遠方よりお仲間とオートバイ走らせ此処湯本温泉に遊びに来てくれたのも、今では懐かしい記憶です。今回、2013年から撮りだめた彼女の作品の数々を一冊に纏めたデジタルフォト写真集が発売になりました。※一部千円との事で。昨日、私の手元に彼女からの素敵なプレゼント🎁として
時々強風吹いた湯本町♨️朝シャッター開けてたら、向かいのヒデさんから温かい缶コーヒーいただきました😋天気は程よい快晴☀️Uさんが三和町の野菜を沢山持って来てくれました🙏来年、年明け直ぐに発売のクラクションN・VOL2/片岡義男特集。それが楽しみな今日を過ごしてます👍facebookのグループでも同胞が盛り上がりをみせてます⭕️その気になって‼️その気にさせられて‼️物語の中に自分が居たあの日あの時が再燃中👍英国🇬🇧ホットン社のアルミカップ。画像で大きさは分かり辛いけど😅4
朝から雨の湯本町☂️今日は日曜日。嫁ちゃんはお仲間のイベントへ朝早くからお出かけです。昨日は土曜日。今日休みって事もあり、嫁ちゃんと外食でした。食べ過ぎたかな?と思い今朝を迎えましたけど。あれれ?80Kg切ってました。泉町にオープンした「すぎのいえ書房」。団地の中にあって、突如現るマニアックな書店です。奥さんの実家が米🌾農家さん。書店だけど、米販売もしてました😆書店内で、懐かしい一冊見つけたのでゲットしました。お陰様で表紙が揃いました👏帰宅したら正午🕛。お昼ですね。
連休明けの火曜日。ふと、気がつけば。丸一年もった仕事靴👍正式には黒と交互に履いてるから半年ですね😚靴と言えば歩く。歩くと言えば歩み。今日は結婚記念日。平成3年11月4日に〜♫地元ハワイアンズ🌺の教会⛪️で〜♫🐞結婚式を挙げました〜♫皆んな生きてたあの日から、34年もの月日が流れました。あの人は〜♫もう〜♫いなぁ〜い〜♫家の前に、ブルーのフィアット🚙が停まりました。すぎのいえ書房さんが、わざわざ家に、来てくれました😳初対面なのに趣味の話で盛り上がりました👍これから
窓の外は夜の七里ヶ浜だった。夏は終りに近づいていた。海の手前に道路があり、ヘッドライトがひっきりなしに行き来した。居心地の良い店だった。(中略)木製のカウンターの向こうは洋酒の並んだ棚だ。壁面には大波をすべり降りてくるサーファーの写真があった。(片岡義男「ハートブレイクなんて、へっちゃら」角川文庫)
斉藤純という小説家の作品を二つほど持っている。どちらもオートバイが出てくるので興味を惹かれて買ってみた。いま、『暁のキックスタート』という小説を途中まで読んだところだ。だが、読んでいてすぐに飽きてしまうのでなかなか進まないのだ。(^_^;なぜ飽きてしまうのか・・・?おそらく、かつて読みふけった片岡義男の作品とよく似ているからだろう。少なくとも今読んでいる作品は一人称で書かれているのだが、片岡作品だと言われたら信じてしまいそうなくらいテイストが似ているのだ。若いころはバイクが出てくると
10代の私の心を掴んだ作家さんの中に片岡義男さんがいます極限まで削ぎ落とされた文章の中に、プロの大人ともいうべき登場人物が描かれていて、当時の私には「都会にはこんなにスマートな大人いてはんねんなー」と夢中になりました片岡さんが紡ぐ言葉はとても端正で、言葉を略すことがなく、“写真を言葉で説明したらこんな言い方やろな”と思わせてくれますフォトグラファーのような小説家だなぁと。タイトルの付け方も秀逸で、今でこそ長いタイトルの作品はめづらしくないのですが、詩の一行のようなものがあり、片岡義男ワ
暖炉のまえで椅子にすわり、燃える薪の暖かさを体で受けとめていると、ウェイトレスがコーヒーを持ってきてくれた。濃いめにいれた熱いコーヒーのなかには、オレンジのピールが浮かんでいた。コーヒーの香りをそのオレンジピールがひきしめていた。(片岡義男「僕が書いたあの島」太田出版)
Youtubeで「スローなブギにしてくれ」が無料で見れるので鑑賞。この映画は1981年公開。公開当時はテレビでCMがよく流れてた。高校生の時になるのかな。南佳孝による主題曲も合わせてかなりヒットしたと思う。曲について言えば、結構シンセべースが目立ってる。ちょうどこの頃ってシンセサイザーの低価格化、ポリフォニック化でアマチュアバンドでも取り入れられ始めた時期。原作は片岡義男。角川の文庫本「スターダストハイウェイ」を読んだことがあり、その雰囲気が好きでした。「スローなブギに
満月ですねぇぼんやりベランダから空を眺めて映画を観て過ごしました1981年スローなブギにしてくれ、です浅野温子さん、二十歳の主演曲はよく街中で流れていました原作は片岡義男で、いくつかの作品をMIXして監督が独自の美学で好きなように撮ったものです当時は私が17歳で沖縄にいた頃です改めて見ると都会の退廃した非日常的な世界で若い方には不評のようです(笑)興業収入はあまり振わなかった作品で配信の角川と監督の間でいろいろあったり原作とは違っていたりまぁ当時はよく分からないと評
片岡義男の「珈琲にドーナツ盤」&「僕は珈琲」を読みました。軽やかな片岡節と共に、全編に珈琲が匂い音楽が流れます。それぞれ、巻末にPLAYLISTがあり、二次元コードから、スポティファイのプレイリストにリンクしており、巻末PLAYLISTの全曲が聴ける仕組みです。「珈琲にドーナツ盤」PLAYLISTのエルヴィスの曲・BlueHawaii/エルビス・プレスリー「僕は珈琲」PLAYLISTのエルヴィスの曲・AWhistl
2025年に読んだ本全部は書き切れてません。以前と比べると読むスピードが五分の一くらいになってしまいました。獄中記佐藤優岩波現代文庫(読んでる途中)サバイバル宗教論佐藤優文春新書(面白い。宗教というものの意味が掘り下げられている。同志社(プロテスタント)と相国寺とは、位置的に近いため、昔から互いに馴染みがある。佐藤優が語ると宗教が宗教内に収まらず、政治とか諜報とか経済とかの話になっていく。宗教はそもそも宗教に閉じてないということに気付かされる。)公安調査庁秘録手嶋龍一・瀬下
後悔というほどでもないけど、学生時代に戻れるならばバイクの免許を取っておけばよかったと今も思います。大学3年までは「ほぼ」バイトと山の生活。4年は単位をかき集めるため授業にきちんと出て就活を少し。しかし残念なことに留年してからはバイト三昧。そして5年目は就活に3日でケリつけてバイトして時々トレーニングして麻雀して…麻雀じゃなくて免許取りに行っときゃよかった…北海道旅行した時、大型バイクたちを見て憧れたものでしたが、いつのまにか就職してクルマ買ったらバイク熱は覚めました。だけど、風に切
昔の雑誌をテーブルに置き、コーヒーでも飲みながらその雑誌をくっていくと、たちまちその雑誌がニューススタンドに並んでいた頃の時代へタイムスリップできてしまう、というのだ。(片岡義男「古い雑誌はタイムマシンだ、捨てないで大事にとっておきたまえ、と誰かがどこかで言っていた」太田出版)
ベランダで丁度いい風が吹いていた。今日は曇り空がいい。旅への思いも曇るから・・・・なんてね。イスカ(ISUKA)アルファライト700X-6度インディゴ111809楽天市場ロゴスクーラーボックスハイパー氷点下クーラーL81670080保冷剤2
唐突ですが、以前こんなオートバイに乗ってたことがあります。スズキGSX250E刀今から40年は昔の話しです。あの頃は片岡義男の小説がブームでおっちゃんも『彼のオートバイ、彼女の島』かなんか読んじゃって感化された感受性の強い時期でした😁結局、友だちから買って、半年ほど保有して友だちに売りました。車を手放してからは移動の手段は公共の交通機関と自転車でしたが、年々上り坂は辛くなるし、ここ数年の猛暑で夏場の自転車での移動は厳しくなるばかり…。ここで一念発起して原動機付きの車両を買うことを決意
街なみを撮った写真は、三十年も経過すればすべて傑作となる。なぜなら、変化によって失われた過去は、その写真のなかにしか残っていないのだから。(中略)変化によって失われていく現在というものに鋭く気づき、その様子を自分の手で写真のなかに残したかった。(片岡義男「写真に撮っておけばよかった」水魚書房)
一九五〇年代からそこにあったその映画館はごく平凡な(中略)建物だった。しかし作ろうとしてもあの通りには到底作れないような造形とディテールを持っていた。近いうちに写真を撮ろう、と何度となく思っているうちに、ある日のこと、オデオン座は忽然と消えていた。(片岡義男「このとおりに過ごした一日」水魚書房)
水中家庭教師るいコーチのYouTubeは四種目。『片岡義男を旅する一冊』昨日は久し振りに800オーバーの訪問者数。最近、日曜日の訪問者が多いのは試合が少ないからだろうか?今日はインカレ前の長水路練習で世田谷総合運動場プールへ。右側…ameblo.jp片岡義男ムックは片岡義男ワールドを堪能できた。クラウドファンディングから生まれた雑誌『クラクショN』第2弾を出版したい!片岡義男が教えてくれた、オートバイ、クルマ、旅、人生──。その作品の魅力をいま、あらためて伝えたい。クラウドファンディングか
コーヒーを淹れて飲むことが毎日のルーティーンの一部になったのは小説を書くようになって以来だ。そのルーティーンは、ある時ふと始まった。一杯のコーヒーをひとりで淹れるための時間とそのなかでの手順が、小説の言葉への助走路のように機能したからではなかったか。(片岡義男「一杯だけのコーヒーから」河出書房新社)
この前、書店のバイク雑誌のコーナーでこんな表紙の雑誌を見つけた❗わぁ~❗超懐かしい三好礼子、久しぶりに見た❗それにしても年食ったなぁ僕が20代の頃、バイクで旅をしてた頃片岡義夫の小説が大好きで、沢山読んだんだけど、その中に彼女を撮った写真が多く載っていて僕自身、凄く憧れてたなぁそのあとパリダカラリーにも出てたし、カッコよかったなぁまだバイクに乗っているんだね❗今もそれなりにカッコいいな~❗
絢香の新しいアルバムが今日から発売ということもあって、最近何かとラジオやFM、歌番組などに露出の多くなってた絢香なんですけど、昨夜はNHKのうたコンに出演してて、新曲『Wonder!』初めて生で聴きました。可愛い曲で、赤い衣装の絢香がさらに可愛かったです。相変わらず歌は上手だなぁ、10月26日のライブが今から楽しみー!で、一昨日の夜9時から『Wonder!』のYouTube配信も始まったので、ぜひお聴きください。キャストは上白石萌音さん高取青依良さんだそうです
夏という季節を招いたのは、経過していく時間だった。夏という時間が経過していき、真夏の日が来た。真夏はさらに経過して、夏は終わりいまは秋だ。すべてのものは、経過していく時間のなかで生まれ、それぞれに頂点を迎え、経過していく時間のなかで消えていく。(片岡義男「五つの夏の物語」水魚書房)
昨日は、大腸内視鏡検査でお仕事お休みにさせて頂いて、その時に検査の結果によっては1泊しなくてはいけないので、今日火曜日もお休まさせていただくことになるかもわかりませんとお話させていただいてたら、「検査の結果に関わらず、もう最初からお休みにしておきなさい、大丈夫だから。身体休めていたほうがいいからね。」と、お優しい言葉を頂いてたので、結局、ここぞとばかりわたしは今日はお休みさせていただきましたー!で、時間ができたので、午前中に、前から行きたかった、わたしのところの図書館に行って
インスタマティックとはかつてコダックが(中略)販売していた大衆向けの簡便で安価な写真機の総称だ。プラスティックの軽いただの箱で、フィルムを入れて裏蓋を閉じ、巻き上げてフィルムの数字を裏蓋の小さな窓から確認する。あとはファインダーからのぞいてシャッターを押すだけ。(片岡義男「五つの夏の物語」水魚書房)
今の時期のことを二十四節気で【処暑(厳しい暑さがおさまる頃、暑さが和らぎ始める時期)】というらしい。今日、私の実家では37℃を超えた。庭の草むしりも身の危険を感じ早々に終了。そういう時は水遊び。キモティイーウヒョークールダウンした後は読書タイム。ガキの頃、三好礼子さんに憧れたなぁ・・・。綺麗な大人のお姉さんって感じで・・・ヘヘ柿の木から旅立ったのは君かい?さて、自然のシャワーを浴びる前に帰るか・・・。90過ぎのひとり
綺麗な色の(中略)靴を履いて静かに美しくじっと立ち、彼女は電車を待っていた。電車が駅に入ってくる。プラットフォームをいっぱいにふさいで電車は停止する。ドアが開く。そのドアへおだやかに歩み寄る彼女の足の運びを僕は朝の儀式のように見ていた。(片岡義男「あの頃、という過去を彼女によって記憶する」水魚書房)