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初春歌舞伎公演平家女護嶋恩愛麻絲央源平SANEMORIPARTII二幕、大詰めは平家打倒の機運を起こしていく様子が描かれる。まず驚いたのはカンカン!禿の芝居がめちゃめちゃ上手くなっている。前回の観劇から20回足らずの公演回数。彼の確実な芸の成長にショックを受けた。そして、牛若での口跡はやはり十二世の継承だ。丁寧で自信に満ち溢れた声。麗禾ちゃんも、カンカンも芝居を深堀りしているのが伝わる。團十郎の三番叟の美しさ。その美貌が堪らない。
初春歌舞伎公演平家女護嶋恩愛麻絲央源平SANEMORIPARTIIめちゃめちゃ泣いた。とにかく泣けた。團十郎の俊寛。今まで見てきた他の役者より若い。が、史実の俊寛も三十代で死んでいる。つまり、役と役者の実年齢は近い。勿論、当時と現代の年齢をそのまま同じに見てはいけないだろう。だが、人生を賭けて清盛打倒に出たリアル俊寛。そのエネルギーを表現するに團十郎の若さは相応しいのではなかろうか。男女蔵の瀬尾とバトルして勝利する。衰弱した流人の僧にできるこ
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます13日は雷からの雨降りからの雪でしたが今朝は跡形もなくホッとしました★さて新橋演舞場1月祝初歌舞伎公演平家女護嶋恩愛麻絲央源平感想ですいつも以上にざっくりでごめんなさい💦🌸麻と央の字にご家族の想いも感じつつ近松門左衛門没後300年を記念した上演でもあるのですね。まず最初に写真付き人物相関図を使いながら中村児太郎さんがあらすじや人物の背景を明るく楽しい雰囲気でお話してくれていました。お芝居本編の立役の児太郎
こんにちはいつもお読みくださりありがとうございます新橋演舞場平家女護嶋恩愛麻絲央源平行ってきました★感想はまとめ中です気持ちの良い天気でした今日も素敵で無敵な一日となりますようにでは、また!
團十郎の「毛抜」は新橋演舞場以来かしら?撃剣バトルで芝居が始まる。大谷廣松の秀太郎と市川新十郎の数馬。折角の対決もこの後の秀太郎を考えるとワクワクしてくる。新十郎さんの刀の構えが美しい。團十郎の弾正は、笑みを湛えてたっぷりとした佇まい。何となく前回と違う。人物に余裕が生まれている。これはイイ。口上で高砂屋が仰った通り、新たな芝居を見つけたようだ。市川右團次の玄蕃の憎らしさが素晴らしい。余裕ある弾正との対比が極まる。二人のやり取りに心地よいス
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます(゚д゚)ハッ!寝てしまってました・・・・十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台九月博多座大歌舞伎口上感想です【出演者】扇雀さん愛之助さん松江さん右團次さん孝太郎さん梅玉さん團十郎白猿さん新之助さん友右衛門さん市蔵さん男女蔵さん萬次郎さん芝翫さん後見:男寅さん私の記憶力低いので内容抽象的でゴメンナサイ💦扇雀さんはいつかまた東に市川團十郎が西に坂田藤十郎が並び立つ日が来ることを
歌舞伎座での七月大歌舞伎、夜の部の続きは「神明恵和合取組」、通称「め組の喧嘩」です。江戸時代に実際にあった、鳶と力士の喧嘩をもとにした、全4幕の世話物。鳶の者、力士、芸者、茶屋娘、職人、木戸番、手代などが大勢出てきて、とうとう喧嘩の大立廻り。もちろん音羽屋のお家芸ですが、この時期に3年ぶりに上演する、團十郎に心意気を感じます。團十郎演じる鳶頭の辰五郎は、鯔背なようで、けっこう複雑。遊郭での揉め事の仲裁には、頭の貫目。そこから、気を配って耐える悔しさ、兄貴分との腹の探り合い、な
平成二十六年七月二十一日大阪松竹座関西・歌舞伎を愛する会第二十三回七月大歌舞伎昼の部『天保遊侠録』作真山青果演出真山美保演出今井豊茂勝小吉中村橋之助八重次片岡孝太郎松坂庄之助中村国生茶良吉中村児太郎唐津藤兵衛片岡松之助井上角兵衛嵐橘三郎大久保上野介片岡市蔵阿茶の局片岡秀太郎◎中村橋之助→八代目中村芝翫◎『天保遊侠録』は以前から見たいと思っていた。旗本勝
歌舞伎座新開場十周年團菊祭五月大歌舞伎成田屋、完全復活していたね!前回月初に観た時は明らかな不調が見られたが、今回、それとはまるで違う。力が漲っていて、言葉が良く届く。そして信長と團十郎がリンクするような芝居。二人が重なったり、どちらか一方が垣間見えたり。柿食う姿も凛々しい。子供たちは可愛いし、柿美味そう。梅玉翁の平手中務が死に、信長が駆け付ける。途中、一旦立ち止まり、柱を掴む。その姿が実に美しかった。勿論、ラストの幸若舞も圧巻。
「与話情浮名横櫛」仁左衛門さんの若旦那が、かわいい♡後半の悪い奴も悪い!玉三郎姐さんも、色っぽいしかっこいいし。このお二人を観ることができる時にいる幸せ♡それにしても、たまたま運良く生きていただけのお富さんに、文句をつけるのは違うんじゃないかなぁ与三郎さん、といつも思います。「連獅子」曲も毛振りも、盛り上がる演目です。親子で演じられることも多い演目ですが、今回も松緑さん・左近さん親子で、つい感情移入してしまいます。趣向も違い、両演目共に充実した内容で、大満足の夜の部です。
歌舞伎座での、鳳凰祭四月大歌舞伎の夜の部、「与話情浮名横櫛」の続きです。前回が、お富の玉三郎と、与三郎の仁左衛門の話題だったので、今回はそれ以外の俳優さんを。まずは、蝙蝠安。悪そうに見えない歌六、ちょっと怖い彌十郎、何だかかわいい菊五郎など。個性派ぞろいのお役に、ここは何回も演じている市蔵。仁左衛門とは初共演ながら、これがぴったり。だらりと引っかけた女の浴衣、へらへらしながら弱い奴には声を荒げる。ああ、嫌味なちんぴら。と思わせるのが、市蔵の技。国崩しもいいけれど、こうい
東京での仕事の合間、歌舞伎座の鳳凰祭四月大歌舞伎に行ってきました。今月から、昼夜の二部制になった歌舞伎座。行ったのは、少し休演があってから再開された、夜の部です。その夜の部は、18年ぶりの玉三郎と仁左衛門の共演がうれしい、「与話情浮名横櫛」です。木更津海岸に現れたのは、玉三郎のお富。元・芸者らしく、ふわりとした色気で、声が軽やか。一方の、与三郎の仁左衛門。休演明けで、少しほっそりしたよう。それでも、品のある若旦那に、風情あり。鳶頭と二人で客席に降りてきて、海岸散歩とは、
4月9日(日)昨日4月8日(土)から片岡仁左衛門さんが歌舞伎座の舞台に復帰したそうです❗良かったですねぇ~☺️とは言うものの、市川左團次さんが休演したままなんです左團次さんもカラダに爆弾を抱えている人ですから、こちらもとっても心配です・・💧左團次さんが休演しているという事は、先日僕が書いた「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」で今考える限りのベストの配役という訳にはいかなくなった!という事です左團次さんの和泉屋多左衛門が大きくていいですからねぇ~☺️早く復帰して下さるのを
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます本日十三代目市川團十郎白猿襲名披露巡業初日☆はじまりは石川県小松團十郎芸術劇場うらら市川團十郎白猿オフィシャルブログ2023年3月4日https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/entry-12792120464.html市川團十郎白猿『ありがとうございました、、私まで感動しました。』お客様に感動をして頂くのが私の仕事です。初日の舞台、終わる事のない拍手でした、、ありがとうございます。舞台から風呂
3月2日(木)4月の歌舞伎座の演目が発表されました!✴️注目は夜の部「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」いわゆる「お富与三郎」ですね‼️坂東玉三郎さんのお富に片岡仁左衛門さんの与三郎という最高の配役で、そこに市川左團次さんの和泉屋多左衛門で僕が今最も観たい片岡市蔵さんの蝙蝠安です!✴️玉三郎さん・仁左衛門さんのお富与三郎はかつてはよく上演されていましたが、もうこれで終わりかもしれないという不安があるので、観ておかなければ❗と思ってしまいますそこへ同世代の左團次さんの多左衛門
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございますティーバーさんの見逃し放送で成田屋の密着ドキュメンタリー成田屋に、ござりまする密着14年!市川家のダブル襲名は歌舞伎界の大イベント視聴しました。私あんまり役者さんの密着番組観ないので(役者さん単独にスポット当てた番組は見やすいのですが、家族…というか小ちゃい子とお父さんお母さん…を見るのがあまり得意じゃない感じでして、よけがち…😅)ひさしぶりです。成田屋の密着も14年になりますか。積み重なっていますね。お練りや始球式
シネマ歌舞伎連獅子2008年12月27日(土)公開あらすじ親獅子が子獅子を千尋の谷に突き落とし、駆け上がって来た子獅子だけを育てるという故実を、実際の親子が演じることでことさらに感動がかき立てられます。クライマックスの白の毛の親獅子、赤い毛の子獅子による、息の合った豪快、かつ、華麗な毛振りは必見。監督:山田洋次原作:河竹黙阿弥キャスト:中村勘三郎、中村勘太郎、中村七之助、片岡亀蔵、坂東彌十郎シネマ歌舞伎眠駱駝物語らくだあらすじフグに当たって頓死した通称“らくだ"の馬
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます尾上右近自主公演第六回研の會DVD(初回予約特典付き)我が手元に!人形浄瑠璃文楽座さんとの共演の清元『かさね』や私をとろかす竹本葵太夫参戦の『実盛物語』が収録されたDVD。観に行けずおうちでハンカチ噛んでくやしがっていた公演をこうして見ることが出来て嬉しいです😌✨初回予約特典の右近さんのサイン入りポストカードに歓喜の舞です〜☺️✨宝物♪上演演目のあらすじ冊子(右近さんのお役扮装姿写真入)も封入されていました。音声解説(尾上右
11月16日(水)片岡市蔵さんももう30年を越すお付き合いになりますが、紹介してくれたのはもちろん十八代中村勘三郎さんです!「十蔵」の頃に入れたボトルと「市蔵」になってから入れたボトルの2本を使い分けていらっしゃいます「市蔵」襲名披露の時に新しいボトルを入れてくれたのですが、その裏ラベルには・・・最初が「片岡市蔵襲名披露」、次が「十八代中村勘三郎襲名披露」なんですよ❗もう捨てられないボトルですよねぇ~✨
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます歌舞伎座十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台十一月吉例顔見世大歌舞伎昼の部歌舞伎十八番の内勧進帳感想ですざっくりと!私が今回予習に使ったのが【小学館DVDBOOKシリーズ歌舞伎市川團十郎・市川海老蔵パリ・オペラ座公演勧進帳・紅葉狩】(公演年2007年)でテンポ等フランスの方々へ向けて版になっているとのことでした。(音声解説:小山觀翁談)だからか今回の歌舞伎座襲名披露の勧進帳は私にはじっくりひとつひ
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます歌舞伎座十三代目市川團十郎白猿襲名披露八代目市川新之助初舞台十一月吉例顔見世大歌舞伎昼の部歌舞伎十八番の内外郎売八代目市川新之助初舞台相勤め申し候大薩摩連中鳥居清光美術ざくっと感想ですお父さんの片手に抱えられて宙乗りしていた姿もまだ私の心には新しく鮮やかなのにこの日が😌🌸彼がこの【外郎売】という演目で『貴甘坊』としてお父さんの分も一人で演じていた御姿を目にしていますか今回は『外郎売実は曽我五郎』と
歌舞伎十八番の内『毛抜』平成十年(1998年)一月大阪松竹座新装開場記念初春大歌舞伎夜の部作安田蚊文中田万助粂寺弾正十二代目市川團十郎小野春道四代目市川段四郎小野春風三代目中村扇雀八剣玄蕃二代目坂東吉弥八剣数馬二代目中村獅童若菜七代目嵐徳三郎錦の前二代目澤村宗丸小桜初代市川段之紅葉二代目中村扇之丞運平市川新七からみの侍市川新七梅の戸初代中村鴈成松ヶ枝初代中村芝のぶ卯月玉望望月
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます昨夜は歌舞伎座芸術祭十月大歌舞伎第三部・源氏物語~夕顔の巻・盲長屋梅加賀鳶2回目、そしておそらくは個人的千穐楽してきました😊感想一つにまとめて書こうと思っていたのですが時間がなくなってしまったのでまず源氏物語~夕顔の巻2回目感想!夜の歌舞伎座も美しいです。全体を見渡せる3階席。背景のお月様は見えなくなってしまうのは寂しいけれど音の響きは3階席4階席が好みです。役者さんの響きも演奏家さんたちの響きも私達見物人の反
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます歌舞伎座芸術祭十月大歌舞伎第三部初日萩原雪夫作源氏物語〜夕顔の巻清元の舞踊ざくっと!感想です。出演光源氏…中村梅玉夕顔…片岡孝太郎六條御息所…中村魁春惟光(光源氏の乳兄弟)…片岡市蔵SPICEeプラスインタビュー中村梅玉に聞く【源氏物語夕顔の巻】↓http://spice.eplus.jp/articles/308280中村梅玉に聞く『源氏物語夕顔の巻』10月歌舞伎座公演『芸術祭十月大歌舞伎』イン
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます公演中止のお知らせにちょっと動揺していますが…感想を書き上げていきます!国立劇場第28回稚魚の会歌舞伎会合同公演双蝶々曲輪日記八幡の里引窓の場感想です南与兵衛のちに南方十次兵衛…坂東やゑ亮(坂東楽善門下)平岡丹平…坂東彌紋(坂東彌十郎門下、19期生)三原伝造…尾上貴緑(尾上松緑門下、23期生)母お幸…片岡市也(片岡市蔵門下)女房お早…中村好蝶(中村時蔵門下、22期生)濡髪長五郎…尾上松三(尾上松緑門下)浄瑠璃=竹本
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます歌舞伎座七月大歌舞伎第二部夏祭浪花鑑住吉鳥居前三婦内長町裏感想です海老蔵さんの弁天小僧のときの南郷役の右團次さんのパネェぶりに二人が火花を散らすような場面を観てみたいと思っていたら団七と徳兵衛!嬉しかったです。イイ男同士が火花を散らしたのち義兄弟になるのです。好きですね😊✨初日から三日目、まだ丁寧に段取りを考え動いている様子に見えましたが、それぞれの漢の色香を持つ役者二人が並ぶ様の魅力素敵でした。海老蔵さんの団七
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます本日2回目の更新です六本木歌舞伎2022『青砥稿花紅彩画』よりハナゾチル今井豊茂:脚本藤間勘十郎:演出三池崇史:監修観ました★初・EXシアター!地下に舞台がある劇場でした。花道は鳥屋から角度がついて階段をのぼって短いものがついてました。初っ端からベースのBOHさんの凄まじい指裁きとでもとても優しく包んでくれる感じにしびれました。めちゃくちゃ気持ちいい。太鼓は辻勝さん♪演奏家さんたちの技や判断なのかEXシアターだから
本日連投中ですうるさくてごめんなさい_(_^_)_今日は初日ラッシュです市川海老蔵さんの秋の特別公演古典への誘い通し狂言命懸歌舞伎ノ道筋三升先代萩市川海老蔵六役早替り相勤め申し候も本日初日をむかえました☆仁木弾正!😆✨かっこいいなあ。すごいなあ。妖気凄まじそうです。絵になるなあ。いいなあ🤤✨ポスター欲しくなっちゃいますね♪このチラシ見てるだけで涼しい風を感じられます。ぴゃ〜って。命懸😳海老蔵さん達どんな工夫をして魅せてくれてるのでしょうか♪九團次さんが休演となり
初日の感動を記録しようと意気込みましたが、睡魔に勝てず途中までになってしまった、続きを書きたくてならないのですが、翌日の今日はワクチン1回目の接種に行き、安静と称してお昼寝をしてしまいました。さあ、どこまで書けるかわかりませんが、始めてみます。ご自身でみるまで知りたくない方は読まないでください。書き方に配慮してません。『万雷の拍手!これぞ!歌舞伎!海老蔵ここにあり!』初日の七月大歌舞伎、行って参りました!幕が開き、海老蔵はお辞儀をしなかなかあげようとしませんでした。深々と、長かった。あぁ2年
南座の海老蔵歌舞伎に、行ってきました。時代物と新作舞踊とは、いい組み合わせ。まずは、「源平布引滝」より、「実盛物語」です。源氏に心寄せながら、平家方として義仲との戦いで討ち死にした、斎藤実盛。70歳を超えて、なぜ髪や髭を黒に染めてまで、戦ったのか。その前日譚の、人形浄瑠璃が原作です。この狂言の出来は、実盛役者の男ぶりがすべて。生締の鬘、白塗りに太い眉、きりっと結んだ唇。そうして、感情をぐっと出す、目ぢから。ここは、颯爽とした海老蔵に、見ごたえがあります。小まんの腕