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学生時代、竹刀や木刀、杖、ヌンチャク、釵、トンファー、万力鎖などを屋外で振って稽古をしていました。素手の稽古で強くなるのは当たり前ですが、相手が武器を手にしていたり、複数の場合は、当方も武器で相手をしないと不利になります。勿論、素手による武器取りという技もありますが、他に選択肢がない時の究極の技です。合気道S.A.の櫻井代表に、黒帯になった時から、何年間も天才合気道家の武器術の指導を懇願していました。教授三段になった時に、やっと櫻井代表師範から、武器術の個人指導を受ける許しが頂けました。
演武派の合気道でよく見かける、手刀で相手の頭に打ち込む姿。それを受けて一ヶ条で抑え込む。その光景を見るたびに思うのが、あの受けのままで意味があるのだろうか?脳天への空手チョップ攻撃は、昔、武道仲間の飲み会では、笑いネタでした。「どこの世界に喧嘩でいきなり、あの遠い間合いから手刀で相手の頭に打ち込む人間がいるのか?」「いくら試合をしない不思議な武道でも、あまりに現実を知らな過ぎではないか?」合気道の師範として、今は説明できます。あの脳天への手刀チョップは、日本刀で斬りつけられた状況を
武器を使う武道の護身使用についての問題について、少々、考察をしてみましょう。武術パフォーマンスである演武をしない合気道S.A.は、リアルな世界で使える合気道技を追求する合気道団体です。その合気道S.A.に武器術があります。合気道S.A.の師範としては、それなりの解釈が必要しょう。まずは合気道S.A.の武器の稽古について。武器術の内容は3段階になっています。①1人で武器を振る「基本打ち」②2人で稽古をする「相対打ち」③素手で相手の武器を奪い取る「武器取り」それぞれの稽古にそれ