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シアタートラムで上演された、横山拓也作・瀬戸山美咲演出『う蝕』を観てきました。1月の後半には北村想作・寺十吾演出『シラの恋文』を観に行ったんですが、感想を書きそびれてしまい、久しぶりの更新になってしまいました。『シラの恋人』では、はじめて舞台での草薙剛さんを拝見しましたが、静謐な空気感をまとった独特の存在感が印象的でした。作品自体には、ちょっと混乱して、自分なりの落としどころがつかめなかった感じで、以前観た『奇蹟』でも消化しきれない感じがあったので、私は北村さんの作品とはマッチしな
う蝕東京千穐楽2024年3月3日14時~シアタートラム【作】横山拓也【演出】瀬戸山美咲【出演】坂東龍汰近藤公園綱啓永正名僕蔵新納慎也相島一之数日ぶりなのに、なんだか若者と新納さんの絡みとか、相島さんの動きとか進化していて笑いが増えてました。今日は、新納さんが足で床を蹴るときに、普段は音だけだけど、段ボールがはがれてました。だからって特に問題はないんですけどね。ちょっと気になったのは、1度目のう蝕のシーンに戻るあたりというか、歯痛のくだりあたりで私の近
最初に登場する新納慎也さんを見てびっくりなんて素敵なのかしら〜誰よりも顔が小さく、テレビや映画で見るよりイケメンそして、近藤公園さんもテレビで見るよりステキ最近活躍著しい坂東龍汰くん目当てで観劇したのだけれど、出演者6人の全く違う個性が上手く引き出されて良い演出でした綱啓永くんのピンチに正名僕蔵さんのナイスフォロー生の舞台ならではでしたストーリーは最後の方で、あっ、そういう事なのね~という不条理劇ではあったけれど、役者さんたちの息のあった掛け合いと、ベテランの役者さんたちに引き上げら
う蝕2024年2月28日14時~シアタートラム【作】横山拓也【演出】瀬戸山美咲【出演】坂東龍汰近藤公園綱啓永正名僕蔵新納慎也相島一之東京公演もラスト週。私は今回を含めて後2回と名古屋の大楽の予定です。淡々と演じられるなか、ラストになって、なんとなく新納さんや板東くん、綱くんとの絡みが前より仲良くなったように感じました。この前調べて知ったのですが、今回の公演での最年長は相島さん、次が正名さん、新納さん、近藤さん、板東くん、綱くんの順だったんですね。勝手
連休三日目の観劇は、世田谷パブリックシアターのシアタートラムにての、6人芝居。試しに、坂東龍汰無料メルマガチケットで取ったら、最前列上手センターで、一メートル前に舞台が三角にせり出したところ。近すぎて、びっくり。う蝕(虫歯)のことだが、孤島(この国)がう蝕のように崩れていった天変地異に会い、沢山の人々が地下に埋まっている。生き残った歯科医は、それぞれの思惑がありながら、死者を歯の鑑定から特定し、遺族に返したいと思うも、自分たちの明日も、またう蝕が進むかもしれない恐怖とも戦わねばならない。し
う蝕2024年2月23日14時~シアタートラム【作】横山拓也【演出】瀬戸山美咲【出演】坂東龍汰近藤公園綱啓永正名僕蔵新納慎也相島一之今日は寒かったですね。そんな中また、「う蝕」へ。毎回淡々と進むのですが、2度目のう蝕前に、板東くんのリュックを前回は椅子にボンっておいただけだったのですが、今日は投げようとしてやめて椅子へ。そんな細かいこと見ちゃうのに、相島さんが綱くんの服と靴のブランド名を言うんですが、何度も言い聞かせてるのにきちんと覚えられてない私
う蝕2024年2月20日14時~シアタートラム【作】横山拓也【演出】瀬戸山美咲【出演】坂東龍汰近藤公園綱啓永正名僕蔵新納慎也相島一之今週も楽しんできました。ちょっとずつ芝居変わってました。リュックを前は投げていたけど、今日は椅子においておいて取りに行くという感じになってました。また、バンダナをキュって握りしめるのもわかりやすくなったような。これからも、進化していくのかな?また、通います。ネタバレしずらいので、簡単でm(__)m
う蝕2024年2月16日14時~シアタートラム【作】横山拓也【演出】瀬戸山美咲【出演】坂東龍汰近藤公園綱啓永正名僕蔵新納慎也相島一之3度目観てきました。その世界に入っていくのは初日よりすんなり。こんなに狭い劇場で最前列で若い彼をオペラグラスで観ているひとがいてびっくり。逆に目立ちますよね(笑)今回は、みんなの目線に注目しながら楽しみました。ネタバレできないけど、3度見てもオープニング慣れない(;^_^Aハイブランドの靴と服のブランド名を言うんですが
世田谷パブリックシアター、シアタートラムで横山拓也の新作「う蝕」—演出は瀬戸山美咲—を観た。*******演劇サイトより*********土砂に埋もれた島に集められた歯科医師たち歪んだ会話、不確かな時空の中で彼らの現在地がぼやけていく「う蝕(しょく)」とは虫歯のこと。沈丁花が見事に咲き誇るコノ島を襲った天変地異。たくさんの人が地中に埋もれてしまった。歯科治療のカルテを使って遺体の照合をするために、本土から集められた歯科医師と役人。今すぐにでも動き出したいのに、土砂を掘り起
世田谷パブリックシアター『う蝕』【東京公演】2024年2月10日(土)〜3月3日(日)シアタートラム作:横山拓也演出:瀬戸山美咲美術:堀尾幸男照明:齋藤茂男音響:井上正弘衣裳:髙木阿友子ヘアメイク:大宝みゆき演出助手:須藤黄英舞台監督:田中直明宣伝美術:相澤千晶宣伝写真:阪野貴也世田谷パブリックシアター芸術監督:白井晃出演:坂東龍汰(歯科医・木頭)近藤公園(木頭の先輩、歯科医・加茂)新納慎也(歯科医・根田)綱啓永(木頭の同期、歯科医・剣持)相島一之(
う蝕2024年2月10日18時半~シアタートラム【作】横山拓也【演出】瀬戸山美咲【出演】坂東龍汰近藤公園綱啓永正名僕蔵新納慎也相島一之初日楽しんできました。開演前シーンとしていてスリルミーが始まるのかと思うくらい静かでした。初日なのでネタバレしないようにしますが、災害のお話でもあるので、凄く重いのかなと思ったら笑えるシーンも何か所かあって楽しめました。漢字が苦手な方は、西の下に木と西の下に米の読みを知っておくとより笑えます。新納さんもご活躍で最初か
ジャズピアニストの小曽根真、s**tkingzの持田将史と小栗基裕が表現する舞台作品。映画『戦場のピアニスト』の主人公として知られ、戦禍を生き抜いたポーランドのピアニストであるウワディスワフ・シュピルマンの半生を描く。上演台本・演出は瀬戸山美咲。ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害に手が迫り、やがて破壊されつくすことになるワルシャワの街。シュピルマンは何度も危機を乗り越えながら、立ったひとり瓦礫の街で生き延びていく。後に生まれた彼の息子の視点を基軸に綴られていく、戦争の物語。この舞
10月27日(金)、吉祥寺シアターで、『フートボールの時間』を見ました。豊嶋了子と丸亀高校演劇部の作。瀬戸山美咲の潤色・演出。もともとは、2018年の全国高等学校演劇大会での最優秀賞受賞作品。高校演劇の大会では、上演時間は60分以内という制限。それを、瀬戸山美咲は、「大人の物語を膨らませること」(劇場で配布されたパンフレット)にして、1時間45分の作品に。舞台は、1920(大正9)年の丸亀。丸亀高等女学校では、教員の井上通子(堺小春)の指導のもと、「フートボール」の部活動がおこなわ
吉祥寺シアターで可児市文化芸術振興財団の(ala)主催の大正時代にフートボール(サッカー)に夢中になった女学生たちが大人たちの理不尽な理由から、ボールを蹴って走り回るサッカーは女性にふさわしくないと言われ楽しみも将来の夢も奪われてしまうという悲劇を描いた「フートボールの時間」を観た。演出は瀬戸山美咲。****演劇サイトより****私たちが見た夢百年後、叶っていますか。大正時代に撮影された、はじける笑顔で女学生たちがボールを蹴っている写真。そこに写る女学生たちのドラマを丸亀高等学校
吉祥寺シアターにフードボールの時間観に行きました。私の大好きな演出家瀬戸山美咲さんの作品です。踊りもあり、ハートボールのパントマイムが、ほんとのよう女性は、良妻賢母以外認められないような時期の女性のお話。改めて、今の自由に生きられるありがたさを感じました。心にビタミンいただきました。あったかい日ですが朝晩冷えますよねぇーマルチウェイニットワンピース(長袖)+EC(丈短め110.0~117.0cm)GUGIRLSパフィータッチジャカードセーター(長袖)(チェック)GUパ
alaCollectionシリーズvol.14『フートボールの時間』【東京公演】2023年10月26日(木)〜11月1日(水)吉祥寺シアター作:豊嶋了子と丸高演劇部潤色・演出:瀬戸山美咲美術:原田愛照明:上川真由美音響:泉田雄太衣裳:藤田友振付:熊谷拓明演出助手:森菜摘振付助手:池上楓子衣裳助手:中埜愛子方言指導:中越恵美ヘアメイク指導:アトリエシュウ舞台監督:加藤元基舞台監督助手:三上司、鈴木修、大野友起子照明操作:地主華世、天野美佐子、根橋生江、若井
いよいよファミリアー千穐楽。もっともっとやれれば良いのにっていう公演ですね。俺だったら上手い人ばかり集めて36通りくらいで公演やりたい。そんな作品です。今回の脚本は瀬戸山さんなんですが、すごいタイムリーなもので、今日、Facebookで、「劇王」という短編演劇やっていた時に審査員で来ていた瀬戸山さんの写真出てきた。そして、昨日電話でいろいろ打ち合わせしていた美JAPONのハンガリー公演もちょうどこの時期でその時の写真も出てきた。昨日、今回の公演に関わっている(ジェシカ)ち
2月25日(土)、紀伊國屋サザンシアターで、青年劇場の『行きたい場所をどうぞ』。瀬戸山美咲の作。大谷賢治郎の演出。瀬戸山美咲は、これまでに、『オールライト』(2015)の脚本。『梅子とよっちゃん』(2017)の演出。また、個人的にも、その脚本に共感することが多いので、すべての作品というわけではありませんが、見ていこうと。はじめて、その作品に接したのが、『みえない雲』(2014年12月)。シアタートラム。主役のヤンナ・ベルタを、上白石萌音。ドイツの作家グードルン・パウゼヴァング
日生劇場でミュージカル「ザ・ビューティフル・ゲーム」を観た。2000年にロンドン、ウェストエンドで初演されたミュージカルでミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバー(作曲)とベン・エルトン(作詞)のヒットメーカーコンビによる作品。この作品の大ファンだったという瀬戸山美咲が日本版の上演台本と演出を担当していて、主役のジョンをジャニーズWESTの小瀧望、その恋人(妻)メアリーを木下春香、ジョンの親友でIRA(アイルランド独立闘争の武装組織)の一員となるトーマスを東啓介が演じている
昨日日比谷の#シアタークリエに音楽劇スラムドッグミリオネアを観に行ってきました。前から6列目で俳優さん方のエネルギー浴びてきました。途中音も何もなく屋良朝幸さんが数分踊られた時は、息の音まで聞こえて、これぞ、生の舞台!!と、感動してしまいました。お話も、スリリングありあったかさあり、涙あり、そして「生きる」ことを考えさせられ、そしてとても楽しい舞台でした。感動場面や、感動台詞あったけど、こらこら観に行く人もいると思うから、秘密にしとく!!🤣😊😊台本演出は枇杷の家で、
東宝製作音楽劇『スラムドッグ$ミリオネア』【東京公演】2022年8月1日(月)~21日(日)※1日~6日昼まで中止シアタークリエ原作:ヴィカス・スワラップ『Q&A』上演台本・演出:瀬戸山美咲作曲:KamotoKohei、SeanOshima、XLII、CarlosK.、田中マッシュ、鈴木エレカ音楽制作:坂井田裕紀振付:北尾亘美術:原田愛照明:笠原俊幸音響:長野朋美映像:松澤延拓衣裳:及川千春ヘアメイク:宮内宏明パルクールコーディネート:HAYAT
シアタークリエ音楽劇『スラムドッグ$ミリオネア』2009年アカデミー賞8部門受賞作品の原作小説をついに舞台化!!音楽劇『スラムドッグ$ミリオネア』2022年8月1日~21日シアタークリエにて上演決定!www.tohostage.comハッピーエンド最高!屋良くんの驚異の身体能力を生かしたパルクールが圧巻!村井くん、野坂さん阿岐之さんも凄すぎ!これだけでも観る価値ありかと!瀬戸山さんのどこか突き放した優しい演出好きだわぁ。ふうかちゃんは断トツ可愛いし、綺麗だし、池田有希子さんは
私の尊敬する師匠が『スラムドッグ$ミリオネア』のチケットをとってくれたのだけど、公演関係者に新型コロナウイルスの陽性反応が出たということで、初日から8/6まで中止というお知らせが……。私達のチケット、8/6なのですが!!(涙)しかも、8月6日13時の公演までが中止で、6日18時の公演からは再開だそう。なんて日だ!ということで、ギリギリ休演に引っかかってしまったというわけです。師匠にも会えるし、久方ぶりの観劇だし、めちゃめちゃ楽しみだったのになぁ。このご時世だし仕方ないけ
吉祥寺シアターで名取事務所が長年続けているノルウェーの作家、「近代演劇の父」と呼ばれるヘンリック・イプセン(チラシに使用されている顔写真は作家のもの)の代表作「人民(民衆)の敵」を今回の岸田戯曲賞の最終候補にのぼっている瀬戸山美咲が翻案改定した舞台「ペーター・ストックマン〜「人民の敵」より」を観た。イプセンの戯曲「人民(民衆)の敵」の主人公トマス・ストックマン(西尾友樹)の兄で彼と敵対する町の実力者、町長である兄ペーターの方に視線をずらして出来事を描写、さらにそのペーターを女性に
名取事務所『ペーター・ストックマン〜「人民の敵」より』2022年2月19日(土)〜27日(日)吉祥寺シアター作:ヘンリック・イプセン翻訳:毛利三彌翻案・演出:瀬戸山美咲美術:杉山至美術助手:新海雄大照明:上川真由美音響:泉田雄太衣裳:藤田友演出助手:森菜摘舞台監督:大島健司制作担当:栗原暢隆、松井伸子制作補助:鍋嶋大輔プロデューサー:名取敏行出演:森尾舞[名取事務所/VamosActorsBerlin](ペーター・ストックマン)西尾友
作ヘンリック・イプセン翻訳毛利三彌翻案・演出瀬戸山美咲森尾舞/西尾友樹/野坂弘/山口眞司/水野小論/小泉将臣/小林亜紀子イプセンの「人民の敵」(翻訳によっては「民衆の敵」)は1882年に書かれた、社会問題をテーマにした戯曲です。主人公は医師トマスで、彼に相対する登場人物としてペーター・ストックマンという町長(トマスの兄でもある)がいる。本作はそのペーターに焦点を当てて翻案した作品だと聞いて、ちょっと興味を覚え観てきました。元にした「人民の敵」のあらすじ→19世紀後半、
め2021年12月29日、「彼女を笑う人がいても」を観てきました東日本大震災の被災者に継続的に取材をして記事を掲載してきたが、コロナ禍による配置転換とオリンピック開催決定を受けた社の方針転換により、進退を悩んでいる。実は祖父も新聞記者で、60年安保闘争の時に東大生たちに取材をし、その最中に命を落とした女学生の死の真相を追っていたが、その後、退職していた。報道とはどうあるべきか、自分はどうしたいのか、悩んで出した結論は…。安保闘争は赤ヘルとゲバ棒のイメージしかなかったので、60年安保闘争と
舞台『彼女を笑う人がいても』を映像で鑑賞しました。昨年世田谷パブリックシアターで上演された舞台です。2021年、新聞記者の伊知哉は、東日本大震災の被災者連載打ち切りと部署移動が言い渡され、いまだ苦しんでいる人たちの声を届けないことに憤りを感じます。そんな時、祖父・吾郎もまた新聞記者だったことを知り、なぜ祖父が新聞記者を辞め、また一度も自分たちに記者であったことを語らなかったのか、祖父が書き溜めていたノートを基に調べていきます。1960年、吾郎は安保闘争中に亡くなった一人の女子学生の死に
12月17日(金)、世田谷パブリックシアターで、瀬戸山美咲作、栗山民也演出で、『彼女を笑う人がいても』を、見ました。瀬戸山美咲は、これまでも、これからも、出来得るかぎり、見続けたいと思う劇作家のひとりです。瀬戸山美咲作品には、その作品の基盤に、作者の「怒り」を感じます。瀬戸山美咲は、怒っているのです。今回の作品は、およそ、1時間45分。舞台は、2021年と、1960年。そのふたつの時代を行き来します。プロローグから、16場まで。あわただしく、ふたつの時代を行き交います。登場人物は、
知らなかったこと。何かあったんだろうと、うっすら気づいてはいても知ろうとしなかったことの中の極わずかですが"作者がみせたかったもの"がちゃんと描かれていました。知らんぷりって国民性なんでしょうか?いえ、同じくらいの年代に起こったJFK暗殺にはおおいに関心を寄せるのだから知らんぷり?それより、くさいものには蓋をしろ、なんでしょうか?当時の学生の行動に対して在京大手新聞社が7社共同宣言を出したということも衝撃でした。今まで言論の自由を主張してきた(と思っている)新聞社が誰の?政府の?その裏に