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【人魚】と言えば(サイレン)の語源となるギリシャ神話の〚セイレーン〛が先ず頭に浮かびます。またアンデルセン童話の〚人魚姫〛も有名で、子供の頃から忘れられないキャラクターです。世界には普遍的に存在するようです。日本では鎌倉時代から吉凶の予言で知られるようで、江戸時代は瑞兆と考えられたそうです。胴体は全て魚で顔だけが人間の、墨書きの絵を良く見かけます。大正時代から昭和初期に作られていた、戦前の〈射的人形〉や〈輸出ビス人形〉を集める中で、これまでにいくつか【人魚】の陶磁器人形に出会いました
第二次世界大戦終戦後に、アメリカの占領下で日本が輸出していた〈オキュパイドジャパン〉のフィギュリンのご紹介も今回で5回目、最後となります。今回のご紹介は男女二人が一緒の姿です。モデルはビクトリアンスタイルやコロニアルスタイルが良く見られますが、エスニック風の中国人や日本人辺りは数が少ないでしょうか。何しろ種類が多く、中には製造元が種類を増やすための工夫も見られます。男女が並んでいるのですが、全く同じ姿で左右の男女が入れ替わった姿が見られます。鏡像のように作られています。磁
現在ご紹介している〈オキュパイドジャパン〉のフィギュリンの中から、4回目の今回は表面に艶のある施釉された大人たちの姿をご紹介します。多くは男女がセットで見られるようです。さいずは15センチ~20センチ程度で、丁度飾りやすいサイズと言えるでしょう。ビクトリアン、コロニアルのスタイルから、現代風の衣装まで並びます。《オキュパイドジャパン》のフィギュリンとしては、だいたい中型サイズ程度と言えると思います。造りは細かく彫られていて彩色も丁寧です。造りやサイズの違いで、5回に分けてご紹介しま
僅かに手元にある〈オキュパイドジャパン〉のフィギュリンをご紹介して今回は3回目となります。前回ご紹介した小さなサイズの磁器人形の続きです。前回は子供の姿を取り上げました。今回はコロニアル風の衣装や現代風の姿、小物入れなどをご紹介します。僅かしかないので小サイズをまとめようかと考えましたが、子供の姿とコロニアルスタイルなどの大人を分ける事としました。磁器製の代表格と言えばカップ&ソーサーがあげられると思います。実に見事なデザインをいくつも拝見しました。雑貨では小物入れの他にも花瓶、裁縫
僅かに手元にある〈オキュパイドジャパン〉のフィギュリンをご紹介して今回は2回目です。ここでは小さなサイズの磁器人形を纏めてみました。造りやサイズの違いで5回に分けてご紹介します。子供の姿が多く揃っているようですが、大きなサイズに見られるヴィクトリアンやコロニアルのほか現代風の姿も大雑把な造りで見られます。前回の精緻な造りのビスクドールに続くご紹介です。だいたい12センチ以下のサイズなので大雑把なのですが、子供の姿は顔も大きくずんぐりしているので絵付けの雑さはあまり感じられません。塩
8月15日は第二次世界大戦終戦の日です。日本は昭和27年(1952年)まで連合国に占領されていました。昭和22年には海外との交易が許可され、日本製品が輸出されるようになります。この時代の輸出品には〈オキュパイドジャパン〉の文字が印字されました。昭和22年~昭和27年の6年間と期間が限定された占領時代の輸出品です。その中には磁器製フィギュリンが含まれます。磁器製フィギュリンは輸出先のアメリカには数多く残されていますが、日本国内には流通していません。逆輸入(里帰り)した製品か、製造元の
7/23(水)でしたが電車&リニモでコチラの美術館へリチャード・ジノリの特別展本日(27日)で終わりましたが少し居残りの展示品を載せます。愛知県陶磁美術館【特別展】盛田昌夫コレクション寄贈記念イタリアの磁器-リチャード・ジノリのクラシックとモダン2025年5月17日(土)から7月27日(日)まででした。〒489-0965愛知県瀬戸市南山口町234番地TEL:0561-84-74741階案内図から今回は展示1-Bです。第2会
今から十数年以上前の事でしょうか。瀬戸で作られた陶器製のボトル人形の6体セットを手に入れる機会に巡り合いました。《瀬戸ノベルティ》と呼ばれる陶磁器人形で、”インディアン”がモデルとなったウイスキーのデキャンタ人形です。一体ずつ箱入れされていて、6体が大きな段ボール箱に収納されています。未開封で、段ボール箱のサイズは、縦38㎝.×横45㎝.×高さ43㎝.と結構大型です。1985年9月の【プラザ合意】によって瀬戸の輸出産業は大打撃を受け、1990年代には磁器人形などの製陶会
こんばんは。ろくろを回して遊んできました。2代目大工の三島です。前回のダーツの旅。瀬戸市の瀬戸蔵ミュージアムに行きました。→ダーツの旅で瀬戸市へ。瀬戸蔵ミュージアムで焼物の町を散策。そこで知ったノベルティというジャンル。陶器で作る置物や装飾品。瀬戸市そのノベルティも有名なんだそう。しかし国内ではやや認知度が低い。聞いたことありませんもんね。そこでノベルティに親しんでもらおうと作ったのかココ。瀬戸市の観光案内でイチオシ!ノベルティミュージアムとノベルティ・こども創造館です
猫と薔薇を愛する、エレガンスパンクなMOCHAのブログへようこそ大変申し訳ありませんが、多忙につきフォローのお返しはいたしておりません。相互フォローをご希望の際は、ご連絡いただけますとそのように努力いたします。また、いいねのお返しも時間がなくてできません。ごめんね。BLUEMOON今日は講演会に行ったのだがその話はジェニィが書くとして。その後、瀬戸市美術館で「瀬戸ノベルティの至高」という作品展を見てきた。瀬戸市は瀬戸ものの街。でも作っているのは食器だけではない
オキュパイドジャパンの収集に集中する前には、日本生まれの人形を精力的に集めていました。大正から昭和初期にかけて瀬戸(愛知県)で作られていたビスク人形です。背中に”MadeinJapan”の刻印があります。ベティさん似の高さ14㎝の人形。↓高さ11㎝↓肩の部分で腕を胴体につなげています。瀬戸では、手が可動するので「一活つ(一活)人形」と呼ばれていました。そして集め始めたオキュパイドジャパンの人形と比べてみると・・戦争を挟んで終戦後の占領期に輸出されたビスク人形を見てく
朝晩の陽がかなり伸びて暖かさが一段と増しています。前回、大正末期から昭和初期に盛んに作られていた磁器製の大衆人形の中から、私が最も気に入っている【昌】の少女をご紹介しました。さて、ぼちぼち”こどもの日”が近づいたと言う事で、今回は前回と同じく【昌】の刻印のある10センチ弱と小ぶりな子供たちをご紹介します。皆良く似た形で同時期に作られた5人の仲間です。背面には【昌】の刻印と一緒に数字の刻印があり、【昌50/4】から【昌50/8】まで並んでいます。背面に≪昭和13年≫と鉛筆書きがあり
大正末期から昭和初期に作られていた磁器製の大衆人形には実に多くのモデルが存在しています。製造メーカーも全国に数多く存在していたようです。射的人形から子供たちの玩具土産として人気だったようで量産され、何しろ数多くの種類が見られます。まず型を粘土で作り、素材を流し込んで乾燥させて焼成、その後一体一体丁寧に絵付けを施します。それが射的の景品となり、また子供たちの玩具人形となるのですから、贅沢な事だと思います。代表的なのは京都で作られていた底面に穴がなく、型の前後を合わせた線の残る重いタ
米国では,今日14日がバレンタイン・デー.日本と違って女性から男性にだけチョコレートを贈るという風習はありません.男女間だけでなく,親子や友人間などでも親しい関係を祝う日です.バレンタイン・デーにちなんで,OJ屋敷にあるウェディングケーキ飾りをご紹介します.日本生まれです.英語では,WeddingCakeTopperと呼びます.小さな箱に入っている花婿・花嫁さんのビスク人形です.背中にJAPANと刻印があります.1920-30年代に日本で作られ,太平洋を渡りま
カリフォルニアのOJ屋敷にいる猫のフィギュアリンです。瀬戸(愛知県)の七本松陶園の占領期時代の製品。実は、この猫たちは英国ロロイヤルドルトン社の猫フィギュアリンの”コピー”だと言われています。そこで、ネットでロイヤルドルトンの製品の画像を拾ってきました。この子たち↑です。ロイヤルドルトン眠る猫七本松陶苑眠る猫左ロイヤルドルトン身繕いをする猫七本松陶園身繕いをする猫比べてみて、いかがですか。よろしかったらご意見をお聞かせ
9月にノースカロライナ州で開かれたコレクターの会(theOJClub)の集会でコレクター仲間から珍しいものを譲ってもらいました.『磁器製ガーデンセット(PorcelainGardenSet)』という名前がつき,箱に入っているのは,高さ1-3㎝のミニチュアの木や建物です.よく見ると鳥居,灯篭,五重の塔,お社,橋のほかにも鶴や鯉,そして人物像(着物姿の女性と子ども)もあります.箱の蓋についているラベルには,”MadeinJapan"と印字されています.最初は
9月1日発行予定の北米オキュパイドジャパンのコレクターの会(TheO.JClub)の会報を編集中です。今回取り上げるのは、愛知県瀬戸市の丸山陶器の戦前からオキュパイドジャパンまでの製品について。オキュパイドジャパンの品々は、終戦後の輸出品ですが、突如メーカーが作り始めたのではなく、戦前からの蓄積があったことを会員に知ってほしいからです。(創業者山城柳平)丸山陶器の前身は、山城柳平商店でした。大正3年(1914年)に山梨出身の山城柳平が陶磁器卸売業として創業。第一次大戦勃発とともに
オキュパイドジャパンの収集に専念する前には、戦前の人形や陶磁器類も集めていました。だいぶ処分しましたが、気に入ってまだ大切にしているものがあります。このサボテンのプランターもそのひとつ。花から天使が顔を覗かせています。ユニークなデザインですね。裏印は、「メイド・イン・ジャパンOKADACHINA」とあります。「岡田陶器」はどこのメーカーでしょうか。愛知県の瀬戸市?大正から昭和初期(1920-30年)の製品、しかもサンプル品です。サンプル品は注文をとるために輸出先に見せるもの
実は6月末から1週間、喉奥のアデノイド(腫瘍)と扁桃の切除手術のため入院しておりました。手術は無事終わり経過も良好で、既に退院しております。そして帰宅して痛感、『やっぱりウチはいい!』その中でもトレイが落ち着くんです。昭和の子どもの頃、トイレが本家の畑にある外トイレで、トイレ=暗い、怖い、不便な場所というイメージが付いてしまいました。だから大きくなったら、トイレは明るくて、可愛くて、居心地の良い場所にしたいと思っていました。そして、この分譲マンションに引っ越して早24年。
昨日は大阪から、友達が(友達と言っても親子くらい差があり、娘のように思ってます)遊びに来てくれましたコロナ禍でも年末にzoomでお喋りしてたので、そんなに会ってない感じはしないのですが。。。でも文化の道以来のような気がします以前はノリタケの森などに行きましたが…今回は!!カフェタナカで、ランチをしましてカフェタナカと言えば洋菓子なのにケーキの写真撮り忘れです(笑)そしてそして…瀬戸蔵…めちゃめちゃ久しぶりです博物館に上のフロアがあるのを昨日知ったという(20年住んでたのに)…
明日17日は、イースターです。イェス・キリストが十字架にかけられて3日後に復活した日、キリスト教信者にとっては、大切なお祝いの日です。イースターと言えば、佑果にとっても思い出深い日です。東京のミッションスクールに通っていた関係で、毎日曜日教会学校への出席が義務付けられていました。イースターの数日前になると教会に集まりゆで卵を染めて、イースタエッグ作り。イースター当日の早朝には集まり、教会関係者の家々をまわって賛美歌を歌いましたっけ。懐かしいです。イースターは、「春分の日の後の
遅くなりましたが4月の営業日をお知らせします1日(金)〜3日(日)8日(金)15日(金)〜17日(日)22日(金)〜24日(日)29日(金)〜30日(土)※9日.10日は3回目ワクチンと法事がありお休みですどこかで2日ほど水曜日オープン出来ると思うので又追ってお知らせします彩蓮新潟県上越市四ヶ所143-20☎︎025-525-1897Open11時closed17時
本日12月14日と言えば、”赤穂浪士”の討ち入りの日です。江戸時代に歌舞伎で上演された時には、庶民に大人気だったようです。私が幼い頃も人気のテレビ番組でした。日本人はこの物語が大好きなようで、昭和の頃には12月になると良くテレビで古い映画などが放映されていたと思います。テレビドラマでも、最終回の討ち入りが放映されていました。【忠臣蔵】の主人公≪大石内蔵助≫は、大正から昭和初期にかけて量産されていた磁器製の大衆人形の中でも、現在も見かける最も種類の多いモデルです。当時の人々にも
秋から冬にオキュパイドジャパンの展示会を日本で開催することが多いのですが、コロナのためにしばらくできずとても残念。4年前の今頃は、瀬戸市美術館での展示会準備に余念がない日々でした。昨年(2020年)は名古屋での開催を計画していましたが、流れてしまいました。まだまだ、コロナ収束が予見できない現在、次の展示会はどうなるものか。どうしたらよいでしょうか。しばらくは、ネットを通じて皆様に見ていただく方法を続けていきますね。
ペンシルバニア州マンハイムでオキュパイドジャパン・コレクターの会大会のお世話をしてくれたギャリーとデイヴィッド兄弟。弟のコレクションについては、前回の記事で紹介しました。兄デイヴィッドさんが自分の「小屋」にあるコレクションを見せてくれるというので車で連れて行ってもらいました。「小屋」というのは、この建物です。↓一歩足を踏み入れるとまるでアンティーク・モールのような風景です。天井に達する棚には、フィギュアリンのついたランプ台が並んでいます。そして、いくつものキャビネット
瀬戸製の玩具人形が初めて輸出されたのは明治38年(1905年)の事です。磁器人形が輸出されました。支那に向けて水差し人形が輸出され、その後インドに仏像や裸像が輸出されたようです。磁器人形の輸出はアジア向けに輸出されたのが始まりです。インドに向けて輸出された人形は【インド人形】と呼ばれ、瀬戸における輸出人形の始祖と言える存在です。丸山陶器の初代社長、山城柳平氏の伝記「黒い煙と白い河」には以下のように書かれています。≪人形とは言うものの、現在の高級人形からみれば、陶器のかたまりみた
少し前、藤井聡太くんおめでとうございます常にニュートラルな感じがいいよね。不二家のCMの藤井君おやつはコロコロしばちゃんです。(このお皿いいな~藤井君の地元は手作り感が熱い!静かに沸いておりました....きゃーーーーーー織部。いやいや今日はお皿じゃなくて....まぁ通り過ぎるわけですけども。駅の周りの陶器店ここは瀬戸物の街、瀬戸市。瀬戸線っていうのが名古屋からここまで到達していてここは終点です。激
長年集めてきた日本製の陶磁器類を整理中です。オキュパイドジャパンに出会う前に集めていた戦前の品々です。最近、写真をとっていてふと気づいたのが、この「扇印」です。猿とウサギのついた小皿。おそらくナッツやキャンディーを入れる皿ですね。この扇の裏印を見ながら、そう言えばビスク人形にもついていたなあと里帰りさせた人形たちの刻印の画像を見てみました。同じですね!今までは、人形専門メーカーのものだと思っていたこの刻印。人形以外の磁器製品も作っていたようです。と
人形や置物を買う時、お店の方に「それ、セットなんですよねぇ、単品でも売れるけど、ぜひペアで買って欲しいな」と言われた事はありませんか?めっちゃ高額でなければ、私もその言葉に負けてペアで買っちゃいます。だってきっと作られた時から、ふたりは一緒だから仲を裂きたくないですよねということで、今回は我が家の『ペアな雑貨』を紹介します。『SP』なふたりソルトとペッパー、卓上での二人の仲は引き裂けないですよねこれは骨董市で出会った木製の豚さんコックたち。他のミニチュアと額に入れて
昔から実家ある天使たちは私のお気に入り昭和レトロな瀬戸ノベルティ楽器を奏でる天使たちクリスマスの合唱隊小ぶりで可愛い置物です▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう