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インタビュー本の刊行に向け、脚本家の高田宏治さんに断続的に取材を続けていました。そして先ほど、ひとまずのラストに。高田さんには大いに語っていただき、気づいたら合計で約40時間の大ボリュームとなりました。各作品の執筆エピソードはもちろん、邂逅してした映画人たちの生きざま、そして作劇論…とんでもなく充実した内容です。これから作成段階に入ります。お楽しみに。
ギリシア彫刻を思わせる端正なマスク、堂々たる体躯を生かして東映やくざ映画での悪親分役が忘れられない天津敏(1921~1979)は宮城県の教育者の家に生まれ宮城県立師範学校卒業後、県下の小学校で教職に就く。戦時中は海軍に入隊、戦後は教職に戻ることなく、妻の実家の鉄工所を手伝うかたわら俳優を目指す。映画初出演作品は『北海の虎』(東京映画53)だが、その後は東映任侠映画作品において、専ら悪役(仇役)を演じる。千葉真一主演『激突!殺人拳』(東映74)、志穂美悦子主演『必殺女拳士』(東映76)
千葉真一大暴れ時代の格闘アクション映画以前にも「空手バカ一代」なども観たがこちらはまったくのフィクションなのでおそらく制約も無いのだろう。どちらかと言えば悪人の部類でやりたい放題の主人公。素手で相手を叩き殺し蹴りまくり高い所からはたき落としたり流血シーンは当たり前のように叩き込んでくる。敵を殴る時の恍惚と酔いしれた表情なんて完全にイッちゃってます(笑)終いにゃ貫手(手刀)で相手の顎をエグり肉片を引きずりだすなんてもはやスプラッタ映画いやこれこそバイオレン
さいとうたかお先生の名作ゴルゴ13。中華屋に必ず置いてある漫画ゴルゴ13。映画化もされたゴルゴ13。高倉健バージョンと千葉真一バージョンを見比べてみたよ。ゴルゴ13役の高倉健。拳銃がドスにしか見えないよ。背中に和彫りの刺青が入ってそうなデューク東郷。出てくる外国人全員、喋ってる言葉が字幕じゃなく吹き替えになってる。その声優陣が豪華。山田康雄、森山周一郎、肝付兼太。「ゴルゴ」と「ルパン」と「紅の豚」と「スネ夫」が共演してるよー。そして千葉真一版
千葉真一がコロナで亡くなってしまい、結構落ちこんでいます。加えて、連日ニュースで流れるアフガンの様子に胸が潰れそう。。。稀代のアクション俳優のご冥福をお祈りしつつ、これだけは、皆さんに知っていただきたい!と長年思っていることがあり、ここに書きます。それは、さかのぼること15年前。初めて入ったロンドンのHMVのDVDコーナーで驚きました!日本映画のDVDコーナーーAkiraKurosawaーTakeshiKit
千葉真一氏追悼その2です。で、今回は、氏の映画について語ります。前ブログで、「仁義なき戦い広島死闘篇」と「激突!殺人拳」を紹介しましたが、氏でなければ出来なかったシリーズがありました。前述の1974年~の「殺人拳」シリーズの他、下記です。「ボディガード牙」シリーズ1973年~一寸コメディの要素を含んだ「直撃!地獄拳」シリーズ1974年~「空手バカ一代」を含む「極真拳」シリーズ1975年~シリーズではないが、思い出深い作品ベスト5(順不同)「激殺!邪道拳」
空手、拳法の達人で非情なプロの殺し屋・剣琢磨(千葉真一)は、沖縄空手の達人で死刑囚の志堅原楯城(石橋雅夫)を福岡刑務所から脱走させた。だが、依頼主である楯城の弟義順と妹奈智が約束の契約料を支払わぬ事に腹を立て、義順を殺し、奈智を牟田口組々長牟田口連蔵に売り渡した。超人的な琢磨の腕を見込んだ牟田口と、香港からやって来た楊紀春、梁東一は、琢磨に、謎の死を遂げたベルネラの石油王の娘サライの誘拐を依頼した。だが、琢磨は牟田口たちが、極東マフィア組織の五竜会のメンバーであり、サライを誘拐して石油王国
今日は日本を代表する国際的アクションスター「千葉真一」のポスターです。タランティーノ監督やサミュエル・L・ジャクソンなど海外スターにも千葉真一のファンが多数います。「子連れ殺人拳」以外すべて昭和49年の作品になります。「殺人拳シリーズ」は海外でも大ヒットしタランティーノ脚本「トゥルーロマンス」の劇中で主人公が映画館で観ている作品が「激突!殺人拳」です。昭和51年「子連れ殺人拳」は監督も役名も前3作と違いますが「殺人拳シリーズ」の最終作とのことです。「地獄拳」シリーズは石井輝男監督による
山田吾一さんというと、金八先生の生徒の親だとかTVの出演が多いが映画にも出ている。特に好きなのは激突!殺人拳(1974年)ラクダの張役。この映画何度となくTVでも見ているが最近また東映チャンネルでやっていたので見る。すごくいい映画というわけではないがなんども見てしまうのだ。そういう映画はだれにでもあるようだ。これで千葉真一の足手まといだが千葉をターリンと読んで慕う中国人チョウ役の山田吾一はよかったねえ。ちなみにターリンというのは中国語で「大人」と書いて、ター
先ほど自宅のレコーダーで予約録画をしようとしたら残量表示が10時間を切っていたので何かしら消去せねばならん事になったという訳で検討の結果以下の作品を泣く泣く消しました😢原作&キャスト豪華!内容は浅野温子、斎藤工、野口五郎などが出演アクション&顔芸の最高峰これはマジで消してから後悔した以上追記あ!やっぱ呪いの館と言えばタマミ!エディのピアノに導かれるイントロから悶絶の名曲タマミ!タマミ!SISTERSTRAWBERRY(紙ジャケット仕様)Amazo
東映チャンネルにて千葉ちゃんが空手の達人な非情な殺し屋演じたシリーズ第一彈。74年公開作品。タランティーノ脚本トム・スコット監督「トゥルー・ロマンス」で主人公二人がオールナイトで観てるのがこの映画と言うのは有名なエピソード。脚本のタラちゃんの趣味が活かされてる。デートには向いてないと思うが~いきなり、約束違えた依頼人の千葉治郎さんは殺され、まだ新人の志穂美悦子さんは売り飛ばされてしまうスタート。千葉ちゃん演じる殺し屋の非道、非情ぶりが描かれて驚く。その後に悦ちゃんが、助け出されると
月イチのスカパー無料デー…東映チャンネルの無料放送でエアチェックした千葉真一主演の「激突!殺人拳」を鑑賞…前に似たタイトルの千葉ちゃんの映画を見たけど、なんだっけな?って思って、ブログを遡ってみたら「直撃!地獄拳」の方だった。このあたりの作品はそんなに詳しくないので、ちょっとまごつく。えーと、本作は、タラちゃん脚本「トゥルー・ロマンス」の冒頭でクリスチャン・スレーターが、ナンパ相手に“映画を見に行こう”って誘って、断られた時に挙げたタイトル…“サニー千葉の三本立てストリートファイターP
今日は千葉真一のアメリカ版映画ポスターです。タランティーノが脚本を担当した「トゥルーロマンス」の劇中、クリスチャン・スレーターが映画館で観ていた作品が千葉真一の「激突!殺人拳」と「殺人拳2」、そして志穂美悦子の「女必殺拳」の3本立てでした。残念ながら最初の「激突!殺人拳」は持っていません。これは2作目の「殺人拳2」のアメリカ版ポスターで「リターンオブザ・ストリートファイター」です。こちらは志穂美悦子主演「女必殺拳」です。アメリカ版タイトルは「シスターストリートファイター」となっていて名前も「
中島ゆたかと遠藤太津朗を乗せたW111/112ベンツを護衛する為、50系コロナハードトップ(後期型)で後を付ける山田吾一と千葉真一。然し、コロナの前にC240系ジュニアキャブオール(初期型)が割り込みます。ジュニアキャブオールの助手席には川谷拓三と藤沢徹夫のチンピラ二人組。此奴等は悪党です。当然乍らジュニアは態と割り込みました。そして、緑信号なのに止まるジュニア。コロナの山田と千葉は軽く動揺。悪党共は中島等のベンツをコロナが尾行するのを妨害して居ます。ジュニアのナンバープレートは天麩羅
『激突!殺人拳』1974年(日)小沢茂弘監督作品ブルース・リーのカンフー映画のヒットに刺激された東映が、千葉真一を主演にカラテ映画を作った。日本、海外ともにそこそこのヒットを記録し、クエンティン・タランティーノなど、この作品で千葉真一信奉者となった映画人も多い。漫画的ともいえる千葉真一のアクションが受けたんでしょうね。喉仏を引きちぎったり、極めつけは、キ〇タマを引きちぎったりするのだから強烈です。石油会社の一人娘をめぐって、マフィアも絡んでの誘拐事件。