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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3まず、問題文の「南西諸島付近に前12時間降水量の大きな領域」とは具体的にどのあたりを指すか見ますと、特に奄美大島の北西側で76mm/12hの極値をもつ領域が見られます。この領域が予想される根拠のうち、図9より、850hPaの風向・風速と温度移流にどんな特徴が見られるのか、風向・風速から見てみます。図9で領域付近の矢羽を探すとそれほど多くありませんが、特に沖縄本島付近に2か所、18℃の等温線を横切るよう
こんばんは。今回は、図10(下)において、南西諸島付近に見られる前12時間降水量の大きな領域についての問題です。問題では、ここに前12時間降水量がなぜ多く予想されているのか、というところで、風向・風速と温度移流に着目してその特徴を述べよ、という内容です。一般知識の大気の力学で学習した温度移流について再度簡単に触れながら、次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3(1)まず、温度移流につきましては、風の鉛直分布において北半球では、高温側を温度風ベクトルに対して右に見る形で、高度が増すにつれて風向が時計回りに変化する層の場合は暖気移流、逆に風向が反時計回りに変化する層の場合は寒気移流となります。このあたりでまだ知識としてあいまいと感じる方は、第58回試験・一般・問6などで復習してみてください。次に、問題文で対象となっている始まりの10日21
こんばんは。今回は、図7を用いて、10日21時から11日9時にかけての高度300mから4000mにかけての温度移流について暖気移流の継続時間帯を時間順に答えよ、という問題です。暖気移流の気層の特徴は何だったか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2・問3(1)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。4日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識(a)今回は、本文を読みながら考えてみます。まず、「北半球の緯度30°の地点Aと緯度45°の地点Bにおいて、1000hPa等圧面上で風速5m/sの南風が吹いている。」とあります。ここまでの状況を図にしますと、上図のようになります。地衡風の原理から考えますと、1000hPa面で南風が吹いているということは、西側で1000hPa面高度が低く、東側で1000hPa面高度が高い、東西方向に1000hP
こんばんは。今回の一般知識は、大気の力学から温度移流についての問題です。今回の学科試験の中では難問だったと試験直後から問題と解答に発表の間、ちらほら伺っていましたが、地衡風、温度風、温度移流とは何かについて触れながら、問題の何が難しかったのかを中心に次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。24日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・一般知識風が吹くことにより、ある地点での温度が高くなったり、低くなったりする変化を「温度移流」といいます。温度が高くなる変化は「暖気移流」、低くなる変化は「寒気移流」とよんでます。今回の問題は、模式図をもとに、水平温度移流量を計算で求めようとするものです。式は、水平温度移流量=温度傾度×等温線に直交する風速成分で求めることができますが、設問の模式図では、等温線は北東‐南西の走向、一方の風向・風
こんばんは。今回の一般知識は、気象予報士試験の中で初期から中期の頃によく出題された温度移流の計算問題です。個人的には、もうこのタイプの問題は出題されないかな、と思っていましたが、今回の試験で出題された以上は対策をしておきましょう。次回一緒に考えてみたいと思います。第53回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。13日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問2(4)初めに、850hPa面の温度移流について見ていきます。低気圧中心の東側では等温線が低気圧中心に向かって東の暖気側から凸状になっており、暖気移流を示しています。一方、低気圧中心の南西から南側にかけては寒気移流を示しており、低気圧中心のすぐ南側では南西35ノットの風が吹いていることから寒気が低気圧中心の南側に回り込んで閉塞しつつあると予想されます。したがって、温度移流について35字程度にまとめま
こんばんは。前回は図5(左下)の850hPa面について地上低気圧の中心から400kmの範囲内における温度分布の特徴について述べましたが、今回は引き続き同じ図を用いて、850hPa面の温度移流及び700hPa面の鉛直流の特徴についての問題です。問題では、温度移流と鉛直流の明瞭な領域と「地上低気圧の中心との位置関係に着目し」、「鉛直流は正負の符号を付した極値にも言及し」との細かい指示がありますので、これらに従って考えてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問1(2)まず、地点B付近の6℃と15℃の等温線の間の水平距離を求めてみます。風向は南南西ですので、それに合わせて定規で測りますと図上で6mm、実際の距離を求める目安として、緯度10°=40mm=600海里ですので、6÷40=0.150.15×600=90(海里)つまり、水平距離が90海里で9℃の温度差があるということですから、1海里につき0.1℃の温度差となり、あとは風速30ノットでかけると、1時間あた
こんばんは。前回は、地点Bの方が850hPa面における温度移流が強いことがわかりましたが、今回はその地点Bにおける850hPa面の移流による気温の変化率を求めよ、ということで、実際に求めてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問1(2)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。13日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問1(2)今回は、地点Aと地点Bのうち、850hPa面の温度移流が大きいのはどちらか、そのように判断した理由を付して解答せよ、という内容で考えてみます。まず、温度移流の強弱比較する要素として、風速、等温線の走向と風向の交わる角度、水平温度傾度が考えられます。風速につきましては、地点A、地点Bともに30ノットで、また風向と等温線の走向の交わる角度を比較しても大きな差ではなく、いずれも決定付ける要素にはならな
こんばんは。今回は前問の解答を受けて、地点Aと地点Bのどちらで温度移流が強いかを判断し、その理由も述べよ、という内容です。このケースで温度移流の強さを判断する決め手は何か、次回、一緒に考えてみたいと思います、第63回試験・実技試験1・問1(2)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問1まずは、一般知識の「大気の力学」で学習した温度移流とは何か、再度振り返ってみます。温度移流とは風が吹くことによりある地点における温度が変化することを「温度移流」とよんでおり、風により温度が高くことを「暖気移流」、逆に温度が低くなることを「寒気移流」とよぶ、ということでした。これを踏まえて、図3(下)の地点Aから見ますと、風がは北北西30ノットであることを示しており、3℃ごとに引かれている等温線を、6℃、9℃
こんばんは。今回は図3(下)を用い、図中の地点Aと地点Bの温度移流の種類を解答する問題です。温度移流とは何だったか、一般知識の大気の力学の復習も兼ねて次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。9日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2今回は、本文を読みながら、空欄に入る適切な語句または数値を考えてみます。(第1・第2段落)図1の地上天気図では、前線を伴った低気圧が秋田沖および九州付近にあって、発達しながら東に進んでいる。また、沖縄の南から日本の南にかけて停滞前線がのびており、南西諸島では雨を観測している。低気圧が接近している秋田の現在天気は(①)雨で、気圧は(②)時間前に比べて3.6hPa下降している。一方、東京の現在天気は晴れで、(
こんばんは。今回は、問4のまとめとして、図13による尾鷲で雨が強まる前後の上空の気象状況の変化を述べた文の穴埋め問題です。これまでのおさらいをしながら、空欄に入る適切な語句または数値は何か考えてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問4問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。8日分の考察編は次回更新の予定です。
このブログに掲載する気象予報士試験問題は、事前に(財)気象業務支援センターにブログへの掲載を確認し、ホームページで公開されている試験問題、または本試験の試験問題を使用しています。問題の答え・解答方法については(財)気象業務支援センターとは全く無関係で私個人の責任により掲載しています。今日は問1(3)を解いていきます。図3(下)を見ていきましょう。九州の西の地上低気圧の850hPa面の温度移流と700hPa面の鉛直流について答えていきます。注意事項は・低気圧中心の東側と
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問1まず初めに、温度移流から考えてみます。図3(下)の850hPa気温・風、700hPa鉛直流解析図ではその名の通り、異なる高度の情報が1枚の図に盛り込まれているわけですが、温度移流に関連する情報は、850hPa等温線と850hPaの矢羽に着目します。850hPaの等温線は3℃ごとに引かれており、矢羽は、850hPa面の風向・風速を表しています。次に、学科試験・一般知識の大気の力学で温度移流について学習しま
こんばんは。今回の問題は、図3(下)を用いて、九州の西の地上低気圧の850hPa面の温度移流と、700hPa面の鉛直流の分布の特徴について、それぞれ述べよ、という問題です。解答では、それぞれ低気圧の中心の東側と西側を対比させるものとし、温度移流は強弱に言及し、鉛直流は極値を付して述べよ、と指示されています。それぞれの言及に必要な要素は何か、次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験1・問1問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・一般知識(a)問題の図を基にして答えを導き出すための図を描いてみました。点Aを通るように10℃の等温線と14℃の等温線の間に垂線を描きますと、交差角が30°とありますので、30°と60°の直角三角形が△ABCと△ADEの2つできることがわかります。ここで、高校数学で学習する三角比の知識が必要になるのですが、気象予報士試験では30°と60°の直角三角形ではAB:AC:BC=1:2:√3となることを理解できていれば十分
こんばんは。今回の一般知識は、大気の力学から、温度移流についての問題です。問題の模式図の状況における点Aの東西方向の気温傾度と、移流における時間変化率を求めてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。25日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えて見たいと思います。第61回試験・実技試験1・問3前回の問題で、ある高度間の気層における温度風と温度移流の関係について触れましたが、問題に入る前にもう少し詳しく、例として第52回試験・実技1・問1(3)を使い、潮岬と館野の850hPa〜500hPaの気層間の温度移流について考えてみます。潮岬と館野の気層間の風の分布を簡単な図にしてみました。潮岬では、850hPaの西北西10ノットの風から500hPaの南20ノットの風へと、高度が高くなるにつれて反時計
こんばんは。今回は、図9で22日24時における八丈島の上空の高度0.4km〜2.2kmの気層の温度移流の状況を解答し、またそのように判断した理由を述べよ、という問題です。前問の考察がヒントになりますが、今回はどうでしょうか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問3問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。5日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問3今回は、図9において、15時〜18時頃にかけて見られる高度0.7kmと1kmの間の鉛直シアーと最も関連しているものを、問題文の下枠にあるア〜エの中から一つ選択せよ、という内容で考えてみます。まず、実際に図9を見ますと、この時間帯において、高度0.7kmの風向が概ね東風であり、高度1kmでは南東〜南南東となっており、顕著な鉛直シアーが見られます。ここで、一般知識の大気の力学の復習になりますが、鉛
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2(4)今回の問題を考えるにあたって簡単のため、図6(下)より日本海中部の低気圧中心を、図8(上)に重ねてみました。まず、850hPa面の温度移流について見てみますと、低気圧中心(×印)の東側では南よりの風が等温線を直交して暖気側から寒気側へ吹いていることから、暖気移流が見られ、また西側では、北よりの風が同じく等温線に直交して寒気側から暖気側へ吹いていることから寒気移流が見られることから、
こんばんは。今回は、図8(上)の12時間後における850hPa気温・風、700hPa鉛直流の予想図を用いてこの低気圧の12時間後から24時間後にかけての発達を示唆する850hPa面の温度移流の特徴、および700hPa面の鉛直流の特徴を鉛直流は値を付して述べよ、という問題です。低気圧の発達を予想する上でそれぞれの気象要素のどの点に着目するのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・実技試験1・問2(4)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験2・問3今回は、図11より、北緯38.4°の北側と南側を比較して温度移流が明確に見られる側の温度移流の特徴を800hPaから975hPaにかけての風向に言及して述べよ、という問題を考えてみます。まず、北緯38.4°を境に北側と南側を比較して800hPa~975hPaの風向がどうなっているか、わかりやすいところを赤で囲って着色してみました。この結果、南側では、800hPa~975hPaの全層にわ
こんばんは。今回は、図11より、北緯38.4°の北側と南側を比較して温度移流が明確に見られる側の温度移流の特徴を800hPaから975hPaにかけての風向に言及して述べよ、という内容の問題です。温度移流については寒気移流か暖気移流か、また風向を鉛直方向に見て、どのような特徴が見られればいずれかと判断できるのか、につきましては実技試験で繰り返し問われてきた内容ですので押さえておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第59回試験・実技試験2・問3(1)問題文及び図表は