カウンターに背表紙を見せて本が並んでいる。お店の常連さんが寄贈したもの。私の本は・・ありました。その横に、その他大勢の積ん読状態で何冊かの本が重ねて置いてある、そのいちばん下。・・これがこのお店での私のポジションなんだ。著名作家や論壇人が常連の老舗のバー。そもそも私のようなものが出入りできるところではない。この世界、そういうところだよ、と教えてもらったのが、渡辺淳一さんのヤブの会でした。自由競争社会。悔しかったら背表紙で本を並べてもらえる書き手になってごらん。わかっていても、拙著が不憫だったので